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更新日:令和5(2023)年3月28日

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教育・文化・スポーツ

ひらけ!ちばのパラスポーツ(バドミントン)

令和5年3月28日掲載

再生時間:11分56秒

障害の有無に関わらず、誰でもスポーツに親しめる環境を作るため、千葉県内では多くのパラスポーツ競技団体が活動しています。

県では、パラスポーツの魅力を知っていただくため、パラスポーツのルールや千葉県内のパラスポーツ競技団体を紹介する動画を作成しました。

是非、パラスポーツの魅力に触れてみてください。

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動画の内容

目指せ!パラアスリート編「バドミントン」
ナレーション「スポーツを楽しむ。スポーツで喜び合う。それは、誰もが味わうことのできる感情。健常者も、障がいを持つ人も。私、長島三奈が千葉県内のパラスポーツ団体を訪ね、その魅力に触れました。ひらけ!千葉のパラスポーツ!」
ナレーション「東京パラリンピックで初めて正式競技として行われたバドミントン。その魅力は、白熱するラリー!目の離せない攻防が繰り広げられ、見ていてワクワクする競技です。」
選手「体重移動とかができないし、足を使えないのでジャンプとかもできない。みなさんの動きを見て車いすでもこれだけできるんだなっていうところから始めて相手になるくらい動けるようになると楽しいと思います。」
選手「車いすだけではなくて健常者の方とも同じようにプレーができるので、ここだけではなくてお家の方とかお友達とかと練習することもできます。」
ナレーション「このパラバドミントン、千葉県出身の選手が強いこと、ご存じですか?東京パラリンピックで日本は9個のメダルを獲得。そのうち5個のメダルが千葉県出身選手が手にしたものなんです。」
ナレーション「今回は、このお2人にお話しを伺いました。シングルスとダブルスの2冠を成し遂げた里見紗李奈さん。47歳で銅メダルを掴んだ村山浩さん。」
長島三奈さん「東京パラリンピックのご活躍を、村山さんから見た里見選手の「ここすごかったな、ここはちょっと褒めちゃう」みたいな。」
村山浩さん「私普段ほとんど緊張しないんですよ、国際大会って。なんですけど、やっぱりダブルスの銅メダルの3位決定戦サーブ打つ時に本当に手が震えてしまって。すごい重圧がありました。その中で、まあ紗李ちゃんも多分一緒だと思うんですよ。その中でちゃんと勝ち切るっていうのは、普段ぽわぽわしてる感じがするんですけど、そういう最後の最後、締めるところはやっぱりちゃんとこう、クッと締めるっていうのはさすがだなと思いましたね。」
長島三奈さん「もうベテランの村山選手から「さすが」というお言葉が出ましたが、里見選手いかがですか?」
里見紗李奈さん「あんまりこういう話することないんで、本当に何か、お父さんから褒められてるみたいな感じの感覚で、何か照れ臭いなって思います。」
里見紗李奈さん「絶対金メダルは取るぞ!っていう気持ちではいましたけど、やっぱりいざ試合をすると弱気になっちゃう展開とかもかなりあったんですけど。無観客だったんですけど、やっぱりメディアの方とかがすごい撮影してくれてて、私はそのカメラの向こうで見てくれてる人がいるって思えると、そこからまた力が湧いてくるというか、何かそういうので自分の中で気持ちのコントロールをしながら試合頑張ったなっていう感じでした。」
ナレーション「パラ競技で使用するコートは、通常のバドミントンとネットの高さは同じ。ネットの下から約2メートルのラインまでは、常にアウトになるのが車いす独特のルールです。」
ナレーション「車いすと立位の2つカテゴリーがあり、障がいの程度や種類によって全部で6つのクラスに分かれています。この数字が小さいほど障がいの程度は重くなります。村山さんと里見さんは2人とも、WH1。車いすのカテゴリーで、一番障がいの重いクラスです。」
長島三奈さん「メダリストから、パラバドミントン、ここが面白いよっていうのを伝えるとしたら、一番の魅力っていうのはどういうところでしょうかね?」
村山浩さん「シングルスはそれぞれで戦うんですけど、ダブルスはそれが混ぜこぜになって戦うんですけども、その中でやっぱり障がいの重い選手がどうしても狙われるというか。なので我々が狙われる側になるんですけども、その中でやっぱり切り開いていかないといけないわけで。そういった駆け引きであったりとか、あとは、ダイナミックな動きの中の繊細さがあったりですとか、そういう風に障がいを抱えながらそれをやるっていう、そこがまた1つの見どころなのかなって言う風に思いますね。」
ナレーション「その練習を見ると…前に後ろに、素早い車いすさばき!初めての人でもできるのか、体験させてもらいました。」
長島三奈さん「村山さんの後についていきます。ちょっと待ってください。速い速い速い!結構スパルタですね。」
村山浩さん「車いすの競技いくつかありますけど、全力で後ろに下がるのはバドミントンだけですね。」
