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更新日:令和5(2023)年10月2日
ページ番号:315072
(ぼんしょう)
県指定有形文化財(工芸品)
昭和47年9月29日
印西市大森2034-1(長楽寺)
この梵鐘は、慈覚大師により承和11年(844)頃に創建されたと伝えられる長楽寺にある。高さ80.5cm、口径48.6cmで、3段組で鋳上げられている。乳は4段4列があり、上帯と下帯に文様はない。池の間は3区にわたって銘文が刻まれている。2個の撞座は龍頭の方向と平行に位置し、八葉の複弁蓮華文に6個の蓮子と雄芯をあしらったものである。
銘文は、池の間の第1区には下総埴生西大森郷長楽寺の寺名が、第2区には応安2年(1369)の紀年銘が、第3区には作者である河内権守の名が刻まれている。第2区の銘文中にみえる檀那家吉については、寺伝にある森内家吉という人物で、この梵鐘は本堂の修理に際して奉納したといわれている。
梵鐘の縦帯に残されている大きな傷痕については、水田の中から出土したためであるとか、この中に隠れたばけものを退治するために切りつけた刀傷であるなどと伝えられている。
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