学校における防災教育
学校における防災教育強化月間
防災教育推進の一環として、9月1日の「防災の日」を含む8月29日から9月30日までを学校における防災教育推進強化月間とし、防災教育の一層の推進・充実を図る期間としています。防災訓練実施にあたり、学校・地域等の実情に応じて、可能な限り地域等と連携した総合的な訓練を行うとともに、危険等発生時対処要領(危機管理マニュアル)等の検証を行うよう指導しています。
「学校における地震防災マニュアル」及び学校における防災指導資料
「学校における地震防災マニュアル(平成24年3月)」は、東日本大震災の経験と教訓を活かし,今後高い確率での発生が予測される首都圏直下型地震や東海沖地震などに備え,具体的な動きが確認できるようなマニュアルの整備の必要があると考え,この度,学校における地震防災マニュアルを作成しました。「大地震に備えて(三訂版)」は、阪神・淡路大震災の教訓と文部省(当時)の「学校等の防災体制の充実に関する調査研究協力者会議」の報告書等を参考に「防災指導用資料」を再度改訂したものです。
「学校における地震防災マニュアル」
学校における地震防災マニュアルの一部変更について(令和4年1月25日)
主な変更点
- P14 緊急地震速報の活用について修正しました。
- 各ホームページ等のURLを修正しました。
「大地震に備えて(三訂版)」
「大地震に備えて(三訂版)」

防災教育指導資料「備えあれば憂いなし」
平成19・20年度に作成し、県内の小・中・高・特別支援学校に教師用資料として配布し、学校での防災教育に役立てています。
ポケット防災冊子
平成19年度に県内の公立中学校、高等学校、及び特別支援学校の中等部・高等部の生徒に配付しました。現在でも、防災教育の際に活用しています。
防災教育指導資料掲示用ポスター
防災教育調査
【お知らせ】
- 令和2年度から、「防災教育調査」を含めた各種調査を1つにまとめ、新たに「学校安全強化月間調査」を実施しました。防災教育に関する調査結果については、「学校安全強化月間(調査結果)」の「IV防災に関すること」を参照してください。
学校における「災害安全」は、防災に関する学習や指導に係る「防災教育」、学校施設や児童生徒等の安全管理に係る「防災管理」、校内の体制や家庭・地域等との連携に係る「組織活動」からなり、県教育委員会では、各学校の災害安全の取組状況を把握するため「防災教育調査」を実施しています。
防災調査結果は、各学校の災害安全教育等の計画作成の参考となるよう、「防災教育調査」における防災管理、組織活動の内容についてまとめたものです。
平成30年度調査結果
平成29年度調査結果
平成28年度調査結果
平成27年度調査結果
平成26年度調査結果
平成25年度調査結果
平成24年度調査結果
平成23年度調査結果
防災誌
過去に千葉県に大きな被害をもたらした災害を後世に正しく伝えるとともに、その教訓を県民の方々に再認識していただくため千葉県が作成した防災誌のコーナーを紹介いたします。

学校安全総合支援事業とは・・・(平成30年度~)
文部科学省の委託を受け、防災教育の指導方法や教育手法の開発・普及、学校外の専門家による指導・助言を行い、学校における防災教育・災害管理の充実に資することを目的に、「防災に関する指導方法等の開発・普及等のための支援事業」「学校防災アドバイザー活用事業」「災害ボランティア活動の推進・支援事業」を実施しています。
※平成27~29年度まで「防災教育を中心とした実践的安全教育総合支援事業」:文部科学省事業
※平成24~平成26年度までは「実践的防災教育総合支援事業」:文部科学省事業)
命の大切さを考える防災教育公開事業
学校が行う防災に関する事業を地域と連携して行い、また、公開することで、災害や防災に対する両者の意識や取組を近づけることを目的としています。同時に、自助・共助の意識の下に適確に行動できる人材を育成し、災害に強い学校とまちづくりに役立てることを目的としています。
令和2年度からの命の大切さを考える防災教育公開事業 モデル地域及び拠点校
令和2年度からのモデル地域における取組
令和元年度までは、「東日本大震災で明らかとなった課題」に絞ってテーマを設定してきたが、令和2年度からは、「令和元年台風・大雨による災害」を受け、地域の実情を踏まえた「災害安全」を取り上げることとし、風水害等のテーマを含めた実践に取り組むこととした。
