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更新日:令和7(2025)年4月30日
ページ番号:315132
(さわらのだしぎょうじ)
重要無形民俗文化財
平成16年2月6日
香取市佐原(八坂・諏訪神社)
佐原は近世以降、利根川下流の舟運の拠点として栄えた町である。流域の米や物資の集散地であったため、利根川の支流、小野川沿いには多くの問屋や商店が軒をつらねていた。この小野川と香取街道が交差する周辺が最も繁華な町場で、川の東側を本宿西側を新宿としてそれぞれ十数の町内に分かれている。
佐原の山車行事は本宿と新宿、それぞれの鎮守社祭礼で「つけ祭り(本祭や神事とは別の催事)」として行われてきた行事である。各町内が大人形を飾った豪華な山車を繰り出し、佐原囃子の調べにのって勇壮に巡行する。本宿の山車行事は7月の八坂神社の祇園祭に、新宿の山車行事は10月の諏訪神社の大祭に行なわれる。それぞれの山車が自分の町内を回る「乱曳き」や、全町内の山車が順序を組んだり、位置を定めて行う「番組行事」、山車の曳き回しの見せ場もある「曲曳き」などが行なわれる。
本宿と新宿が山車の意匠を競い合いながら、厳格な祭祀組織によって行事を伝えているなど、地域的特色が豊かである。また、周辺地域の祭りにも大きな影響を与え、佐原の山車行事の形を取り入れた祭礼が利根川下流域の各地の町場にみられる。
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