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更新日:令和7(2025)年9月2日

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知事定例記者会見(令和7年8月28日)概要

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日時

令和7年8月28日(木曜日)10時30分から10時56分

場所

本庁舎5階大会議室

動画

令和7年8月28日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. スタートアップ総合支援拠点事業のキックオフについて

  2. 令和7年国勢調査の実施について

  3. 大阪・関西万博 千葉県ブースについて

  4. 9月からの観光誘客キャンペーンについて

 スタートアップ総合支援拠点事業のキックオフについて

(知事)

皆様、こんにちは。

はじめに、革新的なアイデアや技術を基に新しいビジネスモデルや市場を開拓し、短期間で急成長を目指している企業であるスタートアップの支援に係る新たな取組について、お話をいたします。

多くのスタートアップは、創業から間もないこともあり、資金調達や連携先企業の発掘など、自社の技術・ノウハウのみでは対応が難しいという課題を抱えています。

そこで、スタートアップや大企業、投資家など、多様な主体が集うコミュニティを形成するため、千葉市、柏市、木更津市の県内3カ所において、様々な魅力あるプログラムを展開する定期的な交流イベントを新たに開催いたします。

10月2日には私も参加するキックオフイベントを開催し、日本最大級のテックカンパニーであるLINEヤフー株式会社の川邊健太郎会長とのトークセッションのほか、今後の飛躍が大いに期待される、県内スタートアップ3社から、それぞれの取組や展望を語っていただくピッチイベントも開催いたします。

こうしたイベントを通じて、様々な悩みを抱えるスタートアップのモチベーションの向上や、成長に必要な知識・ノウハウの習得、さらには参加者同士の自発的な連携につなげてまいります。

スタートアップはもとより、新たなビジネスプランを持ち、これから起業しようと考えている方、スタートアップに関心のある投資家等の皆様におかれましては、特設ホームページから御応募の上で、是非御参加ください。

当日、お会いできることを楽しみにしております。

  令和7年国勢調査の実施について

(知事)

次に、国勢調査について、お話をいたします。

今年は、5年に一度の国勢調査の年です。

10月1日を調査期日として、日本に住んでいる全ての人と世帯を対象に、全国一斉に行われます。

この調査は、少子高齢化対策や雇用対策、災害対策など、県民の暮らしの様々な分野の施策立案などに役立てられる、国の最も重要な統計調査になります。

近年は、単身世帯や共働き世帯が増えたことによる不在世帯の増加やオートロックマンションの増加などにより、統計調査員が世帯とお会いできない状況も多くなっておりますが、9月20日から、統計調査員が全ての世帯を訪問し、調査書類をお配りいたしますので、国勢調査の重要性について改めて御理解いただき、御協力をお願いいたします。

回答は、スマートフォンやパソコンから、24時間いつでも回答できる、インターネット回答を特に推奨しております。

また、国勢調査の期間には、統計調査を装って、電話や訪問により個人情報をだまし取ろうとする「かたり調査」が発生することがあります。

国勢調査には、預金や収入、銀行口座やクレジットカードに関する調査項目はありません。ましてや、金銭を要求することは絶対にありません。

調査員は、顔写真付きの「国勢調査員証」を携帯しておりますので、訪問の際には必ず確認するなど、不審な訪問者や電話、電子メールに十分注意してください。

御不明な点は、お住いの市区町村にお問い合わせください。

国勢調査は、私たちの生活に欠かせない様々な施策に役立てられる大切な調査です。

皆さんの回答が、豊かで活力のある日本の未来をつくります。

今回の調査期間は、10月8日までとなっております。御協力をよろしくお願いします。

  大阪・関西万博 千葉県ブースについて

(知事)

次に、大阪・関西万博の千葉県ブースについて、お話をいたします。

昨日27日、大阪・関西万博のエキスポメッセにて、千葉県ブース「発酵県ちば~見る、味わう、体感する~」がついにオープンいたしました。

出展開始に合わせてオープニングセレモニーを開催し、私も、県内市町や企業の出席者とともに鏡開きを行い、千葉県ブースのスタートを盛り上げてまいりました。

千葉県ブースでは、本県が誇る発酵の文化や歴史、技術に関する展示紹介のほか、「いちごと白みりんのかき氷」などオリジナル発酵メニューの試食、県内各地の日本酒・地ビール・甘酒などの試飲、さらに、醤油や味噌玉づくりのワークショップなど、様々なコンテンツにより、ちばの発酵の魅力を紹介しています。

