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更新日:令和7(2025)年4月7日
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日時 | 令和7年4月3日(木曜日)10時30分から11時6分 |
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場所 | 本庁舎5階大会議室 |
動画 |
(知事)
皆様、こんにちは。
まずは、新年度ということで、入社された方とか、入学された方など、新しいステージを踏み出す方々も多くいらっしゃると思います。そうした新しいフィールドでこれから取り組む方々にエールを送りたいと思います。
そして、私にとっても、今月から2期目の任期がスタートすることになります。改めて、肉付け予算としての補正予算の編成、さらには新しい総合計画の策定など、県民の皆様方の負託に応えられるよう、この新年度を職員と共に全力で取り組んでまいりたいと考えております。
(知事)
それでは、まずは「春の全国交通安全運動」についてお話をいたします。
本年の交通事故の状況ですが、昨日までに県内で35人の方が亡くなっており、交通死亡事故が全国ワースト3位という非常に深刻な状況です。
また、入園・入学の時期を迎え、新たな生活を始めた子どもたちの交通事故が増えることが心配されます。
そこで本県では、「青だけど自分の目で見てたしかめて」をスローガンに、4月6日から15日まで「春の全国交通安全運動」を実施いたします。
この運動を通して、子どもたちをはじめ、県民の皆様に基本的な交通ルールの遵守と、交通マナーの実践をしていただきたいと思います。
今回の運動では、子どもをはじめとする歩行者が安全に通行できる道路交通環境の確保と正しい横断方法の実践、歩行者優先意識の徹底とシートベルト・チャイルドシートの適切な使用の促進、飲酒運転やながら運転等の悪質・危険な運転の根絶、自転車・特定小型原動機付自転車利用時のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底。これらを重点事項に掲げ、取り組んでまいります。
運動の実施に先立ち、明日、関係団体の方々にも出席いただき、県警白バイ隊などが参加する「出動式」を行います。
そのほか、5日には「イオンモール幕張新都心」において、8日には「アリオ市原」において、千葉県警察音楽隊のコンサートが開催され、パトカー乗車体験などもできますので、ぜひお越しください。
子どもの交通事故を防ぐため、この機会に御家庭でも交通ルールについて話し合ってみてください。特に自転車乗車用ヘルメットについては、県内の着用率が大変低い状況でありまして、お子さまはもとより御自身も、その命を守るために、着用してください。
また、自動車を運転される際は、横断歩道での一時停止等の励行をお願いいたします。ゆとりを持って、安全運転をすることが大切であります。そして、飲酒運転は、絶対にしてはいけません。周りの人にさせてもいけません。大変危険な行為であり、取り返しのつかない結果を招きかねません。
今後も、県では、交通安全に関する子どもへの教育や広報啓発など、必要な対策を講じてまいります。
県民の皆様と力を合わせて、安心して暮らせる「交通安全県ちば」を確立してまいりましょう。
(知事)
次に、いよいよ明後日からはじまる、東京湾アクアラインの新たな社会実験についてお話をいたします。
アクアラインでは、木更津から川崎方面へ向かう上り線において、土日・祝日の特定時間帯の割引料金を変動させる、ETC時間帯別料金の社会実験を実施しております。これによって、土日・祝日の混雑の緩和に一定の効果は確認されておりますが、特定の時間帯に集中する交通量をより一層分散させるために、4月5日からその内容を見直します。
主な変更点ですが、これまで実施してきた上り線は、通行料金の差をより拡大し、朝・夜のオフピークは400円に、混雑しているピーク時間帯は1,600円にいたします。
加えて、下り線においても、新たに実施することとし、朝のオフピークは400円に、ピーク時間帯は1,000円といたします。
休日のアクアラインは、朝と夜が大変お得になりますので、お得な時間にスムーズに御利用いただきたいと思います。
また、今回の見直しに合わせ、本県とNEXCO東日本で、新たにポスターを作成いたしました。
ポスターの背景にもなっている、首都圏有数の星空絶景スポット、南房総市の野島崎灯台をはじめ、本県にお越しの皆様には、房総半島でゆっくりとお過ごしいただくことで本県の魅力を堪能していただき、渋滞の少ない20時以降のアクアライン利用をおすすめしております。
