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更新日:令和4(2022)年12月13日
ページ番号:16344
平成19年5月16日にアジア・ゲートウェイ戦略会議がとりまとめた「アジア・ゲートウェイ構想」に係る羽田空港関連の施策の実施について、同年6月6日、千葉県及び関係25市町村で構成する「羽田再拡張事業に関する県・市町村連絡協議会」から国土交通省に対し、騒音軽減策の徹底等を申入れました。
平成19年6月6日付け千葉県知事(羽田再拡張事業に関する県・市町村連絡協議会)発国土交通省航空局長あて
「アジア・ゲートウェイ構想」に係る施策の実施についての申入書
平成19年5月16日にアジア・ゲートウェイ戦略会議がとりまとめた「アジア・ゲートウェイ構想」においては、<羽田の更なる国際化、大都市圏国際空港の24時間化>が最重要課題として掲げられているが、羽田空港の着陸機のほとんどが千葉県上空を比較的低空で通過すること等から、羽田空港の実質的な増便につながる施策は、千葉県域に少なからぬ航空機騒音等の影響を与えることになる。
千葉県側は、羽田空港の発着機による騒音等の影響を受けながらも、我が国の国内航空需要へ対応することの必要性を理解し、これまで羽田空港の増便や再拡張に協力してきたが、国の政策を方向付ける同会議で「アジア・ゲートウェイ構想」がとりまとめられた直後に、更に、規制改革会議において、「成田空港は国際線の、羽田空港は国内線の基幹空港」とする国の基本方針を転換すべき等とする、地域の実情を考慮することのない机上の議論が行われたことに対し、本県及び関係市町村は深く危惧するものである。
ついては、本県及び下記市町村で構成する「羽田再拡張事業に関する県・市町村連絡協議会」の総意として、「アジア・ゲートウェイ構想」に係る施策を国土交通省が実施するにあたり、別記のとおり申入れるので、誠意を持って対応されるよう強く要望する。
一部で千葉県域への航空機騒音等の影響を考慮することなく羽田空港の無制約な国際化を求める議論がされているが、従来の「成田空港は国際線の基幹空港、羽田空港は国内線の基幹空港」という原則は今後も堅持されること。
(1)深夜早朝時間帯の国際旅客チャーター便の運航にあたっては、従来どおり海上ルートを原則とすること。
(2)特定時間帯(20時30分~23時00分の出発・6時00分~8時30分の到着)に国際旅客チャーター便を運航する場合は、平成17年8月29日付け国空環第56号で国土交通省から提示があった、着陸便の進入開始高度の引き上げや陸域上空の通過高度の引き上げ等の騒音軽減策の徹底を図ること。また、これらの騒音軽減策ついて、関係航空会社に対して十分周知を図ること。
再拡張前に羽田空港の発着枠を拡大する場合は、その具体的内容とその対策について速やかに協議を行うこと。
羽田再拡張事業に関する県・市町村連絡協議会構成市町村
千葉市・市川市・船橋市・木更津市・松戸市・茂原市・佐倉市・習志野市・柏市・市原市・流山市・八千代市・我孫子市・鎌ケ谷市・君津市・富津市・浦安市・四街道市・袖ケ浦市・印西市・白井市・印旛村・大網白里町・長柄町・長南町
アジア・ゲートウェイ戦略会議(首相官邸)
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