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更新日:令和7(2025)年10月23日

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知事定例記者会見(令和7年10月16日)概要

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日時

令和7年10月16日(木曜日)10時30分から10時57分

※追加取材 13時50分から13時58分

場所

本庁舎5階大会議室

動画

令和7年10月16日知事定例記者会見(動画)

※追加取材の動画はありません

項目

  1. NO!カスハラ!ちば共同宣言について

  2. 企業誘致セミナーについて

  3. 「千葉港ポートセミナー」について

  4. 千葉県公式LINEのリニューアルについて

 NO!カスハラ!ちば共同宣言について

(知事)

皆様、こんにちは。

はじめに、「NO!カスハラ!ちば共同宣言」について、お話をいたします。

カスタマーハラスメントは、労働者に身体的・精神的な苦痛を与え、尊厳や人格を傷つけるだけでなく、休職や離職の原因にもなるなど、深刻な社会問題となっています。

カスタマーハラスメントの防止には、企業が対策に取り組むだけではなく、全ての立場の人が連携・協力して取り組み、顧客や労働者でもある県民一人ひとりがカスハラに対する理解を深め、社会全体で取組を行っていくことが重要です。

そこで、労働者や使用者の団体、千葉労働局、県、千葉市など21団体で構成し労働分野の課題を協議する「ちばの魅力ある職場づくり公労使会議」として、カスハラ対策の推進に向けた機運を醸成するため、「NO!カスハラ!ちば共同宣言~やめようカスハラ、なくそうカスハラ~」を行います。

宣言の内容は大きく三つあり、一つ目は、カスハラを許さない千葉県づくり。二つ目は、働く人を傷つけない社会づくり。三つ目は、安心して働ける職場づくりです。

共同宣言の発出をきっかけとして、カスハラ防止に向けた、すべての立場の人の取組を後押しし、対策が推進されることを期待しています。

県としても、お互いを尊重し、誰もが活躍できるカスハラのない千葉県に向け、様々な立場の方々と共に、より一層、カスハラの防止に取り組んでまいります。

  企業誘致セミナーについて

(知事)

次に、「企業誘致セミナー」の開催について、お話をいたします。

本県は今後、成田空港第2の開港プロジェクトの進展や、広域交通網の整備・充実により、広域交流拠点としての優位性が一層向上する好機を迎えます。

こうした状況の中、企業の皆様がグローバルなビジネスを展開していく上で、本県がいかに開かれた、非常に魅力的な場所であるかということをPRするため、「Unlock Your Global Business Potential」をテーマとした「千葉県企業誘致セミナー」を、11月18日午後2時から「オークラ東京」にて開催いたします。

県では、企業や金融機関、デベロッパーなどの皆さんと意見交換を重ね、立地企業補助金をより利用しやすいものに見直すなど、企業の皆様に本県を投資先として選んでもらえるよう、様々な取組を進めています。

当日は、私から本県の立地優位性をお伝えするとともに、トークセッションでは、薬局やドラッグストアなどで購入できる市販薬などの製造販売を行う製薬企業である「エスエス製薬株式会社」や、病気やケガなどのくらしの保障など、生活に密着したサービスを数多く行っている「日本コープ共済生活協同組合連合会」の2社の代表者をパネリストにお迎えし、「本県で投資を行う理由」などについて語っていただきます。

さらに、参加された企業の皆様と、パネリスト企業等の皆様や私との交流会も予定しております。

交流会では、既に立地している企業の皆様から生の声を聞くことができますので、現在、千葉県での投資を検討されている企業や関係機関の皆様にとって、大変有意義な内容になると思われます。

このセミナーは、平成17年度から実施しており、これまで、東京を中心として、大阪や台湾などでも開催しています。

毎回多くの企業の方々に御参加いただき、過去参加された方からは、「成田空港の機能強化などにより、ヒトやモノの動きが活発化し、企業にとっての事業環境が大きく向上していくことが期待される」などの声も寄せられ、大変好評をいただいております。

今年度は、特設WEBサイトにて、11月6日まで募集を行っていますので、奮ってご参加ください。

  「千葉港ポートセミナー」の開催について

(知事)

