ここから本文です。
ホーム > 教育・文化・スポーツ > 歴史・文化 > 文化・文化財 > 文化財 > 市町村別の国・県指定および国登録文化財 > 君津エリアの市 > 富津市の国・県指定および国登録文化財 > 竹岡のヒカリモ発生地
更新日:令和3(2021)年2月22日
ページ番号:315371
(たけおかのひかりもはっせいち)
国指定天然記念物
昭和3年11月30日
富津市萩生1176(皇神社・富津市)
ヒカリモは鞭毛藻類ヒカリモ科に属し、顕微鏡でなければその形態は認められないほど微小である。長さは10ミクロン程度の楕円形の細胞で、その細胞と同じくらいの長さの毛(鞭毛)をもっており、その毛で水中を移動する。涼しく暗い場所によく発生し、洞穴中の水溜りなどに群生して、黄金色に輝く。
この発生地は、国道127号を見下すところにある、間口3m、奥行10m、水深70cmばかりの洞穴で、わが国で最初にヒカリモが発見された場所として意義深い。多くは3月から5月にヒカリモが浮遊し、発光する。「こがね井戸」として、古くから親しまれてきたこの洞穴は、海食によって生じたもので、上方の各所から水滴が落下し、長い間水の枯渇や水質変化もない。また、海岸の暖地にあるため冬でも凍ることがなく、ヒカリモの発生に適した洞穴である。
関連リンク
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください