ここから本文です。
更新日:令和7(2025)年7月15日
ページ番号:788939
日時 | 令和7年7月10日(木曜日)10時30分から10時57分 |
---|---|
場所 | 本庁舎5階大会議室 |
動画 |
(知事)
はじめに、大阪・関西万博の千葉県ブースについてお話をいたします。
これまでに来場者が1,000万人を超えるなど、盛り上がりを見せている万博ですが、本県の出展がいよいよ1か月半後に迫りました。本県の出展期間は、8月27日から31日までの5日間となります。これまで、出展の最終日は8月30日と発表しておりましたが、博覧会協会と調整の結果、31日の正午まで出展期間を延長することが決まりましたので、お知らせをいたします。
本県は、生産量日本一の醤油やみりんなどの発酵食品、さらには食品以外にも、バイオテクノロジー分野での活用など、各地に発酵の文化や歴史、技術が存在しています。このことを踏まえて、万博での出展テーマとして「発酵県ちば~見る、味わう、体感する~」を掲げ、本県が誇る発酵の魅力を様々な形で来場者に体感をしていただきます。
具体的には、「鯵なめろうの黒アヒージョ」、「いちごと白みりんのかき氷」といったオリジナル発酵メニューの試食、県内各地の日本酒・地ビールの試飲、醤油や味噌玉づくりのワークショップなど、発酵の魅力を感じることができるコンテンツを数多く用意をいたします。
さらに、千葉県ブース内で個別出展する市町や企業が、特色を活かした展示や試食・販売などを実施をすることで、より多彩に「ちばの発酵」をPRいたします。
また、出展初日となる8月27日には、オープニングセレモニーを開催します。出展団体の代表者の皆さんとともに、私もセレモニーに参加をし、千葉県ブースのスタートを盛り上げてまいります。これから万博に行かれるという方は、ぜひ、千葉県ブースにも足をお運びいただきたいと思います。
また、この万博を契機として、「発酵県ちば」が誇る文化や歴史、食など、数々の魅力を国内外に向けて発信をし、本県への誘客促進や県産品の販路拡大等に繋げられるよう、取り組んでまいります。
(知事)
次に、福祉と保育の就職相談会をご紹介をいたします。
本県の福祉・保育の人材不足は深刻化しており、その確保が課題となっています。そこで、今月27日に、幕張メッセ国際会議場において、「福祉と保育の就職相談会」を開催いたします。福祉分野の「千葉県福祉人材センター」と保育分野の「ちば保育士・保育所支援センター」が合意で就職相談会を開催するのは、今回が初めてとなります。
当日は、福祉・保育分野でそれぞれ50にのぼる法人が出展予定で、各施設・事業所との個別の就職相談会のほか、同時開催として、施設の職員から職場の具体的な業務内容や1日の流れの説明を受けられる就職ガイダンスや、県内大学生による地域での福祉活動の発表などが行われます。
また、介護ロボットをはじめとする最新の介護テクノロジー機器を体験できる特別コーナーや、保育の現場で子どもたちと楽しめる歌やパネルシアターの作り方を学ぶ実技講座などの催しも行われます。入場は無料で、就職相談会は事前のお申込みも不要となっておりますので、福祉・保育分野に興味をお持ちの方に、気軽にご参加いただける内容となっています。福祉の仕事は、助けを必要としている方の身体的・精神的な支えとなって直接人の役に立つことで、感謝されることが実感できる仕事であり、保育の仕事は子どもたちと関わる楽しさや喜びを感じられる仕事です。
千葉県では、福祉・保育の現場で働く方々を、強く必要としており、若い方だけでなく、幅広い世代の方に活躍していただけるような支援を今後も行ってまいります。
(知事)
続いて、企業の人材確保に向けた仕事体験ツアーについて、お話をいたします。
企業の人材確保において、仕事体験やインターンシップ等は企業を直接知ってもらう貴重な機会であるとともに、就職後の定着率向上にもつながる効果があり、昨今では就活前段階からの学生等へのアプローチとして、その重要性が増しているところです。
