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更新日:令和5(2023)年10月24日

ページ番号:616621

知事定例記者会見(令和5年10月19日)概要

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日時

令和5年10月19日(木曜日)10時30分~11時1分

場所

本庁舎5階大会議室

動画

令和5年10月19日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 「千葉県の新しい観光振興に向けた研究会」設置について
  2. 千葉県誕生150周年記念パレードの出演団体等について

  3. 農林水産物のプロモーションについて

「千葉県の新しい観光振興に向けた研究会」について

(知事)

はじめに、「千葉県の新しい観光振興に向けた研究会」の設置について、お話をいたします。

本県の観光は、度重なる災害や感染症などにより大きな打撃を受けましたが、ここにきて観光客の回復、新たな観光需要の創出など、新しい兆しも見られます。

今こそ、こうしたチャンスを積極的に取り込んでいく必要がありますが、従前からの課題である人手不足等の顕在化により、せっかくの需要増加に十分に対応できない事例も見られます。

こうした状況を踏まえ、観光・宿泊業の持続的な発展のためには、業界が抱える課題解決に向け迅速に対応していく必要があることから、このたび、産学官の有識者からなる研究会を設置し、目指すべき方向性等について検討していくことといたしました。

第1回の研究会は10月27日に開催する予定です。

県からは、

  • 人手不足解消に向けた、人材確保・育成、大学との連携などの取組
  • 将来的な国内観光客の減少を見据えた、地域・施設の魅力向上などの取組
  • インバウンドの回復等を見据えた、高付加価値のコンテンツ造成などの取組
  • ワーケーション等、新たな旅のスタイルの普及などを見据えた取組
  • ビッグデータ等による効果的な集客など、デジタル技術の効果的な活用に向けた検討
  • 全国的に検討が進められている宿泊税など、安定的な財源確保にかかる研究

などについて検討していただくよう、お願いする予定です。

今後、研究会での検討結果なども踏まえ、地域の幅広い産業との関わり合いを有する観光・宿泊業の課題の解決と、新しい環境下での飛躍・発展に努めてまいります。

千葉県誕生150周年記念パレードの出演団体等について

(知事)

次に、千葉県誕生150周年記念パレードの出演団体等について、お話をいたします。

県では、千葉県誕生150周年記念事業の一つとして、館山市及び千葉市でパレードを実施いたしますが、出演団体などが決まりましたのでお知らせいたします。

11月12日の館山市のパレードですが、市内の中学校・高校の吹奏楽部が合同で出演するほか、市内で活躍するフラダンスチームなどが出演します。

また、銚子の伝統芸能であるはね太鼓や、千葉県立袖ヶ浦高校吹奏楽部なども出演する予定です。

次に、11月23日の千葉市のパレードですが、市内の千葉商業高校の吹奏楽部や消防音楽隊などのほか、ジェフユナイテッド市原・千葉など、千葉市を本拠地とする複数のプロスポーツ団体のチアリーダーが出演いたします。

また、市外からも、市立柏高校の吹奏楽部や、プロバスケットボールチームの千葉ジェッツなども出演する予定です。

そして、館山市、千葉市の両パレードには、千葉県警察音楽隊や千葉ロッテマリーンズのチアリーダーが出演するほか、千葉県とオリエンタルランドで締結した文化芸術に関する包括連携協定に基づき、「東京ディズニーリゾート40周年スペシャルパレード」が参加いたします。

なお、パレード当日は、車いすの皆様に安心して御観覧いただけるよう、優先スペースを御用意いたします。

また、当日はJRの臨時列車が運行します。詳細はJR東日本ホームページにて御確認ください。

館山市、千葉市のパレードともに、地元の学校の子どもたちによる演奏や、伝統芸能、スポーツ団体など、バラエティに富んだパレードをお楽しみいただける予定です。

千葉県誕生150周年を祝うため、皆様が笑顔になれるような、また、子どもたちに夢を与えられるようなパレードにしたいと考えています。

ぜひ会場にお越しください。

農林水産物のプロモーションについて

(知事)