次に、「千葉港ポートセミナー」の開催について、お話をいたします。

千葉港は、京葉臨海工業地帯などの貨物の生産地と、首都圏の消費地のどちらにも近接しており、全国屈指の貨物取扱量を誇る海上輸送拠点です。

現在、千葉港を取り巻く道路状況としては、外環道、東関道、京葉道路があり、千葉港から都心を通らずに関東各地へのアクセスが可能です。また、令和8年度に開通予定の圏央道や、計画の具体化が進む新湾岸道路など、県内の道路ネットワークの充実強化が進められ、千葉港の陸上アクセスが飛躍的に向上することが期待されます。

加えて、「物流の2024年問題」を背景に、関西・中国地方との間の海上物流ニーズが増加しており、今年から定期航路の便数が増えるなど、千葉港の利便性が向上しています。

さらに、成田空港は、2029年に「第2の開港」を控えており、空港周辺では物流・産業拠点の形成が図られるなど、千葉港を取り巻く環境は大きく変化しつつあり、海上輸送拠点としての千葉港のポテンシャルは一層高まってきていると言えます。

このような千葉港の魅力を、荷主企業や船会社等の皆様にアピールするため、11月12日、「TKP新橋カンファレンスセンター」において、千葉港ポートセミナーを開催いたします。

このセミナーでは、現在千葉港を利用いただいている荷主企業から千葉港の活用事例を御紹介いただきます。また、船会社や物流企業からは、各社が提供するサービスを御説明いただく予定です。

併せて、千葉港利用に伴う相談や、船会社との商談を目的とした交流会も開催いたします。

当日は、私も交流会に出席し、参加企業の皆様に直接、千葉港の魅力や将来性をお伝えする予定です。

千葉港は、日本を代表する国際貿易港の一つとして、本県のみならず、我が国の経済活性化にも大きく寄与しています。

このセミナーの機会を通じて、より多くの皆様に千葉港の利点を知っていただき、荷主企業や物流事業者の皆様には千葉港の利用を、また、船会社の皆様には千葉港への航路開設を是非御検討いただきたいと思います。

皆様の御参加をお待ちしております。

 千葉県公式LINEのリニューアルについて

 (知事)

最後に、千葉県公式LINEのリニューアルについて、お伝えいたします。

県では、SNSの情報伝達の速さや拡散力を生かした広報ツールの一つとして、令和3年に公式LINEを開設し、各種施策やイベント情報等を発信してきましたが、登録者のニーズに関係なく、同じ内容を一斉配信していたことなど、いくつかの課題がありました。

そこで、県民の皆様の利便性を向上し、ニーズに合った情報をお届けするため、今月1日から公式LINEに新たな機能を追加いたしましたので、御紹介いたします。

今回のリニューアルでは、主に四つの機能を追加いたしました。

まず一つ目は、「セグメント配信」です。

この機能により、LINEに登録された方が、健康、教育、観光など全27項目の中から、欲しい情報をあらかじめ選んで受け取れるようになりました。

二つ目は、「Lアラート連携」です。

皆様のお住まいの市町村等を事前に選んでおくことで、その地域の気象警報や地震情報、避難情報などをリアルタイムで受信できるようになりました。

三つ目は、「メール連携機能」です。

県のメール配信システムと連携することにより、選んだ地域の光化学スモッグ注意報の発令やPM2.5に関する注意喚起のほか、犯罪の発生状況や不審者情報などを受け取れるようになりました。

最後は、「リッチメニュー」の追加です。

LINE画面の下の部分に表示され、ボタンを押すことで、ホームページ等に直接アクセスできる「リッチメニュー」が、これまでの6項目から21項目に増え、より幅広い県政情報に、簡単にアクセスできるようになりました

今回、これらの新機能が加わったことで、より使いやすく、千葉県を身近に感じられるようになった「県公式LINE」を、是非多くの方に御登録いただきたいと思います。

今後も、LINEをはじめ、様々な媒体を通じて、県民の皆様にとって必要な情報、大切な情報をお届けしてまいります。

 