またポスターには、県公式観光サイト「ちば観光ナビ」のQRコードを掲載し、夜までお楽しみいただけるスポットを特集として紹介しておりますので、ぜひ御覧ください。
昨年12月、ETC普通車の通行料金を800円とするアクアライン割引の継続を国に要望したところですが、このたび令和10年3月までの3年間、期間が延長されることとなりました。
この先、圏央道県内区間の全線開通、さらに第2の開港ともいえる成田空港の拡張事業などが控える中、アクアラインが今後も有効活用され、本県をはじめ、首都圏全体の発展に資するよう、引き続き、割引料金の継続や、混雑緩和に向けた時間帯別料金の社会実験に取り組んでまいります。
(知事)
最後に、千葉県マスコットキャラクター、チーバくんの公式LINEスタンプ「第2弾」の販売についてお話をいたします。
県では、千葉県のシンボルとして大活躍しているチーバくんに毎日の生活の中でも触れてもらい、さらに愛着を持っていただこうと、昨年7月に初の「チーバくん公式LINEスタンプ」を販売いたしました。
発売以来、このスタンプは、御家族や御友人等とのコミュニケーションツールとして、多くの方に御活用いただいており、改めてチーバくんが愛されていると実感しております。
そこで、チーバくんとチーバくんを通して本県の魅力を発信するため、LINEスタンプの「第2弾」を発売することとしました。
今回の「第2弾」のデザインは、千葉県の公式LINEに登録されている皆さんから寄せられた「ほしいスタンプ」の声をもとに、チーバくんの生みの親である坂崎千春さんに新しく描き下ろしていただきました。
チーバくんの日常的な行動や感情のスタンプに加え、「チーバくんでいうとどこ?」ですとか、「ちば最高!」といった千葉ならではの表現など、16種類のデザインとなっています。販売は、LINESTOREにて、本日から開始しております。価格は税込みで120円です。
新たなスタートを迎えるこの季節、お友達や御家族等とのコミュニケーションを楽しく深めるツールとして御活用いただくとともに、県民の皆様にもチーバくんを通して、千葉県の魅力を多くの方にPRしていただければと思います。
私からは以上です。
(記者)
よろしくお願いします。
まず、発表内から2点お伺いできればと思います。
東京湾アクアライン時間帯別料金について伺います。社会実験は、下り線でも回数ですとか変動幅を新たに大きくするということだと思うんですけれども、これまで行ってきた社会実験の成果というものを知事がどう受け止めていらっしゃるかというのと、新たな社会実験で期待することを伺ってもよろしいでしょうか。
(知事)
ありがとうございます。
この社会実験を行っている期間中も、まずアクアラインの交通量自体、これは増加をしている。なので、この実験の導入によって、減少ではなく増加をしっかりしているという一方、そういう状況の中で、13時から20時に分散したいと思っているその部分の前後の時間帯に交通量が分散している。この効果は確認されているという意味においては、一定の効果があっただろうと思っております。渋滞による時間のロスも減少しております。
一方で、これまで申し上げてきたとおり、この導入から1年以上が経過をして、少しずつ分散効果が縮小してきているのではないかという、こういう懸念があります。さらに交通分散を促進していく必要があると私どもは考えております。
今回、かなり思い切った形で、早朝や夜間の通行料金がこれまでの半額となる400円になりますので、渋滞を避けて、お得に、そしてスムーズにアクアラインを利用していただきたいというメッセージが、よりドライバーの方に届くのではないかなと思っております。より多くの方々にアクアラインを通って千葉県にお越しいただいて、そして長く滞在していただいて、お得にスムーズに通行していただく。これを実現できるように、皆様方の御協力もいただきながら、しっかり広報啓発に取り組んでいきたいなと思っています。
(記者)
ありがとうございます。
夜間の利用を特に促進するものだと思うんですけど、知事御自身、千葉県内の夜間のスポットで、ここが魅力的だなと思われるところはありますか。
(知事)
これは、先ほど御紹介したとおり、当然、夜まで楽しめる夜景スポットですとか、もしくはゴーカートなどのアクティビティもありますし、あとは結構ドライバーの方々から伺うのは、温泉であったりスパ、そういうお風呂に入るという部分をよく伺います。どうせ帰ってお風呂に入るのは確実ですので、それを手前でお風呂に入っていただくことで、8時以降に帰る。今回、差額が1,000円以上になりますので、そういった意味では、まさにそういう日帰りの入浴の費用が出るというところになります。房総地域にはそうした日帰り入浴を楽しめる場所が非常にたくさんありますので、ぜひ、温泉なり日帰り入浴を楽しんでいただいて、リラックスしてお得にお帰りいただくと、これもいいのではないかなと思っています。
