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更新日:令和5(2023)年12月13日
ページ番号:315408
(いしどうじたほうとう)
重要文化財(建造物)
平成4年8月10日
南房総市石堂302(石堂寺)
下層は方三間とし各面中央に両開きの桟唐戸を設け、左右の脇間には波の彫刻で有名な江戸時代末期の彫刻師武志伊八郎の寛政3年(1791)、39歳頃の彫刻が付けられていたが、平成の大修理の際に創建当時に復原されたのを機に脇間の彫刻ははずされ、現在は庫裡内で保存・展示されている。上層の胴部には勾欄をめぐらし、上下の接続部分の亀腹は漆喰塗り。内部には四天柱があり須弥壇上に木造千手観音坐像を安置している。構造手法は、和様を主体とし、唐様との折衷様式である。建立は室町時代末期と伝えられてきたが、改修時に露盤に刻された天文14年(1545)の紀年銘が確認された。しかしながら、様式的に新しい部分もあり、後世にかなり大規模な改修が加えられたと考えられる。
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