長島三奈さん「バスケもラグビーも全部前ですもんね。」
村山浩さん「テニスも前なので、これだけ全力でガンって下がるのはこれだけですね。」
長島三奈さん「これで止まらなきゃいけないですもんね、思い切り漕いで。」
里見紗李奈さん「ちょっと後ろに下がって。ナイスです。」
村山浩さん「いきまーす!」
長島三奈さん「(ラケットで打ってみる)」
里見紗李奈さん「動いてる、車いす!下がって!ナイスです!」
ナレーション「私は車いすを操作するだけで精一杯でしたが、ラケットを持って、素早く動く選手たちの凄さを感じました。」
ナレーション「中学時代、バドミントン部に所属していた里見さん。パラバドミントンと出会ったのは、2017年の春でした。」
里見紗李奈さん「18歳の時に交通事故で脊髄損傷で車いすになって。退院して、結構もう家の外から出たくなくなっちゃって、引きこもりがちになってたんですけど。それを見てた父が私を外に出すきっかけを作ってあげようっていうことで、この車いすでバドミントンできるチームが家の近くにあるっていうことで連れてってもらって。そこが村山さんのパシフィックっていうチームだったんですけど。」
里見紗李奈さん「村山さんと私が打ち合いをしてたらしくて、そしたら急に私が泣いて外に行っちゃったらしいんですよ。多分何か悔しい事があったんですよね。多分、意地悪をしたんですよ。私がその後に戻ってきて、もう一回お願いします!って言ったらしくて。多分そこら辺の時はもう多分、バドミントンが好きだったんじゃないかなとは思います。だから私も悔しいから頑張りたいとか、強くなりたいって思ったのがやっぱ続けられてるきっかけなんじゃないかなとは思います。覚えてないんですけどね。すごい言うんですけど。」
村山浩さん「本当覚えてないの?」
里見紗李奈さん「全然覚えてなくて。」
長島三奈さん「ちょっとでも、衝撃ですよね。村山選手も頑張ってほしいっていう、娘みたいなかわいい子が来て、いきなり泣きながら外出てちゃったら、ちょっとまずい、俺ちょっとやりすぎたかなみたいな。」
村山浩さん「いや、そうなんですよ。初めて紗李ちゃんがきて、ちょっと打ってみようよって。 初めて打った時に、初めて飛んできた球を見た時に、この子絶対強くなると思ったんですよ。すぐにお父さんのところに行って口説いて。そういうスタートですね。」
ナレーション「2014年に村山さんが発足させた、千葉県の車いすバドミントンチーム「パシフィック車いすバドミントンクラブ」。日本トップレベルの強豪チームです。」
村山浩さん「私が競技を始めた時に、何て言うんですかね。車いすで、千葉県内で、高いレベルで車いすで競技されてる方がちょっといらっしゃらなかったんですよね。当時は私しかメンバーがいなくて。で、ポスター作って、近くのリハビリの病院に貼らせてもらったりとか、色んな役所に行って営業して手作りポスター貼ったりとかっていう営業活動をしていく中で、ホームぺージ作ってみたりとか。その中でちょいちょい色んな人から、私行ってみたいです、僕やってみたいです、でその中で来たのが紗李ちゃん。まあほかにもたくさんいるんですけど。なので、私とするとこのパシフィックを作ったきっかけは、自分が練習したいからっていうのもありますし、そういう風にやりたいなって思ってる人が気軽に来れる場所が提供できたらいいよねっていうので始めたのがパシフィックなんですよね。」
ナレーション「今ではそんな村山さんの思いがかたちとなり、パシフィックから世界で活躍する選手が輩出されています。」
長島三奈さん「里見選手はまだ本当に競技歴数年で世界のトップまで行かれたので、「一緒に始めよう」とか「こういうの楽しいよ」とか声を掛けるとしたらどんな言葉をかけますか?」
里見紗李奈さん「そうですね。私自身が、やっぱり最初はパラスポーツに対してあまり前向きではなかったんですけど、父に勧められて、すごい勇気振り絞って行って、で、やっぱり色んな方たちと関わっていく中でパラバドミントンをして、大会に出てとか、本当さっき言ったように世界が広がったというか、それプラス自分に自信が持てるようになったりとか。自分の中では絶対にそうはならないって思ってたんですよ。何か私が行ってもどうせ何も変わらない、みたいなって思ってた自分が、今ここでこうやってしゃべってるのが本当不思議だなって思うけど、最初は本当に勇気振り絞って行ってよかったなっていうのは本当に思ってるので。最初はすごく勇気がいることだと思うんですけど、ちょっとね。少し勇気を振り絞って初めてみてもらえれば、きっとみんなあったかいと思うので。ぜひ。まあスポーツ以外でも、外出るきっかけとかを自分で作って頑張ってもらいたいなとは思います。」
ナレーション「みなさんも一歩踏み出してみませんか?」
ナレーション「誰もが挑戦しやすいスポーツもあり、障がいに寄り添ったスポーツもある。さらには世界へ羽ばたくチャンスも。千葉県内でも多くのパラスポーツ団体が活動していて、気軽に参加できる環境がすぐそばにあります。様々なパラスポーツがある中で、自分に合ったものを見つけ、チャンレンジしてみませんか?ちばから、ひらけ!パラスポーツ!」

 

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