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更新日:令和5(2023)年12月14日
ページ番号:314665
(いいだかじんじゃほんでん)
県指定有形文化財(建造物)
昭和63年3月30日
匝瑳市飯高475(飯高神社)
飯高神社本殿は、三間社流造(さんげんしゃながれづくり)で外面の全体に彫刻が取り付けられている。周囲には銅板葺の屋根をもつ目かくしの板塀を巡らし、前面には拝殿を配している。
本殿の軒をささえる組物は、二手先で、軒は二軒の繁垂木(しげだるき)、身舎(もや)は四方縁で、向拝(ごはい)の階下には浜床(はまゆか)が設けられている。
昭和62年(1987)の修理の際、屋根に使われていた銅板に宝暦8年(1758)の墨書が発見されており、建築様式などを総合しても18世紀後半に建てられたものと考えられる。
この建物の大きな特徴は、壁面、組物と組物の間の小壁、扉、脇障子に中国の説話にもとづく二十四孝等の彫刻が施してあるほか、木鼻(きばな)、手挟(たばさみ)に至るまで本殿全体が彫物で装飾されていることである。これらは、下総地方の神社彫刻を研究する上で18世紀後半の指標となる重要な例とされている。
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