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更新日:令和5(2023)年4月6日
ページ番号:315121
(いのうただたかきゅうたく)
国指定史跡
昭和5年4月25日
香取市佐原イ1899ほか(香取市)
伊能家は、旧佐原村本宿(ほんじゅく)組の名主を務め、酒造業や米穀売買などを家業としていた。旧宅は、市街の中心部を南北に流れる小野川沿いにある桟瓦葺(さんがわらぶき)平家建の建物で、小野川に面した店舗とその奥の主屋、さらに主屋の東側に建つ土蔵とその敷地が指定されている。
主屋は、寛政5年(1793)、忠敬が48歳のときに自ら設計したと伝えられています。店舗とは別棟の住まいであるが、土間と炊事場を介して繋がっている。間取りは8畳1室、6畳3室、3畳1室、玄関、内玄関などで、黒光りする柱などに建築後200年を超えた時間を感じることができる。
店舗は、伊能家が醸造業を営んでいたときの倉庫が改造されたものといわれ、桁行7間、梁間3間の造りである。建物の戸は柱の間に横長の板戸を挟む蔀戸になっている。半分弱が土間で、土間の東側には畳敷きの帳場と座敷がある。また、主屋の東にある桟瓦葺二階建の土蔵は、桁行4間、梁間3間で、引き戸式の入口は庇が付く桁側に付いている。
忠敬は、寛政6年(1794)、酒造業や米穀売買などの家業を長男に譲って隠居し、翌年には江戸に出て日本地図の作製という第二の人生を始めたため、この住宅に長くは住まなかった。
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