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更新日:令和7(2025)年11月17日
ページ番号:815104
| 日時 | 令和7年11月13日(木曜日)10時30分から11時04分 |
|---|---|
| 場所 | 本庁舎5階大会議室 |
| 動画 |
(知事)
皆様、こんにちは。
はじめに、台湾出張について、お知らせいたします。
来年の1月19日から21日まで、台湾へ出張をいたします。
台湾は、日本の農林水産物の主要な輸出先ですが、本県農林水産物の輸出にあたって、これまで放射性物質検査報告書等の提出が必要となっておりました。しかし、本年8月に台湾当局から、日本産食品に対する輸入規制を撤廃する方針が示され、本県にとって長年の懸案事項であった輸入規制撤廃の実現が見込まれる情勢となりました。このため、県産品の輸出拡大に向けて、関係団体の方々とともに現地の日本産食品大手輸入商社等と、今後の取引拡大に向けた意見交換を行います。
加えて、一昨年に私が出張した際、県産農林水産物の規制撤廃の要請を行い、撤廃に向け御協力をいただいた台湾日本関係協会を訪問し、お礼を申し上げるとともに、規制撤廃後の輸出の拡大に向けた取組や今後の交流等について、幅広く意見交換を行います。
また、親日的で訪日旅行者数も多い台湾は、昨年の本県への宿泊者数は国・地域別で2位となっており、有望な市場であります。
そこで、台湾で2番目の人口を持つ台中市において、訪日教育旅行誘致のため、現地の教育関係者に対する説明会を開催し、本県のPRを行うとともに、県内観光事業者が参加する台湾の旅行会社を対象とした観光商談会を実施し、さらなる観光客の誘致を図ります。
さらに、経済関係者等と面会し、継続的な経済交流についての意見交換を行っていきたいと考えています。
また、本県の友好都市である桃園市とは、文化・スポーツ等の分野での交流を行っており、来年に友好都市提携10周年を迎えることから、今後のさらなる交流の促進に向けた意見交換を行います。
令和5年に知事就任後初めての海外出張先として台湾を訪問して以来、今回が2回目の台湾出張となります。前回の出張から築いてきた現地関係団体等との連携を活かして、県産農林水産物の輸出の促進や本県への観光誘客につながるプロモーション等を実施し、今後の本県経済の一層の活性化に資するよう、しっかりと取り組んでまいります。
(知事)
次に、「農福連携」の普及・啓発に関する二つのイベントについて、お話しいたします。
県では、障害のある方が農業分野で活躍することを通じ、自信や生きがいを持って社会参画を実現していく、農福連携の取組を推進しています。農福連携に取り組むことで、障害のある方の就労や生きがいづくりの場を生み出すだけでなく、担い手不足や高齢化が進む農業分野において、新たな働き手の確保につながる可能性もあります。
昨年11月には、本県において「農福連携全国フォーラム」が開催されたところであり、高まりつつある機運を継続させ農福連携の輪をさらに広げるため、このたび、農業・福祉関係者等の参加を募り、「ちば農福連携フォーラム」を県として初めて開催いたします。
フォーラムの第1部では、農福連携を研究している千葉大学の吉田行郷教授による基調講演や、実際に農福連携に取り組む方々によるトークセッションを通して、初めて聞く方にも、農福連携の取組や魅力を知っていただく内容となっています。
第2部では、農福連携に取り組む団体が作った落花生やさつまいもなどはもちろん、ジャムなどの試食や取組の紹介などを通じて、参加者同士の交流を深めていただく内容となっています。
また、障害のある人もない人も一緒に楽しめるダンスパフォーマンスなども予定しております。フォーラムの詳細は、県ホームページを御覧ください。農業・福祉関係者だけでなく、応援いただける企業など、皆様の御参加をお待ちしています。
さらに、こうした取組を県民の皆様に広く知っていただくとともに、障害のある方が活躍し、工賃向上につなげるため、農福連携によって生まれた、ちばの農産物や加工品の合同販売会、「ちば農福連携マルシェ」を開催いたします。
8回目となる今年度は、12月5日金曜日と翌6日土曜日の午前11時から午後7時まで、JR千葉駅中央改札外コンコースで19事業所が販売いたします。
