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更新日:令和4(2022)年1月4日
ページ番号:314712
(たいとうかいひんしょくぶつぐんらく)
国指定天然記念物
大正9年7月17日
いすみ市岬町和泉4363他(和泉区・国)
九十九里浜の南端、太東崎南側の砂丘に広がる海浜植物の群落。大正8年(1919)に制定された史蹟名勝天然紀念物保存法に基づいて、「成東・東金食虫植物群落」などとともに我が国の天然記念物の第1号として指定された。指定当時は、海岸一帯にクロマツ、ヤブツバキ、マルバグミが茂り、木の根元にはガクアジサイ、ツワブキ、ハマヒルガオ、ハマエンドウ、ハマボウフウなど30種類以上の植物が群生していたという。海岸特有の植物がまとまって自生し、植生を研究するのに絶好のフィールドであった。
しかし、大正時代末期から次第に地盤が沈下するとともに、波の浸食が激しく、太東崎灯台も昭和47年(1972)に100m内陸に移設された。海浜植物が生えていた砂丘も大きく浸食され、海中となってしまったことから昭和60年(1985)にその一部が指定解除となっている。
指定当時と比べると、現在の指定地は大変狭くなってしまったが、マサキ、トベラ、マルバグミなどの低木やオニヤブソテツ、ツワブキ、ハマエンドウ、スカシユリ、ハマヒルガオなどが見られ、6月には一面のハマヒルガオやスカシユリを楽しむことができる。
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