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更新日:令和2(2020)年10月17日
ページ番号:315432
(しゅうじほけきょうだらにほん)
県指定有形文化財(工芸品)
昭和45年4月17日
南房総市府中687(寶珠院)
この繍字法華経陀羅尼品は館山市那古寺に所蔵される繍字法華経普門品とともに、中国元朝の渡来品の一巻と考えられる。白色絹布に藍絹糸を用いて陀羅尼品の長行と掲頌の全文を縫いとりしている。「佛」の字のみは金糸を用いて縫い取りされている。見返しと巻末に彩色の細密画が描かれ、見返しには釈迦と普賢と天部2像が描かれ、巻末には千手観音立像が描かれている。巻末の奥書きにも那古寺所蔵の普賢品と同様のことを記していて、安房出身の智積院第9世が宝珠院に与えた次第を記している。
那古寺の普門品は明治34年(1901)に改装しているが、この陀羅尼品は糊離れはあるものの、元禄15年(1702)以降は改装されていない。
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