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更新日:令和6(2024)年1月31日

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知事定例記者会見(令和6年1月25日)概要

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日時

令和6年1月25日(木曜日)10時30分~10時58分

場所

本庁舎5階大会議室

動画

令和6年1月25日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 全国「みどりの愛護」のつどいの開催について
  2. 県産食材を使用した新商品のクラウドファンディングの実施について

全国「みどりの愛護」のつどいの開催について

(知事)

皆様、こんにちは。

はじめに、『全国「みどりの愛護」のつどい』について、お話をいたします。

このたび、第36回『全国「みどりの愛護」のつどい』を、令和7年の春に、松戸市の森のホール21及び21世紀の森と広場において、国土交通省、千葉県、松戸市の共催により開催することが決定となりました。

この『全国「みどりの愛護」のつどい』は、全国の公園緑地の愛護団体、また、緑の保全団体などの関係者が一堂につどい、広く都市緑化意識の高揚を図り、緑豊かな環境づくりを推進するために、平成2年から毎年開催されています。

この行事では、「みどりの愛護功労者表彰」、「記念植樹」などが予定されており、参加者は1,000名から1,500名程度が見込まれています。

今回の開催が、全国の「みどり」に関する様々な活動を盛り上げるきっかけとなり、少しでも多くの方に「みどり」について興味や関心を持っていただけることを期待し、しっかりと準備をしてまいります。

県産食材を使用した新商品のクラウドファンディングの実施について

次に、県産食材を使用した新商品のクラウドファンディングについて、お話をいたします。

県では、国の地域食品産業連携プロジェクト推進事業を活用し、生産から販売まで、地域の多様な事業者が連携した新しいビジネスの創出に取り組んでいます。

令和4年度からは、輸出やインバウンドを含む国内外に向け、成田市場の活用も視野に入れて、千葉県ならではの加工品の開発を支援しており、今年度は2つの商品が開発されました。

一つが「梨の王国」です。

国内外へのお土産品として、生産量日本一である千葉県の梨をフリーズドライにし、ホワイトチョコレートをしみ込ませた、梨では珍しいチョコレートのお菓子に仕上げました。

手土産や贈り物はもちろん、特別な日に特別な人と過ごすティータイムのお供としてもお使いいただけます。

2つ目は「魚deパン」です。

本県の魅力ある水産物である鯖を、本県を訪れる外国人の方にも手軽に味わっていただけるように、片手で食べられるサンドイッチや、海外の方にもなじみのあるパンとディップソースのセットなど、新鮮な魚を存分に味わうことのできるテイクアウト商品となっています。

ホームパーティーやお花見など、アウトドアの主役にもなれる贅沢な一品で、ワインなどのお酒のおつまみにもとてもよく合います。

販路開拓の一環として、県内観光施設での試験販売や留学生へのアンケート調査などを行っておりますが、本日正午から2月29日まで購入型のクラウドファンディングを実施いたします。

詳細については、クラウドファンディングのサイト「C-Value(シーバリュー)」のホームページを御覧ください。

今日、御紹介した商品は、いずれも本県が全国に誇る食材を生かして、その魅力を存分に引き出して、国内外の消費者に届くように工夫された加工品になります。

本県は、海の幸も山の幸もそろう食材の宝庫であります。今後も豊富な食材を活かして、地域の魅力が詰まった優れた商品開発を支援してまいります。

私からは以上です。

質疑応答

(記者)

よろしくお願いいたします。まず、発表項目のクラウドファンディングの実施についてお伺いしたいのですけれども、今回新たに開発されたということで、それぞれの商品の千葉県ならではの魅力というものがどういったところにあるのか教えてください。

(知事)

まず、我々日本一である梨ですね。これは我々にとっても非常に力を入れておりますけれども、梨ってなかなか加工が難しいですよね。加工商品をつくるのが大変難しい商品ですが、その中で、梨そのものに味をしみ込ませるという技術をしっかりと活かし切った非常に珍しい加工商品になっていますので、そういう意味では、梨の魅力をまた新たな形に広げていただいたかなと思います。非常に手土産にぴったりだと思いますし、これからバレンタインも含めて季節が始まっていきますので、そういった意味でも関心を持っていただけるのではないかなと思います。

それから、「魚deパン」のほうですけれども、私も海外旅行などに行ったときに、サバであったりアジのサンドを地域の名物として食べたこともありますので、非常に外国の方々にもなじんでいただけるのではないかなと思っています。これも千葉の魚の魅力を多くの人に味わっていただく最適な形かなと、そういうふうに思っています。