(記者)
ありがとうございます。
発表内からもう1点、チーバくんスタンプについて伺えればと思いますけれども、新しいスタンプの中に、「チーバくんでいうとどこ?」とか、千葉県民がよく話すようなこととかも入っているのかなと思います。知事御自身、これを見られての感想ですとか、どういう場面で使われたいか。前回のときは、娘さんにプレゼントされるみたいなこともおっしゃったかなと思うんですけれども、どのような形で活用されたいか伺ってもよろしいでしょうか。
(知事)
私もこの第2弾のスタンプを見ましたけれども、やはりユーザーからの声ということで、ああ、確かにこれがあると便利だなと、私個人も感じるものがあります。そういう意味では、これも非常に人気になるのではないかなと思っています。私自身も使っておりますし、先ほどおっしゃっていただいたとおり家族も使っております。また、私が使うことで、友人や周りの人たちも購入しているケースがあります。やっぱり千葉県民としては欲しいスタンプであることは間違いないと思っています。こういう形で県民の方との交流の中で新たなスタンプが生まれていくという流れは、県民に愛されているチーバくんならではかなと思います。
(記者)
ありがとうございます。
発表外からも2点お伺いできればと思います。
3月31日に政府の中央防災会議が南海トラフの被害想定をまとめたかと思います。県内の被害想定、約1,800人とかなり多い死者が出ると想定された一方で、津波による死者が全員だったということかと思うんですけれども、こういうふうな想定に対する知事の受け止めと、今後の対策をどのように進めていかれるか、伺ってもよろしいでしょうか。
(知事)
まさにおっしゃっていただいたとおり、今回の千葉県の想定の最大1,800人という死者、これに関しては、津波の被害による想定ということで、これは、迅速な避難行動によって確実に被害を減らすことができる、そうした想定でもあると思っています。県としては、これまでも津波対策に取り組んでまいりましたけれども、改めて住民の皆さん方の早期避難の意識を高めていくための周知啓発活動をしっかり取り組んでいくということと、市町村での津波避難計画等の策定、それから事前避難対象地域の設定など、こういう部分について支援や助言を行っていって、仮にあった際には最大被害想定から被害を確実に減らせるように、全力で取り組んでいきたいと思っています。
(記者)
ありがとうございます。
発表外からもう1点、豚熱について伺えればと思うんですけど、旭市で県内初めての豚熱が発生しまして、知事も先日視察されていたかと思います。Xでも県民の方に対して、豚肉は心配ないということが発信されたと思うんですけれども、改めて県民への呼びかけをお願いしてもよろしいでしょうか。
(知事)
まず、豚熱については、全力で防疫作業、殺処分作業を進めておりまして、昨日の夜の時点で、殺処分完了いたしました。そういった意味では、殺処分自身は順調に進んできております。
改めてになりますけれども、県民の皆様方には、豚熱は人に感染することがないということ。それから、感染した豚の肉が市場に出回ることはないということ。また、感染した豚肉というのも、そもそも人体に有害な、健康に影響が出るものではないということで、県民の皆様には冷静に対応していただきたい。風評被害が発生しないように留意していただきたい。できれば、やっぱり千葉県産の豚肉を買って、ぜひ畜産業を応援していただきたい、おいしく食べていただきたいと思っております。
(記者)
ありがとうございます。
豚熱に関連してもう1点なのですけれども、殺処分で、豚を殺処分すると、かなり経済的損失が大きく生じると思います。県内の養豚農家の中には、万が一豚熱が発生して、全て殺処分するとなったら、廃業を考えざるを得ないというようなことを言っているような養豚家もいると聞くんですけれども、県として経済支援をどのようにしていくか、伺ってもよろしいでしょうか。
(知事)
養豚業をされている方々が、豚熱があったとしても養豚業を続けていただく、そういう意欲を減衰させないようにすることが大事だと思っています。発生農家に対しては、家畜伝染病予防法に基づいて、処分された豚やえさなどについて、仕入れ費用、それから販売価格を基に算定した手当金が交付されます。また、農家の方が自ら積立てを行う互助基金制度、また、農林漁業セーフティネット資金などからの制度融資も用意されておりますので、発生した農家に対しては、この制度の活用について紹介して、経営が再建されるまで、しっかり伴走して支援をしてまいりたいと考えています。
