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更新日:令和5(2023)年12月13日
ページ番号:315172
(らりょうおうめん なそりめん)
羅龍王面
県指定有形文化財(彫刻)
昭和30年12月15日
香取市大戸521(大戸神社)
大戸神社は、景行天皇40年日本武尊東征時に勧請されたのがはじまりと伝えられ、天手力雄命を祀り、五穀豊穣・家内守護・交通安全守護・商業繁栄の祖神として広く信仰されている。
大戸神社の神宝でもある羅龍王面と納曽利面は、雅楽の演奏によって舞う舞楽に用いる面で、社伝では蒙古来襲の時鎌倉の武将が奉納したものと伝えられている。
羅龍王面の形は、縦30.3cm、横19cmで翼を張った竜を頭上に乗せている。面の内側に嘉暦2年(1327)の紀年銘と嘉歴3年(1328)の干支を示す戊辰と別当明鑁の名前が漆で書かれており、鎌倉時代末の作品であることがわかる。この面に水をそそぐと雨が降るといういい伝えがあり、雨ごいの面としても知られている。なお、この面は模刻されたものが他に1面伝えられている。
納曽利面は2面あり、縦19cm、横17cmとほぼ同じ大きさである。作風に多少の違いはあるが、羅龍王面と同じ鎌倉時代末の作品と考えられる。
鎌倉時代に入って中央文化が地方に伝わり、同神社の格式が高かったことを示す意味で貴重である。
納曽利面
納曽利面
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