(記者)

ありがとうございます。発表項目外になるのですけれども、能登半島地震の被害の関係で、先日、派遣された職員の方から耐震化が重要だということを聞いております。古い建物がたくさんある地域に関しては、まだまだ必要性を感じるというお話がありましたが、千葉県にも古い建物がある地域もあると思いますが、そういったところの耐震化の現状について、どのように捉えているのかということと、今回どのような支援が県内の各地域において必要なのかとか、お考えを伺いたいと思います。

(知事)

耐震化の状況というのは、かなり各市町村でばらつきがありますので、高い地域もあれば、まだまだ道半ばの地域もあります。そういう意味では、耐震改修の助成などを行いながら、着実にそういう耐震改修された耐震強度のある住宅を増やしていくということが大事になると思います。

我々県として、市町村が行う住宅の耐震診断であったり、改修の補助制度について、費用の一部を助成しています。特に耐震設計から改修工事までの一連の費用に対する補助額を上乗せする総合的支援メニューを令和元年度に創設をして、活用を促しております。

私も市長時代に、この耐震改修を少しでも増やしていくために、どういう課題があるのかということを確認したときに、どうしても高齢者の方々は、自分一代でしかもう住まないからとか、お金もそんなにかけられないしということで、耐震診断まで行ってもなかなか耐震改修までいかないというケースを多々見てまいりました。千葉市の場合は、1階部分だけの改修であったとしても補助をするというふうに制度を私の時代に変えているんです。1階部分だけであれば費用も当然低減できるし、1階で寝れば安全は確保できますので、そういった意味で、こうした柔軟な補助制度の見直しというのが求められているのかなと思っています。

確認したら、県内54市町村の中で、こうした千葉市のような見直しをしている市町村はかなり少ないというふうに聞いていますので、改めて各市町村の皆様方には、こういうことも含めて少しでも耐震改修を広げていく、そうしたところを一緒に取り組んでいきたいなと考えています。

(記者)

ありがとうございました。

(記者)

よろしくお願いします。発表項目のクラウドファンディングの関係なのですが、まず、知事はもう試食されましたでしょうか。

(知事)

しました。

(記者)

食べた感想をお願いします。

(知事)

まず手前の「魚deパン」のほうですけれども、サバの味がしっかり伝わってきましたし、ほかの味付けも含めて非常に完成度が高い製品だなと。パンもおいしかったですし、これはどなたにも多分、女性の方も含めて人気になるのではないかなと思っています。

それから、「梨の王国」のほうですけれども、こちらも先ほど申し上げたとおり、梨にチョコレートでコーティングするなどは今までありましたけれども、梨の中にしみ込ませるというのは、技術的にも非常に珍しいので、私も食べて梨の味とホワイトチョコレートが本当に一体となっていて、非常においしい。これも自信を持っていろいろなところに持っていけるなと実感しました。

(記者)

ありがとうございます。発表外で何点かお伺いしたいと思うのですが、現在、台湾の教育旅行関係者が県を訪れていると聞いております。本日知事もお会いになるようなのですけれども、これは知事が昨年台湾に行かれたのがきっかけになっているかと思うのですが、今回の訪問団に対する改めての期待、どういうところを期待しているか、観光面のところからお願いできますでしょうか。

(知事)

はい。本日お越しになる方々は、まさにおっしゃっていただいたように、昨年11月、台湾に私出張したときにお会いをして、千葉県のPRとか意見交換をさせていただきました。そのときに、千葉に実際に来ていただいて、県内各地を視察いただきたい、その魅力を知ってもらいたいということをお話を申し上げて、この招聘事業に応じていただきましたので、大変ありがたいなと思っています。

台湾からの教育旅行については、コロナの影響から少しずつ回復してきていますけれども、まだコロナ前には戻ってきておりませんので、今回、視察や意見交換などを通じ、千葉をより詳しく知っていただいて、千葉県への教育旅行の回復拡大につながるように関係を深めていきたいと思っています。

現地に行ったときに、向こうの方々から覚書、MOUを締結したいという御提案をいただいて、私も帰ってから教育庁のほうに、こういう話がありましたよと、前向きに考えてもらえればという話をしたところ、早速教育委員会のほうで速やかに動いていただいて、今回締結をできるというふうに聞いておりますので、大変うれしいなと思っています。

多感な時期に海外を知るということは、千葉の子どもたちにとっても様々な成長につながるというふうに思いますし、また、台湾の方々が若い頃、子どもの頃に千葉に来ていただくことで、千葉のファンになっていただけて、その後にずっと継続的な交流等、観光につながってくると思っていますので、そういった意味でも大事だなと感じます。