そこで、県では、県内企業における若手人材の採用・定着の促進を図るため、7月24日、25日に高校生向け、7月28日から9月12日の間に大学生等向けの夏休みに合わせた仕事体験ツアーを実施をいたします。高校生を対象とした「ちば仕事発見バスツアー」では、製造業や建設・運輸業など、異なる業種の企業2社を巡り、実際の仕事を体験していただきます。7月24日は千葉市エリア、翌25日は成田エリアにおいて、それぞれ実施をいたします。「ものづくり体験」をしたり、成田空港を支える企業の現場を体験いただくなど、県内企業の優れた技術力等に直接触れていただける貴重な内容となっています。
大学生等を対象とした「ちば仕事体験ツアー」では、連続する3日間で毎日1社ずつ計3社を訪問し、各社の仕事を体験していただきます。体験の前後にはオンライン研修を実施をして、就職活動時に役に立つ企業研究の方法を学んだり、一緒に参加した学生同士で仕事体験の振り返りをすることができます。7月28日から9月12日の間で12の日程から選ぶことができ、世界トップシェアの企業や、女性活躍に熱心な企業、地域産業を支えている企業など30コース以上を用意をしており、県内の様々な魅力ある企業で仕事を直接体験いただけるコースとなっています。どちらのツアーも、企業にとっては若者に向けて自社を直接PRできるとともに、高校生・大学生等、学生にとっては県内の様々な魅力ある企業に直接触れることができる貴重な機会です。将来、県内で働きたい方、様々な業界を知りたい方など、多くのご参加を心よりお待ちをしております。
(知事)
次に、夏の観光情報について、この夏、家族や友人と楽しめる、お祭りやイベントをご紹介します。
はじめに、夏祭りです。
7月19日から20日まで、南房総白浜 海女まつりが開催されます。60年以上の歴史を持つ県下最大級の夜まつりで、白装束に身を包んだ100人近い海女たちが松明を持ち、夜の海へ泳ぎ出す大夜泳をはじめ、地元の方や観光客が一緒に踊る伝統の白浜盆踊り、そしてフィナーレを飾る打ち上げ花火など、多彩な催しが楽しめます。
また、8月4日と5日には、匝瑳市で八重垣神社祇園祭が開催をされます。江戸時代から300年以上の歴史があると言われている大変由緒あるお祭りで、匝瑳市の夏の風物詩です。笛と太鼓の軽快な囃子に合わせて神輿が担がれ、威勢のいい掛け声で練り歩く姿は、この地域特有のスタイルで、見物人が神輿の行列に冷たい水を浴びせ掛け、担ぎ手との一体感を感じられるのも魅力です。
次は、グルメイベントの紹介です。
この夏も猛暑が続くことが予想されています。千葉で様々な「食」を楽しんで、元気に乗り切っていただきたいと思います。
まず、7月18日から8月28日には、成田山表参道を中心に「成田うなぎ祭り」が開催をされます。約800メートルの成田山表参道にうなぎ屋が軒を連ねる様は全国でも珍しく、成田が「うなぎの街」と呼ばれる由縁であります。更にはこの間、100を超える参加店のうち、飲食店やお土産屋、宿泊施設などで、食べて、買って、3つ以上のスタンプを集めて応募すると、成田ならではの豪華な賞品が当たるイベントも開催をされます。
また、香取市では4月19日から9月30日まで「江戸優り佐原のかき氷2025スタンプラリー」が開催をされています。江戸の情緒があふれる佐原の町並みで、10店舗のかき氷の中からお気に入りの1杯を見つけることができます。5店舗以上のスタンプを集めた先着200名様には、オリジナルスプーンのプレゼントもあります。
そして、以前にもご紹介しましたが、8月7日から10日には、「夏のさつまいも博2025」が幕張メッセで開催をされます。さつまいも産出額全国第3位を誇る千葉県での、国内最大級のさつまいもイベントであり、全国から選りすぐりの24店舗で、バラエティ豊かなスイーツやフードが楽しめます。また、8月7日から9日は午後6時から8時までの間、オリジナルカクテルや限定メニューが登場する「夜のさつまいも博」も開催をされ、夜まで「さつまいも」がお楽しみいただけます。
今日ご紹介をしたイベントはほんの一部であり、花火大会など、夏の千葉は魅力満載であります。千葉のイベントや見どころなど、旬の情報が盛りだくさんの観光情報誌「ちばnote」は、駅などでお手に取っていただけます。
また、公式サイト「ちば観光ナビ」でも観光情報をご覧いただくことができますので、「千葉観光」と検索いただき、アクセスしてみてください。
ぜひ、千葉県で、一生の思い出に残る特別な夏をお過ごしください。
(知事)
最後に、県立中央博物館の特別展についてお話しをいたします。
県立中央博物館では、海をテーマにした特別展「房総うみの幸大百科―千葉の豊かな海と食文化―」を7月12日土曜日から開催をいたします。三方を海に囲まれた千葉県は、古くから海の幸に恵まれ、多様で豊かな食文化を育んできました。この展示では、東京湾から銚子まで房総半島を一周旅するように、各エリアの郷土料理を通して、料理に使われる海の生き物の特徴や昔から育まれてきた食文化を紹介いたします。
また、日本一の数を誇る千葉県内の貝塚に着目し、はるか昔、縄文時代の人々が堪能したであろう海の幸について、県内の調査成果から具体的に紹介をいたします。開催初日のオープニングイベントには私も参加し、千葉県が誇る海の幸「千葉ブランド水産物」などの豪華な賞品がもらえるクイズ大会で会場を盛り上げます。
さらに、夏休み期間中には、「千葉の海・大使さかなクン」のトークイベントや房総の海の幸を堪能できるグルメフェスを開催をし、「千葉ブランド水産物」や、海の幸と発酵県ちばならではの醤油を隠し味に使ったご当地グルメ「黒アヒージョ」についてもご紹介いたします。その他にも、開催期間を通し、海の幸に関する講演会や海の絵本の読み聞かせ、オリジナル大漁旗づくりなど、楽しく学べるイベントも多数開催いたします。今回の特別展では、房総半島ならではの個性豊かな海と食文化を様々な角度から紹介をしておりますので、この夏は、県立中央博物館で、海の魅力を感じてみてはいかがでしょうか。
多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
私からは以上です。
(記者)
よろしくお願いします。
私は、発表項目の中からお聞きしたいんですが、仕事体験ツアー、もしくは「福祉と保育の就職相談会」も同じなのかもしれないですけれど、各分野の人材不足ってことを知事選のときからかなりおっしゃっておられて、アプローチとしてはいろいろある中で、こういった、今回この課題感とか背景とか狙いについて教えてください。
(知事)
私も、企業であったり、もしくは福祉の現場、様々な方々とお話をすると、とにかく出てくるのはこの人手不足の問題になります。そういう意味では、県内経済の活性化のためにも、それから、福祉の底支えのためにも、人手不足の解消というのが優先的な施策の一つだろうと思っています。特に雇用のミスマッチ、ここの解消が非常に重要な課題だというふうに思っています。十分にまだまだ知られていない部分が、この県内の企業、さらには福祉分野にはあると思っています。
今回、まず、この仕事体験ツアーのほうですけれども、企業と人材の交流機会、これを数多く提供しているというところが大きいところだと思っています。それから、当然ながら、働いて選んでもらうためには、働きやすい職場であることが重要でありますので、そうした面でも、我々、専門家を派遣をしながら、とにかく働きやすい職場づくりに向けたサポートも我々はやっているところでありまして、6月の補正予算でも、中小企業がやっている奨学金の返還に対する助成も開始をいたしましたので、しっかり県内の企業の魅力を高めるということと、それをしっかり県内の若者に知っていただく。その部分を通して、できる限りこの千葉県の中で人手が確保できるように、我々としてはサポートしていきたいと思います。
(記者)
ありがとうございます。
あともう一点、発表外なんですが、これも先日リリースがあった、県の忠霊塔の再整備計画が策定されまして、イメージのパースなんか見ると、周りも開けてて広々しているかなという印象を受けるんですけども、この問題については県議会の指摘があって、大きさであるとか高さであるとか、その辺も指摘があったと思うんですけれども、今回の計画についてどのように知事はお考えでしょうか。