次に、農林水産物のプロモーションについて、お話をいたします。

県では、県産農林水産物の消費拡大のため、関係企業や団体と連携して県産品の魅力の発信や販売促進活動を行っているところです。

今回は様々な取組の一部を御紹介いたします。

はじめに、「ちばまるしぇキャンペーン2023」の開催についてです。

県では、おいしい旬の農林水産物を味わっていただくため、農林水産物の直売所や観光農園、農家レストラン、農家漁家民宿など、食や体験を楽しむ施設を巡り、2施設以上のレシートで応募いただけるプレゼントキャンペーンを10月21日から開始いたします。

今年度は、新たにキャンプ場やグランピング施設も対象に加え、これまでで最多となる175の施設に参加していただいています。参加方法や対象施設などの詳細はリニューアルされた千葉県公式観光情報サイト「ちば観光ナビ」を御覧ください。

次に、「黒アヒージョ」についてです。

県では多彩な農林水産物を堪能できるアヒージョに、隠し味として本県にゆかりの深い調味料の醤油を加えた「黒アヒージョ」を通じて、県産農林水産物の魅力を発信しているところです。

このたび、黒アヒージョ提供施設の拡大のため、来年1月以降に開催するフェアと料理コンテストの実施に向けて、本日から参加施設の募集を開始いたします。

対象は、フェア開催期間中に県産農林水産物を活用した「黒アヒージョ」を御提供いただける県内の飲食店や宿泊施設になります。

また、今年度はSNSから誕生した若い世代に人気のアニメ「おでかけ子ザメ」とのコラボが実現いたしました。プレゼント企画などを実施し、フェアやコンテストを盛り上げてまいります。

さらに、山崎製パン(株)さんによる「焼きチーズパン、黒アヒージョ風味」の発売など、黒アヒージョアンバサダーをはじめ、民間企業や団体等の協力により、コラボ商品の販売、イベントでのPRなども予定されています。特設サイトやSNSで随時御紹介しておりますので、ぜひ御覧ください。

最後に、「粒すけ」のプロモーションについてです。

今年でデビュー4年目を迎える千葉県開発のオリジナル品種である「粒すけ」について、このたび新しいキャッチコピーを作成いたしました。

新しいキャッチコピーは、「極上の大粒体験。」です。お米の粒が大きく、おいしい「粒すけ」の特徴を、これまで以上に消費者に伝え、目にした方が思わず食べてみたくなるキャッチコピーにしたいという、そういう思いを込めて、委託業者の提案やAIも活用しながら決定いたしました。

そのほかにも、子どもの頃から「粒すけ」に親しんでもらえるように、学校給食で「粒すけ」を使用している旭市立干潟小学校と連携して、「学べる粒すけ授業」を10月31日に実施するなど、「粒すけ」の認知度向上、消費拡大に向けたプロモーションを実施してまいります。

食欲の秋であります!今後、県では様々な農林水産物関係のイベントを展開してまいりますので、皆様には県内で、ぜひ極上の体験をお楽しみいただきたいと思います。

私からは以上です。

質疑応答

(記者)

よろしくお願いします。発表事項の観光振興に向けた研究会の設置の件でお伺いします。この研究会での検討項目の中に宿泊税も含まれていると思いますが、知事の宿泊税に対する考え方、仮に導入するのであればその使い道と、どのぐらいの金額を確保したいか、答えられる範囲で教えてください。

(知事)

現時点で宿泊税の具体的な導入というわけではありませんけれども、我々としては、先ほど申し上げたとおり、県内の観光宿泊業が今後見込まれる観光客の回復、新たな旅のスタイルの普及など、こうした需要の増加を確実に取り込んで、そして地域の中核産業として持続的に発展をしていくためには、人材の確保・育成、訪日客の周遊などに腰を据えて我々は取り組んでいく必要があります。

将来的には、成田空港の拡張によって20万回、枠も増加をするわけですから、非常に我々としては重要な分野だと思っています。

全国的に宿泊税の導入に向けた検討が進められていますけれども、各地域において、今後観光振興施策を進めていく上で、また観光が抱える課題解決のために、財源確保の観点から議論されていると思います。我々千葉県においても、財源面からの議論自体、避けて通れないと考えていますので、今回、研究をお願いすることにいたしました。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