また、これに先立ち、12月3日水曜日と翌4日木曜日には、同じ場所で17事業所が参加し、障害のある方が丁寧に作り上げた雑貨やお菓子などを販売する「手しごとマルシェ」を開催いたします。是非、たくさんの方にお立ち寄りいただき、商品を手に取って、品質の高さなどを知っていただければと思います。
この機会を通じて、農福連携が持つ素晴らしい魅力や、この取組から生まれた商品をぜひ多くの皆様に知っていただければと思います。
また、これらの取組を通じ、新たなつながりが生まれ、応援の輪がさらに広がっていくことを心より願っております。
(知事)
次に、「ちばの発酵ロゴマーク」の決定について、お話しいたします。
本県は、和食を支える代表的な調味料である醤油とみりんの生産量が全国1位であるなど、日本有数の発酵県であり、日本酒や味噌、チーズなどの様々な発酵食品が製造され、県内各地に発酵の文化や歴史が根付いています。
さらには、バイオテクノロジー分野でも活用されており、発酵は本県の大きな魅力の一つとなっています。
そこで、「ちばの発酵」の魅力を国内外に向けて継続的にPRするため、ロゴマークを公募し、この度、決定いたしましたのでお知らせいたします。
「ちばの発酵ロゴマーク」は、本年6月からの2か月間で応募のあった1,261作品の中から、外部委員も含む審査会を経て決定いたしました。募集に当たっては、年齢やプロ・アマ問わず、どなたでも参加いただける形で行い、県内をはじめ全国各地から、また、10代から80代まで、多くの皆様に作品を提案いただきました。誠にありがとうございます。
このロゴマークは、「千葉」と「発酵」が一目でわかるデザインとなっています。その構成要素として、発酵食品の代表的な原材料である「麦・米・大豆」と、本県が発祥である酪農にちなんだ「牛」が、仕込みなどで使用される「樽」の中に、一つにまとめられています。
また、単色でシンプルなデザインであることから、商品包装や店内装飾など様々な形で使用できると考えています。
ロゴマークは、事前の申込みを行った上で、無料で使用できます。本日から受付を開始しますので、希望される場合は、県ホームページを御確認ください。多くの皆様からの申込みをお待ちしております。
今後、ロゴマークが、ちばの発酵のシンボルとして末永く愛されるよう、様々な取組に活用し、広く周知を図っていきます。
引き続き、「発酵県ちば」の更なるブランド化を図り、県産品の販路拡大や誘客促進につなげられるよう、取組を進めてまいります。
(知事)
次に、第15回「ちばコラボ大賞」の決定について、お話しいたします。
県では、地域の課題解決のため、市民活動団体や企業、学校、地縁団体などが「連携」して取り組んでいる事例の中から、他のモデルとなる優れた事例を「ちばコラボ大賞」として毎年表彰しています。
15回目となる今年度は、千葉県知事賞に加え、新たに特別賞を創設し、ちばコラボ大賞の趣旨に賛同する、株式会社千葉日報社及び株式会社千葉銀行から表彰していただきます。
今回、23事例の応募の中から、知事賞3事例、特別賞2事例を決定いたしましたので、御紹介します。
知事賞の一つ目は、「みんなの図書館」です。四街道市立図書館において、地域の団体や企業等と連携し、子育て支援や健康づくりなど多彩な活動を通じ、新たな公共空間の創出に取り組む事例です。
二つ目は、「健康まちづくりプロジェクト」です。佐倉市内の高校、企業、行政等が連携し、「健康」をテーマとした探究学習の一環として、楽しく歩ける夜道づくりに取り組んだ事例です。
三つ目は、「てらちば地域共育・世代間交流プロジェクト」です。
千葉市内の団体や町内会等が、田植えやキャンプなど、多様な体験機会を創出し、子ども・大学生を中心とした多世代交流を生んでいる事例です。
次に、株式会社千葉日報社が選考した特別賞事例は、「ジュニア防災リーダー養成プロジェクト」です。流山市内の小学生を対象に、実践的な講座を通じ、次世代の防災リーダー育成に取り組んだ事例です。
最後に、株式会社千葉銀行が選考した特別賞事例は、「みらいにつなぐ里やま」です。
富里市内の谷津を活動拠点とし、里山の保護に加え、体験プログラムの開催などを通じ、人的交流の機会の創出にも繋げている事例です。
