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更新日:令和5(2023)年2月8日

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知事定例記者会見(令和5年2月2日)概要

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日時

令和5年2月2日(木曜日)10時30分~11時06分

場所

本庁舎5階大会議室

動画

令和5年2月2日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 「黒アヒージョ」キックオフイベント等について

「黒アヒージョ」キックオフイベント等について

(知事)

皆様、こんにちは。

本日は、千葉県が提案する新たなご当地グルメ「黒アヒージョ」について、お話をいたします。

県では、多彩な県産農林水産物の魅力が詰まった「黒アヒージョ」を盛り上げるため、今月から様々なイベントなどを実施いたします。

まず、2月7日に知事公舎においてキックオフイベントを行います。

昨年12月に実施した料理コンテストの授賞式や、グランプリメニューの試食を行うほか、農林水産・商工・観光などの各分野の第一線を担う若手の方々との意見交換を行います。

また、2月8日から3月10日までは、県内の飲食店で「黒アヒージョ」フェアを開催いたします。

参加店舗では、お店ごとに多彩な「黒アヒージョ」をお楽しみいただけます。

次に、アニメとのコラボ企画です。

自然豊かでキャンプ場などが多い千葉県と、登山がテーマで若い世代に人気のアニメ「ヤマノススメNext Summit」がコラボし、「黒アヒージョ」を盛り上げます。

県庁本庁舎1階には、アニメのキャラクターを描いた等身大パネルを設置いたします。

また、先ほど紹介した「黒アヒージョ」フェアの参加店舗に、期間中、コラボポスターを掲示するとともに、「黒アヒージョ」を注文した方に、アニメのオリジナル缶バッジをプレゼントいたします。

このほか、2月28日までSNSハッシュタグキャンペーンを実施しております。

InstagramやTwitterで「#黒アヒージョおいしい」とハッシュタグをつけて投稿していただいた方の中から、抽選で200名様に「スキレット」と、チーバくんの「オリジナルスキレットカバー」のセットをプレゼントいたします。

県では、「黒アヒージョ」を盛り上げるため、今後も様々なイベントなどを実施してまいります。

ぜひ、多くの皆様方に「黒アヒージョ」を気軽に楽しんでいただきたいと思います。

私からは以上です。

質疑応答

(記者)

新型コロナについてお伺いしたいのですが、東京都が1月31日に対策本部会議を開いて、5類移行後の医療提供体制について、段階的な移行ですとか、感染が再拡大した場合には自動的に対応できる体制を維持しておくという方針を確認しました。改めて、千葉県として5類移行後の医療提供体制についてどういうふうにお考えになっているかお伺いします。

(知事)

まず5類感染症に位置づけられることによって、少なくともコロナ前に発熱ですとか、呼吸器症状のある患者を診療していた医療機関は、原則全て新型コロナウイルス感染症についても診療するように社会から求められていくことになります。

これまで新型コロナウイルス感染症を診療してこなかった医療機関には、新型コロナウイルス感染症の患者の受診を前提とした感染管理に習熟していただく必要があります。また、かかりつけ患者の不安などにも対応していただくことになります。

同じように高齢者施設ですけれども、こちらもこれまで面会ですとか各種活動を制限してきた施設は、今後感染防止対策と利用者のQOLなどのバランスを再確認していただいて、またそれに伴う利用者ですとか患者の不安、混乱に対応していただくことになります。

それから、学校においても感染防止対策に変容が求められるわけですけれども、それに伴う生徒や保護者の疑問、不安、こうしたものをしっかり受け止めていく必要がある。こういう形でそれぞれに対応が迫られてまいります。

我々千葉県としては、こうした点をしっかり考えた上で、例えば医療機関ですとか高齢者施設に対して、バランスの取れた感染対策を助言する仕組みですとか、もしくは学校が保護者などの疑問や不安に適切に対応する仕組みなどを考えられないか、それで後押し、支援できないかと考えています。

国のほうは、3月上旬頃をめどに医療機関などの支援について考え方を示すというふうにしておりますので、それとの調和も考えながら千葉県として具体的な対策の検討を進めていきたいと考えています。

(記者)

ありがとうございます。関連してマスクの着用についてお伺いしたいのですが、5類移行が5月と発表されて、今県内の自治体や教育現場からマスク着用の運用とか基準については問合せが来ているかと思います。県として混乱が生じないように今後どういった形で対応をしていくか。

(知事)