(記者)

ありがとうございます。もう一点は、年初の会見でもお尋ねしたのですが、本年度ありますアクアラインマラソンに、知事はハーフマラソンに出られるということで、今週末もマラソン大会に出場されるわけですけれども、現在の練習状況とか、なぜフルではなくてハーフだったのかというのを教えていただけませんか。

(知事)

そうですね、練習はぼちぼちといったところですけれども、元日からのいろいろなバタバタもあって、十分に練習を積めているかというと、なかなか胸を張って言えないところはありますが、まあ、何とか完走したいなと思っています。

アクアラインマラソンに関して、本来であれば私もフルマラソンに出て、袖ケ浦の方々の応援も受けながら走りたいわけですけれども、さすがにフルマラソンを走ると、翌日以降の公務にどうしても影響を与えてしまいますので、今回も様々な状況を考慮して、ハーフマラソンで完走を目指していこうというふうに思っております。

(記者)

前回は2時間21分ぐらいのタイムで走り切られたと思うのですが、タイムの目標とかは設定されていますでしょうか。

(知事)

2回目ですから、タイムは狙わずに、ゆっくり味わおうかなと、そういうふうに考えています。

(記者)

3月からたしかランナー募集が始まってくると思うのですが、知事として改めて今出場しようか迷っている方に対するマラソンのアピールとか魅力を改めて教えていただけますでしょうか。

(知事)

そうですね、これは全てに共通することですけれども、大会の出場というのがあるので、毎日のトレーニングのモチベーションも上がってくるというのがまず一つあります。トータル、長い健康づくりの一環として、まず先に大会出場というのに一歩踏み出してほしいなと思っています。

アクアラインマラソンの魅力は、私も走って改めて実感をいたしましたけれども、本当に海の上を走っているようなあの爽快感というのは、ほかの大会ではなかなか味わえるものではないと思っていますので、その部分、ぜひとも体験をしていただきたいなと思っています。

それから、前回2年前も沿道での応援はありましたけれども、どうしてもコロナの関係で一定の制約がありました。今回はそういう制約が全てなくなって、本当の意味での地域のおもてなしであったり応援を全身で受けて走ることができる大会でありますので、そういった意味でも、ぜひ、アクアラインマラソンは本当におもてなしが印象的な大会ですので、それを楽しみに参加をしていただきたいなと思っています。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

発表外の項目で、昨日国に対して行った新湾岸道路の整備促進に対する要望についてお伺いいたします。

昨日の要望内容と、あとは改めて新湾岸道路の整備で期待される効果、今後の要望のスケジュール、どういったスケジュールで行っていくのか、計画について教えてください。お願いいたします。

(知事)

まず、やはりこの新湾岸道路というのは、湾岸エリアが非常に交通が集中しておりますし、物流施設の集積であったり、もしくはこれから千葉港の機能強化などがあって、ますます湾岸部分の交通の集中というのが予測されておりますので、そういう意味では、千葉港の機能強化や湾岸部の競争力強化、渋滞解消といった観点から、新湾岸道路の重要性というのは高まっていると思っています。

それから、当然ながら災害時の複数の高速道路軸があるということは、大変重要になってまいりますし、特に港湾部ですので、海からの様々な支援を本当に機能を発揮させるためにも、この新湾岸道路というのが、今まで以上に防災面からの重要性が増しているだろうと考えております。

そうした考え方の中で、早期に計画の具体化を図っていくために、速やかに概略ルート、それから構造の具体的な検討の着手というものをお願いした次第であります。吉岡技監のほうからは、必要な道路であるし、概略ルートや構造の具体的検討の着手、計画の早期具体化に向けて、一日も早く進めていきたいと、そういうような力強い前向きな御発言がありました。今後は次の準備会が早く開催をされて、そのステップに進むように、我々としても国に沿線市と一緒に協力をしていきたいと思っています。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

発表外なのですが、万博への出展について伺います。知事は先日、大阪の吉村知事とのイベントで、「発酵」をテーマに出展をする意向を表明しました。改めて万博に出展する意義ですとか、現時点でどのような出展にしたいか、イメージがあれば教えてください。

(知事)

はい。まず万博については、2,000万人を超える来場者が見込まれておりますので、国内外からそうした方々が集まる場所、また、世界的にも注目をされますので、我々千葉県の魅力であったり強みを広く発信をして、実際に今までよりもさらに多くの方々に千葉にお越しいただくためにも、絶好の機会だと思っています。

全国の自治体に対して、1週間程度の自治体催事への出展の呼びかけというのが知事会を通してありまして、我々としても、先ほど申し上げたような観点から、この機会を最大限活用していくべきだろうということを考えています。

その中で、どういうテーマで出していこうかといったときに、「発酵」というのをキーワードに我々としては考えていこうと思っています。この発酵に関しては、我々は、和食の最大の重要な調味料である醤油が何と言っても日本一でありますし、それから、酒蔵も多くありますし、白みりんの発祥の地もある、酪農の発祥の地もあるということで、非常に発酵に縁のある歴史であったり地域を多く抱えております。それから、食、健康という意味でも多くの方に関心を持っていただけると思いますし、また、発酵というのは生命科学の最前線でもありますので、そういうテクノロジーとの親和性も含めて、「いのち輝く未来社会のデザイン」という万博のテーマに非常に沿っているのではないかと我々としては考えています。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

自民党派閥の裏金の問題で、派閥の会計責任者が立件されるという形になった一方で、千葉県選出の松野氏については立件はされなかったということでした。松野氏についてはホームページで、環流分の不記載があったということを文書で説明するという形で一応説明をされていますが、この一連の問題の受け止め、松野氏が立件はされなかったということを含めての受け止めと、今後の松野氏の説明責任の在り方、文書で御自身の考えは示してはいますけれども、これが適切なのかどうかというところも含めて、知事としての受け止めをお願いします。

(知事)

司法の判断だと思いますので、起訴等についてはコメントする立場にはないです。説明の部分に関しては、他の方々と同じように、会見等、直接の言葉での説明を期待する方々が多いのではないかなと思いますし、今後松野さんのほうでも、そうしたことも含めて説明責任を果たされていくのではないかというふうに期待をしております。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

何点かお伺いします。自民党の政治資金パーティーの裏金の問題で、自民党の派閥が何個か解散するという異例の事態となっていますけれども、その事態をどう見ていらっしゃるかという御意見と、政治改革に期待することをお願いします。

(知事)

そうですね、派閥を解消するかどうかはそれぞれの御判断だと思いますけれども、ある程度人が集まるとグループができるというのは、これは別に自民党とか政治に限らず、古今東西、人間社会としての自然な出来事だと思っています。そういった意味では、グループは派閥がどうとかを抜きに今後も生まれていくのだろうと思っています。

大事なことは、政治資金の透明性の部分が一番重要ですし、お金によって、政策以外によって何らかの意思決定であったりが行われることがないようにしていくということが大事な論点なのかなと思っていますので、政治資金の透明性をどのように制度面であったり指数面で担保していくのかというところを積極的に議論されるのが、国民の要請にかなうのではないかなと思って見ております。

(記者)

ありがとうございます。大阪関西万博についてなのですけれども、万博の建設ラッシュの影響で、能登半島地震の被災地の人手不足や資材高騰などが懸念されて、一度大阪関西万博の工事を延期とか中止して、復興を優先すべきではないかという声が上がったりしています。でも、工事の内容が違うので関わりないのではないかというのが大方の見方ではありますけれども、復興優先という意見が出てくる、こういう状況についてはどういうふうに思われますか。

(知事)

まず、当然大前提としては、能登半島の復旧・復興に支障がないように事業を進めていくというのが大前提だと思います。その上で大きな影響がないのであれば、それは別個のものとして評価していけばいいのではないかと思っています。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

よろしくお願いします。私も2点聞かせてください。1点目は、先ほども質問のあった新湾岸道路なのですけれども、要望の中でも三番瀬の再生計画との整合性という言葉が出てきます。ルートと構造が非常に重要になってくると思いますが、知事はその辺をどのようにプラン、ルート、構造が望ましいと考えていらっしゃいますか。

(知事)

具体的なことは申し上げることはできませんけれども、御指摘のとおり、我々としては三番瀬の再生計画との整合性、これが大前提だと考えていますので、それもそうですし、それ以外にも沿線地域のそれぞれの環境等に配慮するということが重要だと考えていますので、その前提の下での概略ルートであったり構造を早期に検討、着手していく、そして沿線市や我々ともコミュニケーションを取りながら、地域に理解される形で計画を具体化していく必要があると考えています。

(記者)

ありがとうございます。もう1点は、これも今までも質問が出ている大阪万博の件ですが、出展に当たる経費というのはどれぐらいかかるものであって、その簡単な内訳といいますか、どのように想定されていらっしゃいますか。

(職員)

政策企画課でございます。万博の出展の経費については、まだ万博の協会のほうから示されていませんで、その内容も含めて検討をしていくということでございます。

(知事)