私からは以上です。

質疑応答

(記者)

よろしくお願いします。

初めに、「NO!カスハラ!ちば共同宣言」について、改めて今回の取組の狙いについて伺えればと思います。

 

(知事)

このカスハラに関しては、本当に県民の皆様方の中でも、まさにさらされている方々が数多くいらっしゃると思います。企業だけでなく、顧客、労働者といった全ての立場の方々のカスハラの防止に向けた取組を後押しし、社会全体で対策を推進することを期待されております。

具体的には、共同宣言に賛同いただいた各団体から、傘下の企業、団体に展開していただくとともに、千葉労働局とともに事業者向けの説明を行うなど、労働者、事業主、行政機関など、様々な立場の方々とこのカスハラの防止に向けて連携、協力して取り組んでいきたいと思っております。

 

(記者) 

ありがとうございます。

発表項目以外になるのですが、先日のオーストラリア出張について、振り返りと成果についてお伺いできればと思います。

 

(知事) 

日豪それぞれの政財界の関係者、要人の方々と意見交換をすることができましたし、千葉県をしっかりPRすることができました。成田空港の拡張も含めて、千葉県が投資を含めて魅力的な県であるということを現地でPRすることができましたし、また、我々が今進めている空港周辺の開発であったり、もしくは海を活用した観光施策などについて、現地の取組、また、関わっている関係者と有意義な意見交換ができたと思っています。

それから、何より日豪経済会議が来年本県で開催されるということで、来年、日豪友好協力基本条約の署名から50周年を迎える記念すべき節目の年に、千葉県で開催できるということでありますので、しっかりと会議の成功に向けて、我々としても取り組んでいきたいと思っています。

 

(記者) 

ありがとうございます。

続いて、国政の絡む話題になるのですが、公明党の自民党との連立離脱についての受け止めと、千葉県内への影響をどのように見ているか、お伺いできればと思います。

 

(知事) 

本当に、大変驚いたというのが率直な感想だと思います。私どもも地方行政として、自公の与党に対して様々な形で要望や、また、御理解をいただいてまいりましたので、そういう意味で、公明党さんが与党から外れるということは、私どもにとっても非常に千葉県政について、よく千葉県の様々な取組について熟知されている方が与党から外れることになりますので、大変残念だなという思いがございます。

千葉県への影響としては、我々とすると、野党になられたとしても、今後も様々な形で建設的に御協力は頂けると思いますので、自民党も公明党も、それから、連立入りするかもと言われている維新も含めて、それぞれの政党の皆様方と、引き続きこの千葉県が抱える課題等について、しっかり説明したり、連携していく努力を続けていきたいと思います。

 

(記者) 

ありがとうございます。

最後に1点伺います。先日閉幕した大阪・関西万博について、千葉県からも参加がありましたが、知事としては、今回、万博全体の意義についてはどのように考えられているでしょうか。

 

(知事) 

大変多くの方々がお越しになりましたし、そういう意味で、東京オリンピック・パラリンピック、そして、この大阪・関西万博と、数十年に一度の非常に大きなイベントが行われて、これだけのイベントというのはそうそう開催されるものではありませんので、非常に、準備や運営に関わった全ての皆様方に改めて敬意を表したいと思っております。

私どもは、この万博というものが国内外多くの方々が訪れるまたとない機会と捉えて、地方自治体としてもブースを出展し、非常に大きな注目や、もしくは発信の機会になったと思っております。ついこの前、吉村さんからも、批判が大きいときに率先して万博に関わっていただいて、本当にありがとうございます、といった趣旨のお礼を頂きましたけれども、我々としては十分に千葉県としてもよかったかなと思っております。

日本社会にとっても、この万博が提起したもの、また、万博に訪れた人々が様々な形で感性を刺激されたことが、後々にいい影響を与えることを期待したいと思います。

 

(記者)

ありがとうございます。以上です。

 

(記者)

鴨川で計画が進んでいるメガソーラー事業についてですが、現地では山林が伐採されて、反対運動も起きています。これまで、事業者に対して58回の行政指導を県として行ったことも踏まえて、知事の現状認識を聞かせてください。

