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更新日:令和2(2020)年8月7日
ページ番号:314674
(おおはらゆうがくかんけいしりょう)
重要文化財(歴史資料)
平成3年6月21日
旭市長部345-2(旭市)
大原幽学(1797~1858)は、天保から安政にかけての混乱した世相の中、長部村(現旭市長部)を中心に房総の各地をはじめ信州上田などで、農民の教化と農村改革運動を指導し大きな事績を残した人物である。道徳と経済の調和を基本とした性学を説き、性学道友の農民を指導し農村の復興を図り、農業協同組合の原型ともいえる先祖株組合をはじめとして、農民が協力しあって自活できるように各種の実践仕法を行って成果をあげた。しかし、その運動が幕府の疑いを受けることになり取り調べをうけ、安政5年(1858)切腹し62歳の生涯をとじた。
指定資料の内容は、著述稿本類25点(冊子5冊/巻子20巻)・性学教導ならびに仕法関係文書、記録類279点(冊子168冊/折本1帖/巻子19巻/掛幅25幅/堅紙・切紙・読紙15通/絵図類1鋪/短冊50枚)・日記17点(冊子9冊/巻子8巻)・書状54点(冊子3冊/巻子48巻/掛幅1幅/堅紙・切紙・読紙2通32点)・遺品類32点の合計407点。幽学研究の基本資料であり、遺品としては衣類・眼鏡・印章などとともに切腹に使用した短刀も含まれている。
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