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更新日:令和5(2023)年5月11日
ページ番号:315465
(けんぽんちゃくしょくそうぎょうはちまんしんぞう)
県指定有形文化財(絵画)
平成6年2月22日
館山市那古1125(那古寺)
八幡神は九州宇佐八幡宮を源流とする神で、奈良時代の東大寺大仏鋳造を機に中央に進出し、東大寺の鎮守神となった。この僧形八幡神像は鶴谷八幡宮を別当寺として管理運営していた那古寺に伝わるものである。画面は縦160.5cm、横106cmほどの大きさで、その構図は、三尊形式で頭上に赤い日輪が描かれ、頭は肉髻のように盛り上がった円頂で、衲衣をまとい、左手に数珠、右手に錫杖を持ち、蓮華座に坐した八幡神の姿を中心に、左に男神、右に若宮八幡が描かれている。描かれた時期は、八幡神の厳しい表情や着衣が蓮華座から垂下するところなどから南北朝時代中頃と見られている。寺伝によると、明治時代まで八幡放生神事と呼ばれていた「ヤワタンマチ」(「安房やわたんまち」)は、この僧形八幡像を祭神として神社に移し祀ってから執り行われたという。
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