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更新日:令和5(2023)年12月14日
ページ番号:314693
(しほんちゃくしょくほんだただかつぞう)
県指定有形文化財(絵画)
平成元年3月10日
夷隅郡大多喜町新丁180(良玄寺)・千葉県立中央博物館大多喜城分館保管
徳川四天王の一人と言われた本多平八郎忠勝の武者姿を描いた肖像画である。
現在、東京の本多家には、本多忠勝愛用の「黒糸威胴丸具足」(有形文化財)の附指定として、本多忠勝画像が所蔵されていますが、両者はほとんど同じ形式をしている。
嘉永2年(1849)、下総国生実郷檀林大厳寺住職の香譽が記述した画像由来記には、文禄4年(1595)に描いたものを元禄4年(1691)に写したことが書かれている。
本像の表現技法は、本多家所蔵のものに劣らず精彩に富んでおり、細部の表現に至るまで緻密に描かれている。鹿の角をかたどった派手な兜をかぶり、右手に采配を持って腰掛けている忠勝の姿は、戦国武将の気風を良く表現している。作品の完成度も高く、武将像として優れたできばえを示している。
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