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更新日:令和5(2023)年3月28日

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教育・文化・スポーツ

ひらけ!ちばのパラスポーツ(全体版)

令和5年3月28日掲載

再生時間:48分29秒

障害の有無に関わらず、誰でもスポーツに親しめる環境を作るため、千葉県内では多くのパラスポーツ競技団体が活動しています。

県では、パラスポーツの魅力を知っていただくため、パラスポーツのルールや千葉県内のパラスポーツ競技団体を紹介する動画を作成しました。

是非、パラスポーツの魅力に触れてみてください。

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動画の内容

00分00秒 オープニング
ナレーション「スポーツを楽しむ。スポーツで喜び合う。それは、誰もが味わうことのできる感情。健常者も、障がいを持つ人も。私、長島三奈が千葉県内のパラスポーツ団体を訪ね、その魅力に触れました。ひらけ!千葉のパラスポーツ!」

00分38秒 誰でも手軽にできる!編「ボッチャ」
ナレーション「パラリンピックの正式種目、イタリア語で「ボール」を意味する「ボッチャ」。初めての人でも手軽に参加できるスポーツとして、今多くの人気を集めています。「ジャックボール」と呼ばれる白いボールに対し、赤と青1エンドそれぞれ6球ずつを投げてどちらが多く近づけられるかという分かりやすい競技です。」
ナレーション「そんなボッチャをこよなく愛するチームが、千葉県にも!この日私がお邪魔したのは、市原ボッチャクラブ。20年以上も活動を続け、今では40名を超える会員の方が所属しています。国際大会では、障がいの程度に応じて、4つのクラス分けがされるボッチャ。自分で投球ができない選手でも、ランプと呼ばれる器具を使い」
粥米利之さん「下、下、下、オッケー。(ランプを使って、投球位置を調整する)」
ナレーション「ランプオペレーターに自分の意志を伝えることができれば参加できます。」
粥米利之さんの母「一生懸命練習して良い球が投げられると良い気持ち、すごく「やった」っていう感じになるっていうことを言ってましたね。」
長谷川捷彦さん「ボッチャってすごい工夫の競技なんで、頭の体操にもなるなと、で健康にもいいなっていうことでハマっていったっていうね。」
小松輝昭さん「すごく頭を考えてやるスポーツだと思うし、相手の裏をかいた時にはものすごく「よっしゃー」って感じになりますね。」
ナレーション「クラブには、2023年の日本選手権で準優勝に輝いた選手も!藤井金太朗さんです。今の活躍に、大きな影響を与えてくれた方がいると言います。」
藤井金太郎さん「もう本当に大師匠っていうくらいですよ。始めたきっかけが、高校1年生くらいの時で養護学校に入りたての時にその時に廣瀬さんが講演会をしてくれて、自分が生徒の代表として廣瀬さんと戦うって時に初めてその時に廣瀬さんに勝って、楽しいなと思って。」
ナレーション「藤井さんがボッチャを始めるきっかけとなった大師匠とは、日本選手権で優勝9回、君津市出身の廣瀬隆喜さん!パラリンピックでは2つのメダルを獲得した、ボッチャ界のレジェンドです!廣瀬さんは、この市原ボッチャクラブに創設から携わり、2016年まで所属していました。」
ナレーション「そんな千葉が生んだ大スターから今回、特別にご指導いただくことに!まずは基本的な投げ方から教えてもらいましょう!」
廣瀬隆喜さん「アプローチ・ヒット・プッシュって基本の技があるんですけど。」
ナレーション「1つ目は、狙いのボールに寄せる「アプローチ」。」
長島三奈さん「持ち方って何かありましたっけ?」
廣瀬隆喜さん「こう手の平を下にすると、だいたい中指が真ん中に来やすいので。手の振りをちゃんと振った時に中指がちょうどジャックの方向にだいたい向いてる感じですね。最後まで手を合わせていただくと(投げて、ジャックボールにぴったり寄せる)」
長島三奈さん「お~キタ!」
ナレーション「2つ目は、邪魔な相手ボールをどかしたい時などに、ぶつけるように投げる「ヒット」。そして3つ目が、ほかのボールを押して動かす「プッシュ」。この基本的な3種類の投げ方を、展開に応じて工夫しながら行っていくのがボッチャです。」
ナレーション「習うより慣れろ!ということで、1エンドの勝負をお願いしました!先行は、赤の私から。」
長島三奈さん「(赤を投げて、ジャックボールに寄せる)」
廣瀬隆喜さん「うまっ!」
ナレーション「お次は、青の廣瀬さん。(青を投げて、ジャックボールにぴったり寄せる)」
長島三奈さん「ビッタビタ来た~!(拍手)」