私も実際に体感してまいりましたが、特に試食・試飲は、来場者に喜ばれるメニューを数多く御用意できたと考えています。

オープン初日となった昨日は、約2万人の方に御来場いただいたところであり、試食・試飲の提供時には多くの方の行列が見られ、実施したワークショップもすべて満席となるなど、大盛況でありました。

出展期間は31日までとなっており、本日を含めてあと4日間ありますので、この機会にぜひ、万博の千葉県ブースに足をお運びいただければと思います。

千葉県では、今回の万博出展を契機として、今後も「発酵県ちば」が誇る文化や歴史、食など数々の魅力を国内外に向けて発信し、本県への誘客促進や県産品の販路拡大等の取組を一層進めてまいります。

 9月からの観光誘客キャンペーンについて

 (知事)

最後に、観光誘客キャンペーンについて、お話をいたします。

9月以降も県内外からの観光客の皆さまに県内各地を巡っていただくための観光キャンペーンを、今年も展開してまいります。

まず、昨年実施し、多くの方に楽しんでいただいた、県内のアウトドア・スポーツ体験の割引キャンペーンを、今年も9月1日から12月31日まで「千葉遊び尽くし応援割」として実施いたします。

釣り、サーフィン、サップ、ダイビング、パラグライダー、バギーといった多くのプログラムが、平日は30パーセント、休日は10パーセント割引となります。

千葉県は三方を海に囲まれ、豊かな自然に恵まれています。この素晴らしい環境で、様々なアウトドアやスポーツの体験を、お得に気軽にお楽しみいただきたいと思います。

続いて、鉄道を利用してお得に千葉を巡りたい方におすすめの「サンキューちばフリーパス」を、今年も発売いたします。

県とJR東日本千葉支社や交通事業者等が連携して、県内のJR線をはじめとする多くの鉄道、路線バス、フェリーが2日間乗り放題となるフリー切符を、秋と早春の2回に分けて販売いたします。

また、この切符を提示すると、フリーエリア内11カ所の駅前観光案内所などでレンタサイクルが無料で利用できるほか、駅の売店で割引やプレゼントが受けられる特典も御用意しております。

秋のフリー切符は9月1日から10月30日まで発売いたします。

東京都区内からは往復乗車券がセットになった「サンキューちばフリー乗車券」もありますので、ぜひ御利用ください。

これからの季節、千葉県は秋のお祭りのほか、旬のイセエビのグルメイベントや、花火大会もまだまだあります。ただいま紹介したフリー切符などを活用し、千葉の旅を満喫していただき、豊かな魅力に存分に触れていただきたいと思います。

また、県内でアウトドア・スポーツを遊び尽くした後、アクアラインでお帰りになる際には、ぜひその前に温泉や日帰り入浴などで夜までお楽しみいただき、リラックスしてからお得にお帰りいただければと思います。

千葉のイベントや見どころなど、旬の情報が盛りだくさんの観光情報誌「ちばnote」は、駅などでお手に取っていただけます。

さらに、公式サイト「ちば観光ナビ」でも観光情報を御覧いただくことができますので、ぜひ、千葉へお越しの際は、事前にスマートフォンなどで「千葉 観光」と検索いただき、チェックしてみてください。

 

私からは以上です。

質疑応答

(記者)

よろしくお願いします。

まず発表外で恐縮なんですけれども、三菱商事等による洋上風力発電の撤退についてお聞かせいただければと思います。三菱商事が昨日、事業の撤退を正式に表明されました。この後三菱商事社長とお会いになるということも伺っておるんですけども、まずこの撤退についての知事の受け止めをお聞かせください。

(知事) 

これは県、それから地元としても、再生可能エネルギーの確保だけでなくて、地域経済の活性化の観点からも、洋上風力発電事業に大きな期待を寄せておりました。そうした意味では、三菱商事が撤退するというのは大変遺憾であると、こういうふうに申し上げるしかないと思っています。県、それから地元も、この洋上風力発電事業に期待をして、さまざまな事業に取り組んで、また準備をしてまいりました。三菱商事には地元は振り回された形となっていますので、撤退という結論だけでは済まされないと思っております。この後、三菱商事からは改めてこの撤退に至る経緯もそうでありますけれども、今後の地域に対する活性化等の責任の果たし方について、詳しくお話を伺おうと思っております。

(記者) 

関連でお伺いいたします。県ではこの洋上風力発電に絡んで、港湾整備等に多額の予算を割いてきたと思います。こうした事業への影響について、現時点で知事はどのようにお考えか、お聞かせください。

