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更新日:令和8(2026)年6月8日
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習志野市は、千葉県北西部に位置し、東京近郊のベッドタウンとして注目されています。高層マンションの建設が進み、人口は年々増加傾向にあります。特産品には、5月から6月に旬を迎える春夏にんじん「彩誉」があり、地域の特色ある農産物として親しまれています。
かつて東京湾の奥部に存在した前浜干潟の一部の谷津干潟は、1993年6月10日に「干潟」として国内で初めてラムサール条約登録湿地となりました。また、2020年7月2日には国内53番目となる隕石が発見され「習志野隕石1号」と命名され、習志野市役所他各小中学校にレプリカが配られ、話題を呼びました。
【彩誉】

【谷津干潟】
市内には、小学校16校、中学校7校があります。給食運営方式は中学校と小学校7校は自校方式、小学校9校が給食センター方式であり、1日あたり約14,000食の給食を提供しています。
習志野市の学校給食では、健全な心身を育むために、自ら意欲的に食べ、食の楽しさを感じられる子供になって欲しいという願いのもと、『食事を大切にし、主体的に食べる子の育成』をテーマに掲げ、様々な取組を行っています。その中から、子供たちにとって給食がより楽しみな時間となるよう、以下の3つの「楽しさ」に焦点を当てた取組について紹介します。
・興味関心を高め、知ることの楽しさ
・できたを実感する達成感としての楽しさ
・共食を通して協働性が高まっていく楽しさ
毎月19日の「食育の日」に合わせて食育クイズを作成し、給食メモとして各クラスに配布しています。また、夏休み前には、休み中に親子で取り組めるように二次元コードつきの食育クイズも配布しました。食べ物や食事について、知ることの楽しさを体験してもらいました。

【毎月の食育クイズ】

【夏休みに行った食育クイズ】
習志野市で発見された『習志野隕石』をイメージした「おいしい習志野隕石」を給食に提供しました。提供に合わせて、習志野隕石のレプリカと予告のポスターを掲示しました。また、「おいしい習志野隕石」は、何の食材でできているかを子供たちに予想してもらい、よりわくわく感を高める取組を行いました。当日の給食をとても楽しみにしている児童生徒が多くみられました。

【習志野隕石のレプリカとおいしい習志野隕石】

【習志野隕石の掲示資料】
食に関する動画を作成し、視聴してもらうことで、子供たちが食べ物や食事について「知る楽しさ」を感じながら、日々の食生活への関心を高めることを目的として行っています。
<小学校向け>
各学校の状況に合わせて、5分程度の見やすい動画を作成し配信しました。また、給食センター方式の学校には、毎月1回定期的に動画を配信しました。

【おわんの置き方の動画】

【給食ができるまでの動画】
<中学校向け>
生徒の興味や関心に合わせたテーマを取り上げ、短時間で気軽に視聴できる動画(ショート動画)を7本作成し、生徒に配信しました。内容は、栄養士の仕事の紹介や学校給食ができるまでの過程、生産者の思いなど、給食や食に対する理解を深められるものでした。短い時間でも印象に残り、興味を引き出せるインパクトのある映像づくりを目指しました。生徒たちは、興味を持って楽しみながら視聴していた様子が見られました。



給食指導の現状について教職員と共有し、連携・協働を進めることで、給食時間をより充実させ、楽しい時間とすることを目指しています。そこで、教職員を対象に、給食指導の悩みや給食時間における工夫についてアンケートを実施しました。集まったアイデアや実践例をもとに、「給食時間の楽しい過ごし方の工夫 事例集」としてまとめ、教職員に配布しました。給食時間がより楽しく充実した時間となるよう、子供たちへの関わり方や具体的な取組のヒントを掲載しています。




新米の時期に合わせ、3日から5日の給食の中から「新米に切り替わった日」を当てるクイズを実施しました。味やにおい、見た目など五感を使ってお米の違いをじっくりと味わいました。正解者には「新米当たりシール」、参加者全員には「参加賞シール」を配布しました。お米に対する興味関心が高まるとともに、社会科と関連付けることでより深い学びへとつながりました。また、クラス全体で意見を交換したり予想を立てたりすることで、協働的な学びが生まれ、興味関心を超えた楽しい活動の時間になりました。

【新米クイズのワークシート】

【新米当たりシール】

【新米クイズ参加賞シール】
様々な取組の実施後、児童生徒に行ったアンケート結果より、「給食が好き」「給食を残さず食べる」と答えた児童生徒が増えたことがわかりました。先生や子供たちが「楽しい」と感じられるような食育活動の工夫をすることで、食に対する関心や理解が深まり、「自ら進んで食べようとする姿勢」へとつながったと考えられます。今後も、図1の食育サイクルのように、食育を継続・発展させていことで、「楽しい!みんなでもっと知りたい」という意欲をさらに引き出し、めざす子供の姿に近づいていけるよう取り組んでまいります。

【図1・食育サイクル】
文責:習志野市立実籾小学校・栄養教諭・永田 美保
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