 

(知事) 

まずは、大規模な開発行為でありますので、周辺住民の皆様方が懸念であったり不安を抱かれるというのは当然だと思っておりますし、また、我々としても真摯に受け止めております。我々としては、しっかりとした体制をもって、この案件が周辺環境に悪影響を及ぼさないように、しっかり法令等に基づいて事業者に向き合っていきたいと思っています。

どうしても、58回という回数が少し独り歩きしているところはありますけれども、様々な、法令に基づかない、我々県としての要請も含めて、我々としてのコミュニケーションの回数が58回というふうに思っていただければよく、今の現時点では、事業者の方々は県からの要請であったり、そうした求め、指導等に対しては基本的には対応していると受け止めております。

我々としては、今後そうした様々な懸念に対して、県としてできること、また、現行法令ではできないことなどをしっかり整理した上で、必要に応じて、国とも連携してまいりたいと考えております。

(記者)

それで、先日、横断的な県庁内の調整会議、連絡会議、これはまだ発足、立ち上げ時期というか、初会合はまだ決まっていないのでしょうか。

 

(知事) 

そうですね。現在、関係課で準備を鋭意進めております。そんなに遠くない時期に開催できると思います。

 

(記者) 

月内という認識でよろしいでしょうか。

 

(知事) 

そうですね。さすがに月内には開催できると思います。

 

(記者) 

分かりました。

あと、最後にその関連で、知事自ら現地に視察に行かれるお考えはあるのでしょうか。

 

(知事) 

基本的には、現時点で事業者は指導に従っていただいておりますし、また、関係課から必要に応じて報告を受けておりますので、現時点では予定をしておりませんけれども、しっかり今後も適切に対応していきたいと思っています。

 

(記者) 

ありがとうございます。以上です。

 

(記者)

まず、カスハラ宣言に関連してですが、他県ではカスハラの防止の条例化とか動きがありまして、三重だと罰則をつけるという方針もあるかと思います。県では条例化についてどう考えているか、そのあたりを伺えますでしょうか。

 

(知事)

ありがとうございます。我々も、条例が必要かということも含めて検討してまいりました。我々も条例の中に盛り込まなければいけない内容等も研究してきた中で、現在、国のほうでも法律が公布されまして、その内容を見ると、我々が条例でする場合に想定される内容は包含されておりましたので、改正法に基づいて対策の強化を進めていくということが一番適切だと、現時点では判断しております。

 

(記者)

分かりました。ありがとうございます。

もう一点、県の公式LINEのリニューアルですが、防災情報の充実などが一つポイントになるかと思うのですが、今回、こだわったポイントですとか、どういう役割を期待しているか、そのあたり伺えますでしょうか。

 

(知事)

やはり、このLINEの発信に関しては、我々発信側とすると、たくさんお伝えしたいところはあるわけですけれども、受け止め手からすると、自分が必要とする情報以外がたくさん送られてくることで、結果的に全て見なくなるというリスクもありますので、そういった意味では、しっかり受け取る側のニーズに沿う内容を、寄り添って出していく体制が必要だろうと考えておりますので、その点について留意をしたということと、やはり防災、災害、防犯、こういった県民の皆さん方にとって関心が高く、かつ県民を守る、そういう我々県としての責務の情報がしっかりと届けられるようにする、このあたりが我々としては大事にしたポイントであります。

 

(記者)

ありがとうございます。以上です。

 

(記者)

よろしくお願いいたします。開幕が迫っているデフリンピックについてお伺いいたします。まず、こちらの大会への期待をお伺いしたいのと、あと、県では千葉聾学校の生徒と、あと知事も出演して動画を作ったり、機運醸成に向けた取組が進んでいると思うのですけれども、こういった取組の意義についてお聞かせください。

 

(知事) 

私どもは、やはり東京パラリンピックを開催した県としても、これまでも官民合わせて、こうした障害者の皆さん方のスポーツに親しむ環境づくりであったり、もしくは、健常者も障害者もスポーツを通して交流する共生社会の実現に取り組んでまいりました。

