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更新日:令和5(2023)年8月8日
ページ番号:315071
(ぼんしょう)
県指定有形文化財(工芸品)
昭和47年1月28日
印西市竜腹寺626(龍腹寺)
この梵鐘は総高122.7cm、口径69.1cmの大きさで、3段組で鋳造されている。
乳の間には4段4列の乳が配されているが、上帯及び下帯ともに文様がない素文となっている。
池の間は、縦帯により4区画されており、1区画に銘文が刻まれている。
銘文には、下総印西荘龍腹寺の寺名と、梵鐘の作者である谷田部三郎兵衛の名前と、当寺の普門坊賢勝の名が刻まれており、梵鐘の由来を知ることができるが、紀年に関する銘は見当たらない。しかし全体の状況から製作年代は南北朝時代と考えられる。
中帯と縦帯の交差する部分には、8葉複弁の花弁をもつ蓮華文の撞座が一か所だけ、竜頭方向と平行に位置している。撞座が1個だけの梵鐘は非常に珍しく、県指定文化財では他に成田市薬師寺の梵鐘があるのみである。
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