「ちばコラボ大賞」の表彰式と事例発表・交流会は、来月15日に、ホテルプラザ菜の花で行います。一般の方も参加できる申込受付は来月5日まで行っております。詳細は県ホームページを御覧ください。
県では、優れたコラボ事例を広く周知することにより、多様な主体の連携、協働を促し、地域における様々な課題の解決等に繋げてまいります。
(知事)
次に、「千葉の梨ブランドデザイン」一般投票の開始について、お知らせいたします。
県では、令和5年度から、日本なしの集中的なプロモーションに取り組んでいます。
「梨といえば千葉県」というイメージを広く訴求するため、新たなブランドデザインを募集したところ、585作品の応募がありました。御応募いただいた皆様には感謝を申し上げます。この度、20作品が一次審査を通過し、この20作品に対し、一般投票を実施いたします。投票期間は、11月17日月曜日から11月30日日曜日までです。ぜひ、千葉の梨ブランドデザイン一般投票サイトにアクセスいただき、投票をお願いします。
なお、一般投票で選ばれた作品は、選考委員会による審査を経て、最優秀作品を1点決定いたします。
また、最優秀作品は、「千葉の梨」のPRに際して、贈答箱をはじめ、ポスターやのぼりなど各種販促物に幅広く活用していく予定です。
千葉県の梨は、250年以上も昔、江戸時代から続く栽培技術の蓄積により、「味が自慢の千葉の梨」として、高い品質を誇っています。
千葉県の美味しい梨をPRするため、皆様の御参加をお待ちしております。
(知事)
最後に、鴨川市内における大規模太陽光発電施設計画に関する有識者会議・第1回会議の開催について、御説明いたします。
鴨川市内の太陽光発電施設の計画は、急峻な地形の中での盛土を伴う大規模な林地開発であり、私も先日、上空から状況を確認したところですが、災害防止や環境保全などに配慮する必要があると認識を改めてしたところであります。
そこで、既に県では庁内関係課の多角的な視点で情報を共有することを目的として連絡会議を開催し、部局横断的な対応を行ってきていますが、計画に関し、様々な角度から技術的な助言をいただくことを目的として、有識者会議を立ち上げることとし、このたび、第1回会議を11月18日火曜日に開催することといたしました。
有識者会議は、地すべりや森林、行政法等の専門家8名で構成され、事務局は県と鴨川市で担うことといたします。
第1回会議では、事業の概要や関連する法制度、これまで県が行ってきた対応などについて御説明し、委員の方々から御意見を伺うことを予定しています。本会議を通じて、現行の法制度などの枠組の中で、事業者への行政指導などを県として適切に行っていくに当たり、災害防止や環境保全等の各分野に関して念頭に置くべき事項などについて、幅広く御意見を伺ってまいりたいと考えています。
私からは以上です。
(記者)
よろしくお願いします。
まず台湾出張に関して伺います。こちら出張の狙いと意気込みを改めて伺えればと思います。
(知事)
先ほど申し上げたとおり、台湾は大変親日的な地域であります。そして日本からの農林水産物、食品の輸出先国として世界第3位でありまして、千葉県の県産品についても今後の輸出の拡大が望める状況であります。とは言いながら千葉県は他県と比べて、この輸入の規制があったことによって様々な懸案がございましたけれども、この撤廃の実現が見込まれる情勢にあることから、この機を逃がさずに台湾を訪問し、関係者とともにこの輸入商社等との意見交換会などを通じて、県産食品の更なる輸出拡大に繋げていきたいと考えています。
同時に我々は観光県でもありますが、台湾は非常に先ほど申し上げたとおり、日本に来る方々が多い、千葉に来る方々が多い地域であります。その中でも2番目の人口を持つ台中市において、この訪日教育旅行を含めた観光のプロモーションを実施し、更なる観光客の誘致を図ってまいります。
また現地に行ってから台湾三三会等のMOUの締結を含めて経済関係者とのこの結びつきも千葉県はかなり強まってきておりますので、この点についても、継続的な経済交流についての意見交換を行っていきたいと考えております。これら様々な取組を通じて、千葉県の経済の更なる活性化を一層図っていけると考えています。
(記者)
ありがとうございます。
続いて鴨川メガソーラーに関して伺います。地域には土砂災害など不安も広がっていく中で、改めて有識者会議に期待したい点、またあと、委員の人選の狙いについても伺えればと思います。