発表外の内容になりますけれども、プロ野球の千葉ロッテマリーンズの件について、先日のクライマックスシリーズ、ファーストステージでは最後に逆転勝ちをして、ファイナルステージに進みました。昨日のオリックス戦の初戦は、残念ながら敗れてしまいました。これまでの戦いを通じ、これからのチームに(対する)期待感を教えてください。

(知事)

本当に、選手も有力な選手が離脱をしたり、非常に厳しいチーム状況でありながら、最後まで諦めない全員一丸の野球というのがマリーンズの特徴ではないかなと思っています。この前のファーストステージの第3戦も、絶体絶命のところから、起死回生のスリーランホームランを藤岡選手に打っていいただいて、また、さらに安田選手のサヨナラも含めて、本当に諦めない野球と、ファンの諦めない応援というのがまさに合致をした、そうした試合展開が続いているのではないかなと思います。

昨日も残念ながら敗戦ではありましたけれども、あの山本由伸投手に対してあれだけの打線の迫力を見せていただきましたし、確実に、勢いは千葉ロッテマリーンズにあると思っていますので、今日以降も何とか勝利を重ねていただいて、やっぱり日本シリーズを千葉で、またパ・リーグの試合を見たいし、谷保さんのアナウンスもまだ聞きたいと思っていますので、まずは大阪に行かれているファンの皆さん方に、熱い応援を引き続きお願いをしたいなと思っています。

(記者)

よろしくお願いします。私も発表事項の中から2点ほどお聞きしたいと思います。まず一つは「粒すけ」のお米のプロモーションについてですけれども、この「粒すけ」、4年目ということで、知事も食べていらっしゃるかと思います。知事から、先ほど新キャッチコピーの中でも御説明があったのですけれども、この品種の特徴とかおいしさとかというところを教えてほしいのと、あと、米どころはどこの都道府県も、オリジナル品種というのを今つくってアピールしているところが多いと思うのですけれども、その中で、今後、認知度向上ということで、どのように取り組んでいくかというのを教えてください。

もう1点は、「ちばまるしぇキャンペーン2023」とか「黒アヒージョ」とか、ちょうど食の秋という感じでいろいろなキャンペーンなり、農林水産物ということだと思うのですけれども、まとめてざくっと聞いて恐縮なのですけれども、この秋冬、千葉の観光についてアピールしたい点、来てほしいといったメッセージがあれば教えてください。

(知事)

はい。まず、「粒すけ」ですけれども、私も食べております。本当に粒が大きく、食べ応えがあるというところが特徴ではないかなと思っています。我々も、いかに消費者の方々に、この「粒すけ」の粒の大きさと食べ応え、そしておいしさを実感していただきたいという考え方の中、今回こういう形のキャッチフレーズにさせていただいています。

「粒すけ」の特徴は、我々消費者側からすればそうなのですけれども、生産者側から見ても、コシヒカリよりも、まず収量が多くとれるというところと、茎が短く倒れづらいということで、そういう意味で災害にも強いというところがありますので、栽培側にとっても、生産者側にとっても、メリットがある部分になります。その特徴が徐々に浸透して、今デビュー当初に比べれば約4倍まで生産面積が拡大しつつあります。

そういう意味で、消費者にとっての良さ、それから生産者にとっての良さ、両方しっかりと我々としてはアピールをして、千葉県は米どころでもありますので、それを代表する銘柄として、より広く広げていきたいなと思っています。

それからもう一つ、やっぱり、まず千葉県は温暖な気候でありますので、秋冬に観光するには非常に適した地帯だと思っています。

災害を受けた地域も含めて、紅葉も十分に見られますので、ちょっと被災地を応援する意味も込めて、できれば御覧になっていただけると大変ありがたいなと、養老渓谷などに来ていただければ大変ありがたいなと思っています。

それから、秋冬も収穫の時期、千葉県は本当に数多くの農林水産物がとれて旬のものが食べられますので、できればそうした秋冬の景色も見ていただいて、温暖な中で旬のものが食べられる、そうした千葉県の各地域を訪れていただければよろしいのではないかなと思っています。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

話題変わって、ライドシェアについて伺います。先般、首相官邸の会議で検討項目の中に入りました。一部報道では、岸田首相が臨時国会の所信表明で考えを打ち出すのではないかと言われています。先般、知事が研究を指示したとお話ししていましたが、今の県としての検討状況だとか、改めてライドシェアについてお考えをお聞かせください。