事務的にはどうですかね。後で申し上げますけれども、私も県内の市町村長と話をすると、マスクの部分も含めて今後どうなるのかということで、見通しを早く政府に示してほしいという方々が大変多くあります。また、市町村がばらばらに対応するなどのことにならないようにしたいですとか、そうした部分でいろいろな意見がありますので、これまでも申し上げてきたとおり、政府には早めに考え方を示していただく必要があるだろうと。それを我々、直接もそうですし、知事会なども通しながら政府に伝えていきたいと考えています。

何か事務的に言われていることはありますか。

(職員)

学校に直接どのような質問があるかというのは、こちらではつかんではいないのですが、やはりマスクのことについては児童・生徒ですとか保護者が疑問や不安を感じる事柄であると思いますので、そちらについては丁寧に説明していく必要があると考えています。

(記者)

ありがとうございます。話題が変わりまして、鳥インフルエンザについてお伺いしたいと思うのですが、匝瑳市で1月下旬の短期間に3件の鳥インフルエンザが発生いたしました。鳥インフルエンザの影響で卵の価格も高騰していて、JAの調査によると卸売価格が東京地区で1キロ当たり305円、過去最高値を更新しました。こういった鳥インフルエンザの多発の状況ですとか、卵の価格が高騰している状況をどういうふうに捉えていらっしゃるか。

(知事)

まず我々千葉県ですけれども、僅か1週間の間に20万羽を上回る、大規模な農場2つを含む3件連続しての発生となっていますので、全国有数の鶏卵産出額を誇る我々千葉県にとって、深刻な事態であると受け止めています。

また、全国的に過去最多という形で感染が広がることで、おっしゃっていただいたとおり卵の価格高騰の原因になっていますし、それが卵を原材料で使われている様々な産業にも影響を与えておりますので、安全、安心な我々千葉県産の卵を安定的に供給できるように、できる限り早く、一刻も早く収束を図っていくことと、発生予防に畜産農家と一緒に最大限取り組んでいきたいと思っています。

(記者)

分かりました。ありがとうございます。

(記者)

最初に、成田空港についての質問になります。成田空港周辺ですけれども、もともと県が目指していた国家戦略特区、それとは違う形で地域未来投資促進法に基づいた特例の通知を出すことで物流拠点の整備をすることになりました。このことについて知事としてどのように考えているかをお聞かせください。

(知事)

これは我々千葉県にとって非常にいい結論が得られることになったのではないかと思っています。私も市長時代にこの農地関係に関わってまいりましたけれども、農林水産省がこの地域未来法の土地利用調整に関して、特定の区域における取扱いについて、いわゆる明示的に通知を出すというのは全国で初になりますので、これは農水省と農地関係でやり取りをしてきた経験のある行政も、それから民間事業者も含めて、非常に大きな成果だと思っています。

これは、成田空港であったり、その周辺の特殊性と土地利用に係る我々の提案を農林水産省が認めて、十分な配慮をしていただいたということだと思っています。これで予見可能性が大きく高まることになりますので、我々が第二の開港とも言える機能強化を一つの契機として、国際物流拠点機能の強化もしくは周辺の産業の振興を図ることが大いに前進すると考えています。

(記者)

ありがとうございます。今お答えがありましたのは、非常にいい結論だということでプラスのお答えでした。片方では、一種マイナスの表現をもしするとすれば、いわゆる看板的なところで、長らく県として国に対して国家戦略特区を求めてきていて、特区という看板がなくなったという観点もあるかもしれないのですけれども、そこについてはどのようにお考えかというのと、その中で今後物流拠点の整備というところで、成田空港周辺をどのように進めていきたいか、お答えいただけますでしょうか。

(知事)

ある種これこそが特区だと思います。国家戦略特区という看板がもし必要であればそうかもしれませんけれども、我々が求めていたのは、いわゆる成田空港周辺地域において、農地であったとしても予見可能性をもって事業者が開発できる、そして千葉県の中でそれが判断できるということが我々としての一番の大きな目的だったわけですから、それがこうした形で全国で初めて認められるということは、ある種特区以外の何物でもないと思います。

国家戦略特区というのは、私も千葉市でやりましたけれども、あれは国家戦略特区に指定してそこの知見をためて、全国の、いわゆる日本全体を統一して規制緩和する一つの契機というものです。それなので、ある種その地域特有のスペシャルなものでは本来ないです。この件に関してはそうではなくて、全国に展開することを目的ではなく、成田空港周辺の特殊性を認めた全国で初めての規制緩和になりますので、正直言ってこちらのほうが我々にとってはスペシャルだと言えると思います。

