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更新日:令和2(2020)年5月2日
ページ番号:315013
(しんしょうじこうみょうどう)
重要文化財(建造物)
昭和55年5月31日
成田市成田1(新勝寺)
光明堂は元禄14年(1701)に建立されたものである。新勝寺の本堂は、新しい本堂を建立する時に移築し再利用されてきたが、最初の本堂が現薬師堂となり、二代目は光明堂、そして三代目は釈迦堂となっている。光明堂は、安政年間(1854~1860)に新本堂(現釈迦堂)の建立にあたり移築され、昭和39年の大本堂建立の時に現在地へ移された。堂内には本尊の大日如来を中央に、脇侍として不動明王・愛染明王が安置されている。
建物は朱漆で塗られ、桁行5間(約9m)、梁間5間で、入母屋造、桟瓦葺である。組み物は三手先を詰め組とし、軒は二軒の繁垂木としている。
安政年間の移築の際に、回り縁と前2間通の外陣部の床を取り除いて吹き放しの土間としており、この時に彫刻装飾が付け加えられたと思われる。後部3間通は内陣で、中央3間は畳敷き祭壇で化粧天井である。軒支輪の波百体や、長押の上の欄間の動植物の透かし彫りがある。
全体に建立当初の構造がよく残され、江戸時代中期の密教寺院の建物として貴重なものである。
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