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更新日:令和6(2024)年9月11日
ページ番号:314824
(きゅうおおさわけじゅうたく)
県指定有形文化財(建造物)
昭和50年12月12日
習志野市藤崎1-14-43森林公園内(習志野市)
大沢家は江戸時代初期に長生郡長生村に土着し、代々名主を勤めたといわれている。この住宅は、大沢氏から昭和48年(1973)習志野市に寄贈され、現在の地に移築復原されたものである。
住宅の構造は、間口8間半、奥行4間半の茅葺寄棟造で、広い居間、寝間のほか3室続きの座敷を配し、本県の古民家形式の特徴をよく伝えている。また、居間の格子窓と押板、客間の格子窓等に江戸時代民家の特徴がみられ、上総地方の現存する民家の中では最も古い様式をもつものと考えられる。
建築年代については、大沢家所蔵の系譜の記載によると、「秋心院(甚右衛門、元禄9年(1696)没)之代に至り、宇野々中家作引払ひ、当地江如此引移り家作致。但寛文四辰年。翌巳年五月中長家出来。…」と記されていて、この住宅は寛文4年(1664)に完成したことが伝えられている。住宅の構造や建築様式などから系譜に記載されている時期が、建築の時期と考えられる。
現在は、習志野市の森林公園内で一般公開されている。
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