(記者)
以上になります。ありがとうございました。
(記者)
よろしくお願いします。
アクアラインについて教えてください。今、千葉県内で、北千葉道路であるとか、いろいろと道路の計画があると思います。そんな中で、昨年もアクアラインについては6車線化を要望されていたり、いろいろと思い入れがあるかと思います。先ほど圏央道のお話もありましたけれども、知事にとって、改めて、千葉県にとってアクアラインの意義であったり、知事としての思い入れを教えてください。
(知事)
千葉県というのは半島県でありますので、この半島性の克服というのが非常に重要なテーマになります。そういう意味において、アクアラインというのは、圏央道の環状ネットワークの中に入る千葉県の半島性を克服する一つの有力なネットワークとして、大変重要な存在だと思っています。これは、経済的な面はもとより、災害時においても複数ルートを持つということの重要性は能登半島でも改めて証明されてきておりますので、アクアラインが今後も活用されていくことが重要だと考えています。特に、お話しいただいたとおり、圏央道の全線開通も含めて考えていくと、成田と羽田、両方へのアクセスに恵まれており、千葉県の価値というのはより上がってくる。そういう意味でも、アクアラインというのは重要だと考えています。
(記者)
ありがとうございます。
発表外で、トランプ関税について教えてください。今朝方、相互関税の見込みが発表されまして、自動車関税についても既に報道がありました。千葉県内、自動車産業については決して強いとは言えないですけれども、相互関税については、前に千葉県としても、いろいろ農林水産物の海外輸出であったり、かなり注力されていると思います。この関税の県の産業に対する影響を知事が考えていらっしゃるところを教えてください。
(知事)
千葉県としての産業もそうでありますし、日本最大の貿易港である成田空港を抱えております。また、京葉臨海コンビナートも有しております。そういう意味において、今回のトランプ政権の関税政策、様々な影響を与える可能性があると思っています。これはもちろん、千葉県、日本のみならず、世界経済全体に影響を与えるものでありますけれども、千葉県に与える影響について、しっかり今後の動向を注視していきたいと考えています。
また、企業向けの相談窓口をジェトロ千葉などが設置をしておりますので、追加関税の影響を受ける県内の中小企業に対しては、こうしたジェトロ千葉などとも連携をしながら、引き続き伴走的に支援を行っていく必要があると考えています。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
よろしくお願いします。
発表外で幾つかお伺いいたします。
1点目。先日、市川の児童相談所の職員が不同意わいせつ容疑で逮捕されましたけれども、逮捕されてしまったことについて、お伺いできればと思います。
(知事)
公務員の倫理が厳しく問われている中で、このような事態を招いたということは、大変遺憾であります。当該職員は市町村からの派遣職員でありまして、既に県職員の身分は有していないわけでありますが、研修派遣元のほうで事実関係を詳細に確認をした上で、厳正に対処するものと認識をしています。
(記者)
ありがとうございます。
2点目でお伺いしたいんですけれども、先日、人事院の有識者会議が国家公務員のなり手不足解消に関して、民間に見劣りしないような給与水準が必要だと、そういったような内容の報告書を提出しました。これについて、自治体職員も全国各地で採用がなかなか厳しくなっていると思うんですけれども、地方公務員の給与の在り方について、知事はどういうふうにお考えになるか、その辺をお伺いできればと思います。
(知事)
おっしゃっていただいたとおり、国のみならず、県も含めて、地方自治体においても、民間企業との採用の競合が激しくなる中で、人材確保に苦慮している状況にあります。必要な人材を確保していくためには、処遇の改善というのも議論として重要だと考えております。国の報告書を受けての議論の進め方というのも、しっかり注視をしていきたいなと思っています。
(記者)
ありがとうございます。