パラリンピックが終わった後は、次はやはりデフリンピックであったり、スペシャルオリンピック等にもしっかり我々としては注目されるようにしていかなければいけないと思っていた中での、今回のデフリンピックの開催であります。

我々とすると、まず、千葉聾学校のほうでデフリンピック推進委員会というものを設置して、オリジナル応援キャラクター、ミミゾウ君を制作したり、応援手話ソングの選定をしたり、さらに、6月にはデフ卓球、デフ陸上競技への出場選手の壮行会を行うなど、デフリンピックの盛り上げに取り組んでまいりました。

我々とすると、このデフリンピックの機運醸成に加えて、聴覚障害への理解の促進、また、デフスポーツへの認知度向上につながる、そういう有意義な取組だったと思いますので、これからもこうした取組、さらには千葉聾学校の卒業生から多くのデフアスリートが誕生することを、私どもとしては期待しております。

 

(記者)

よろしくお願いいたします。

知事のSNSの運用についてお伺いしたいのですけれども、知事のTwitterやFacebookのプロフィール欄のところに、一部を切取り記事化するのは許可しないという書き込みがあるのですけれども、この記載について、記載した時期と経緯、あと、どういった意図でこういったものを書き込んだのか教えてください。

 

(知事) 

私は、Xを発信するときに長文になるケースがたまにあるわけですけれども、そのときに、その一部を切り取ることで全体の趣旨と全く違う形にするケースというのが実際に何件かありましたので、私どもとすると、こうした発信全体の趣旨と違う内容というのを記事化される、それを防ぐために、こうした内容について私どもは含めておりますので、この長い内容について要約される場合は、あらかじめ私の方に承認、承諾をして、許可を得ていただきたいという趣旨で我々は入れております。

 

(記者)

報道するには、Twitter、Facebookともに事前に知事側への連絡が必要ということでしょうか。

 

(知事)

そうですね。全体の趣旨と異なる形で一部のみを抜粋する場合に関しては、あらかじめ連絡をしていただきたいということになります。

 

(記者)

政治家の発言について、かなり広くTwitterとかFacebookで開かれた形で投稿されていると思うのですけれども、事前に政治家の許可を報道機関が得るというのは普通はあり得ないと思うのですけれども、報道の自由だとか、そういったところには威圧的な部分があるのではないかと受け止められる可能性もあると思うのですけれども、そうした点は考慮されたのか教えてください。

 

(知事)

そうですね。もちろん、基本的には報道の自由というのは我々も理解しております。全体の中で、全体主旨と異なるような形で一部を抜き出すということに関しては、ご遠慮いただきたいということであります。基本的には、ほとんどの方々がその趣旨に基づいてやっていただいていると思います。

 

(記者)

先ほど聞き忘れたのですけれども、こうした記載を始めた時期について教えてください。

 

(知事)

今、この瞬間、厳密には申し上げられませんので。

 

(記者)

おおよそでも構いませんけれども。例えば、1か月、最近1、2か月だとか。

 

(知事)

それは、もう後で確認をさせていただきたいと思います。

 

(記者) 

後で教えていただけるという理解でいいですか。

 

(知事)

確認をして、分かればお答えしたいと思います。

※記者会見終了後、追加で取材対応を行っています。

(記者)

以上です。

 

(記者)

鴨川のメガソーラーについてお聞きしたいのですけれども、鴨川は一応メガソーラーということで、再エネということで環境に優しいと言いながらも、森林を伐採して環境を壊しているという、矛盾が生じていると思うのですけれども、この矛盾について知事自身どのように考えているのか、見解を伺えればと思います。

 

(知事) 

私としても、鴨川は非常に私自身も何度も何度も訪れている、親しみのある場所でありますし、そうしたところの森林が大規模に伐採されて、それがメガソーラーになっていくというのが環境にとっていいことなのか、そうではないのかということについては、大変難しい問題だと思っておりますし、複雑な気持ちも個人的にやはり持っております。