令和4年度命の大切さを考える防災教育公開事業(学校安全総合支援事業)
モデル地域 |
拠点校 |
鎌ケ谷市 |
鎌ケ谷市立鎌ケ谷小学校 |
市原八幡高等学校周辺地区 |
県立市原八幡高等学校 |
飯高特別支援学校周辺地区 |
県立飯高特別支援学校 |
鎌ケ谷市立鎌ケ谷小学校
研究主題
「自分で自分の命を守れる子どもの育成~災害時に自分で動ける子どもを目指して~」
主な取組内容
・第5学年総合的な学習の時間における東日本大震災の避難所の再現
・鎌ケ谷小学校における教科等横断的な視点における防災教育
鎌ケ谷市「鎌ケ谷市立鎌ケ谷小学校」(PDF:2,235KB)
県立市原八幡高等学校
研究主題
「防災の学び」
主な取組内容
・学校設定教科・科目「防災の学び」の実践
・千葉県消防学校及び防災研修センターとの連携
「県立市原八幡高等学校」(PDF:574.4KB)
県立飯高特別支援学校
研究主題
「地域と連携した防災活動と、自分の命を自分で守る力を育成する防災教育」
主な取組内容
・学校運営協議会を活用した、地域、モデル地域の各学校、関係機関との連携
・避難所開設訓練の実施(避難所生活体験、煙ハウスや水消火器の防災体験)
「県立飯高特別支援学校」(PDF:716.8KB)
令和3年度命の大切さを考える防災教育公開事業(学校安全総合支援事業)
モデル地域 |
拠点校 |
香取市 |
香取市立山田小学校 |
船橋古和釜高等学校周辺地区 |
県立船橋古和釜高等学校 |
君津特別支援学校周辺地区 |
県立君津特別支援学校 |
成果報告
- 香取市「香取市立山田小学校」(PDF:447.5KB)
- 「県立船橋古和釜高等学校」(PDF:421.9KB)
- 「県立君津特別支援学校」(PDF:562.1KB)
令和2年度命の大切さを考える防災教育公開事業(学校安全総合支援事業)成果報告書(モデル地域及び拠点校6校の取組)
モデル地域 |
拠点校 |
九十九里町 |
九十九里町立九十九里小学校 |
佐倉西高等学校周辺地区 |
県立佐倉西高等学校 |
八千代特別支援学校周辺地区 |
県立八千代特別支援学校 |
成果報告
- 九十九里町「九十九里町立九十九里小学校」(PDF:503.7KB)
- 「県立佐倉西高等学校」(PDF:193.4KB)
- 「県立八千代特別支援学校」(PDF:496.1KB)
令和元年度までの命の大切さを考える防災教育公開事業 モデル地域及び拠点校の成果報告書
令和元年度までのモデル地域における4つの課題の取組
- <1>津波からの避難
- <2>帰宅困難・引き渡し
- <3>避難所対応
- <4>防災ボランティアの4つの課題から取組課題を設定し、実施しています。
令和元年度命の大切さを考える防災教育公開事業(学校安全総合支援事業)成果報告書(モデル地域及び拠点校6校の取組)
平成30年度命の大切さを考える防災教育公開事業(学校安全総合支援事業)成果報告書(モデル地域及び拠点校8校の取組)
平成29年度防災教育を中心とした実践的安全教育総合支援事業(命の大切さを考える防災教育公開事業)成果報告書(モデル校8校及びモデル地域1市の取組)
平成28年度防災教育を中心とした実践的安全教育総合支援事業(命の大切さを考える防災教育公開事業)成果報告書(モデル校8校及びモデル地域2市の取組)
平成27年度防災教育を中心とした実践的安全教育総合支援事業(命の大切さを考える防災教育公開事業)成果報告書(モデル校8校及びモデル地域1市の取組)
平成26年度実践的防災教育総合支援事業成果報告書(モデル校8校及びモデル地域1市の取組)
平成25年度実践的防災教育総合支援事業成果報告書(モデル校8校及びモデル地域1市の取組)
平成24年度実践的防災教育総合支援事業成果報告書(モデル地域6市の取組)
「学校における防災教育事例集」
県教育委員会では、災害に強い学校づくり・地域づくりに向け、モデル校を指定し、地域と連携した防災訓練や防災授業を公開で実施する取組を行ってきました。このたび、モデル校や特色ある取組をしてきた学校の防災教育に係る実践をまとめ、「学校における防災教育事例集」を作成し、平成25年3月に、全ての公立小・中・高・特別支援学校に配付しました。
学校における防災教育事例集(平成25年3月発行)