自治体用のブースの中に1週間出させてもらうみたいな形になりますので、いわゆるパビリオンを我々県がつくるわけでもありませんので、そんな大きな費用には基本的にはならないと思っています。

私とすると、2,000万人が来る、しかも普段なかなか千葉を発信できないような方々に対してしっかりと発信するという意味において言えば、費用対効果は十分に県民には説明できると考えています。

(記者)

ありがとうございました。

(記者)

お願いします。能登半島地震の関連でお伺いします。自治体間の迅速な情報共有という点について、今回の震災対応ではどの程度できているか。あとは、見えてきた今後の課題というのも、あればお伺いしたいです。

(知事)

これは被災された能登とかの地域の市町村との情報共有みたいなことですか。

(記者)

はい、そうです。

(知事)

元日の夕方に発生したということもあるんだと思いますけれども、やはり被害の大きかった地域の情報、被害情報の全容、概容がなかなか分からなかったというのが今回の特徴だと思います。その結果、例えば石川県としての対応であったり、全国の応援体制がどうだったかということは、しっかりとした総括が必要だろうと思っています。

我々は、私ももうこれまでも様々な災害を実際に対応したり、もしくは他県で起きたものを支援してきている関係上、一番最初にやらなければいけないのは、災害の被害の程度がどれぐらいの幅なのかというのを、できる限り早く大まかでもつかんで、その結果、どれぐらいの支援を外から呼んでこなければいけないのか、いわゆる現場での市町村の行政機能がどの程度損なわれていて、どの程度穴埋めをしなければいけないのかというのをいち早く考えることが大事だと思うんです。

なので、防災部門、危機管理部門とは、「災害が起きたときにそこが一番重要だということが改めて証明されたよね。我々も仮に起きた場合にはそういう点を、一番、最重要情報収集項目の一つとして考えていきましょう」というふうに申し上げました。

例えば、これはいつもよくあるんですけれども、被害が大きいところって、例えば住家被害とか死者数、行方不明者も、数値として出ないんです。そうすると、県全体の統計データになったとき、ものすごく小さく見えてしまうんです。そうすると周りの人たちの支援がどうしても一歩、半歩遅れる。タイムラグが出る可能性があるので、やっぱりでかい場合は、よく分からないけどこれぐらいでかいというのは、ちゃんと数字として落とし込んで言わないといけないだろうと思います。

(記者)

お願いします。発表項目の「みどりの愛護」のつどいについてお伺いします。千葉県としては柏市でもやったことがあると思いますけれども、改めて誘致が決まったというところでの意気込みと、なぜ松戸だったのかというのと、会場自体の魅力、知事が思う魅力を教えてください。

(知事)

なぜ松戸かというところを先に申し上げると、松戸市さんは、昨年、市制施行80周年、それから、この会場となる21世紀の森と広場の開園30周年を迎えて、そして今年、松戸みどりの市民憲章の制定から20周年を迎えるということで、そうした節目の中で、このつどいを開催したいという希望が松戸市さんからありました。我々千葉県としても、緑化意識の高揚を図って、「みどり」を守り育てる活動をさらに推進していけるということで、開催するという流れになったものであります。

会場は私も何度も訪れたことがありますが、非常に東京に近い場所でありながら、非常に豊かな自然環境を有しておりますので、会場としてもふさわしいのではないかなと思います。

(記者)

ありがとうございます。話題が変わって、千葉ロッテのキャンプ地が鴨川から宮崎に変わるというのを、千葉ロッテが発表していると思うのですが、県民感情としては見に行きづらくなるというところもあり、地元への経済効果というものにも影響があると思うのですけれども、その辺りを知事はどのように受け止めているか、お願いします。

(知事)

鴨川の方々が本当に千葉ロッテマリーンズを非常に愛着を持って見ているのは、これまでもよく伝わってきておりましたし、今回、移動してしまうということで非常に残念に思っている方が多いと思っています。これまでの縁が何らかの形で続いていってほしいなと思っていますし、私も千葉ロッテの球団の方々に会ったときには、そういったことも要望としてお伝えしていきたいなと思っています。いずれにしても千葉ロッテさんの御判断でありますので、それは受け止めたいと思います。

(記者)

ありがとうございます。

内容についてのお問い合わせ先

  • 全国「みどりの愛護」のつどいの開催について
    県土整備部公園緑地課【電話】043-223-3996

  • 県産食材を使用した新商品のクラウドファンディングの実施について
    農林水産部流通販売課【電話】043-223-2963

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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