(知事)
ありがとうございます。やはりこの忠霊塔というのは、我々千葉県出身の戦没者の慰霊であったり、恒久平和を祈念するシンボルとして大変重要な役割を担っていると思っています。私も毎年、皆様も取材に来ていただける8月15日の拝礼の際、私ももうずっとそれ以外も忠霊塔見てまいりましたけれども、やはり老朽化、非常に著しい状況でありまして、遺族会であったり、もしくは様々な方々からもその必要性を訴えられてまいりました。
今回、様々な関係者と再整備について検討してきた結果、計画地であるこの桜木霊園、やはり利便性がいいということ、それから、地域住民の生活動線にもなっていますので、住民の皆さんが日常的にこの新しい忠霊塔を目にすることができるようになると思っています。
ご紹介いただいたとおり、新しい忠霊塔は合掌をモチーフとした形状となっておりますので、戦争を後世に伝えて、恒久平和を祈っていく、祈念するシンボルとして、県民の皆様に親しまれる存在になると考えています。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
発表外で、参院選絡みで、今週の週明けまでにかけて各社序盤情勢を出しております。どのような見方ができそうか、教えてください。
(知事)
これは、難しいですね。選択肢が今回非常に多いこともあって、有権者の皆様方の支持する候補者というのが、かなり分散しているのかなという受け止めを持っております。期日前投票については、過去と比べて1割ほど多いのかなという状況がありますので、これは関心の高さ、候補者の多さという部分と、3連休の中日ということもあってできるだけ期日前投票に行こうという、こういう要素があるのかなというふうに思っております。少しでも関心を持っていただいて、貴重な1票を候補者に託していただきたいなと思っています。
(記者)
情勢のところで、各社で共通しているのが、全国的にも参政党が多いんですが、どういった背景があるとお考えですか。
(知事)
参政党に関しては、私も以前からヨーロッパの政治情勢を見ると、参政党のような政党が得票率が増えていくのは、これはもう自明なのかなという感じがいたします。既存の、いわゆる社会や体制や制度に対する不満もあるでしょうし、また、SNS等を中心に、どちらかというとすぱっと分かりやすい、そして不安に応えてくれるような、そうした政策や政党というのが支持を伸ばしやすい、そういう状況が生まれてきていると思っておりますので、そうした中で一つ、有権者の中の選択肢として挙がってきているのが参政党ということではないでしょうか。
(記者)
今回の参院選の特徴としては、外国人政策を掲げている政党が結構あると思います。中には受入れ制限、厳格化を掲げている政党があります。在留外国人、外国人の方の観光客が増える中、このような状況を、今、知事はどのようにお考えか教えてください。
(知事)
大事なことは、まず外国人政策に対する考え方は、それぞれ当然あってしかるべきだと思いますが、我が国の社会がもう既に外国人労働者がいなければ成り立たない国であるという、この厳然たる事実というのは、これをしっかり受け止めた上でどうするかという議論をしなければ、これは全く荒唐無稽な話になってしまうと思いますので、これはもう社会のあらゆる場所、場面において、外国人の方々が欠くことのできない状況になっている、これはまず受け止めて、有権者には受け止めていただきたいと思います。
その上で、私たちの社会がこの前提に対して、それでも、もう社会が崩れるぐらい不便になったとしても、外国人労働者を減らしていきたいのか、それとも、いわゆる外国人労働者は必要だけれども、しかしながら、日本人の方が不安に思うような事態ができる限り発生しないように、どのような対策を取るべきなのかという、こういうアプローチなのか、そういう議論があると思います。