ナレーション「お互い1球ずつを投げたあとは、ジャックボールから遠い選手が投げていきます。」
廣瀬隆喜さん「青押しちゃってもいいかもしれない。ヒットで青を動かして、そうするとたぶん間があくのでそこをアプローチで寄せる。」
長島三奈さん「じゃあ青に当てるイメージで(赤がジャックボールに当たり、ジャックボールを弾く)」
廣瀬隆喜さん「あ、うま!!」
長島三奈さん「よかった(拍手)ズレたんですけど」
廣瀬隆喜さん「ちょっとプッシュで(先に投げた青を押して、ジャックボールに近づける)」
長島三奈さん「すご~い(拍手)」
廣瀬隆喜さん「動かしたほうがいいかな?」
長島三奈さん「青を?」
廣瀬隆喜さん「そうです、そしたらたぶん青がちょっと横にずれる可能性があるので。」
長島三奈さん「(赤を投げて、ジャックボールに近い青に当たり、青がジャックボールを弾く)」
廣瀬隆喜さん「あ、行った!うまっ!!」
長島三奈さん「(拍手)あ~~」
廣瀬隆喜さん「三奈さん絶好調!」
廣瀬隆喜さん「赤が近い!」
長島三奈さん「本当ですか!お~!」
廣瀬隆喜さん「じゃあ俺はアプローチで寄せに行きます。(ジャックボールにぴったり寄せる)」
ナレーション「見事なアプローチで、ジャックボールに近いのは廣瀬さんの青に。」
廣瀬隆喜さん「自分のこの赤いボールを押せれば。」
長島三奈さん「赤を押す。ここを狙えばいいですか?」
廣瀬隆喜さん「そうですね」
長島三奈さん「(赤を投げてジャックボールから遠い赤に当たりながら、ジャックボールに寄せる」
廣瀬隆喜さん「わ~(笑)そっち!?」
長島三奈さん「狙いじゃない!」
ナレーション「狙いとは違うラッキーな一投でしたが、ジャックボールに近いのは、まだ廣瀬さんの青。次のボールは「プッシュ」で近づけようとしたんですが、押し過ぎてしまい、いよいよ私は最後の1球に。」
廣瀬隆喜さん「イメージ的にはその左の赤をちょっと押すイメージですね。」
長島三奈さん「もうラスト1球守りに入っちゃダメなので、もう当たって砕けろでもう、強めに行きます。(ジャックボールに一番近い青に当たり、青がジャックボールを押し出し、先に投げた赤に寄る)」
廣瀬隆喜さん「あ、うま!!行ったんじゃない!?」
ナレーション「またも狙いとはズレてしまいましたが、当たった青がジャックボールを押して、赤の隣に!」
廣瀬隆喜さん「すげえ、勝負師(笑)」
長島三奈さん「(笑)よかった~!」
廣瀬隆喜さん「うま!」
ナレーション「それでも廣瀬さんは、あと3球残っています。まずはこのボールで、スペースを開くと、次はプッシュで、青ボールを動かしました!ラスト1球を残して、1番近いのは、まだ私の赤!」
廣瀬隆喜さん「最後白かな。ジャックに当てる。(ジャックボールに当たり、当たったジャックボールが先に投げた青の近くに)」
ナレーション「廣瀬さんの最後のボールは!」
長島三奈さん「お~!」
ナレーション「ジャックボールを動かして青に寄せつつ、投げたボールもジャックのそばに!私の赤より内側にある青の数が得点になるので、これで廣瀬さんは2点獲得。圧巻の勝利でした!」
長島三奈さん「すごい廣瀬さん!いや~楽しかった~!」
ナレーション「このように、工夫する奥深さもありながら、障がいがある人もない人も、さらには年齢や性別の垣根も超えて、誰もが一緒に楽しむことができるのが、ボッチャの何よりの魅力なんです!」
長島三奈さん「ボッチャに出会う前の自分と出会った後の自分っていうのは、この辺が自分変わったかなっていうのはありますか?」
廣瀬隆喜さん「皆さんに言うと結構驚かれるんですけど、あの学生の頃結構人見知り激しくて、ボッチャに出会ってから、ボッチャって個人戦とチーム戦があるんですよね。チームメイトと共有しなければいけないですし、ファンの方と話したりとか、たくさんの方に応援していただいてて、いろんな方と話すことが結構増えたので、前よりは変わったかなというふうには思っています。」
長島三奈さん「じゃあ例えば今、スポーツを始めようっていうのも「いや私スポーツ苦手だし」っていろんな方が見てらっしゃると思うんですけど。」
廣瀬隆喜さん「実際生の観戦に行くっていうのも少し1つ手なのかなというふうに思います。観に行くことで感じられるものもありますので、まずは一歩そこに出るっていうのが大事なのかなと思います。」
長島三奈さん「本当に是非オススメです。一歩足を踏み入れたら楽しい!」
廣瀬隆喜さん「私たちもボッチャの会場を満員にするっていうのがずっと長年の夢というか目標なので。見学から始まったり応援から始まったりとかして、実際そこからやりたくなって実際競技に入っていただければいいなというふうに思いますね。」
ナレーション「見るも楽しい、やるも楽しい、私も大好きなボッチャ!ぜひ皆さんもこの魅力に、触れてみてください!」

