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更新日:令和2(2020)年9月19日

ページ番号:314755

鋳銅鰐口(文明十年在銘)

(ちゅうどうわにぐち)

鋳銅鰐口(文明十年在銘)

種別

県指定有形文化財(工芸品)

指定日

昭和57年4月6日

所在地(所有者)

茂原市茂原1021(藻原寺)

概要

文明10年(1478)の作で、県内に所在する鰐口の中でも大型に属し、鍍金を施した丁寧な作りでこの時期の代表的遺品と言える。素材は、銅に金メッキを施した金銅製で、大きさは直径56.0cm、厚さ22.0cm、釣環の高さは左右とも約5.0cm。耳の高さは左右とも約4.5cm、唇出が約2.7cm、撞座の直径は11.0cmとなっている。両面とも八葉複弁蓮華文の撞座を中心に1条、3条(中太)、3条(中太)、2条(外太)の帯線を鋳出している。銘文に刻まれている妙光寺は藻原寺の旧称であり、この鰐口が本来この寺のために作られたことを示している。銘文のない面には鍍金が比較的良く残っている。

(銘文)

妙光寺鰐口檀那安河妙浄當代

日養敬白

文明十年戊戌九月日

お問い合わせ

所属課室:教育振興部文化財課指定文化財班

電話番号:043-223-4082

ファックス番号:043-221-8126

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