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更新日:令和5(2023)年10月13日

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食に関心を持つ児童の育成を目指して~柏市立松葉第二小学校の取組~

柏市は千葉県の北西部に位置し、JR常磐線、東武アーバンパークライン、つくばエクスプレスの鉄道3路線、道路では国道や常磐自動車道などが通る、利便性の高い地域となっています。

一方で市内には水田や畑も多く、全国の生産量一位を誇るこかぶのほか、長ねぎやほうれん草も有名です。市内の学校給食では、農産物直売所等を通して、地場産物の利用も積極的に行っています。

地元食材を使った給食の取組

市内には水田や畑が多くありますが、学区では実際に畑を見る機会は少ないため、1~3年生を中心に、トウモロコシの皮むき・空豆のさやむき・枝豆のさやとり等の体験学習を行い、給食に取り入れています。

使用する野菜は、可能な限り、柏市産のものを取り入れています。3年生で行う枝豆のさやとりに関しては、社会の学習で農家見学を行った農家の方が生産した枝豆を使用して行うことで、地域の食材や生産者への関心や感謝の心を育てています。

また、毎日配付している給食メモでは、献立の説明等だけでなく、その日の柏市産の食材・千葉県産の食材を紹介することで、子どもたちは給食に地場産物が使われていることを知ることができ、どのような食材が多く生産されているかなどの関心が高まっています。

枝豆

おはなし給食

本校では、読書活動を推進していることから、図書館指導員と協力して、「おはなし給食」を実施しています。絵本だけでなく、教科書で紹介されている物語や、芸術鑑賞会の劇に出てくる食材や料理などを再現した献立を取り入れており、図書の時間での読み聞かせや図書室や栄養黒板で本の紹介を行っています。

~お話給食の掲示~

~絵本「おなべおなべにえたかな」にでてくるにんじんのスープ~

児童考案の献立の実施

6年生の家庭科に、食事の献立を考える学習があります。献立の立て方について学習した後、実際の給食の献立を参考にしながら、給食の献立を考える学習を行いました。

主食・主菜・副菜の栄養バランスだけでなく、個人のおすすめポイントを考え、各学級の代表となった献立を3学期の給食で実施しました。

旬の食材を取り入れたもの、苦手な子が多い野菜や魚を食べやすい味付けで組み合わせたもの、午後の授業で集中できるようにエネルギーがしっかりとれるようにしたものなど、様々なおすすめポイントを考えて、楽しみながら献立を立てていました。

〔献立〕牛乳 ごはん 鰯の梅しそあげ はちみつドレッシングサラダ かきたま汁 みかん

〔献立〕牛乳 えびピラフ 小あじのから揚げ コーンポテト ポトフ

おわりに

子どもたちが生涯にわたって健康に過ごすためには、食に対する知識と健康的な食生活の実践が必要です。そのために、まずは日々食べている食事について関心を高めることがその第一歩だと考えています。今後も給食を通して、食事に関心を持ってもらえるような取組を続けていきたいと思います。

文責:柏市立松葉第二小学校 栄養教諭

お問い合わせ

所属課室:教育振興部保健体育課給食班

電話番号:043-223-4095

ファックス番号:043-225-8419

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