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更新日:令和6(2024)年2月8日
ページ番号:315352
(じんやじおもてもん)
重要文化財(建造物)
大正5年5月24日
君津市鹿野山324(神野寺)
信仰と伝説の山として知られる海抜353mの鹿野山は、房総丘陵が連なり深山幽谷の遠望を誇る山でもある。神野寺は、この鹿野山の山頂近くに位置し、広い境内地に雄大な規模を誇っている。神野寺の開山は、寺伝によれば推古天皇の時代(592~628)に聖徳太子が開いたと伝えられる。
表門は客殿に通じる門で、茅葺切妻造の四脚門である。組物や軸部の様式は、壁の中程より下にある腰長押しを除いてほとんど禅宗様でつくられており、直径約31cmの親柱と、直径約25cmの控柱は、いずれも粽づくりで礎盤の上に建っている。特に男梁、女梁、冠木の部分には、柱と柱の間に組物を施すなど禅宗様式の手法を踏襲し、落ち着いた構成美が感じられる。
建立年代については、寺伝やその様式等から、室町時代の永正年間(1504~1520)と考えられる。
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