(知事)
急峻な地形の中で、大規模な盛土を伴う計画でありますので、災害の防止、環境保全等が十分に図られるかどうか、様々な角度から技術的な点も含めて、幅広く助言をいただきたいと考えています。国の様々な法律を整備する際にも審議委員等をされた非常にそれぞれの各分野の専門家の方々にお受けをいただきましたので、そういう意味で充実した形で有識者会議を立ち上げられると考えています。
(記者)
こちらの有識者会議についてなのですが、会議の中で開発行為の危険性などが示された場合は、工事計画の指導などに反映できるものなのでしょうか。
(知事)
いただいた御意見というのは、県がこの計画に対して様々な指導や事業者とやり取りする上では、当然ながら参考にさせていただきます。
(記者)
ありがとうございます。
最後にもう1点、メガソーラーの関連なのですが、こちら知事の就任前にはなりますが、2019年に県の開発許可が出ていますが、実際現地のほうでは、今、地域共生に関しては懸念も広がっている状況でして、こちらの開発許可については改めてどのように評価されますでしょうか。
(知事)
当時のこの林地開発許可については当時の関係法令に基づいて県として適正に審査を行い、森林審議会から妥当な計画であるとの答申を受けて行ったものでありますので、必要な手続きを経た上で行われたものだと考えています。
一方で私も見させていただいて、やはり急峻な地形であります。また当時は盛土規制法等がなかったこともあります。そういう意味では今この時点では、やはりもっともっと様々な観点から見ていく必要があると考えていますので、その点は県としても全庁的に対応してまいりますし、それから有識者会議も立ち上げて、そうした技術的な側面からもしっかりと見ていきたいと考えています。
(記者)
ありがとうございます。以上です。
(記者)
まず宿泊税のほうなのですけれども、先日千葉市のほうから県税収入から県内市町村への交付金の配分の割合をもう少し手厚くしてほしいという要望がありました。県では制度設計の準備をしているところだと思いますけれども、この配分の割合を変更するのかどうか、その辺についてどのように対応していくのかを教えてください。
(知事)
本当にこの間、関係の市町とは意見交換がだいぶ深まってきていると思っています。交付金も含めてそれぞれの制度の内容について意見交換を重ねて、調整すべき論点というのは明確になってまいりましたので、今後は調整のペースをしっかり上げて、クロージングに持っていけるだろうと思っています。
(記者)
配分の割合についても含めて調整していくということ。
(知事)
それぞれの市町から様々な要望をいただいていますので、それぞれをしっかりと整理した上で、どの市町村も納得できるような制度設計をしっかりと詰めていけると思っております。
(記者)
ありがとうございます。
もう1点なのですけれども、政府が今月中に取りまとめる総合経済対策の関係について、地方自治体が自由に使うことのできる交付金を拡充して、商品券などの発行を促す方向性が一定程度示されていますけれども、知事はかねてから事務負担という部分を懸念されていますけれども、自治体にとって商品券の配布先の線引きや、それから配布に係る事務手続きの負担増が自治体にとっては懸念されていますけれども、今回の件について、知事のお考えを聞かせてください。
(知事)
現状、報道ベースの情報でしかないわけでありますけれども、先ほどお話があったとおり、お米券の導入や対象者の決定などを、地方自治体の判断に委ねる制度設計を検討していると見ております。もう、この給付金を含めて何度も申し上げてきているとおり、全国民に関わる制度の設計にあたっては、地方に事務を任せるのではなくて、国が実施主体となって、一元的な仕組みの構築について検討していただきたいと思っています。
お米券の配布はこの中間コストというんですかね、事務費も過去の事例から大変事務費がかかるということもありますし、お米券の場合はJAのほうにそうした手数料も行きますし、そういう意味で物価高騰対策として全国民に対するものはしっかり責任を持って国が行っていく。