また、関連して、成田空港の周辺でいわゆる白タクというものが増えていると、先般議会でもありましたが、これも関連してお考えをお聞かせください。

(知事)

ありがとうございます。ライドシェアに関する国の議論、方向性というのは、私たちも注視をしております。インバウンド客が多く訪れる観光地などでタクシーが不足する、そうした場面が実際にあるという中で、ライドシェアがそれを補完できないか、そういう議論だと思っています。

当然ながら、運行面での安全性確保、これは課題を解消するというのが大前提になるわけですけれども、県内にも交通空白地域は確実に存在をしているということと、成田空港を抱える、そしてこれからも、恐らく成田空港の発着回数の増加に伴って往来する人が増えるという、こういう状況を考えれば、空港周辺における観光の足も含めてライドシェアが生かせないか、現状や制度、それから活用の可能性について、私どもは勉強を始めているというところになります。

白タクについてですけれども、これは警察のほうでも様々な形で対応をしているところですけれども、なかなか実態が把握しづらいところもあって、苦慮しているところがあります。

私からすると、これだけ技術が発達をして、そしてスマートフォンがこれだけ普及している社会の中で、昔ながらの移動手段だけになってしまえば、当然、そのはざまのところで生まれてくるものというのがあって、それが公認と非公認の差になって表れてくると思いますので、社会の進歩、進化に伴って、移動手段についても、ある程度柔軟に、私は社会として、行政として、認めていったり、対応していくしかないと思います。

ただし、繰り返しますけれども、安全性の確保というのが大前提であり、それを確保できる仕組みを前提とした議論が重要であると考えています。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

3点ほど伺いたいことがありますが、まず1点目です。昨日、一宮川流域治水協議会から、河川整備についての要望を受けられたと思うのですけれども、県の河川整備計画では、上流域が令和11年度まで、中下流域が令和6年度までぐらいの整備計画が出ているかと思うのですけれども、これだけ災害が頻発している中で、こういった計画を見直すということについては、今後方針を変える可能性はありますでしょうか。

(知事)

まず、4年前のあの集中豪雨の災害を受けて、私たちは人員も予算も国と連携をしながら最大限確保して、大変大きな一宮川の流域治水計画に基づいた緊急事業を進めてきました。また、本格的な工事を着手する手前で、暫定的な対応も行いながら浸水対策を行ってきて、その効果というのは十分に確認されているところです。

しかしながら、今回浸水が起きた、この今回のことを踏まえて、浸水のメカニズムであったり被害状況などを改めて検証して、引き続き実施中の河川整備を着実に進めたいと思っています。

繰り返しますが、河川整備は着実に進めていかなければなりませんが、茂原市の地形も含めて、内水氾濫も含めて、総合的な治水対策をしていかなければ、一宮川の河川整備をしたらそれで浸水被害がなくなるわけではありませんので、しっかりとした専門家に入っていただいて、メカニズムを分析した上で、河川は河川でプラスアルファ何ができるのか。そして、河川以外でこれだけのことをしなければならない。それは一体誰がやるのかも含めて、しっかりと議論していくことが大事だと思っています。

(記者)

ありがとうございます。続いて伺いたいのは、特定外来生物のキョンについてですけれども、現在、生息域が拡大している状況があると思います。県として行っている対策の状況についてお伺いできますでしょうか。

(知事)

キョンについては、この10年で推定生息頭数は約2.6倍に増えておりますし、また、以前、約20年前は千葉県南部の5市町だったものが、令和2年度には市原市から南、千葉県のほぼ半分の面積に値する17市町に拡大しているということで、私たちも拡大の防止、それから、生息頭数を減少させるということに全力を挙げております。

今、我々はキョンをはじめとしたこうした有害鳥獣の捕獲というのは、市町村と連携して進めているわけですけれども、市町村に対して、捕獲に対する補助金、それから技術指導も行って、体制の強化に努めています。

それから、新規事業で千葉県有害鳥獣捕獲協力隊という制度をつくって、捕獲の担い手の育成に違った観点から取り組むということで、来月いよいよ活動開始をいたします。我々とすると、あらゆる取組、あらゆる担い手と連携をして、こうした有害鳥獣対策というのをしっかり進めていきたいと、そういうふうに考えています。

