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更新日:令和6(2024)年3月15日
ページ番号:315372
(たかごやまのさるせいそくち)
国指定天然記念物
昭和31年12月28日
富津市豊岡・君津市平田ほか
ニホンザルは、北は青森県下北半島から、南は鹿児島県屋久島まで、本州、四国、九州の山地に生息している。天然記念物に指定されている地域があるのは、青森県、千葉県、大阪府、岡山県、大分県、宮崎県の1府5県で、大分県の高崎山のサル生息地は観光地としても有名である。
房総半島には、東の清澄山系と西の高宕山山系を中心に50群以上のニホンザルの群れが確認されており、数千頭が生息しているものと考えられる。このうち、高宕山地区の約11平方キロメートルの地域が生息地として天然記念物に指定されており、十数群の群れがこの地域を利用している。ニホンザルは20~100頭程度の群れで生活し、雄は成長すると生まれ育った群れを離れて他の群れへ移っていく。
高宕山地区は湊川と小糸川の源流で、起伏に富み、一部にスギ、ヒノキの植林地があるものの、大部分は、アカマツ、モミなどの針葉樹林とシイ、カシ、ナラなどの広葉樹林が地形によって分布する自然性の高い植生である。サルトリイバラ、アケビ、ノブドウなどサルの好む食用になる木々も多い。
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