それから、何か行う際に地方自治体に過剰な負担等を課さない効率的なやり方というのをしっかり考えていただくことが、最終的には中間コストに消えずに、国民の皆さん方に物価高騰対策として正しく届けられる手法を、しっかり検討していく必要があるのではないのかなと思います。
(記者)
ありがとうございます。以上です。
(記者)
宿泊税に関連してなのですけれども、浦安市との間で福岡方式の導入を巡って意見が一致していない状況だと思うのですが、今後調整をスピードアップしていくというお話がありましたけれども、この浦安市とどういうふうにして向き合っていくか、そのあたりを伺えますか。
(知事)
浦安市とはもうかなりの回数、意見交換を重ねてきておりますので、双方前向きに話し合いが進んでいると認識をしています。しっかりと制度内容の調整は今後図られていくだろうと思います。
(記者)
浦安市も納得のいく形で県の宿泊税を導入したいという。
(知事)
そうですね。浦安市さんが求めている、そうした大事にしている部分をできる限り尊重しながら、県として、全県に適用する制度として、宿泊事業者の負担なども考慮した、そうした合理的な制度設計にしっかり持っていけるだろうと思っていますし、しっかり頑張って調整をしてまいります。
(記者)
ありがとうございます。
別件で、今週末に開幕するデフリンピックについてなのですけれども、県ゆかりの選手が10人出場予定ということで、日本初開催ということで関心も集まっていますが、知事の所感ですとか、あと大会への期待などあれば伺えればと思います。
(知事)
非常にそういう意味でこのデフリンピックがいよいよ開幕だなと思っています。
我が国にとってパラリンピックを開催したことで、これは千葉県もそうですし、全国的にも障害者のスポーツ、また障害のある人とない人とがともに交流する、そういう社会の実現に向けて大きな進歩が図られたと思いますが、その流れの中で、今回我が国で初めてデフリンピックが開催されることで、さらにこのデフスポーツもそうですし、また様々な障害のある方々に対する理解の促進に繋がっていくだろうと思っています。
だからこそ出場される県ゆかりの選手の皆さん方の活躍が期待されますし、これまでも様々な形でサポートしてまいりましたので、最高のパフォーマンスを発揮してくれることを楽しみにしております。県民とともに応援したいと思います。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
まず宿泊税について、先ほど知事は関係市町との意見交換を重ねて調整のペースを上げて、クロージングに持っていきたいとおっしゃっていました。いつぐらいに関係市町との意見交換を終えて、調整を終えていきたいのかという考えを、時期を教えてください。
(知事)
少しずつそれぞれの市町村との調整というのは深まってきていますので、あとはそれぞれの独自課税を検討している市町の皆さん方の条例制定も含めた、それぞれの事務スケジュールをしっかり見ながら、導入時期をしっかり全体を合わせていくことになりますので、制度の内容と、それからスケジュールについて、さらに調整を進めて、いずれ皆様方にお伝えをしたいと思います。
(記者)
分かりました。
あともう1点、鴨川のメガソーラーで、有識者会議は最終的な意見をまとめる時期というのはいつぐらいにしたいというお考えなのでしょうか。
(知事)
これはもう第1回目を開催して、それぞれ委員の方々のどういう視点でどういうことを見極めていくべきだという御意見をいただいた上で判断していくものだと思っております。
(記者)
この有識者会議では、最終的に有識者会議として何かしらの提言というものを出して、その提言を事業者の事業計画に反映させてもらいたいような、そういうお考えはあるのでしょうか。
(知事)
そうですね。基本的には、有識者会議を開催して、何度か開催していく中の御意見をしっかり取りまとめたものを私たちにお出しいただき、そしてそれを指導に反映していくという形になります。
(記者)
基本的には意見としてまとめたものを、今後出すかもしれない行政指導とかに反映をさせていくという。
(知事)
そうです。もちろん。
(記者)
分かりました。ありがとうございます。
(記者)
よろしくお願いします。
発酵のロゴマークについて聞きたいのですけれども、先ほどコンセプトの説明があったのですけれども、非常にシンプルで素敵なデザインだなと私も思いましたけれども、知事の感想と、どういった活用の仕方をされていくのがいいかというか、その辺の意見を教えてください。