(記者)

ありがとうございます。最後に、グループホームを運営する株式会社恵の問題に関して伺いたいのですけれども、食材費を過大徴収していたということで、厚生労働省から通知が来ていると思います。県内にも12件の指定施設があると思うのですが、国の通知に対して千葉県はどのように対応しているのかということと、監査の状況などをお伺いできればと思います。

(知事)

御質問いただいたとおり、県所管の中で12事業所があるということで、厚労省のほうからも、この対応に関する通知を受けております。

監査の状況ですけれども、調査中でありますので、この場では具体的には申し上げられないのですけれども、現在、厚労省とも連絡を随時取りながら、事実確認等を継続しています。引き続き厚労省や関係市町村とも連携をして、しっかり適切に対応していきたいと考えます。

(記者)

監査は行われているということでよろしいですね。ありがとうございます。

(記者)

私からも数点お願いします。まず発表事項の「粒すけ」の件ですけれども、先ほど知事は、キャッチコピーに生成AIを活用しながらというお話をされたと思うのですけれども、具体的にどういうふうな活用をしたのかということと、こういった生成AIを活用してキャッチコピーをつくったというのは、千葉県としては初めてかというのをお聞かせください。

(知事)

はい。ありがとうございます。少しでも「粒すけ」の魅力を伝えるキャッチコピーをしっかり考えていこうと、そういう中でいろんな委託事業者と議論したり、それから、生成AIの有効な活用の仕方に、壁打ち的ないろんなアイデアであったり、いろんなTipsを取ってきて行くというのがあります。そういう中で、これまでもキャッチコピーを考えるときに、委託業者や県庁職員にいろんなフレーズとかアイデアを出してもらって、それを参考にしながらつくり上げていくという作業をやっていた。その中に生成AIにも出してもらおうと。その全部を我々としては平場に出して議論をし、組み合わせたりして、今回のキャッチコピーになっておりますので、そういう意味では、生成AIのある種特徴的だと言われている、効果的だと言われている分野の一つとして今回活用しましたので、今後も県庁内の生成AIの業務で優良事例を共有しながら、全庁的に生成AIを使って、業務の効率化であったり、もしくはパフォーマンスの向上を果たしていきたいなと考えております。

(記者)

ありがとうございます。次は発表外のものなのですけれども、昨日の一宮川の対策協議会の件で、要望活動があったと思うのです。会長の茂原市長の田中市長からどのようなお話があったのかということと、知事の受け止めはどのような受け止めかということをお聞かせいただきたいです。

(知事)

ありがとうございます。茂原の田中市長から、一宮川であったり、赤目川であったり、それ以外にも他の構成団体の皆さん方からも、道路関係も含めて要望をいただきました。我々としては、先ほど申し上げたとおり、しっかりとしたメカニズム等を検証した上で、しっかりとこれからの対策について、茂原市を含めた関係市町村と連携しながら、流域治水としてしっかり進めていきましょうということを申し上げました。

一宮川であったり、赤目川であったり、要望をいただいたそれぞれの社会インフラ整備というのは、我々県にとっても最重要と認識しているそれぞれの分野になりますので、我々としてもしっかりと予算を投入して、一番効果的な形で整備を進めていきたいなと考えています。

(記者)

ありがとうございます。関連して、この前の台風13号で一宮川の土のうの不足の問題があったと思うのですけれども、その話も昨日の要望活動の場で出たのかということ。また、県はこの件で第三者委員会の設置をするというお話で、10月中ということでしたけれども、具体的なスケジュールは決まってきているのかということをお聞かせ願います。

(知事)

はい、分かりました。

(職員に)あの場では話として出ていないですよね。

(職員)

出ていません。

(知事)

出ていませんけれども、当然私どもはこの点についてもしっかりと重く受け止めておりますので、現在10月中の設置に向けて委員の選定等の準備を進めています。我々としては、原因を明らかにして、しかるべき対応をしっかり行っていくように検証の体制を整えていきたいと思っています。

(記者)