最後にお伺いしたいんですけれども、先日、元タレントの中居正広さんと女性アナウンサーのトラブルに関するフジテレビの対応をめぐり、第三者委員会が報告書をまとめました。あの件について、報告書は業務上の延長線上の性暴力だと認定して、フジテレビの対応を強く批判していますけれども、この報告書の受け止めと、県が出資する番組に関して、今後の対応方針をお伺いできればと思います。
(知事)
私自身も、この調査報告書、全部を見ているわけではありませんが、ある程度読ませていただいて、本当に想像以上の実態だったと思っています。フジテレビの会社としてのガバナンス、コンプライアンスに大変重大な問題があったということが明らかになったと受け止めております。
現在、この報告書の内容確認も含めて、関係部署に精査するよう指示しております。それを受けて、しっかり県としての対応も検討していきます。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
よろしくお願いします。
いすみ鉄道についてお伺いしたくて、明日で事故からちょうど半年になります。まだ復旧されていないということで、復旧のめどについて、知事がどのように報告を受けていらっしゃるかということと、当初、春までには一部区間は開通できるんじゃないかという見通しもあったと思うんですけれども、それに関して、なぜ遅れてしまっているのか、聞かせてください。
(知事)
いすみ鉄道を利用されている方、また沿線住民の方々にとって、一日も早い復旧をしてほしいという思いは、もう強いものがあると思っておりますし、県も認識をしております。
運行再開に当たっては、安全の確保、これが何よりも重要だというのが県の立場であります。その上で、まずは利用者が多い、大原から大多喜の駅間の運行再開に向けて復旧を進めておりますけれども、利用者に不便が生じないように、学校などの意見も聞きながら、バス等による代替交通は確保されています。
復旧に時間がかかっている状況についてですけれども、事故が起きた後に速やかに全線の点検、それから枕木の交換などを進めながら、こういう事故があったわけですから、安全確保に万全を期すために、専門的な機関に委託などを行って、詳細な調査、それから施工計画の検討、これが進められてきた結果、少し時間がかかっているという状況だと受け止めています。
(記者)
ありがとうございます。
追加で、すみません。復旧の期間とか、費用もまだなかなか見えていないということだと思うんですけれども、既に県では予算も組まれているかと思います。さらに予算措置するような可能性というのはありますでしょうか。
(知事)
詳細な調査、施工計画、こういう中で、ある程度全容が見えてくると思いますので、場合によっては、今県が手当てしている予算以上に費用がかかることも十分に考えられると思います。そのあたり、しっかり沿線市町とも協議をしながら、県としては進めていきたいと考えています。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
よろしくお願いします。
千葉銀行が千葉興業銀行の株を約20パーセント取得するという事象がありました。これについて、千葉県経済にインパクトのある出来事だと思うんですけれども、知事の受け止めと、今後どのようにそれを見ていくか、教えていただけますでしょうか。
(知事)
千葉銀行さんが地域経済の発展ですとか企業価値向上の観点から判断をされて、今後、関係強化に向けて千葉興銀さんと協議を進めていく予定だと伺っています。
やっぱり、地銀の皆さん方、これはもう千葉銀行も京葉銀行も千葉興銀もそうですけれども、本当に地元企業の事業展開に必要な資金の調達ですとか、経営の支援、事業承継、もう本当に幅広くサポートしていただいております。県内経済にとって非常に重要な役割を担っていただいているそれぞれの銀行の動向については、しっかり県としても注視をしていきたいなと思っています。
(記者)
ありがとうございます。
関連で、マイナス金利の解除から1年ぐらいたち、金利のある世界がどんどん戻っている状況にあります。今回、地銀再編の可能性もあるような動きも含めて、今の金融及び経済情勢として、どのように見ておられますでしょうか。
(知事)
現時点では、中小企業の皆様方から、これまでの金利のある世界に対して、大きな経営上の支障が出ているとは把握しておりませんけれども、影響が一定程度あるのは事実であります。しっかりと我々としても中小企業の方々の意見を伺いながら、関係機関と一緒に伴走型の支援をしっかり続けていきたいなと思っています。
今回のこの株式の取得も、最終的には中小企業の皆さん方にとって、いい形になればいいなと思っております。
(記者)
ありがとうございます。