(記者)

ありがとうございます。また話は変わりまして、育児休業中のキャリアアップについてお話をお伺いしたいのですけれども、育休の人はリスキリングをすればキャリアアップにつながるのではないかといった議論が国会で起きていて、SNS上でも批判なども出ているような話になっていますけれども、岸田総理の説明等を聞いていると、強制ではなくて、希望する人が実現できるような支援を進めていきたいといった形ですけれども、今回こういった議論について知事はどのようにお考えかお聞かせ願えますでしょうか。

(知事)

育児休業を取られている方々の中には、当然ながらそうしたリスキリングをする余裕のない方々もたくさんいらっしゃると思いますが、一方で、そうした環境がある方もいらっしゃると思いますので、そうした方々にとってリスキリングを国が応援するということは、全ての育児休暇中、休職中の方が対象ではないと思いますけれども、選択肢ができるということはいいことではないかとは思っています。

(記者)

ありがとうございます。今後、千葉県としてこうした育休、産休中の方々に対する、キャリアアップに限らずですけれども、支援というものをどのように進めていきたいと思っているか、知事の考えをお聞かせ願えますでしょうか。

(知事)

我々は、これは育休に特化しているわけではないですけれども、例えば自宅等で在宅のまま様々な仕事であったり起業ができるようなサポートであったり、講座、講習とかもやっていったり、もしくは様々なスキルアップに向けて、学校ですとかそうしたものの支援策をかなり強化してきていますので、これは私自身もずっと持論ではありますけれども、やっぱり雇用のミスマッチを解消していく必要があると思っています。

それから、少しでも県民の皆さん方のスキルアップを応援して、より安定的で、より待遇のいい職に就けることを応援することが、雇用は最大の福祉でありますし、また人手不足の中の中小企業も含めた企業支援にもつながってまいりますので、今の政府のリスキリングを強化するということそのものは、方向性としては正しいし、我々としても大いに連動、連携していきたいと考えています。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

私からは1点、総務省の発表で去年の転入超過が今年も続いたという結果が出たのですけれども、そのことへの受け止めと、今後改めて県の魅力発信といったところをどういうふうに取り組まれるか聞かせてください。

(知事)

我々千葉県に対する移住の相談も年々増加をしてきていますので、そういった意味では、千葉県に移住をしたい、もしくは移住を検討している方は今後も増えていく、もしくは需要が底堅いと思っていますので、いろいろな我々の自然豊かな環境ですとか、様々な多様な働き方と生活の仕方ができるという魅力をしっかり発信していく、また磨いていくことが我々にとっては大事かなと思っています。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

新型コロナの関連に戻ります。先般、5類への移行に当たって知事が会見で、特に医療機関について、全てですぐに診療が受けられるようになるというのは幻想だろうと。政府への要望書でも割と強い表現がありましたけれども、改めてこの辺りに対する知事の思いと、先日ヒアリングするという話もありましたが、その移行に向けたフォローといいますか、具体的な施策などのお考えがあればお聞かせください。

(知事)

まず、5類移行に伴って診察、診療をされる方というのも、既に一定数いらっしゃるとは思うのです。一方で、先ほど申し上げたとおり、中にはどういうふうに対応すればいいのか悩まれている方々も少なくないのではないかなと思っています。ですので、我々とすれば、感染対策について助言というか支援をしたり、もしくは診療する上で不安となるものなどについて、しっかり丁寧にアンケートなりヒアリングをさせていただいた上で、県としてそれを支援することで後押しができるのであれば、積極的にそうした支援策を展開していきたいと考えています。

今、特定の受け入れていただいている医療機関が、それ以外の方々の分も引き受けて感染拡大期に非常に疲弊、ひっ迫をしているというのが実態ですので、それを少しでも多くの医療機関が対応できるように、県として万全を尽くしていきたいと思っています。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

成田空港の規制緩和の関連で教えていただきたいのですけれども、県はこれまで予見可能性のことを主張されて、その部分についてある程度見通しが立ったということで、今後、民間ベースで開発を進めていくのか、それとも、県も予算案とかは非常に盛り込んでいますし、組織改編などもされるということですけれども、県がある程度開発のビジョンみたいな方向を示していくのか、その辺についての考え方を教えてください。

(知事)