これが外国人労働者の話と、インバウンドの話はまたインバウンドの話で、これは都市対地方という観点も私はあると思っています。やはり地方に関していえば、観光というのはもう欠くことのできない産業であり、地域のいわゆる雇用を支えている、もしくは農業であったり、様々な産業を、観光は実は波及的に支えているところがあります。地方においては、インバウンドというのはもはや選択をするしないではなく、必要不可欠な状況になっている。基本的には、このインバウンドで反対の気持ちになるのは都市に住んでいる人たちになりますので、都市と地方のインバウンドに対する必要性というか、そういう状況も含めて、私は配慮の上で考えていく必要があると思います。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
よろしくお願いします。
米国との関税交渉について伺いたいんですけれども、先日、トランプ大統領が8月から日本に対して25パーセントの関税をかけるという発表がありました。県内では、成田空港からも多くの貨物が輸出されると思いますが、この現在の結果の受け止めと、県の対応とか、あと、今後の見通しについて伺えればと思います。
(知事)
政府のほうで、これまで粘り強く交渉してきたというふうに受け止めておりますので、このようは発表がなされたことを非常に残念に思っております。先ほどお話しいただいたとおり、我々、我が国最大の貿易港である成田空港も抱えておりますし、また、素材エネルギー産業が集積する京葉臨海コンビナートを私ども持っておりますので、今回の相互関税措置が仮に発動されれば、様々な影響が想定をされますので、この発動までに向けて、政府一丸となって交渉を続けていただきたいと思っています。
我々としては、とにかくどのような状況であったとしても、県内の中小企業を中心に影響を最小限に抑えられるように、活用可能な国も含めた支援策を、我々、紹介を中小企業にしてきております。それから、6月議会で成立した補正予算での、設備投資含めた生産性向上のための補助、それから、価格転嫁に向けた専門家を派遣するなどの伴走支援も含めて、できる限り、この影響を最小限化するように県としても施策を総動員していきたいと考えております。
(記者)
ありがとうございました。
(記者)
基本、参院選の関係なんですけれども、各政党が分かりやすくぱっとSNSとかで動画を発信したりとかがしやすくなっている一方で、3月の知事選でもありましたけれども、デマだったり、フェイクニュースとかも流れやすい状況というのも今回の参院選でも続いていると思うんですけど、改めて、そのあたり、どのように感じていらっしゃるか、お願いします。
(知事)
やはり、発信元の信用性というのをしっかり見ていただきたいというふうに思っております。SNSにおいて、その発信元がしっかりとした身分を明かしていたり、もしくは一次情報をしっかりと紹介しているところなのかというのをまず見ていただくことが第一だと思っています。
それから、社会は、政治はそんなに単純ではありませんので、そんな誰もが思いつく、こうすればみんなハッピーになるじゃないみたいな、そんな安易な結論や夢があるわけではありませんので、複雑な要素の中から、一生懸命比較検討しながら最善の道を選んでいかなければならないのが社会であり、政治でありますので、そうした、難しいけれども、その中で最善を選ぶ、その努力を有権者側もしていかなければ、いわゆるポピュリズムで実現不可能な政策を選ぶことに結果的につながりかねませんので、それは有権者の姿勢が問われていると思います。
(記者)
ありがとうございます。
発表項目で万博の話なんですけど、改めて、知事のほうで特にここを見てほしいみたいなポイントがありましたら、お願いします。
(知事)
私たちは、今回発酵というのをテーマにするわけですけれども、入り口としては、やはり楽しくなければ伝えたいものも伝えられませんので、私たちは今回はできる限り試食や試飲であったり、体験といった、どんな方であったとしても、それは最終的には言語を超えて、まずは魅力に触れていただけるような、そういう機会を数多く今回用意をしておりますので、まずは触れて楽しんでいただいて、その上で、その背景にある千葉の文化や歴史、魅力に触れていただければなと思っております。