11分38秒 誰でも手軽にできる!編「フライングディスク」
ナレーション「子供から大人まで、そして、障がいの程度に関わらず誰でも楽しめるスポーツ。フライングディスク!」
男の子「楽しい!」
女の子「はじめてー、これやったの。」
加藤碧流さん「身体を動かすのは元気になるし、身体も強くなるので、色んな人にもっとやって欲しいと思いますね。」
ナレーション「障がい者フライングディスクは、知的障がい者のスポーツとして、昭和50年代にアメリカから入ってきました。プラスチックの円盤を使い、安全で、誰でも参加できる参加型のスポーツです。」
ナレーション「フライングディスクには2つの正式種目があります。1つ目は、アキュラシー。5メートルまたは7メートル離れたゴールに向かって、連続10枚のディスクを投げます。輪の中にどれだけ多くの枚数を通過させたかを競う種目です。視覚に障がいがある方には電子音でゴール中心の位置を知らせます。そして2つ目は、ディスタンス。スローイングエリアの中から1人が3枚のディスクを連続して投げ、一番遠くに投げた距離で競う種目です。前方180度どの方向になげても有効です。」
ナレーション「千葉県ではフライングディスクの大会が年に2回、全国障害者スポーツ大会の予選を兼ねて行われています。」
ナレーション「今回は、フライングディスクを誰でも体験できるイベントが開催されました。正式種目のアキュラシーをはじめ、様々なコーナーが!」
ナレーション「こちらはディスゲッター。ディスクを投げ、ストラックアウトの要領で抜いた的の枚数を競います。ディスクゴルフ。主に、屋外で行われゴールまで投げた回数を競います。ゴルフのように少ないほうが勝利となります。さらに、ディスクで倒すペットボトルボーリングと、フライングディスクの様々な種目に多くの方が触れ合っていました。」
ナレーション「2018年の全国障害者スポーツ大会で1位となった勝股美和さん。フライングディスクと出会って本当に良かったといいます。」
(インタビュー:最初にやってみた感想は?)
勝股美和さん「最初はもう全然もうダメでして。でも、教えて頂いてる間に段々上手くなっていったっていう感じですね。フライングディスクをやっていると、ホントに自分が楽しいなということがあって、打ち込みたいなという気持ちがあって。」
(インタビュー:フライングディスクの魅力は?)
勝股美和さん「やっぱり記録というか、自分の目標をもってやれるということが私としては魅力的だなと思っています。この競技は初心者でも本当に出来るので、みなさんに是非、やっていただきたいなと思っています!」
ナレーション「皆さん、フライングディスク、やってみてはいかがでしょうか?」

14分54秒 自分に合った種目ができる!編「陸上競技」
ナレーション「車いす・視覚障がい・知的障がいなど、さまざまな障がいに合った種目ができる陸上。東京パラリンピックでは、なんと167種目が実施されました。公平に競技ができるように、選手が持つ障がいの種類や程度によって細かくクラス分けをされています。障がいの程度は数字で表され、例えば視覚障がいだと、11が一番障がいの重いクラスで、14が一番障がいの軽いクラスになります。」
ナレーション「こちらは千葉県総合スポーツセンターにある大きな陸上競技場。この日は記録会が行われていました。主な参加者は、ワンズパラアスリートクラブの選手たち。千葉から世界を目指す、陸上チームです。身体・知的問わず選手を募集していて、現在は約20人が在籍しています。ワンズパラアスリートクラブは月に10回程度練習会を行い、チームに所属していない方もパラ陸上を体験できる機会をつくっています。」
参加者「楽しかったですよ。」
ナレーション「若手の有望選手がいるということで、記録会を見学させていただきました。こちら、黒のユニホームを着た選手。中村遙斗さんに注目してください。」
ナレーション「スタート。この100メートル走、立って走る立位の中で、様々な障がいのクラスの選手が同時に走ります。中村さん、力強い走りで、タイムは11秒79。」
長島三奈さん「初めて中村さんのレースを拝見して。遠目だったんですけど、本当に躍動感のあるかっこいいフォームで。ごめんなさい失礼な言い方なんですけど、正直どこが具合が悪いのかなって全くわからないんですよ。」
中村遙斗さん「ありがとうございます。」
長島三奈さん「本当にかっこいいフォームで。」
中村遙斗さん「一応上半身の筋萎縮なので。腕が例えばすごく細くなっていたり。ここから上に上がらないので。」
長島三奈さん「右手が上がらない。今だらんとしているのはどんな感じですか?」
中村遙斗さん「感覚がなくて。手を手首の力で上に上げるとか指を伸ばすことができないんですよ。だんだんだんだん筋肉がなくなっていく病気なので。腕は振られるものみたいな感じでやってます。」
ナレーション「中村さんの病気は、若年性一側上肢筋萎縮症。筋力の低下や手指の震え、握力低下などの症状があります。」
長島三奈さん「ご病気がわかったのは何歳の時だったんですか?」
中村遙斗さん「中学2年終わりなので14歳の時ですね。それまでずっと野球をやっていました。14歳の時にだんだんと力が入らなくなってきて。ストレートが真っ直ぐいかないなって。それから始まりました。」
長島三奈さん「球児でピッチャー?」
中村遙斗さん「ピッチャーやってました。それが変化球が曲がらんな、ストレートがうまくいかんなっていうので始まっちゃって。」
ナレーション「野球少年だった中村さん。病気が発覚し、大好きな野球を続けることはできませんでした。それでも新たなステージを見つけたのです。」
長島三奈さん「野球じゃなくて陸上って決めた一番の決め手はなんだったんですか?」
中村遙斗さん「かっこよかったからです。当時走ってた人が本当にかっこよくて。これ俺やりたいなっていうのがひとつでしたね。」
ナレーション「1年前の練習会ではじめてパラ陸上に触れ、その瞬間から、陸上にのめり込んだそうです。そして陸上を初めて1年足らずで全国障害者スポーツ大会に出場し、100メートルと走幅跳の2種目で優勝。しかもどちらも大会新記録での優勝でした。急成長を続ける中村さんですが、病気の症状は、陸上にどのように影響しているのでしょうか。」
中村遙斗さん「こんな感じでおいしょ。自分の体重をこうやってかけて潰しながら。どうしても無理だなっていう日はこっちになりますし。」
長島三奈さん「え!?こうやってついてスタートするんですか?」
中村遙斗さん「グーとかもできますし。」
長島三奈さん「一歩踏み出す時は下半身から行くっていう感じですか?」
中村遙斗さん「一般的な普通の方とかも最初に手が離れてから足が動くんですけど、手がパンって上に上げることがちょっと遅れちゃうので、足と手が同時くらいになっちゃう。最初がかなり遅くなっちゃいますね。なんかもっといい方法ないかなと思いながら探してる途中です。」
ナレーション「このように、選手はそれぞれの障がいと向き合い、工夫しながら陸上に取り組んでいます。」
ナレーション「視覚障がいのある選手は、走る時は、伴走者と一緒に走ります。走り幅跳びの時は、(手拍子)声や手拍子を頼りに踏み切ります。パラスポーツは、選手を支える方も一緒に参加しています。」
ガイド「楽しかった。ありがとね。」
選手「楽しかった。」
ナレーション「こちらは車いすで速さを競う種目。100メートルなどの短距離から、42.195キロを走るマラソンもあります。その最高時速は、約50キロ。車で走っているような感覚です。」
選手「普段の生活用の車いすと走るスピードも間違いなく違うけど、速く走れるっていうところは快感としてあるので。風を切って走るっていうところがとてもいいところかな。一番魅力なところなのかなと感じますね。」
長島三奈さん「体が病気になって野球ができなくなりましたっていう子がもし中村さんの近くにいたとしたらどういうふうに声をかけてあげます?」
中村遙斗さん「今はすごく辛いし、嫌だなっていう時期だとは思うんですけど、でもちょっと体動かして外行って公園見に行って。なんなら鳥見にいくとかでもいいので。ちょっとでも軽くなればいいかなと。「一緒に行こうぜ」くらいの感覚で気軽に誘っちゃうと思います。」
ナレーション「焦らずに、まずは外に出ることからはじめよう。中村さんもそうしてパラ陸上と出会いました。今では、大きな夢も芽生えています。」
中村遙斗さん「100メートルもっともっと速くできるポテンシャルあると思うので、自分の中で正解が見つかればなと思っています。目標としてタイムどうこうじゃなくて自分の走りが納得できるところまでやりたい。なので50、60になっても競技を続けられたらなと思っています。オリンピック行きたいですね。オリンピックっていうかパラリンピック。行きたいですね。次が?どこ?パリだ。」
長島三奈さん「次ロスもありますよ。」
中村遙斗さん「反省がいっぱい見つかっているので、それをひとつずつ潰すところからですね。」
ナレーション「千葉から世界へ。自分に合った種目を楽しみながら、目標達成に向けて!中村さん、応援しています!」

24分57秒 自分に合った種目ができる!編「水泳」
ナレーション「パラ水泳は、多くの人がチャレンジしやすい競技です。障がいの種類や程度によって細かくクラスが分けがされています。千葉県を拠点に練習を重ねているパラ水泳のチーム、千葉ミラクルズSC。このチームでもさまざまな障がいを持つ方が、水泳を楽しんでいます。」
ナレーション「右半身にまひのある篠田さんは片手・片足で水をかきます。」
篠田健さん「25メートルも泳げなかったんですけど。今は2、3キロ泳げるようになりました。」
ナレーション「視覚障がいの鎌田さんは、体力に自信のあるスポーツマン。力強い泳ぎです。」
鎌田正幸さん「結構鬼のようなメニューもあるんですけど、みんなで支え合ったりとか励まし合ったり、チームの中で盛り上げて練習をクリアするところはやっていて楽しいなと感じます。」
ナレーション「車いすで生活している佐久間さんも、水の中で軽快に泳いでいます。」
佐久間勇人さん「最初にパラ水泳を始めた時に自然と涙が出てきたんですよね。どうやってこの人たちは着替えるんだろうとか、腕がないのに。どうやってタッチするんだろうって思った時に、自分は脊髄小脳変形症ってだんだんと運動神経がダメになっていく病気なんですよね。運動神経がダメになるのにスポーツなんかやっていいのかって悩んでた時期があって。そんな時にそういう方たちを見て、私なんか五体満足あるじゃないかと思って、前に進めるぞと思ってやりました。」
ナレーション「人との出会いにもつながるパラスポーツ。中でも水泳は、いろいろな障がいを持った方が集まるため、障がい者同士でも知らなかったことや、新しい気持ちが芽生えることもあると言います。」
鎌田正幸さん「自分のことしか考えられなかったけど、ミラクルズのいろんな障がいの人がいて、車いすの人の移動の時は私が車いすを押す係で。だけど私全然見えないから、車いすに乗ってる人が指示を出すんです、次右とか。助け合いっていうのがすごくいいなって感じました。」
佐久間勇人さん「気持ちはいいですよね。例え負けちゃっても。みんないるので。みんなが支えになっていますね。私の病気の場合は引きこもっちゃうっていうか、家に閉じこもっちゃう人が多いんですよ。でもやってみて、できるできないかより、やるかやらないかで何かが変わるんじゃないかでやってみてからでも遅くないんじゃないかと思っています。」
ナレーション「水泳は個人競技ですが、千葉ミラクルズはひとつのチーム。お互いを支えながら水泳を楽しむ。そんな世界に飛び込んでみませんか?」
鎌田正幸さん「一回は体験してもらいたいなっていうのがあって、その時はみんなあたたかく受け入れてくれると思うし。練習きついけど練習が終わったらご飯を食べに行ったり水泳以外でも楽しみはあると思うので、もし参加してくれる人がいたらみんなで盛り上げて楽しくやっていきたいなって思っています。」

30分03秒 目指せ!パラアスリート編「バドミントン」
ナレーション「東京パラリンピックで初めて正式競技として行われたバドミントン。その魅力は、白熱するラリー!目の離せない攻防が繰り広げられ、見ていてワクワクする競技です。」
選手「体重移動とかができないし、足を使えないのでジャンプとかもできない。みなさんの動きを見て車いすでもこれだけできるんだなっていうところから始めて相手になるくらい動けるようになると楽しいと思います。」
選手「車いすだけではなくて健常者の方とも同じようにプレーができるので、ここだけではなくてお家の方とかお友達とかと練習することもできます。」
ナレーション「このパラバドミントン、千葉県出身の選手が強いこと、ご存じですか?東京パラリンピックで日本は9個のメダルを獲得。そのうち5個のメダルが千葉県出身選手が手にしたものなんです。」
ナレーション「今回は、このお2人にお話しを伺いました。シングルスとダブルスの2冠を成し遂げた里見紗李奈さん。47歳で銅メダルを掴んだ村山浩さん。」
長島三奈さん「東京パラリンピックのご活躍を、村山さんから見た里見選手の「ここすごかったな、ここはちょっと褒めちゃう」みたいな。」
村山浩さん「私普段ほとんど緊張しないんですよ、国際大会って。なんですけど、やっぱりダブルスの銅メダルの3位決定戦サーブ打つ時に本当に手が震えてしまって。すごい重圧がありました。その中で、まあ紗李ちゃんも多分一緒だと思うんですよ。その中でちゃんと勝ち切るっていうのは、普段ぽわぽわしてる感じがするんですけど、そういう最後の最後、締めるところはやっぱりちゃんとこう、クッと締めるっていうのはさすがだなと思いましたね。」
長島三奈さん「もうベテランの村山選手から「さすが」というお言葉が出ましたが、里見選手いかがですか?」
里見紗李奈さん「あんまりこういう話することないんで、本当に何か、お父さんから褒められてるみたいな感じの感覚で、何か照れ臭いなって思います。」
里見紗李奈さん「絶対金メダルは取るぞ!っていう気持ちではいましたけど、やっぱりいざ試合をすると弱気になっちゃう展開とかもかなりあったんですけど。無観客だったんですけど、やっぱりメディアの方とかがすごい撮影してくれてて、私はそのカメラの向こうで見てくれてる人がいるって思えると、そこからまた力が湧いてくるというか、何かそういうので自分の中で気持ちのコントロールをしながら試合頑張ったなっていう感じでした。」
ナレーション「パラ競技で使用するコートは、通常のバドミントンとネットの高さは同じ。ネットの下から約2メートルのラインまでは、常にアウトになるのが車いす独特のルールです。」
ナレーション「車いすと立位の2つカテゴリーがあり、障がいの程度や種類によって全部で6つのクラスに分かれています。この数字が小さいほど障がいの程度は重くなります。村山さんと里見さんは2人とも、WH1。車いすのカテゴリーで、一番障がいの重いクラスです。」
長島三奈さん「メダリストから、パラバドミントン、ここが面白いよっていうのを伝えるとしたら、一番の魅力っていうのはどういうところでしょうかね?」
村山浩さん「シングルスはそれぞれで戦うんですけど、ダブルスはそれが混ぜこぜになって戦うんですけども、その中でやっぱり障がいの重い選手がどうしても狙われるというか。なので我々が狙われる側になるんですけども、その中でやっぱり切り開いていかないといけないわけで。そういった駆け引きであったりとか、あとは、ダイナミックな動きの中の繊細さがあったりですとか、そういう風に障がいを抱えながらそれをやるっていう、そこがまた1つの見どころなのかなって言う風に思いますね。」
ナレーション「その練習を見ると…前に後ろに、素早い車いすさばき!初めての人でもできるのか、体験させてもらいました。」
長島三奈さん「村山さんの後についていきます。ちょっと待ってください。速い速い速い!結構スパルタですね。」
村山浩さん「車いすの競技いくつかありますけど、全力で後ろに下がるのはバドミントンだけですね。」
長島三奈さん「バスケもラグビーも全部前ですもんね。」
村山浩さん「テニスも前なので、これだけ全力でガンって下がるのはこれだけですね。」
長島三奈さん「これで止まらなきゃいけないですもんね、思い切り漕いで。」
里見紗李奈さん「ちょっと後ろに下がって。ナイスです。」
村山浩さん「いきまーす!」
長島三奈さん「(ラケットで打ってみる)」
里見紗李奈さん「動いてる、車いす!下がって!ナイスです!」
ナレーション「私は車いすを操作するだけで精一杯でしたが、ラケットを持って、素早く動く選手たちの凄さを感じました。」
ナレーション「中学時代、バドミントン部に所属していた里見さん。パラバドミントンと出会ったのは、2017年の春でした。」
里見紗李奈さん「18歳の時に交通事故で脊髄損傷で車いすになって。退院して、結構もう家の外から出たくなくなっちゃって、引きこもりがちになってたんですけど。それを見てた父が私を外に出すきっかけを作ってあげようっていうことで、この車いすでバドミントンできるチームが家の近くにあるっていうことで連れてってもらって。そこが村山さんのパシフィックっていうチームだったんですけど。」
里見紗李奈さん「村山さんと私が打ち合いをしてたらしくて、そしたら急に私が泣いて外に行っちゃったらしいんですよ。多分何か悔しい事があったんですよね。多分、意地悪をしたんですよ。私がその後に戻ってきて、もう一回お願いします!って言ったらしくて。多分そこら辺の時はもう多分、バドミントンが好きだったんじゃないかなとは思います。だから私も悔しいから頑張りたいとか、強くなりたいって思ったのがやっぱ続けられてるきっかけなんじゃないかなとは思います。覚えてないんですけどね。すごい言うんですけど。」
村山浩さん「本当覚えてないの?」
里見紗李奈さん「全然覚えてなくて。」
長島三奈さん「ちょっとでも、衝撃ですよね。村山選手も頑張ってほしいっていう、娘みたいなかわいい子が来て、いきなり泣きながら外出てちゃったら、ちょっとまずい、俺ちょっとやりすぎたかなみたいな。」
村山浩さん「いや、そうなんですよ。初めて紗李ちゃんがきて、ちょっと打ってみようよって。 初めて打った時に、初めて飛んできた球を見た時に、この子絶対強くなると思ったんですよ。すぐにお父さんのところに行って口説いて。そういうスタートですね。」
ナレーション「2014年に村山さんが発足させた、千葉県の車いすバドミントンチーム「パシフィック車いすバドミントンクラブ」。日本トップレベルの強豪チームです。」
村山浩さん「私が競技を始めた時に、何て言うんですかね。車いすで、千葉県内で、高いレベルで車いすで競技されてる方がちょっといらっしゃらなかったんですよね。当時は私しかメンバーがいなくて。で、ポスター作って、近くのリハビリの病院に貼らせてもらったりとか、色んな役所に行って営業して手作りポスター貼ったりとかっていう営業活動をしていく中で、ホームぺージ作ってみたりとか。その中でちょいちょい色んな人から、私行ってみたいです、僕やってみたいです、でその中で来たのが紗李ちゃん。まあほかにもたくさんいるんですけど。なので、私とするとこのパシフィックを作ったきっかけは、自分が練習したいからっていうのもありますし、そういう風にやりたいなって思ってる人が気軽に来れる場所が提供できたらいいよねっていうので始めたのがパシフィックなんですよね。」
ナレーション「今ではそんな村山さんの思いがかたちとなり、パシフィックから世界で活躍する選手が輩出されています。」
長島三奈さん「里見選手はまだ本当に競技歴数年で世界のトップまで行かれたので、「一緒に始めよう」とか「こういうの楽しいよ」とか声を掛けるとしたらどんな言葉をかけますか?」
里見紗李奈さん「そうですね。私自身が、やっぱり最初はパラスポーツに対してあまり前向きではなかったんですけど、父に勧められて、すごい勇気振り絞って行って、で、やっぱり色んな方たちと関わっていく中でパラバドミントンをして、大会に出てとか、本当さっき言ったように世界が広がったというか、それプラス自分に自信が持てるようになったりとか。自分の中では絶対にそうはならないって思ってたんですよ。何か私が行ってもどうせ何も変わらない、みたいなって思ってた自分が、今ここでこうやってしゃべってるのが本当不思議だなって思うけど、最初は本当に勇気振り絞って行ってよかったなっていうのは本当に思ってるので。最初はすごく勇気がいることだと思うんですけど、ちょっとね。少し勇気を振り絞って初めてみてもらえれば、きっとみんなあったかいと思うので。ぜひ。まあスポーツ以外でも、外出るきっかけとかを自分で作って頑張ってもらいたいなとは思います。」
ナレーション「みなさんも一歩踏み出してみませんか?」