まず、ベースは当然ながら民間の開発に関するニーズをしっかりとらまえてということになると思いますけれども、県としても関係市町と連携をして、今回かなりいろいろな場所が開発できるようになりますので、その中でもそれぞれの市町がどういう地域をこの特別な規制緩和によって開発をしようとしているのかというところを、しっかりとやり取りをさせてもらって、そこを位置づけて、そして民間の開発意欲を引き出しながら進めていくということになると思います。少なくとも今回のこういう規制緩和によって、成田空港周辺の地域というのは、一気に拠点性といいますか、可能性が広がりますので、民間のデベロッパーの皆さん方としっかり意見交換をして、この地域でしかできないような開発を一つずつ着実に実現していきたいと思います。

(記者)

それは予算案が通った後の話になると思うのですけれども、調査研究というのもいろいろ含まれていたと思います。そういう中で進めていくという考えですね。

(知事)

はい。関係部署はいるのかな。

(職員)

実際の開発行為について、事業主体はどうするかというところにつきましては、知事からも御説明いただきましたとおり、ニーズと地元の意向、あるいは地権者の意向等々合わせまして、最適なものが何であるかというのを今年度検討させていただきたいと思っておりますし、物流のあり方も含めて、現在予算案に計上しているものも使いながら、検討を深めていければと思っております。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

成田空港に関連してもう一点お伺いしたいのですけれども、今回、地域未来法を活用するに至った経緯について、知事はもともと特区の選定を目指しておられたと思います。今回、地域未来法を活用するというのは、もともと視野に入れて国等に要望したり、あるいは協議を進めてこられたのか、それとも、ある意味青天の霹靂としてそういう選択肢が出てきたのか、その辺りはどうでしょうか。

(知事)

まず、ワーキンググループの議事録も出ていると思うのですけれども、私からすると、大事なことは、いわゆる予見可能性ですよね。例えば、成田空港と一体となった国際物流拠点を整備する場合は、農地も含めて規制緩和がされるという予見可能性を事業者が分かるために、農水省から何らかの明示が文書で必要だと。でも、それって、私はこれまでも農林水産省との協議などで分かっていますので、それは現実として難しいと思われるので、国家戦略特区でやるしかないのではないかという発言をしてきたわけです。それに対して、農水省は成田空港とその周辺の特殊性を鑑みて、文書を出すという初めてのことになったわけですね。我々からすれば、もしそれが地域未来法の初めてのケースとしてできるのであれば、それは我々としては何の文句もないというか、むしろ想定していないぐらいすばらしい前進ですので、それはもう我々としてはこっちのほうが小回りが利きますので、これでやらせていただくということに、この間のお互いの協議の中でなったということです。だから青天の霹靂でも何でもなく、望ましい結論です。

(記者)

分かりました。ありがとうございます。関連して、望ましいというお言葉がありましたけれども、特区にならなかったこと、今回方針をある意味転換したということになると思いますけれども、それによって失うものというのは特にないでしょうか。

(知事)

失うものは全くないですね。国家戦略特区ではないけれども、これは特別なエリア、特別な区域であるということ、しかもこれは成田空港に関連して特別に行われるものということですから、そういう意味では、実質的には極めてスペシャルですよね。国家戦略特区で認めた場合というのは、これと同じようなことが事例を重ねることによって、全国で展開されることになるわけですけれども、このケースではあくまでも成田空港周辺の特殊性に鑑みて特別に行われるものになりますので、それはもうデベロッパーに聞いていただければ、これがどれだけ特殊かということは分かっていただけるし、我々はしっかり結果も出せると思います。

国家戦略特区はどうしても最後は総理が出席される諮問会議で決定をしていくという枠組みになっておりますし、場合によっては国会の審議なども行われるものになりますので、それに比べれば、実質的にはもう我々は勝ち取っていますし、制度上も運用上も極めて我々にとってはありがたい形になっていると思います。

(記者)

ありがとうございます。もう一点話題が変わって、先ほど質問にも出た転入超過の件ですけれども、転入超過の傾向というのは続いているものの、転入超過の数は前年と比べて半減するということで、外国人の労働者が経済活動の活性化によって県外に流れたということだと思うのです。知事は先ほど移住の促進について言及されましたが、一方で、労働者の確保という部分では、移住者はなかなか労働に従事する方が少ないと思われるので、そういう部分、特に今日本が選ばれなくなっているという傾向もある中で、どう労働者を確保していくかという部分でお考えがあればお願いします。

