ここから本文です。
ホーム > 教育・文化・スポーツ > 歴史・文化 > 文化・文化財 > 文化財 > 市町村別の国・県指定および国登録文化財 > 長生エリアの市町村 > 茂原市の国・県指定および国登録文化財 > 鶴枝ヒメハルゼミ発生地
更新日:令和5(2023)年12月19日
ページ番号:314760
(つるえひめはるぜみはっせいち)
国指定天然記念物
昭和16年12月13日
茂原市上永吉1012-1(八幡神社)
ヒメハルゼミは南方系のセミで、関東地方以西の本州から徳之島以北の南西諸島に分布している。体長は30~36mmの小型のセミで、シイ類やカシ類の照葉樹林に生息する。
鶴枝の発生地は、茨城県片庭、新潟県能生とともにヒメハルゼミの北限として指定された。また、ヒメハルゼミは明治35~6年にこの森で初めて発見・採取され、学会へ紹介されたもので、学名にも「chibensis」と付けられた由緒ある場所でもある。
発生する時期は、6月下旬頃からの約1ヶ月間で、地上での寿命は2週間ほどしかない。また、木の高い所にとまっているために、その姿もなかなか見ることもできない。鳴くときは、単独ではなかなか鳴かず、一斉に声を揃えて鳴き、うるさいくらいの音量となる。
なお、ヒメハルゼミは清澄山系を中心に千葉県各所に生息しており、「笠森寺自然林」「妙楽寺の森」「清澄寺」では身近でその声を聞くことができる。
羽化の様子
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください