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更新日:令和2(2020)年10月21日
ページ番号:315424
(もくぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう)
県指定有形文化財(彫刻)
昭和39年4月28日
南房総市府中687(寶珠院)
像高約217cm、カヤ材を用い、赤味を帯びた素地の一木造である。体部に内刳りを施し、背板をあてる。両腕は肩の付根でつなぎ合わせ、左手はひじから先を更につなぎ合わせているほか、両足先も別材でつなぎ合わせている。化仏は髻上に如来1面、天冠台上正面に菩薩立像と周囲に菩薩10面を差込んでいる。顔は豊満で、体に厚みがあり、像高の高いことと相まって非常に量感があり、平安時代の造像と考えられていたが、解体修理により徳治3年(1308)の造像銘が発見され、鎌倉時代の作であることが確認された。天衣、持物、台座は後補で、光背は失われている。
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