地銀3行に限らず、県内の有力企業はそれぞれ今賃上げをかなり精力的にやっておられますけれども、今年の全体の賃上げの流れについては、知事はどのように見ておられますでしょうか。
(知事)
賃上げの流れそのものは、比較的前向きには受け止めておりますが、実際には物価高騰を大きく上回るような状況になるかということと、中小企業も含めた全体としての賃上げの状況というのをしっかり注視していく必要があるだろうと思っています。
県の場合は、ある種、県職員の給料を、人事委員会が調べるときに、50人以上の企業の実態というのは把握することができます。それを見ていると、まだまだ、そういう意味で持続的な賃上げが必要な状況だろうと思っております。私も知事選挙を通して、いろんな県民の方々にそうした生活の状況などもお話を伺いましたけれども、やはり二極化していると感じております。持続的な賃上げが中小企業も含めてできるように価格転嫁が適切に行われる環境づくり、これを県は関係機関と共に、しっかり行っていきたいと考えています。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
よろしくお願いします。
3月末の会見で、SNSでの虚偽情報拡散について、意図を持って拡散している人たちには必要に応じてしっかり警告したいと思うし、云々という発言がありましたけれども、その後、具体的な措置を何かとったのか、教えてください。
(知事)
まだ具体的な措置をとっているわけではありませんけれども、内容等を精査した上で、どのような形で対応するかというのを協議しているという状況であります。
(記者)
あと、SNSの誹謗中傷について、国が運営事業者に一定以上の対応を義務づける情報流通プラットフォーム対処法というのが1日に施行されました。今回の知事選をめぐる虚偽情報の拡散、あと流布に関して、知事御自身が立候補者への誹謗中傷と判断して、この法律を基に、事業者に被害を申告する考えはあるのか教えてもらっていいですか。
(知事)
その内容をしっかり精査をした上だと思いますけれども、大事なことは、これまでもSNS上で誹謗中傷されている方々から私自身もお話を伺ったことがありますけれども、どうしても、開示請求を含めて、手続が本当に煩雑で、だからこそ泣き寝入りするケースが多いというのは聞いております。こうした法整備も含めて、少しでも誹謗中傷をする人たちに対する法的な対応がスムーズになることで抑止が図られることを当然ながら期待をしております。
(記者)
全く別件で、チーバくんスタンプの話で、知事は例えば、どのスタンプを具体的に一番使っていて、どういう場面でスタンプをポチッと押しているのか、教えてもらっていいですか。
(知事)
大体、挨拶の系統と、あとは、やっぱり僕の場合、ありがとうございますとか、感謝のやつで使うケースが多いかなと思っています。なので、大体、市長時代に使っていた千葉氏スタンプと、チーバくんのスタンプと、かそりーぬの三つを大体よく対外的には使うようにしているんですけれども、今回、チーバくんスタンプで「チーバくんでいうとどこ?」というのが出たので、これは使えるかなと思っています。個人的には、千葉県の、逆に、どこと聞くんじゃなくて、千葉県のこの辺りと答えるアイコンがあったら、よりいいのになと、私の立場だと思いますね。
(記者)
それを、例えば、どういう方に対して使うか、教えてください。
(知事)
僕は大体、基本的に県外の方とやり取りするとき、意識的に、チーバくんとか千葉系のスタンプを使って、なんだこれ、というリアクションからの説明をするというようにしております。できれば、チーバくんのこの辺りと説明するLINEスタンプがあると大変やりやすいなと思いますね。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
よろしくお願いします。
PFASの関係で教えてください。下総航空基地が一つの原因であると分かりました。基地側に流出防止対策を講じるよう依頼するということでしたが、それだけでは不十分なのかなと思います。今後の対処方針と、あと、今回金山落だけじゃなくて、鎌ケ谷市など、井戸であったりとか、地下水への汚染みたいなことを心配する声があるので、その辺の対応についても教えてもらっていいでしょうか。
(知事)
やっぱり県民の皆さんの不安の払拭と、さらなる健康被害の未然防止をしていくためにも、基地の外に高濃度の排水が排出されないようにしていくことが大事だと思っています。基地において、必要な対策をしっかりと行っていただきたいと、県はそう考えておりますけれども、その中には、今から出るものと、地下水に入ったもの、それぞれあると思っています。地下水に関しては、周辺井戸の汚染原因の特定もしていかなければいけないと思っています。地下水の調査等をしっかり市町村とも連携しながら継続していく、そういう考え方ですね。
