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更新日:令和6(2024)年2月8日
ページ番号:315069
(もくぞうやくしにょらいざぞう)
県指定有形文化財(彫刻)
昭和42年3月7日
印西市平賀2146(来福寺)・印西市印旛歴史民俗資料館保管
像高56cm、カヤ材の一木造で、素地の薬師如来像。頭は地髪を大きく張ってつくり、髪際を強い波形とするなど、鎌倉時代後期の宋風の流行に沿った作風をもっている。
螺髪は切子型で、額には白毫相を表している。両肩をおおう衲衣を着け、上から袈裟を着けており、左手は膝上で薬壺を持ち、右手は肘を曲げ、掌を前にして指を軽く曲げて、右足を外にして結跏趺座している。
木取りは厚手で、体部と膝前は別々に内刳を施していて、背面もていねいに仕上げられている。
胎内胸部にある墨書銘から、鎌倉時代後期の弘安8年(1285)に、仏師賢光により制作されたことが分かる。県内に残る賢光の作品としては、他には、印西市多聞院の「木造毘沙門天及び両脇侍立像、千葉市天福寺の「木造十一面観音像」などがある。
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