しかしながら、行政というのは、そうした個人的な感情ではなく、国の定めた法令に基づいて適切に対処することが我々の役割でありますので、そうした中で、現行法令に基づいて、我々としては、再生可能エネルギーの推進と、そして、一方では周辺環境の保全、その両方の立場から、法令に基づいて対処させていただいております。

 

(記者)

そういう意味ですと、今後、場合によって、工事の中止命令とか出す可能性とかは、今のところはないという感じなのでしょうか。

 

(知事)

現時点においては、事業者が法令に違反しているという事実はありませんし、我々の指導には従っていただいておりますので、現時点において中止というものを、行政権力の濫用という形ですることはできないと認識しています。

 

(記者)

あと、地域住民の中には、もちろん住民説明会というのは十分にされたという認識なのかもしれないのですけれども、いきなり工事が始まったという声や、説明が足りなくて、事業者より県に不信感を抱いている住民が私の取材であったのですけれども、連絡会議みたいな形ができましたけれども、今後、地域住民の理解を深めるために、県が何かしら、事業者に説明を促すとか、そういったアクションを起こすことはあるのでしょうか。

 

(知事)

まず、大前提として、この案件に限らず、開発行為についての説明というのは、事業者が一義的に行うものであります。我々県としては、事業者からの説明が十分に行われるように、今後も事業者を指導していきたいと思います。

 

(記者) 

ありがとうございます。

 

(記者)

日豪経済会議について、来年、千葉で開かれるということですけれども、これが決まった経緯について教えていただきたくて、例えば、千葉県の側で積極的に営業をかけたのかとか、また、千葉県で開催されることに関して、知事の期待というか狙いについても教えてください。

 

(知事) 

日豪経済会議に当たっては、日豪経済委員会の方々がお決めになったことではありますけれども、私どもには来年、LNGであったり、鉄鉱石等含めて、大変オーストラリアと深い経済的なつながりのある千葉県で開催することはいかがかというお話があって、私どもとしては開催をするということについては歓迎させていただきたいと、そういうことを申し上げて、最終的には日豪経済委員会の方で決定をされたということであります。

私どもとすると、やはり先ほど申し上げたとおり、50年の節目の年でもありますし、それから、フリゲート艦の日豪共同での建造を含めて、かつてないほど日豪関係というのは、経済的にも、また、安全保障含めた様々な分野において深まってきておりますので、そうした中で、日豪関係者が1,000名ほど集まる会議が千葉県で開催されるということは、大変意義深いというふうに思っております。

短期的な経済波及効果に加えて、中長期的に千葉県に投資を促していく等々にとっても、大変重要な機会になると考えています。

 

(記者) 

ありがとうございます。

追加取材

(記者)

先ほどの会見で改めて教えてほしいことがあって、知事は事前の承認承諾を得て欲しいとおしゃっていました。これに関しては検閲に当たるという可能性もあると思うんですけど、その辺の認識を教えてください。

 

(知事)

会見の最後で申し上げたとおり、全体の趣旨と異なる形で一部を抜粋されるということに関してはご遠慮いただきたいというのが趣旨であります。しかしながら、現在の文章は不適切、適切ではないと思っておりますので、速やかに修正をしたいと思います。

 

(記者)

そもそも、今、Xとフェイスブックには、「一部を切り取り記事化するのは許可しません」と記していますが、きっかけは何だったんでしょうか。

 

(知事)

ここ最近SNSで、ネットメディアさんを含め様々な形で、趣旨と異なる形で切り取られることがかなり目立っておりましたので、そうした中で、事務所を交えた会議の中で議論をし、この現在の文章になっているわけですけども、先ほど申し上げたとおり適切ではないと思いますので、速やかにこのあと修正をしたいと思います。

 

(記者)

具体的には過去に何件あったのでしょうか。あと具体例を教えてもらっていいですか。

 

(知事)

少なくとも我々としては何件か数えて、カウントしているわけではありませんので。

 

(記者)

改めてお伺いしたいんですけど、修正するとなると、どういった理由で修正するのかというのを改めてお願いします。

 

(知事)