ありがとうございます。最後の質問ですけれども、これは県の教育委員会の所管だと思うのですが、昨日も記者会見がありまして、教諭が処分されるということがありました。10月18日時点でもう既に計21人、監督責任除いてですが処分されています。昨年度は1年間で24件ということですけれども、もうそれに迫る勢いということで、知事としてそこはどう受け止めていらっしゃるかということをお聞かせ願いたいと思います。

(知事)

そうですね、やはり学校現場において、子どもたちの日々の学びを預かっていただいている教員の皆様方の不祥事というのは、保護者の、県民の教育に関する信頼を損ねる行為でありますので、大変残念であります。教育委員会も教育長も大変重く受け止めて、今後に向けて再発防止策にしっかりと取り組んでいくと聞いておりますので、我々としても県教育委員会の取組を後押しもし、期待もしたいと思っております。

一番大事なことは、やはり教員の皆様方のモチベーションをしっかり上げていく働き方改革も進めなければいけませんし、それから、教員の採用においても、できる限り良い方を採ることがやはり大事だと思います。そのためには採用倍率もしっかりとした倍率の下で選べるようにしなければいけないので、教員を志す人たちを増やしていくという、緊急的な取組を我々も今どんどん展開しておりますので、その部分に力を入れていくことが、最終的には長い目で見てもそうした事態の防止にも私は効果があると思っています。

(記者)

ありがとうございます。以上です。

(記者)

お願いします。まず、教員と絡んでのお話なのですけれども、教員不足を解決するために全国の自治体でペーパーティーチャーと言うのですか、免許を持っているけれども現在職に就いていないという、その活用が広まっているようなのですけれども、この活用についてはどのように考えていらっしゃいますでしょうか。お願いします。

(知事)

ペーパーティーチャーと言われている方々に教職への関心を持っていただくことは、非常に大切、重要だと我々も思っております。こうした教職に関心を持つ方に説明会ですとか、相談会を定期的に実施しておりますし、採用選考において、千葉県の場合、社会人特別選考というのを設けて、非常に多くの方に教職の現場に立っていただいています。

今年度からはこの教員不足解消に向けた緊急対策事業というのを立ち上げて、一連の取組を実施していますし、この採用過程においても、少し志願要件を緩和してより志願しやすくする様々な取組を行っております。

(記者)

分かりました。ありがとうございます。

(記者)

よろしくお願いします。今日の会見では観光であったり、食であったりという話題が出ましたけれども、関連で、先日、ブランド総合研究所が毎年発表している都道府県魅力度ランキング、千葉県は今年は12位ということで、13位から1つ順位を上げましたけれども、これについてどういうお考えを持っておられるかということと、観光も食も含めて、以前も似たようなことをお伺いしたのですけれども、千葉県としてブランディング、ブランド戦略について、どのようなお考えをお持ちになって取り組んでいらっしゃるのか、改めて伺えますでしょうか。

(知事)

そうですね、魅力度ランキング、基本的に良い評価をいただいたり、上昇していることはうれしいのですけれども、あまり私自身関心を持っておりません。我々は我々でしっかりとした目的を持って取り組んでいかなければならないと思っています。千葉県の場合は、正直、いわゆる3つの旧国が合併して構成されている県でありますので、一つのイメージというのがすごく難しいぐらい多様な魅力に富んだ県だと思っています。なので、千葉というブランドを発信していくのも大事ですけれども、ある程度のエリアごとのブランドであったり魅力というのを、しっかり構成して発信していくということも併せて大事だと思っています。

観光に関しては、いずれにしても、人数よりは、より深いというか、リピーターの方であったり、もしくはよりそこで消費していただく金額であったり、より長く宿泊していただくなど、できる限りそうした取組を我々としては対策として強化していきたいなと考えています。そういう意味で、今回立ち上げるところでも十分議論していただければなと思っています。

(記者)

ありがとうございます。

内容についてのお問い合わせ先

  • 「千葉県の新しい観光振興に向けた研究会」設置について
    商工労働部観光企画【電話】043-223-2415

  • 千葉県誕生150周年記念パレードの出演団体等について
    環境生活部文化振興課【電話】043-223-3945

  • 農林水産物のプロモーションについて
    農林水産部流通販売課【電話】043-223-3085

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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