2千葉県の防災教育実践事例
「平成24年度命の大切さを考える防災教育公開事業指定校」
防災教育実践研修会(管理職及び教員研修)
教員対象の研修は、講演、演習、研究協議、体験活動を通して、防災意識の高揚、災害・防災に係る知識・技能の習得を目指し、防災授業に活用できる実践的な内容で実施しています。また、管理職対象の研修は、管理職が学校における防災教育の重要性や指針及び方法を理解し、学校における防災教育の推進と充実を図ることができるよう実施しています。
参加者及び人数
教員対象の研修(教員の部)
-
市町村立小学校、中学校、県立中・高等学校、県立特別支援学校の教員88名
管理職対象の研修(管理職の部:校長、副校長、教頭)
- 公立の小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の管理職282名
令和4年度防災教育実践研修会の報告
教員対象の部
【研修1】子どもたちの「かけがえのない命」を守るために~「学校安全の手引」の活用について(災害安全編)~
【研修2】青少年赤十字防災教育プログラム「まもるいのち ひろめるぼうさい」について
- 講師:日本赤十字社千葉県支部 事業部 組織普及課 池上 知歌子 氏 石川 安子 氏
【研修3】特別支援学校における防災教育の実践と普及
- 講師:県立君津特別支援学校(令和3年度防災教育公開事業拠点校) 教諭
【研修4】伝達講習(令和3年度学校安全指導者養成研修受講者 2名)
- 学校防災の現状と課題~学校現場の災害対策への提言~
講師:柏市立大津ケ丘中学校 教諭
- 学校防災に関わる心の動き~緊急時対応に必要なレジリエント行動とは~
講師:県立千葉盲学校 養護教諭
【研修5】都道府県・政令市が作成する防災教育プログラムと新しい教材の可能性
- 講師:武蔵野大学 工学部建築デザイン学科 教授 伊村 則子 氏
管理職対象の部
【研修1】子どもたちの「かけがえのない命」を守るために~「学校安全の手引」の活用について~
【研修2】災害時における管理職としての心構え
- 講師:国立研究開発法人 防災科学技術研究所 理事長 林 春男 氏
【研修3】防災気象情報の活用について
- 講師:気象庁東京管区気象台 銚子地方気象台 次長 上清 直隆 氏
【研修4】防災教育を通して子どもから大人への成長を促す
- 講師:千葉科学大学 危機管理学部 危機管理学科 教授 藤本 一雄 氏
令和3年度防災教育実践研修会の報告
※令和3年度の当該研修会については、昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、教員対象の部及び管理職対象の部、どちらも書面開催となりました。
教員対象の部
※各講師の資料を冊子にして、参加者へ配付
【研修1】子どもたちの「かけがえのない命」を守るために~「学校安全の手引」の活用について(災害安全編)~
【研修2】青少年赤十字防災教育プログラム「まもるいのち ひろめるぼうさい」
- 講師:日本赤十字社千葉県支部 事業部 組織普及課 土屋 啓之 氏 石川 安子 氏
【研修3】知的障害のある子ども達への防災教育~八千代特別支援学校の実践~
【研修4】伝達講習(千葉県学校安全教育推進委員 2名)
- 災害の発生事例から見た、危機管理体制について
講師:白子町立白潟小学校 教諭
- 児童生徒が主体的に考え、行動できる力を育む安全教育のあり方と工夫
講師:佐倉市立臼井中学校 教諭
【研修5】都道府県・政令市が作成する防災教育プログラム
- 講師:武蔵野大学 工学部建築デザイン学科 教授 伊村 則子 氏
管理職対象の部
※各講師の資料を冊子にして、参加者へ配付
【研修1】子どもたちの「かけがえのない命」を守るために~「学校安全の手引」の活用について~
【研修2】災害時における管理職としての心構え
- 講師:国立研究開発法人 防災科学技術研究所 理事長 林 春男 氏
【研修3】防災情報の活用について
- 講師:気象庁東京管区気象台 銚子地方気象台 次長 上清 直隆 氏
【研修4】管理職に求められる災害時の意思決定能力
- 講師:千葉科学大学 副学長 藤本 一雄 氏(危機管理部危機管理システム学科 教授)
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