(知事) 

今、この銚子市沖に関しても、今後政府のほうで速やかな再公募ということをわれわれとしても求めていくことになりますし、それ以外の海域についても一歩ずつその議論が進んでいるところであります。そうした中長期的な視点で言えば、港湾整備は引き続き必要となっておりますので、銚子市沖の今後、それから各海域の状況についてしっかりと注視をしていきたいと考えています。

(記者) 

ありがとうございます。話題変わりまして、木更津市等のホームタウンの認定の関係でお伺いいたします。現地政府の誤った発表が影響してか、ネット上では誤情報が拡散されて、それに伴って木更津市や、また県にも電話が相次ぐなど、一つの大きな騒動になったかと思います。知事としてこういった騒動をどのように御覧になっていたかということと、併せてこの問題に関しては知事もSNSで言及されていて、SNSの発信を巡って一部否定的な意見もあったと思うんですけれども、そういったことも含めて御所感をお聞かせいただければと思います。

(知事) 

今回さまざまな事象が重なったとはいえ、誤解によってこのような事態が生じたことは大変残念に思っております。JICAに対しては相手国と齟齬のないように事前に擦り合わせを徹底していただき、再発防止に努めていただきたいと思います。

(記者) 

知事のSNSの発信の関係についてもお聞かせいただけるとありがたいんですが、いかがでしょうか。

(知事) 

これに関しては、当然ながら御理解いただいた方々もいらっしゃいましたし、また不安に思う方であったり、もしくは相手国の発表であったり、それに基づく報道等で不安に思われた方々も多数いらっしゃると思います。正しい発信だったとしても届く方と届かない方がいらっしゃいます。そういった意味では、日本政府であったりJICAも速やかに否定をしていただきましたし、また相手国に関しても削除、修正等を行われております。これに関しては、丁寧にこれからも理解、説明をしていくしかないんじゃないかなと思います。

(記者) 

ありがとうございました。

 

(記者) 

よろしくお願いします。

発表内から、スタートアップの件で、拠点事業が始まるということなんですけども、まず県内のスタートアップの情勢、東京のほうが企業数は多いとは思うんですけども、全国的に見て千葉県はどのくらいスタートアップの発展に勢いがあるのかということと、さらにこの発展を進めていくための事業だと思うんですけども、それに対して今知事が感じている千葉県ならではの課題みたいなものがあればお聞かせくだい。

(知事) 

まず県内の状況でありますけれども、実際にスタートアップや起業されてきた方々が後進をしっかり育てていきたい、支えていきたいという考え方の中で、さまざまな団体であったり、サポートが行われているのも事実であります。また県内には、さまざまな大学がある関係もあって、以前からスタートアップ企業が増えていると思っています。そういった意味では、比較的恵まれているほうだと思っています。県も各種のスタートアップの事業を行っておりますけれども、大変多くの参加者に来ていただいている、そういう状況だと思っています。

一方で、千葉大学であったり、学術的な知見をベースにしたスタートアップに恵まれている中で、これは千葉県に限らず、東京圏、もしくは名古屋、関西圏も、その周辺県は同じ悩みだと思いますけれども、東京の求心力というのはありますので、そことどういうふうに違いを出しながら、千葉県らしいスタートアップというのを生み出して、そして成長させていけるかということが一つのポイントなんじゃないかなと思います。

(記者) 

ありがとうございます。あともう1点、三菱商事の件で、今年の2月に、まず事業を見直すという話がありまして、今回撤退ということで、一番望ましくない結果になったかと思うんですけども、2月の時点で撤退というのは想像できていたのか、衝撃の大きさというのはどの程度でしょうか。

(知事) 

もちろん発表等で大変厳しい見通しだということは示されておりましたし、県としても継続から撤退も含めてあらゆる可能性を想定しながら、三菱商事の事業再評価の結果を待っていたわけでありますけれども、そういう意味で、この第1ラウンドを取った、そして日本を代表する企業の経営判断としては大変残念でありますし、遺憾であるとしか申し上げられないと思っております。結果的には振り回された形になっておりますので、国に対してはできる限り早く事業が完遂可能な形で再公募をしていただくということと、それからこうした形で地元を振り回す形に結果的になった三菱商事に対しては地域活性化について責任を持って継続的に臨んでいっていただくことを、しっかりと求めてまいりたいと考えています。

(記者) 