(知事)
私もこれを一目見たときに、これはいいデザインだなと感じました。一目で発酵と千葉というのが分かりますし、そしてそれぞれの原材料のストーリーもそれぞれ見ていくと納得感のあるものだと思っています。
非常にシンプル且つ非常にいいデザインだと思っていますので、多様な使い方ができると思いますので、当然、我々県はこれから発酵県としていろいろな取組を行っていく上で積極的に活用してまいりますし、民間の方々も今いろんな形で黒アヒージョのアンバサダーも含めて、民間企業の方々にかなり今一緒に参画していただいていますので、市町村であったり、民間企業の方々にも積極的に使っていただくことで、県内外の方々に発酵といえば千葉というイメージをしっかり伝えていく、普及させていくことができるのではないかなと思います。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
よろしくお願いいたします。
先ほどの宿泊税のところで一つ確認をしたいのですけれども、市町村が独自課税する場合、県税額を下げる、いわゆる福岡方式について、知事はこれまで完全に否定されていたと思うのですけれども、導入することはないという考えは変わらないのか、その辺を確認させてください。
(知事)
そうですね。それは変わりはありません。
(記者)
分かりました。
あともう1点お伺いしたいのですけれども、メガソーラーについて、住民団体などからは県の開発許可をやっぱり取り消してほしいといったそういった声も出ていますけれども、現時点で取消の可能性というのはどう考えているのか、その辺について見解をもう少しお伺いできればと思います。
(知事)
取り消したいとか取り消さないとか、そういう予断を持ってやることそのものが行政としては不適切だと思っておりますので、現行法令に基づいてしっかりと対応していく。そして当然ながら先ほど来申し上げてきたとおり、住民の皆さんの懸念も十分に分かるし、それから災害の防止、環境の保全などの観点がしっかり果たされるかどうかということについては、しっかり厳しく見て対応していくという方針に変わりはありません。
(記者)
台湾出張の関係で、千葉県産の農林水産物の輸出拡大に向けた取組ということで、具体的に売り込みたい、PRしたい品目ですかね。重点的にこのあたり、何か果物とか、売り込みたいもの、想定しているものがございましたらお願いいたします。
(知事)
千葉県産はたくさんのものがあるのですけれども、例を挙げると、前回の台湾出張で関係性を構築したバイヤーと連携をして、昨年度から梨やさつまいものプロモーションを継続して実施して、着実に販路の拡大に繋がってきておりますので、そうした部分についてはさらに広げていきたいと思っておりますし、ほかにも水産物、水産加工品も含めて、千葉県にはたくさんのものがございますので、しっかりとそれぞれの地域の好みなども十分に把握した上で、流通の方々とも意見交換をしながら、一歩ずつ一歩ずつ販路拡大していきたいと考えております。
(記者)
特に新しくこの品目をというようなものが、多分いろいろ絞り込む中で。
(知事)
何かある、担当部署のほうから。敢えて。
(職員)
販売輸出戦略課でございます。今の御質問、知事のお答えどおりなのですけれども、今、輸入規制撤廃に向けたパブリックコメントが終わって、それが手続きを経て撤廃される見込みにあるという情勢の中で、今まで報告書とかが必要な関係で、水産物の鮮魚を輸出することが難しかったというところでございましたので、撤廃された暁にはそういったもの、これまでできていなかったものの輸出拡大というものは力を入れていきたいなと思ってございます。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
お願いします。
まずメガソーラーの関連で1点伺いたいのですけれども、メガソーラーの工事、10月29日から今全てが停止されている状況でして、伐採木とか土砂流出防止策みたいなそういったものの作業手順、工程を示すような書類の提出を求めていて、それが届いていると伺っているのですが、いわゆる工事再開のスケジュール感みたいなところというのは、今現時点で決まっていることはありますでしょうか。