先ほど申し上げたとおり、もともとの趣旨は、全体の趣旨と異なる形で一部を抜粋することについてご遠慮いただきたいというのが趣旨でありますので、その趣旨に基づく文章に修正をするということです。

 

(記者)

今後、事前連絡だとかそういったことは求めず、記事化するのは認めるということでしょうか。

 

(知事)

そうですね。もともと申し上げてきたとおり、全体の趣旨と異なる形で抜き取ることについてご遠慮いただきたいというのが趣旨でありますので、その旨に変わりはありません。

 

(記者)

実際に趣旨と違う形で切り取られた場合に対して、知事側からアプローチされたりとか、そういったやりとりはあったんでしょうか。

 

(知事)

どうですかね。過去をたどれば、市長時代も含めて考えれば、ないことはないと思いますけれども、知事時代に関しては基本的には何かこう対応したことはないと思います。

 

(記者)

切り抜いて記事化は認めないとXにはあったんですけども、そこが修正されるということでしょうか。

 

(知事)

そうですね。

 

(記者)

我々が知事のXを参照して記事化することに対して、何か許可を求めたりということは必要ですか。

 

(知事)

必要はないですね。

 

(記者)

認めないというところは直すということ。

 

(知事)

そうですね。先ほど申し上げたとおり、全体の趣旨と異なる形で記事を抜き取っていくのはご遠慮いただきたいという、その趣旨にかなう文章にさせていただきたいと思います。

 

(記者)

具体的には修正はいつぐらいの予定ですかね。

 

(知事)

修正する旨はもう指示していますので、できる限り速やかにされると思います。

 

(記者)

それはフェイスブック、Xどちらもですか。

 

(知事)

そうですね。はい。

 

(記者)

インスタグラムにはそのような記載は。

 

(知事)

インスタグラムには入っていないと思います。いずれにしても全体的にそういう形で修正するようには指示しています。

 

(記者)

先ほどの会見では、こうした記載というのは正しいものとしておしゃっていたかと思うんですけど、このぶら下がりまでの間に、どういうふうに考えて修正しなければならないと感じたのか。報道の自由に対して侵害する可能性があると考えたのか、その辺をもう少し詳しく。

 

(知事)

記者会見で基本的に申し上げているとおり、報道の自由というのは理解しておりますし、また、そのとき申し上げたとおり全体の記事、趣旨と異なる形で抜き取ることについてご遠慮いただきたいと。記者会見で申し上げているとおり、その趣旨に基づく文章に修正する必要があると感じ、指示したところです。

 

(記者)

結果的に記事化を認めないということで、報道機関に対して威圧的な部分の記載がずっと残ってしまっていた形になりますけど、結果的にこういったことになってしまったことについて知事の受け止めをお願いします。

 

(知事)

先ほど申し上げたとおり、全体の趣旨と異なる形で抜き取って記事化するのはご遠慮いただきたいという趣旨でありましたけれども、現在の文章は適切ではありませんので、検閲ではないかと思われたことについては大変申し訳なく思います。

 

(記者)

会見の際はいつから掲載だったか確認するということだったんですけど、改めていつ頃から今回の文章を掲載していたんでしょうか。

 

(知事)

それは事務所に確認しましたけれども、わからないということでありました。少なくともここ数か月のことだと思います。JICAのホームタウンも含めて様々な事例がありましたので、その中での対応だと思います。

 

(記者)

ホームタウンも含めて色々な中で、ここ数か月のうちに掲載したのではないかと。

 

(知事)

はい。

 

(記者)

修正の指示を出したのは事務局の人間に対して指示を出したのか。

 

(知事)

そうですね。

 

(記者)

SNSの。

 

(知事)

SNSの担当の方にです。

内容についてのお問合せ先

  • NO!カスハラ!ちば共同宣言について
    商工労働部雇用労働課【電話】043-223-2767

  • 企業誘致セミナーについて
    商工労働部企業立地課【電話】043-223-2444

  • 「千葉港ポートセミナー」の開催について
    県土整備部港湾課【電話】043-223-3835

  • 千葉県公式LINEのリニューアルについて
    総合企画部報道広報課【電話】043-223-3785

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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