(記者)
今の汚染原因の特定というのは、必ずしも下総航空基地とは限らず、もうちょっと詳細に調べないとと、そういうふうには考えてますか。
(知事)
そこは、当然、下総航空基地も有力な部分だと思っております。いずれにしても、どういうようなメカニズムで周辺井戸にそうした数値が高い状況になっているのかということについては、しっかり詳細な調査をしながら、原因を究明して、そして対策をとっていく。これに関しては、県も国に対して要望を出しておりますけれども、排出元の責任であったり、もしくは、それが国の機関であった場合の費用負担の在り方を含めて、そういう部分がまだ未整備になっております。国にはそうした排出元の責任、それから費用負担の在り方を含めた、関係する法整備をしっかり進めていただきたいなと思っています。
(記者)
ありがとうございました。
(記者)
よろしくお願いします。
3月26日に、県の元児相職員の方が、過酷な環境での勤務を余儀なくされたとして、県を相手取って未払賃金など慰謝料の支払いを求めた裁判の判決が千葉地裁で出ました。そちらで職員の心身の健康を損なうおそれがあって、安全配慮義務違反があったとか、新任者への研修が不足していた、組織としての具体的な改善措置を行ったというような指摘が判決の中でなされました。この件について、県は控訴済みで、まだ争っているということは承知しているんですけれども、地裁判決の受け止めだとか、それを受けて改善を予定されていることがあれば、お聞かせください。
(知事)
私ども県の主張が一部認められなかったことについては残念だと思っています。
この児相の一時保護所については、これまでも職員の増員など改善を図ってまいりましたけれども、今年4月に、設備基準でありますとか職員の配置基準等を定めた条例の施行によって、今後さらに児童指導員等の増員を図る予定になっています。
また、令和5年に、人材育成基本方針を策定いたしました。階層別であったり職種別の研修や、職員をサポートするためのブラザー・シスター制度の導入、こうした計画的な人材育成を進めております。こういう取組を通じて、職員が安心して働ける職場環境となるように、今後もしっかり取り組んでいきます。
(記者)
ありがとうございます。
これまでに取り組まれていることはたくさんあることは分かったんですけれども、今回の地裁判決を受けて新たにというのはまだ御予定はないということでよろしいでしょうか。
(知事)
県は地裁判決の有無にかかわらず、これまでも、児相もしくは児相の一時保護所の環境の改善が急務であるという考え方の下で、ハード・ソフト両面にわたる対策をとってまいりましたので、それは判決いかんにかかわらず、これからもしっかり続けていくという考え方です。
(記者)
ありがとうございました。
(記者)
よろしくお願いします。
先ほどの選挙戦でのSNSのデマの関係なのですけれども、先月29日に改正公職選挙法が可決成立して、SNSのデマだとか、2馬力についても明記はされた一方で、対策を検討し、必要な措置を講じるという点にとどまっていると思います。改めて、その法律が可決成立したことについての知事の受け止めをお願いします。
(知事)
多分、SNSに関しては、みんな課題意識は持っていると思うんですね。一方で、表現の自由であったり、過度に萎縮、言論の、SNSのせっかくいい部分、これを過度に萎縮することがないような、バランスが非常に求められている分野だと思います。関係者も含めて、慎重な検討がなされていくんだろうと思っております。
いずれにしても、明確な悪意であったり、選挙に対して影響を与えようとする不適切な行為に関しては、抑止が図られるような、そうした法であったりルールを整備していただきたいなと思っております。これは、これからの日本にとっても非常に重要な分野だと思っております。ぜひ、丁寧な議論は必要だけれども、ある程度スピード感を持って、法整備の期待を国にはしたいなと考えています。
(記者)
ありがとうございます。
春の全国交通安全運動の実施について
環境生活部くらし安全推進課【電話】043-223-2258
東京湾アクアラインETC時間帯別料金社会実験について
環境生活部生涯スポーツ振興課【電話】043-223-3298
チーバくん公式LINEスタンプ”第2弾”の販売について
総合企画部報道広報課【電話】043-223-3785
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