(知事)

そういう意味でいくと、千葉県も東京に近いエリアとそうではないエリアで全く別になりますので、千葉県全体として仮に好調で人口が増えていたとしても、そうした地域というのは非常に厳しいことになっています。ですので、我々とすると、働く場所、千葉県のそれぞれの地域に雇用をつくっていかなければいけない。雇用があるから人は住むわけですよね。いろいろ議論はありますけれども、基本的に人が住む場所を決める場合は、雇用からスタートするケースが多いわけですので、我々としては、東京の隣にあるという地理的な利便性は十分に享受できるし、交通政策もやりますが、一方で、できる限り東京から離れた場所であったとしても雇用の受け皿ができるように経済産業政策をしっかり進める。成田の今回のケースでも、成田周辺にそうした拠点整備と雇用が進めば、当然、東や南側への一定の波及効果というのが期待できますので、我々としてはそうした形で、できる限り雇用をつくり出せるように全力を挙げていきたいと考えています。

(記者)

ありがとうございました。

(記者)

黒アヒージョの件で伺います。ユニークな料理のコンテストがあったのですが、対象が飲食店だったので、応募は最初出だしはゆっくりだったようですけれども、締切り近くなって駆け込みも多かったようです。最終応募件数40件ということですが、黒アヒージョの手応えと、今後の期待を改めてお聞かせください。

(知事)

これは、やっぱりこれからだと思うんですよね。いきなりスタートして、特に今までにない切り口でやっておりますので、すぐにはばっと広がらないというふうには思います。ただ、認知度は大分上がってきたのはありがたいなと思っています。

あとは、今回のときもそうですけれども、できる限り飲食店ですとか、もしくは地域の興しですとか、様々な関係者、そういう方々に輪の中に入っていただいて、行政だけの振り付けでバーンと郷土料理が生まれたり定着するようなものではないと思っていますので、経済界や飲食や観光や、いろいろな方々とコラボしながら、毎年毎年着実に広げて定着していけるように我々としては努力したい。そのための今回キックオフかなと思っています。

(記者)

コンテストは毎年やられるのですか。

(知事)

コンテストを毎年やるかというのは、これからの取組だと思いますけれども、毎年事業として新たな施策を積み上げていって広げていくという、そういう我々としての考え方ですね。

(記者)

分かりました。ありがとうございます。

コロナで伺いたいのですけれども、県内にコロナが確認されてから先月の30日で3年になりました。3年前は熊谷さんは市長だったのですけれども、知事就任以降はずっとコロナ対策を展開してきたわけですので、この3年間をどのようなものだと振り返っているのかということと、5類移行を契機としてコロナ禍の3年間を振り返り、感染症対策と社会的な生活の課題を整理して、県として検証する必要があるとお考えなのか。また、経験や知見から5類移行後を生かしていくべきと考えることがあれば伺いたいのでお願いします。

(知事)

少なくともこの日本、それから千葉県も含めてですけれども、日本においては、医療機関を含めた関係者の方々の御尽力と、それから、国民の高い公衆衛生意識、それから我が国のこの新型コロナに対する様々な諸施策の積み重ねによって、死者数は極めて少ない状態の中でこの間取組をしてきましたので、十分に原則としては評価されていいと思っています。

しかしながら、細かいレベルで言えば、今、ある種、神の視点として振り返ったときに、もう少しこうすれば良かったとか、これはやり過ぎだったとか、いろいろなものがあると思いますので、それは我が国の検証とともに、我々千葉県としてもしっかり総括をしていくタイミングというのはあると思っています。

ただ、一方で、新型コロナウイルスの感染者数であったり、死者数を抑えていく中で、どうしても制度上いびつになってしまった部分ですとか、負の側面が出た部分が少なくないと思っていますので、その点はすぐに目に見える負の部分と、中・長期的に出てくる側面と、両方あると思っていますので、それらをしっかり見ながら、負の側面があまり大きく顕在化しないように、できる限り現場として修正なり改善なりを関係者と一緒に積み重ねていきたいと思っています。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

昨今、非常に全国的に言われたと言いますか、不安を与えている広域強盗事件、千葉県でも関連する事案が発覚しています。来年度予算にも「電話de詐欺」対策費をかなり配分すると思うのですが、改めて県として、県警と公安と連携して、「電話de詐欺」を含めた特殊詐欺をどう対策していくかというお考えを聞かせていただけますでしょうか。

(知事)

