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更新日:令和6(2024)年10月17日
ページ番号:314681
(たまさきじんじゃはいでん)
県指定有形文化財(建造物)
平成17年3月29日
旭市飯岡2126(玉崎神社)
旭市飯岡の街の中心にある玉崎神社は、日本武尊が東征の折り、海の八大竜王の娘である玉依姫を祀ったとされる神社であり、玉崎明神と呼ばれて信仰されてきた。
拝殿は、嘉永5年(1852)に再建されたもので、一間向拝付きの建物である。屋根はもとは入母屋造、茅葺きであったが、現在は銅板葺とし、正面に千鳥破風を設ける。柱は円柱で頭貫・台輪を組む。隅柱には獅子の懸鼻を隅行方向に各1個付けている。
柱間の正面は、中央間が桟唐戸引分けで他は舞良戸引違い、背面は、中央間が格子戸引分けで他は板戸引違い、側面は、西側面前端間のみ板戸引違いで他は横板壁としている。また、正側面及び背面両端間には切目縁が廻っている。これらは、正面中央間桟唐戸以外は昭和3年(1928)に改修されたものである。
この拝殿は比較的規模が大きく、向拝回りを彫刻で飾るなど、時代の特色をよく示し、彫刻の質も良い。棟札からは、飯岡村の大工や三川(さんがわ)村の彫工によって造られたことがわかる。地元の工匠たちによって建てられた、この地方の当時の歴史と文化を示す好例といえよう。
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