(知事)
それはもう基本的にはその内容をしっかり見極めさせていただいて、まずは今伐採したものも含めて、災害防止の観点から必要な工事について、これはできるだけ早急に行う必要があると思っていますので、部分的な部分について内容に問題がないのが確認されればそれはあり得ると思いますが、本体工事そのものについてはこの有識者会議も含めて、様々な角度から見極めた上で行っていくべきものだと思っています。
(記者)
分かりました。ありがとうございます。
別件で、千葉県知事選に出馬をしたNHK党の立花孝志氏が名誉毀損で逮捕されたのですけれども、これについての知事の受け止めを伺ってもよろしいでしょうか。
(知事)
基本的には捜査を見守っていきたいと思っておりますが、一般論として、とにかく他者に対して極めて強い誹謗中傷を行うということは、それはリアルであったとしても、インターネット上であったとしても、許されるわけではありませんので、改めてそうしたものに対して社会として容認はしないのだということ、また、今もなお、ネット上でそうした行動を行っている方々に関しては、これは私自身も含めてしっかりとそういう書き込み等が誰かに対して過剰に傷つけることがないかということを、しっかり自問自答していくということが大事なのではないかなと思います。
(記者)
ありがとうございます。
あともう1点、県畜産総合研究センターについてなのですけれども、先日、機能強化に向けた基本構想案が出たと思うのですが、これについての知事の受け止め、期待というところと、またあと、地元の声も踏まえて存続する方向性になったという南房総のほうの乳牛研究所については、こちらはどのような役割を期待しているかというのも併せてお伺いできればと思います。
(知事)
まず我々千葉県にとって畜産業というのは極めて重要な産業分野の一つだと考えています。その上でこの畜産総合研究センターというのは、千葉県の畜産業を技術面から支える試験研究機関であり、現場が直面する多様な課題に的確に対応していくために、その役割は今後ますます重要になってくると思っています。
現在の研究環境は昭和40年代に建設された施設を使っていますので、非常に古いという状況。複雑化する畜産農家のニーズや、急速に進展するデジタル技術の導入に十分対応できるとは言えない状況であります。
私も畜産農家の方々とお話しすると、よく、現場はものすごく進んでいるのにセンターはこういう状況でいいのですかとお話を聞いたことも何度もございますので、この研究体制の一層の充実と効率化を図ることで、畜産農家の方々に安心しておいしい畜産物を安定的に生産して、持続可能でゆとりある経営を実現できる、そういうことを期待しております。
お話しいただいた嶺岡乳牛研究所でありますけれども、ここも私行ったことがありますけれども、やはり日本酪農発祥の地という歴史的背景がございますし、それを踏まえて乳牛の改良拠点としての機能を継続する。それから、近年、安房地域で進められている肉牛改良の取組を新たに加えることで、乳牛と肉牛双方の改良拠点にいたします。牛の改良を通じた畜産振興が着実に進んで、この地域は畜産が盛んでありますので、地域の畜産を支える重要な機関になることを私も期待しています。
(記者)
ありがとうございました。
(職員)
それでは、以上で定例記者会見を終了いたします。ありがとうございました。
(知事)
ありがとうございました。
知事の台湾出張について
総合企画部国際課【電話】043-223-2394
農福連携について
農林水産部担い手支援課【電話】043-223-2905/健康福祉部障害福祉事業課【電話】043-223-2339
「ちばの発酵ロゴマーク」の決定について
総合企画部政策企画課【電話】043-223-2440
第15回ちばコラボ大賞の決定について
環境生活部県民生活課【電話】043-223-4147
「千葉の梨ブランドデザイン」一般投票開始!について
農林水産部販売輸出戦略課【電話】043-223-3085
鴨川市内における大規模太陽光発電施設計画に関する有識者会議・第1回会議の開催について
総務部総務課【電話】043-223-4455
お問い合わせ
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