41分59秒 目指せ!パラアスリート編「車いすバスケットボール」
ナレーション「東京パラリンピックで日本が銀メダルを獲得した競技。車いすバスケットボール。下肢に障がいのある選手が競技用の車いすに乗りプレーします。使用するコートやゴールの高さは、一般のバスケットボールと同じです。千葉県の車いすバスケットボールチーム、千葉ホークスは、11回も日本一に輝いている強豪。」
ナレーション「キャプテンの植木さんが競技を始めたきっかけは。」
植木隆人さん「誘われたし行ってみようかなという感じで体育館に行ってやらせてもらった時に、これってスポーツとして成り立つなというか。これすごいなっていうので気付いたら勝手にそこで始めてたっていうのがバスケを始めたきっかけですね。」
ナレーション「東京パラリンピック代表、川原さんは、千葉ホークスでプレーするために、地元の長崎から千葉へやってきました。」
川原凛さん「初めて触れた時は競技用の車いすに乗ったことがなかったのですごい初めて風を感じるというか、スピードや激しさもそうですし。初めてスポーツをしているという感覚になれたのが第一印象ですかね。」
ナレーション「時には激しくぶつかり合うほど、迫力のある競技。魅力はそれだけではありません。」
川原凛さん「もうひとつ自分がおもしろいなと思うのは、障がいが重い人も軽い人も平等に試合に出られて、軽い人だけが活躍するんじゃなくて、重い人にもその人のうまさとか、技術が顕著に試合に出るのが車いすバスケのおもしろいところかなと思っています。」
ナレーション「選手にはそれぞれの障がいに応じて持ち点が与えられ、コート上の5人の合計点は、14点以内と決められています。障がいの重い選手も軽い選手も平等に試合に出場するチャンスがあります。」
ナレーション「一般のバスケットボールと違うところは、車いすバスケットボールには、ダブルドリブルがないため、何度もドリブルを繰り返すことができます。ボールを持って3回車いすを漕ぐとトラベリングになります。車いすを漕げるのは2回まで。」
ナレーション「得点は通常のバスケットボールと同じで、このシュートは2点。3ポイントシュートもあります。一方で、車いすならではのプレーも。片方の車輪を上げて、より高さを出して、シュート。ティルティングという技です。スピードや、ぶつかり合う激しさに加え、高度な技術が光る車いすバスケットボール。」
ナレーション「千葉ホークスが目指すところは、日本一。週に2回体育館に集まり、その目標に向け練習を重ねています。」
「なぜ続けているかって、単純にうまくなりたいというのもあるし、根っこにあるのが車いすバスケットボールが好きになったっていうのがあって。僕は唯一健常者の方も車いすに乗れば障がいを持っている僕たちとも一緒に楽しめるというのがこのスポーツの魅力なんじゃないかなってすごく思っていて、東京パラリンピックを観た健常者の方達も「これ僕たちもやれるんじゃない?」って思って一緒にやってどんどん車いすバスケットが普及していけばなっていうふうにはすごく思いますね。」
ナレーション「千葉県が行っているパラスポーツイベントでは、千葉ホークスの選手が車いすバスケットボールを教えてくれる機会もあります。スポーツを始めたい障がい者の方も、健常者の方も、車いすバスケットボールにチャレンジしてみませんか?」
川原凛さん「始めたら何か絶対に変わるものはあると思うんですよね。僕は好きなことをひとつ見つけて続けて強くなれたっていうのがありますので。そういう感覚を車いすバスケを始めて掴んでもらえたら僕としては嬉しいなと思います。」

47分52秒 エンディング
ナレーション「誰もが挑戦しやすいスポーツもあり、障がいに寄り添ったスポーツもある。さらには世界へ羽ばたくチャンスも。千葉県内でも多くのパラスポーツ団体が活動していて、気軽に参加できる環境がすぐそばにあります。様々なパラスポーツがある中で、自分に合ったものを見つけ、チャンレンジしてみませんか?ちばから、ひらけ!パラスポーツ!」

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所属課室:環境生活部生涯スポーツ振興課生涯スポーツ室

電話番号:043-223-4105

ファックス番号:043-222-5716

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