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更新日:令和5(2023)年10月2日
ページ番号:314690
(わたなべけじゅうたく)
重要文化財(建造物)
昭和44年6月2日
夷隅郡大多喜町久保126(個人)
渡辺家は、大多喜藩の御用達を勤めた町の大通りに面した商家で、「穀家」の屋号で知られる。この建物は、棟札から嘉永2年(1849)に建てられたことがわかる。道路に面する主屋は2階建ての町家形式をとり、1階は、店舗として利用され、前面に土庇が付く。1階店舗部分の間取りは、6畳、4畳半と台所が設けられた土間からなり、それに続いて居間が角屋風に主屋の背面に突きだしている。居間は中間と書院造の座敷をもった奥の2室となっている。茅葺屋根が桟瓦葺に改変され、当初の形は失われているが、庇の付く店構えや整備された座敷など19世紀中頃の上層商家の規模をよく示す建物で、近世商家建造物の少ない千葉県にあって貴重な町屋の一つといえる。絵図面2枚が附指定となっている。
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