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更新日:令和5(2023)年10月6日
ページ番号:314933
(せんぼんいちょう)
国指定天然記念物
昭和6年2月20日
市川市八幡4-2-1(葛飾八幡宮)
市川市役所から京成電鉄の線路を隔てた北側の葛飾八幡宮の社殿向かって右側にそびえる。葛飾八幡宮は、寛平年間(889~898)に、宇多天皇の勅願により京都石清水八幡宮を勧請して建立されたと伝えられている。房総へ逃れた源頼朝が再び鎌倉へ上る途中に立ち寄ったと伝えられているほか、太田道灌や徳川家康などの崇拝を集めて発展してきた。
千本イチョウは、主幹が落雷のため地上6mほどの高さで折れ、その外側を大小の支幹に囲まれている。支幹の数は40本程度だが、びっしりと隙間なく生えており、「千本」とよぶのにふさわしい姿をしている。樹勢は旺盛で、樹高23m、幹周10.8m、枝張は東方に10.8m、北方に11.4mもあるが、西側は社殿に接近するためあまり枝は張り出してておらず、中央のたくさんの主幹がなおさら目立つ。
イチョウは、雌雄が異なる株となるが、このイチョウは雄株である。古くから全国でも有数の巨木として知られ、天保5年(1834)に出された「江戸名所図絵」にも描かれている。
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