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更新日:令和5(2023)年10月6日
ページ番号:314857
(いいがおかはちまんぐうはいでん)
県指定有形文化財(建造物)
昭和41年5月20日
市原市八幡1057(飯香岡八幡宮)
飯香岡八幡宮は、社伝によれば、白鳳時代(645~710)に一国一社の八幡宮として創建され、祭神に誉田別命を祀る。平安時代(794~1192)には国司が管内の神社を巡拝する代わりに、国府近くに管内の神社の祭神を合祀し遙拝するための総社も兼ねていた由緒ある神社である。なお、現在は安産・子育ての神として人々の信仰を集めている。
飯香岡八幡宮は、JR八幡宿駅の海側に立地しているが、ここはかつての海岸であった。現在は埋め立てにより海岸線は遠ざかり、往時の面影はうかがい知ることができない。
重要文化財である本殿と、県指定有形文化財の拝殿が、幣殿で繋がれ一体化した構造の権現造となっている。拝殿は、正面5間、側面3間で、屋根は入母屋造、銅板葺である。正面中央に千鳥破風をつけ、向拝中央は軒唐破風となっている。
正面1間は両開き桟唐戸、両脇、両側面は蔀戸で、内部は左右1間を畳敷きの脇の間とし、中央は板張りで幣殿に続く。3間の向拝の柱は唐戸面の角柱で、4本の海老虹梁をかけ、牡丹を刻んだ手挟をそなえる。正面1間のみに階段3段をつけ、階段及び回縁には手すりが設置されている。
建立年代は墨書銘によって元禄4年(1691)であることが判明している。
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