昨日もちょうど田中警察本部長とこの件も含めた意見交換をしていたのですけれども、やはりこの特殊詐欺、「電話de詐欺」に関しては、千葉県としてもかなり被害額が出ておりますので、あらゆる対策を県警と連携して行っていく必要があると思っています。

一つは、まず水際対策ということで、金融機関であったり、コンビニであったり、郵便局であったり、最後は振込め詐欺を行うこの水際の部分でできる限り関係機関の協力をいただく、そこで止めるということがまず一つ。まだまだ、今は少しずつ水際対策の効果が出ていますけれども、これが必要だと。

それから、高齢者御自身にとっても、基本は電話からスタートするケースが多いわけでありますので、電話に出ない、留守電機能を使って折り返しをすることを含めて、とにかく電話機、ハードも僕らは補助制度を市町村に対して行っていますので、できる限りこの電話機の部分における対策、意識というのを、しっかりと我々としてはさらに周知、啓発を図っていきたいと思っています。あとは皆様方にも様々御協力いただいていますけれども、やはり事例を紹介しながら注意喚起をしていく、こういうことを地道にやり続けていくしかないだろうと、そういうふうに思っています。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

2月の定例会見が今日最後ということで、少し先の話なのですが伺っておきたいのですけれども、2月24日でロシアによるウクライナへの侵攻から1年がたちます。まず長期化の様相を示している中で、1年がたつということについての知事の受け止めと、県内でも避難民の方が大勢暮らしていまして、避難も長期化の様相を示しているということで、今後の対応も含めて教えていただけますか。

(知事)

まず、ウクライナの現地の方々の状況を思うと、本当に我々としては胸が張り裂ける思いであります。一日も早くこの無意味な争いを終わらせるために、国際社会が一致団結する必要があるだろうと思っています。一方で、ウクライナへの侵攻に対して国際社会が団結して、そして支援をしているのも事実でありますので、こうした支援が息長く続けられるように、我々としても、一人の国民としても、これは努力していかなければいけないだろうと思っています。

千葉県に避難されてきた方々に対する支援策は現在も続けておりまして、我々は千葉県としても体制をつくっておりますし、市町村ともよく連携しながら、多くの避難された方々に対する的確な支援ができていると思っています。しかしながら、これだけ長期化しておりますので、そうなってくると就職の問題であったり、コミュニティーの問題であったり、もしくは教育の問題であったり、様々な問題が出てくると思っています。長期化することを前提とした新たな位置づけ、支援のあり方を政府にもしっかり検討していただきたいと思っていますし、我々も市町村と一緒にそれぞれの御家庭の状況をしっかり受け止めて支援策を継続していきたいと考えています。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

先週、日本製鉄君津地区に対して、県の有識者会議があるのに先立って、海上保安部による家宅捜索が行われました。これについての受け止めをまずお伺いしたいのですけれども。

(知事)

報道としては承知をしております。

(記者)

日鉄から県のほうに何か言ってきたりとかはないですか。

(知事)

基本的には、そういう事実があるということは報告を受けております。

(記者)

事実の報告。それは事前になのか、事後なのか、どちらでしょうか。

(知事)

では、後ほど回答させていただきます。

(記者)

分かりました。ありがとうございます。

(記者)

鳥インフルの関係で一つお尋ねします。今回、大規模農場での発生が相次いだということで、陸上自衛隊のほうに派遣要請をされたのは2年ぶりとのことでした。自衛隊に派遣を求めて稼働していただくことによって、実際は防疫措置の進み具合とか、知事から御覧になってどんな状況だったのかということと、それについての受け止めをお聞かせいただければと思います。

(知事)

ありがとうございます。自衛隊の方々に要請をさせていただいて、当然ながら、本当に驚くべきスピード感で自衛隊の皆様方の受け持たれた防疫措置が完了している、その報告を受けております。

我々としては、自衛隊の方々に簡単にお願いするものではないと思っておるわけですけれども、これだけ多くの、かつ同時の発生の中で、独力で行うことが結果的に長く防疫措置を完了するまでにかかってしまって、感染が拡大することが畜産農家に与える影響や、県民や国民の食に与える影響が大きいと判断される場合には、申し訳ありませんけれども自衛隊のほうに災害派遣要請をさせていただく、そういう考え方です。

内容についてのお問い合わせ先

  • 「黒アヒージョ」キックオフイベント等について
    →農林水産部流通販売課【電話】043-223-3085

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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