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更新日:令和5(2023)年10月5日
ページ番号:314692
(ろくしょじんじゃほんでん)
県指定有形文化財(建造物)
昭和42年3月7日
夷隅郡大多喜町泉水120(六所神社)
純和様でまとめられた珍しい神社建築。建築当初は三間社流造で、屋根は建築当初流板葺であったが、江戸時代後期に茅葺となり、昭和39年(1964)に鉄板棒瓦葺、平成5年(1993)の修理時に茅葺形銅板葺に改められている。全体を白木造りとし、軸部の組物は和様三斗で、中備に本蟇股を置く。向拝と主屋を水平の虹梁で繋いで、柱上には連三斗を置き、中備を間斗束とする。懸魚・六葉・鼻隠し懸魚などは建築当初のもの。正面3間の間の両開棧唐戸、正面欄間の蟇股は、内部に宝珠を中心とした唐草模様の透かし彫りがあり、側面脇障子や勾欄なども古式に倣い、化粧木鼻は鯖の尾を表している。裏側の間斗束は簑束で、鎌倉時代に流行した形をしている。建築年代は、現存する古材から室町時代後期と考えられ、本県でも古い神社建築の一つ。
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