羽田再拡張事業に関する県・市町村連絡協議会(定例会)の開催結果について(平成29年11月14日)
発表日:平成29年11月14日
総合企画部空港地域共生課
「羽田再拡張事業に関する県・市町村連絡協議会」では、国土交通省に対し、騒音軽減策等の検討・実施を求めているところですが、第27回の協議会において、国土交通省から以下のとおり説明があり、連絡協議会から意見を述べました。
県からの報告事項(羽田空港の航空機騒音に関する苦情件数)
- 平成29年4月から8月までの間に県及び関係市町に寄せられた苦情は100件(前年同期比5件減)であった。
国土交通省からの説明内容
1 航空機騒音の現況について
- 航空機騒音の測定結果等の航空機騒音の現況について情報提供。
- 羽田空港機能強化策等の諸般の方策の実施を通じて、今後も騒音軽減に努めたい。
2 羽田空港機能強化策及び騒音軽減策について
- 「機能強化策及び環境影響等に配慮した方策」の実現に向けた進捗状況等の報告。
・北風時の富津沖海上ルートの活用拡大を図るための、海ほたる上の航空灯台の輝度を上げる方策は、平成30年度予算により工事を実施し、同年度中の運用開始を予定。
- 機能強化に伴う航空機運用案については、現在、概定作業中であり、概定内容が明らかになり次第、機能強化後に予想される本県上空の通過機数や具体的な騒音影響等と併せて、速やかに提示する。
- 新飛行経路の導入等に伴い「羽田再拡張後の飛行ルート等に関する確認書」の改定が必要と認識しており、今後、具体的な内容を協議していくこととしたい。
3 総合的なコミュニケーションについて
- 昨年度に引き続き、千葉県内3か所でオープンハウス型の「市民相談会」を平成30年3月に開催する。(県内に大別して3種類ある着陸経路ごとに1か所。各1回開催。)
- 市民相談会の開催に合わせて、ニュースレター(情報紙)を発行する。
連絡協議会としての意見等
- 機能強化に伴う航空機の具体的な運用方法等の案の検討を進めるに当たっては、早朝・夜間の運用を含めて、その本県への影響を早急に提示したうえで、これらに対する本県側の意見も踏まえるとともに、住民生活への影響に極力配慮すること。
- 機能強化に伴い示された対策のほか、既存の飛行経路における更なる騒音軽減等のため、技術の進展等も踏まえた可能な対策について、引き続き検討・協議のうえ、早期に実施すること。
- 市民相談会での説明資料は、前回寄せられた意見に対する国の対応方針も盛り込むとともに、既存の飛行経路に関する内容や安全対策なども含め、会場(飛行経路)ごとに異なる住民の関心や意見を踏まえた内容とし、かつ、分かりやすい説明を心がけること。
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