洋上風力という点では事業は撤退するという判断をしたけれども、地域とのつながりという点では、引き続き投資なり協力なりというのは求めていきたいということでしょうか。

(知事) 

そうですね。その点はしっかり求めていく必要があると思っています。当然私は三菱商事としても、これは会社としての社会に対する責任として、しっかりとした責任を果たしていただけると期待しております。

(記者) 

あと、国に速やかに再公募を求めるということですけれども、改めて知事御自身が国に行って、何か要望するような予定や考えはありますでしょうか。

(知事) 

この点については、まず今日は社長からお話を聞く、そういう立場でありますので、今後その状況でありますとか、今後に向けて経済産業省等と意見交換していく中で、しっかり適切に行動してまいりたいと考えています。

(記者) 

ありがとうございます。

 

(記者) 

よろしくお願いします。

万博の件でお伺いしたいんですけども、先日万博に行かれたということで、こちらではいわゆる発酵に関するさまざまなテーマを展示されているということなんですけれども、知事の目から見て、千葉県は発酵県としていろいろと長年PRされていると思うんですけれども、改めて千葉県が持っている発酵に関するポテンシャルといいますか、今後の期待というか、そういったところについてお聞かせ願えればと思います。

(知事) 

まず一つが、和食というものは非常に今海外の方々にもどんどん普及をしている中で、和食を構成する重要な調味料としての、千葉県としての歴史、それから文化、現在に至るまでの魅力についてしっかりとお伝えをすることができると思っております。また日本酒であったり、さらには最近はチーズも盛んでありますので、そうした部分で、本県とすると食文化を通して誘客の促進であったり、もしくは県産品の販路拡大につながる、一つ他県に比べて優位性のある、そうしたコンセプトだと思っています。

実際千葉県ブースを出しましたけれど、他県の知事から、発酵県というのは取られちゃったなというような形で、さまざまな形で反響もいただいております。今後も、万博ももちろんそうでありますし、万博以降も県内のいろいろな発酵関係の方々と協力、タッグを組みながら、しっかり国内外にPRを続けていきたいと考えています。

(記者) 

ありがとうございます。

 

(記者) 

よろしくお願いします。

まず木更津のホームタウンの件なんですけども、今回ナイジェリア側の誤った発表が原因だったかと思うんですが、そもそも移民の受け入れ自体でこれほどまで不安の声ですとか、抗議という声が上がることについて、知事としてどういうふうに受け止めたか教えていただけますでしょうか。

(知事) 

SNSを中心に、毎年徐々に高まってきている、これは一部と言いますけれども、この一部の比率というのは変わってきていると思いますけれども、方々の中で、不安が広がっている。それが今回の参院選挙等にも影響を与え始めている、その一つの現われだろうと思っております。

この中には、私は二つ分かれると思っていて、一つは、どうしてもX等が持つアテンションエコノミーとして、虚偽であったとしても人々が反応するものを大きく拡散させて利益を得るという、そういう集団の存在から出るSNS上の一つの側面という観点と、もう一つは、それを抜いても、国民の中で一定程度広がっている不安に対して、政治行政がしっかりと説明責任を果たしていく必要がある、この二つの側面があると思っております。前者に関しては政府がSNSに対する適切な規制等について議論していく必要があるだろうと思っていますし、後者に関しては、私たちがしっかりとこれからもファクトに基づいて説明をしていかなければならないと思います。

(記者) 

ありがとうございます。もう1点、国勢調査についてなんですけれども、調査員の確保が年々難しくなっているかと思います。調査員の高齢化とか、さまざまな事情があるかと思うんですけども、調査員不足の現状についてどのように認識していて、県としてなり手確保に向けて、どのように取り組んでいくか伺えればと思います。

(知事) 

国勢調査の調査員ですけれども、市町村の推薦によって総務大臣が任命しておりまして、現時点の確保見込み数、県内で約2万7,000人となっています。これは前回調査と比べると600人ほど少ない人数になっているんですけれども、調査票の回収が不要なインターネット回答の割合というのがかなり増えてきておりますし、今回県も推進していきますし、パーセンテージは増えてくると見込んでおります。調査員の業務負担を軽減するような調査方法の見直しも行われておりますので、調査の実施に必要な人数は確保できたと考えています。今後も国にもさまざまな形でフィードバックをしながら、調査員の負担軽減に努めながら、この重要な国勢調査が継続できるように努めていきたいと思っています。

(記者) 

ありがとうございます。

 

(記者) 