(記者)
ありがとうございます。
最後に、日ハムの2軍の本拠地が鎌ケ谷市から移転する方針が発表されましたけれども、改めて、それに関する受け止めをお願いします。
(知事)
当然ながら、1軍と2軍の距離がこれだけ離れておりますんで、移動距離の問題も含めてやむを得ない部分もあるのかなと思っておりますが、やはり地元県としては、今回は残念に思います。改めて、日ハムさんには、30年近くにわたって2軍の本拠地を千葉県鎌ケ谷市に置いて、地域に愛されながら、地域の活性化であったり、魅力づくりに大きく貢献していただいたことに感謝をしたいと思っております。鎌ケ谷市と球団との関係は今後も続いていくと、継続していくと聞いておりますので、これまでの地元の思いを大切にしていただきながら、地域の活性化に資するように取り組んでいただければありがたく思います。
(記者)
この点で、市と球団の関係はこれからも続いていくということではあるんですけど、地元のまちづくりとか、観光客が来る来ないとかという話への影響の部分というのはどう見ていらっしゃるか。
(知事)
これはもう、今後の状況次第ということだと思いますけれども、我々とすると、鎌ケ谷市さんの今後のまちづくりであったり、活性化について、様々な相談を頂きながら、我々としてはしっかりサポートしていきたいと思っています。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
すみません。
参院選の絡みで、自民党の鶴保庸介参院議員の例の発言なんですけれども、2拠点の居住に関連して、運のいいことに能登で地震があったというふうな発言をして、その後撤回。自民党の幹事長が厳重注意をされています。本人はまだ、議員辞職とか離党とかには至っていないんですけれども、知事として、この発言、どのように受け止めているかを教えてください。
(知事)
そうですね。もう、最初、発言のこの報道を見たときに、非常に驚きました。もちろん、全体を通して伝えたかった趣旨というか思いがあったんだと思いますけれども、仮に切り取りだったとしても、そのような発言が、そのようなフレーズが出てくること自体が、それはもう批判されても致し方がないと思っております。
私も、やはり災害の経験者でありますので、そういう発言というのはやはり気をつけるべきですし、それ以前に、やはり被災地に常に思いを寄せるということが重要だと思っておりますので、そういうふうに私ども、私自身も改めて被災地に寄り添っていかなければいけないという思いを新たにいたしました。
(記者)
その発言の撤回の後の身の処し方というか、進退についてはどのようにお考えですか。
(知事)
これは、政治家の出処進退はご自身で判断するべきことだというふうに思っておりますので、いずれにしても、被災地、被災者の方々にしっかり寄り添った行動をされることを望みたいと思います。
(記者)
ありがとうございます。
(職員)
ほかに、ご質問いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
それでは、以上で定例記者会見を終了いたします。ありがとうございました。
(知事)
ありがとうございました。
大阪・関西万博千葉県ブースについて
総合企画部政策企画課【電話】043-223-2440
福祉と保育の就職相談会について
健康福祉部健康福祉指導課【電話】043-223-2606/健康福祉部子育て支援課【電話】043-223-2317
企業の人材確保に向けた仕事体験ツアーについて
商工労働部雇用労働課【電話】043-223-2745
夏の観光情報について
商工労働部観光政策課【電話】043-223-2412
県立中央博物館特別展「房総うみの幸大百科」について
環境生活部スポーツ・文化局文化振興課【電話】043-223-3941
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください