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ホーム > 環境・まちづくり > まちづくり > 港湾・空港 > 成田・羽田空港 > 首都圏空港のあり方 > 首都圏空港のあり方に関する申入れ等 > 成田空港の国際線ネットワークに関する申入れについて(令和元年5月28日)
更新日:令和4(2022)年5月18日
ページ番号:16403
2020東京オリンピック・パラリンピック開催前までに国が進めている羽田空港の国際線増枠を受け、成田空港の国際線ネットワークの拡充や利便性の向上を図ることなどについて、成田空港圏自治体連絡協議会と共に国土交通省に対して申入れを行いました。
令和元年5月28日付け千葉県知事・成田空港圏自治体連絡協議会会長(成田市長)連名、国土交通大臣あて
成田空港の国際線ネットワークに関する申入書
成田空港と羽田空港の機能強化については、堅調に増え続ける国際航空需要への対応はもとより、我が国の将来の国際競争力の確保や、観光立国を目指す視点から急務となっている。
このため、国は、首都圏空港機能強化技術検討小委員会において、両空港の機能強化策について技術的な検討を進め、平成26年には、羽田空港では2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催までに年間約3.9万回の国際線処理能力拡大を実現する、また、成田空港では第3滑走路の整備と年間発着回数50万回化を図る、ことを内容とする中間とりまとめを明らかにした。
国及び成田国際空港株式会社から成田空港の具体的な機能強化案の提案を受けた千葉県及び空港周辺9市町では、運用方法の変更に伴う地域の混乱の中、四者協議会での議論や地域との協議を重ねた結果、成田空港とともに発展する地域づくりを目指し、環境対策等の遵守を前提に了承した。
そのような状況の中、羽田空港の3.9万回の国際線増枠分が、2020年夏ダイヤまでに配分され、国際線の成田空港からのシフトの可能性が報道されたが、関係者が機能強化の実現に向け、一体となって取り組んでいる中で、成田空港の地位低下が危惧される羽田シフトは、このような機運を損ねかねないと憂慮している。
成田空港と羽田空港は、旺盛な国際航空需要を満たすため、首都圏空港として共に発展していくべきものであり、成田空港の更なる機能強化の早期実現を図るとともに、空港周辺の地域づくりを進める観点からも、下記について対応されたい。
記
1 我が国の国際競争力の強化を図るため、住民への生活環境対策等を実施しつつ、合意された成田空港の発着枠を最大限活用して国際線ネットワークを拡充させ、グローバルハブ空港としての地位を確固たるものにするよう、成田国際空港株式会社とともに積極的に取り組むこと
2 首都圏をはじめとする我が国の国際航空需要の伸びを成田空港でしっかりと受け止めるためには、「都心直結線」の実現など交通アクセスの強化が必須であり、アクセスを含めた成田空港の利便性の向上を速やかに図ること
3 今後、首都圏空港(成田空港・羽田空港)の機能強化の実施に当たっては、より一層丁寧に情報提供すること
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