よろしくお願いします。

洋上風力絡みで、県が9月予定の県議会に新総合計画、議案として出す予定になっていると思うんですけど、その中で洋上風力についても文言を入れていて、お伺いしたいのが、新総合計画の見直しの必要はありそうかどうかというところを教えてください。

(知事) 

銚子の事業に関しては、当然ながら事業の再公募という形になりますので、銚子市沖の事業の開始そのものは遅れると思いますけれども、いずれにしても千葉県、銚子市沖も含めて、それぞれの海域の中で、今後も事業者の選定含めたそれぞれのプロセスが進んでいきますので、大きな方向性としては変わらないと考えております。

(記者) 

あともう1点、今回三菱商事は、国が設定した上限価格より大幅に安い価格で当初受注をしていました。結果的にコスト増で採算を確保するのが難しくなりました。この辺について、知事はどのようにお考えか教えてください。

(知事) 

これはそれぞれが判断することですから、なかなかこれだというふうに言いづらいところはありますけれども、日本を代表する三菱商事さんが入札されて、そして政府の入札結果でも財務計画は適切と、こういうふうに評価をされていた中でこのような結果となったわけでありますから、大変遺憾だと申し上げるしかないと思います。

(記者) 

何か見通しの甘さとか、そういったものは考えていますか。

(知事) 

それはそれぞれで評価することだと思いますけれども、とにかく遺憾だと、撤退に対しては遺憾でありますし、撤退でそれで終わりというわけにはいかないだろうと思っております。

(記者) 

もう1点、洋上風力の絡みで一つ、事業の目玉となっていた名洗港の整備というところは、今年度の当初予算でもお金を入れて、防波堤の整備とか進めるということなんですけども、この計画については変わりなくやっていくという、そういうお考えなんでしょうか。

(知事) 

先ほど別の記者の方からの御質問にお答えしたとおり、銚子市沖もそうですし、それぞれの海域の進捗が今後もなされてまいりますので、それに必要な港湾整備というのは基本的には進めていく必要があると考えています。

(記者) 

ありがとうございます。

 

(記者) 

よろしくお願いします。

発表外から失礼します。102年前の関東大震災の際に虐殺された朝鮮人を供養する追悼式に、昨年は追悼文をお送りされましたが、今年の御予定を教えてください。

(知事) 

今年も主催者から式典の案内状が届いております。昨年と同様に、関東大震災で犠牲になられた方々への哀悼の意を表したいと考えておりますので、式典の内容等を確認した上で追悼文を送付する予定であります。

(記者) 

ありがとうございます。また、こうした史実を否定するような言説もやまないと思うんですけども、虐殺の認識に対して、知事としてどのように捉えられていますでしょうか。

(知事) 

千葉県として、県内でこの関東大震災直後の混乱時期にさまざまな悲惨な事件があったと承知をしています。犠牲者についてはさまざまな見解がありますけれども、千葉県の歴史によれば、政府調査等に基づいて、96名超の方が犠牲になったとされております。 

県として重要なことは、この災害発生時に真偽が定かでない情報が出回ることのないように、今後も災害が発生した場合には積極的に正確な情報を発信し続けること、人権尊重の啓発等にしっかりと取り組んでいくことが、求められていると考えています。

(記者) 

ありがとうございます。

 

(記者) 

よろしくお願いします。

先ほども何点か質問がありましたけれども、洋上風力に関して、いすみ市沖であったり、旭市沖、県内で他の場所でも国に対して情報提供するなどの動きが進んでると思います。そういった他の海域の事業に対する影響を、知事はどういうふうに見ていらっしゃいますでしょうか。

(知事) 

今回の撤退というのは、例えば投資家であったり、さまざまな事業を推進していく上でプラスかマイナスかと言われれば、これはマイナスであることは間違いないと思っています。でありますので、改めて政府に対しては、この洋上風力発電事業について、事業がしっかり完遂されて、かつ持続可能であるように制度を検討していただいた上で、銚子市沖の再公募も含めて事業をしっかりと責任を持って進めていただきたいと考えています。

(記者) 

ありがとうございます。

内容についてのお問合せ先

  • スタートアップ総合支援拠点事業のキックオフについて
    商工労働部経営支援課【電話】043-223-2712

  • 令和7年国勢調査の実施について
    総合企画部統計課【電話】043-223-2223

  • 大阪・関西万博 千葉県ブースについて
    総合企画部政策企画課【電話】043-223-2440

  • 9月からの観光誘客キャンペーンについて
    商工労働部観光政策課【電話】043-223-2412

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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