ここから本文です。
ホーム > 教育・文化・スポーツ > 歴史・文化 > 文化・文化財 > 文化財 > 市町村別の国・県指定および国登録文化財 > 京葉エリアの市 > 市原市の国・県指定および国登録文化財 > 飯香岡八幡宮本殿
更新日:令和5(2023)年8月21日
ページ番号:314856
(いいがおかはちまんぐうほんでん)
重要文化財(建造物)
昭和29年9月17日
市原市八幡1057(飯香岡八幡宮)
飯香岡八幡宮は、社伝によれば、白鳳時代(645~710)に一国一社の八幡宮として創建され、祭神に誉田別命を祀る。平安時代(794~1192)には国司が管内の神社を巡拝する代わりに、国府近くに管内の神社の祭神を合祀し遙拝するための総社も兼ねていた由緒ある神社である。また、現在は安産・子育ての神として人々の信仰を集めている。
飯香岡八幡宮は、JR八幡宿駅の海側に立地しているが、ここはかつての海岸であった。現在は埋め立てにより海岸線は遠ざかり、往時の面影はうかがい知ることができない。
本殿は、規模が大きく簡素で堂々とした和様建築で、正面3間、側面2間の単層である。屋根は銅板平葺の入母屋造で向拝3間がつく。正面3間は両開き戸となっているが、側面、背面は板壁となっており、匂欄付きの縁がめぐる。
建立年代については、その形式手法から室町時代末期のものと考えられる。また、昭和42年(1967)から43年(1968)にかけての解体修理の際に発見された墨書銘により、天文・文禄・延宝・元禄等の各時期に改修が行われてきたことが確認されている。
関連リンク
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください