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更新日:令和4(2022)年12月28日

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知事定例記者会見(令和4年12月22日)概要

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日時

令和4年12月22日(木曜日)10時30分~11時19分

場所

本庁舎5階大会議室

動画

令和4年12月22日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 給食における黙食の見直し等について
  2. 年末年始における医療機関の受診についてのお願い
  3. 千葉県誕生150周年記念ロゴマークについて
  4. 令和4年 県政10大ニュースについて

給食における黙食の見直し等について

(知事)

皆様、こんにちは。

はじめに、学校給食における黙食の見直しなどについて、お話をいたします。

社会全体での制限緩和が進められている中で、学校だけが取り残されないよう、国に対して学校での教育活動の規制緩和を要望してまいりました。その後、国から「給食時の会話が可能」との見解が示されたところであり、県として、黙食の見直しを進めることといたしました。

給食時の会話は、換気を徹底し、身体的距離を確保した上で実施することといたします。

現在、給食は「授業形式」の座席での黙食が一般的でありますので、まずはその座席配置での会話から始めることや、クラスの人数が少ない場合では、車座や向かい合わせなどの様々な座席配置で会話を行うなど、コロナ前の給食に戻すことができるよう、黙食の見直しを順次進めてまいります。

次に、学校行事についてですけれども、感染状況のみを理由として、児童生徒や保護者等の入場制限を行わないこととします。

できる限り多くの児童や保護者等が入場できるよう、マスクを着用して大声を伴わない卒業式などでは、一般のイベントと同様に、座席配置は人と人とが触れ合わない間隔といたします。

以上の見直しについては、本日付で県のガイドラインを改定し、県立学校や市町村教育委員会に通知いたします。

社会全般での活動制限の緩和が進められている中で、子供だけが過度な制限を課せられることは、合理的ではありません。子供の教育に責任を持つべき我々大人が、子供の目線に立って、学校での制限の見直しに積極的に取り組む必要があります。

県としては、社会全体のコロナ対策の状況を踏まえ、学校だけが取り残されないよう、今後も適宜ガイドラインを見直ししてまいります。

学校現場においても、子供たちにとって貴重な教育機会、教育活動を取り戻すための制限緩和に積極的に取り組んでいただきますよう、お願いいたします。

年末年始における医療機関の受診についてのお願い

(知事)

次に、年末年始における医療機関の受診についてのお願いになります。

年末年始に向けて、新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの同時流行が懸念されており、多くの発熱患者が発生する可能性があります。

このため、県では、発熱外来のひっ迫を回避するため、「オンライン診療センター」の設置など外来医療提供体制の拡充を進めているところです。

県民の皆様にも、医療機関の受診の方法について、改めて御確認いただくようお願いいたします。

発熱症状等が生じた場合、重症化リスクが低く症状の軽い方は、新型コロナ用検査キットでの自己検査をお願いいたします。

自己検査の結果が陽性の場合には、「陽性者登録センター」に登録し、自宅での療養をお願いいたします。

医師の診察を希望する場合は、まずは「自宅療養者フォローアップセンター」にご相談ください。

自己検査の結果が陰性で季節性インフルエンザ等が疑われる場合は、「オンライン診療センター」を御活用ください。

また、重症化リスクがある方についても、受診する医療機関が見つからず、自己検査で陽性の場合に「オンライン診療センター」を御活用ください。

なお、重症化リスクがある方や軽症等から症状が重くなった方で、医師との対面による受診をされる方は、受診の前に医療機関へ電話をしてください。

こうした対処法の詳細は、県のホームページで、症状や重症化リスク等で場合分けをしたフロー図や各種コールセンターの問い合わせ番号を掲載していますので御確認ください。

また、事前に年末年始に受診できる病院を確認しておくことも重要です。

1都3県でも、年末年始に向けて、ワクチンをできるだけ年内に接種していただくことや、十分な換気などの感染防止対策の徹底、抗原定性検査キットや解熱鎮痛薬などを備え置くことを共同で呼びかけております。

人と会う機会が増えるこの時期、感染拡大防止への御協力を引き続きお願いいたします。

千葉県誕生150周年記念ロゴマークについて

(知事)

次に、千葉県誕生150周年記念ロゴマークについて、お話をいたします。

来年は、明治6年に千葉県が誕生してから150年の節目を迎えます。

そこで、皆様に広く活用してもらうことによって150周年を盛り上げるため、150周年記念のロゴマークを作成いたしました。

このロゴマークは、千葉県のマスコットキャラクターである「チーバくん」をデザインした坂崎千春さんにお願いして作成したもので、ちばの宝船が風を受けて力強く未来に向けて進んでいく様子が表現されております。

船には、縁起物や千葉の名産品である鯛、イセエビ、落花生が載せられており、お祝いの意味が込められております。

また、船の帆に描かれたチーバくんは、150周年の今だからこそ、原点に帰るという意味を込めて、あえて基本形のチーバくんを使っています。

来月の中旬には、ロゴマークの使用を希望する方を募集する予定です。

県庁内だけでなく、県内外の様々な方に広く活用していただきたいと考えていますので、ぜひロゴマークの使用を御検討ください。

現在、県では、150周年の記念事業として、本県ならではの文化の魅力を発信する、様々な企画を検討しております。

来年は皆様もいろいろなところでこのロゴマークを目にすると思います。見かけましたら、千葉県の誕生から150年を振り返り、千葉の未来に思いを馳せる機会にしていただきたいと思います。

令和4年 県政10大ニュースについて

(知事)

最後に、年末恒例の「県政10大ニュース」を発表したいと思います。

この10大ニュースですが、今年あった県政に関する様々な「できごと」の中から、報道機関の皆様と、そして私も含めた県幹部職員の投票により選定したものです。

それでは、1位から順番に発表してまいります。

第1位は、「新型コロナウイルス感染症への対応」になります。

今年は、科学的知見の積み重ねやワクチン接種の進捗のほか、様々な取組の実施により徐々に日常が戻ってきた1年でありました。

県では、オミクロン株の流行により、1月21日からまん延防止等重点措置の適用を受け、飲食店における人数制限、営業時間の短縮などの要請を行いましたが、3月22日の解除以降は新たな行動制限は行わず、県民、事業者の皆様には、できる限り社会経済活動を維持しながら、基本的な対策を徹底するようお願いしてまいりました。

また、感染防止対策と社会経済活動との両立に向け、教育活動の段階的な制限緩和、飲食業や観光業の需要喚起策として「Go Toイートキャンペーン」の再開、「千葉とく旅キャンペーン」の延長などの取組を実施してまいりました。

これから年末年始を迎えますが、10月下旬以降、再び感染が拡大しており、これまでも冬に感染が拡大したことを踏まえると、季節性インフルエンザとの同時流行も懸念され、予断を許さない状況となっています。

引き続き、県民の皆様には感染対策の再徹底をお願いするとともに、県としては、変化する状況に柔軟に対応しながら、必要な方に必要な支援を提供できるよう、医療提供体制の整備などに万全を期してまいります。

続きまして、第2位は、「ちばアクアラインマラソン2022」の開催が選ばれました。

4年ぶりに開催した今大会、初心者枠の設定、親子ラン、生活用車いすランといった新たなイベントによって、スポーツの裾野を広げる取組を行い、また、屋台村や多彩なステージイベントを通じて千葉県の魅力を全国に発信することができました。

当日は、多くの方々に御協力をいただき、また、天候にも恵まれ、完走率も過去最高となるなど、無事に大会を終えられたことに改めて感謝を申し上げます。

次の第3位は2つあります。

1つ目が、「ウクライナ避難民の受け入れ」であります。

県内では、12月21日時点で、59世帯99人の方が避難されています。

県では、ウクライナから避難された方々が安心して過ごせるよう、国や市町村などと連携し、避難された方々の実情に即して各種の生活支援を実施しています。

一日も早く戦闘が終結し、避難された方々が祖国に戻り平和な暮らしを取り戻せるよう、国においては、国際社会と連携して取り組んでいただきたいと思います。

同じく、第3位の2つ目は、「千葉ロッテマリーンズ佐々木朗希投手に知事賞」を授与したことであります。

佐々木投手は、4月10日の対オリックス・バファローズ戦において、史上16人目の完全試合や、日本プロ野球史上で新記録となる13者連続奪三振などの偉業を達成し、この活躍は広く県民に明るい希望と活力を与えてくれました。

今後も佐々木投手が日本を代表する投手として、大いに飛躍していくことを心からお祈りしております。

次に、第5位は3つの項目が同点となりました。

まず、1つ目は、「千葉県総合計画」の策定です。

全ての県民が生きる価値、働く価値を感じられる「千葉の未来」を創造していくとの思いを込め、「千葉県総合計画~新しい千葉の時代を切り開く~」という名称にしたところです。

本計画に基づき、感染症対策や防災基盤の強靭化などにより、県民の命と暮らしを守るとともに、千葉の未来を築いていく上で欠かすことのできない、DXやカーボンニュートラルの推進、地域づくりなどに全力で取り組んでおります。

今後もさらなる機能強化が図られる成田空港や、首都圏にありながら海と緑に恵まれた広やかな環境を有する本県の特徴を最大限に生かして、県内に新しい投資を呼び込むなど、活力に満ちた千葉県を築いてまいります。

2つ目は、「北総鉄道運賃値下げの実施」です。

10月1日に北総鉄道が運賃の値下げを実施し、特に、通学定期について平均64.7%という大幅な値下げを実現し、普通運賃についても、中距離帯を中心に最大100円の値下げとなりました。

今回の値下げは、会社の経営努力はもちろん、北総鉄道を支えてきた沿線地域の関係者による長年の御尽力によって実現できたものと考えます。

県では、この値下げが沿線地域の活性化につながるよう、関係市とも連携し、沿線のまちづくり、企業誘致等に努めてまいります。

第5位の3つ目は、「物価高騰への対策として、生活者や事業者への支援を実施」したことです。

ウクライナ情勢に端を発したエネルギーや食料品等の価格高騰により、厳しい環境に置かれた生活者や事業者への支援を実施したほか、将来的なエネルギーコストの抑制や温室効果ガスの削減などの取組に対する支援を実施いたしました。

引き続き、県内経済の活性化にもしっかりと取り組んでまいります。

第8位は、「日本製鉄によるシアン流出等の不適切事案の発生」についてです。

本件は、6月に日本製鉄からのシアンを含む液体の漏えいにより、小糸川などで水の変色や魚の死がいが確認され、その後、同社が行った過去の水質測定結果の不適切な取扱いが明らかになったものです。

これまで、県では、地元3市との合同ヒアリングなどで報告内容や対策の進捗状況を確認していますが、今後、新たに関係分野の有識者会議を設置し、事業者による抜本的な対策の徹底を指導し、県民の不安が払しょくされるよう努めてまいります。

第9位も2つの項目が同点となりました。

1つ目は、「降雹(こうひょう)により県北西部の梨を中心に甚大な被害が発生」であります。

6月3日に発生した降雹により、県北西部では、梨を中心とした農作物が被災し、17億円を超える被害が発生いたしました。

県では、特に被害が大きかった梨の販売支援を行うとともに、被災した農業者が今後も生産を継続できるための無利子の融資や、気象災害等を防ぐネットである多目的防災網の導入、収入保険への加入に対する支援を実施いたしました。今後も農業者の支援と、「災害に強い体制づくり」を進めてまいります。

2つ目は、「ROCK IN JAPAN FESTIVALが千葉県で初開催」になります。

毎年8月に開催されている国内最大の夏フェスが、今年は千葉市蘇我スポーツ公園で開催されました。

本イベントの開催は、地域の活性化のみならず、音楽文化の振興などの面でも大変意義があると考えておりますので、このイベントが県内に根付くよう、今後も主催者と連携して取り組んでまいります。

このほか、11位以下には、「チバニアンにゴールデンスパイク設置」や、「異例の猛暑による影響」、「第26回参議院議員通常選挙が執行」されたこと、「東京湾アクアライン通行料金800円の継続」、「公立学校に通う第3子以降の給食費を無償化」、「洋上風力発電の導入に向けた取組」などが選ばれております。

こうして今年を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症の影響が続く中でも、各種の大型イベントの開催や全国旅行支援の再開、4年ぶりの「ちばアクアラインマラソン」の開催など、徐々にではありますが、日常が戻ってきた1年でもあったと思います。

来年が千葉県にとってさらなる飛躍の年となり、年末の10大ニュースでは、さらに多くの明るい話題をお届けできればと考えております。

県民の皆様にとって、来年が幸多き年となりますよう、心からお祈り申し上げます。

私からは以上です。

質疑応答

(記者)

まず、新型コロナウイルス関連についてお伺いしたいのですが、先ほど、県民への年末年始に向けた感染防止のメッセージもありましたが、改めまして、今、県内の感染状況について県としてはどう受け止めているか、インフルエンザの感染状況も併せてお答えいただけたらと思います。

(知事)

依然として、感染者の増加が続いております。そして、入院者数も多くなってきておりますし、また、その中における中等症以上の方々の数というのも、300人を超えるような状況となっておりますので、医療は徐々に徐々に厳しい状況になってきているというふうに考えています。どうしても、年末、冬というのは、感染症が拡大しやすい時期でもありますので、改めて、県民の皆様方には感染対策の徹底をしていただきたいと思っています。

インフルエンザに関しては、まだ千葉県に関しては、流行というような数値にはなっておりませんけれども、全国の中では少し目立ってきているところもありますし、東京のほうでも定点で1を超えているような状況もありますので、こちらに関しても、我々もしっかり注意を払って見てまいりたいと思いますし、先ほど説明したとおり、オンラインでの診療センターを含めて医療機関と連携して、県民の皆様方の医療へのアクセスがしっかり担保されるように取り組んでいきたいと考えています。

(記者)

ありがとうございます。関連して、もしお分かりになればなのですけれども、感染者が増えている中で、県としても、オンライン診療センターというのができて、発熱外来のひっ迫を防ぐ取組をされていると思いますが、今現在、実際に発熱外来がひっ迫しているとか混雑している、そういうような把握というのはあるのでしょうか。

(知事)

我々も定期的に発熱外来のひっ迫状況をシステムで把握をしておりますので、少し所管のほうからも紹介してもらいます。

(職員)

健康福祉政策課でございます。

発熱外来の状況につきましては、今のところ、ひっ迫だという状況についての報告等は特段来てはいない状況でございます。これから年末年始に入っていきますので、よくよく注視していきたいと考えております。

(知事)

我々とすると、まず発熱外来に少しでも余力を持たせるために、これまでも陽性者登録センターをつくって、できる限りここでも吸収してまいりましたし、今回、オンライン診療センターという形でも吸収をしています。

それから、年末年始はどうしても医療機関がお休みに入るところが多いわけでありますので、我々、今回の県議会にも補正予算を計上させていただいておりますけれども、年末年始に発熱外来等をやっていただく医療機関に対する補助を新たに創設をして、1年前の年末年始に比べれば、かなり対応していただく医療機関の数が増えておりますので、そうした部分でも、我々はしっかりとできる対策を積み重ねていきたいと考えています。

(記者)

私からは最後になります。10大ニュースの発表もありましたが、改めまして、知事個人として今年1年を振り返っていただきたいのと、例年お尋ねしているようですので、「漢字一文字でこの1年を表すとしたらどうでしょうか」というのも併せてお伺いできたらと思います。

(知事)

今年1年間を振り返ると、まず県内54市町村全て公式に訪問させていただいて、改めて各地域の課題の把握をしっかりできた1年だったなと思っています。

それから、コロナ対策についても、先ほど申し上げたとおり、やはり年明け、今年の初めから、いわゆるオミクロン株の登場によって、いろいろな意味でステージが変わった1年だったと思います。少なくとも我々現場でコロナ対策を行っていく県として、この変化に柔軟に対応して、感染対策を行うべき、しっかり継続していくべきところと、いわゆる社会を正常化していくところとのバランスを、我々千葉県としては常に意識して取り組めたのではないかなと思いますし、国に対しても、知事会などでも積極的にそうした考え方の中で提言、発言をしてきたと私どもは考えております。

あとは私個人としては、やはりアクアラインマラソン、4年ぶりの開催ということで、大会そのものをしっかりと成功させていくということと、私個人も出走させてもらったということで、そういった意味でも、私にとってもこの1年、いろいろ目標を持って取り組むことができた1年だったかなと思います。

漢字一字でやると、「駆ける」にしておきますかね。「駆ける」の「駆」というところですかね。そういう意味で、知恵も駆使しましたし、それから県内54市町村を駆け回った、またアクアラインマラソンで走ったということも含めて、一字、あえて言えばということで申し上げさせていただきます。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

黙食の見直しについて聞かせていただきたいのですけれども、知事のほうから、先ほども学校現場が取り残されているというお話がありました。取り残されていることになっている要因は何かということと、県としてどのように改善のためにバックアップしていきたいかを聞かせていただきたいのが1点と、前回、春に学校教育現場の制限緩和をしたときに、やはり、給食というのはかなり抵抗があるというのは感じたのですけれども、それに加えて子供たちが、小学校3年生ぐらいまではもう黙食しか経験していないということで、その辺を含めて、県としてどうバックアップしていくか。あと、学校の先生方に求めることを聞かせてください。

(知事)

まず、どうして学校が取り残されてきたのかというところですけれども、まず一つは、実際にデータ、科学的知見としては、子供というのは、一番、数ある層の中で重症化しづらい層であるわけですけれども、子供ということで周囲からの注目と要望というのがどうしても高い。これは、学校現場というのは、このコロナに限らずこれまでも様々な声などで緊張にさらされてきたのだと思っています。そうした部分がどうしてもあったということ。

それから、大人と違って、子供というのは大人を信頼しておりますので、おかしいのではないかという声を上げない存在だということですよね。そういう部分でも、見直しに向けた動きというのがどうしても弱くなってしまったということ。

それから、やはり教員の皆様方が非常にまじめな方々で、今まで行ってきた対策というものを継続するために必死になってこられたというところが大きいと思います。

だからこそ、我々、常に県行政としても、もしくは教育行政に関わる人間が、他の分野の、これまで3年間の間、科学的知見の積み重ねによって徐々に徐々に社会経済活動を取り戻してきた、その知見と意味を十分に理解をして、学校現場だけがその流れに取り残されている部分というのを一つ一つ丁寧に見て、それを解消するべく背中を押してあげるメッセージを出し続ける。もしくは阻害しているガイドライン等の表記を見直ししていくということが重要だと考えています。

そういう意味では、文科省の大臣の発言であったりガイドラインの見直しというのは、遅きに逸した感はありますけれども、それでも非常に前向きなアクションだったと思っております。

それから、実際にこれだけ長く給食の黙食を強いられ、かつ、それをなぜ行うかという意味において、我々が思っている以上に、感染リスクというものを大人以上に高く思っている子供たちが今多い状況であります。ですから、すぐには変わらない部分もあるかもしれませんけれども、まずは、大きな声でなければ会話ができるという状況をつくっていくことによって、1か月、2か月、3か月、徐々に徐々に学校現場や児童生徒の受け止め方が変わってくることが必要だと思っています。

それから、そのためには、なぜこうした社会の正常化が行われてきたのかということの科学的な背景をしっかり教えて、何か感染リスクが高まるようなことをしているわけではないことをしっかり伝えていくことが、これは子供たちの科学的な思考を養うという意味でも私は重要だと思っていますので、その点でも、我々としては継続してメッセージを出していかなければならないと感じています。

(記者)

ありがとうございます。少し話が変わってしまうのですけれども、知事がよく利用されているTwitterのことについてちょっと伺いたいのですけれども、イーロン・マスクさんが株式取得をしてから、経営改革に乗り出されて、いろいろアカウントの凍結とか凍結解除とか、そういうのを含めてかなり世界で注目されています。これを知事がどのように受け止めているのかということと、あと、Twitterというのは、かなりここ10年くらいで公の存在になっていると思うのですけれども、そういう意味で、今後求められることがどういうものであるかという考え方を教えてください。

(知事)

御質問ありがとうございます。これは、私個人としても、県民の皆さんとの意見交換であったり情報の発信にも活用させていただいていますし、お話しいただいたとおり、まさに今日本の様々な公共機関などが公式情報の発信などで活用している状況でありますので、このTwitter社の動向というのは、私自身も非常に注目して見ております。

まだ具体的な日本における影響というのはなかなか見通せないところがありますけれども、やはり、もう大分ライフラインに近いような世界になってきているプラットフォームでありますので、その公的な役割というのが損ねられないような形の中で、マスク氏が主張するような言論の自由な空間も含めて、充実の方向に行くことを願っています。

(記者)

ちなみに、この間CEOを辞めるべきかどうかという投票がありましたけれども、知事は投票されたりしましたか。

(知事)

いやいや、やっていることも知らなかったので。

(記者)

分かりました。ありがとうございます。

(記者)

まず、黙食についてなのですけれども、これまでも、知事は一律の黙食を行わないように、そういったメッセージを発せられてきましたけれども、今回、改めてガイドラインを変えるということの意味、これによってどういった変化を期待されているのかという部分でお聞かせ願います。

(知事)

ありがとうございます。もともと、各学校現場としても、いろいろな考え方の中で、現場の実情に応じて工夫をしてもらっていると思いますけれども、改めて、いわゆる特措法等に基づいて県民の皆さんにいろいろなお願いをしている県として、黙食の見直しというのは進めていくものであるということをしっかりとメッセージとして明文化するということと、それから、あとは、各学校現場によっては、かなり独自に感染拡大防止策を拡大解釈して、我々からすると必要以上の対策を行っているケースというのがかなり散見をされていますので、できる限り、そうした誤解の余地が、拡大解釈の余地がないように文章としてはつくってきたつもりです。

例えば、我々は今確かに感染拡大があって、いわゆる第8波と言われているような状況でありますけれども、現時点において言えば、レベル1のときと、ある種、基本的に県民や事業者の皆様方へお願いしていることというのは変わらないわけですね。

しかしながら、これまでは、学校現場において、感染が拡大しているからという理由で、我々県行政がお願いしていないにも関わらず、自ら自粛をするようなことが多々あったわけでありますので、改めて、感染が拡大していることのみをもって、何か学校現場における行動を変える必要はないんだということも、併せて明文化させてもらっています。

もちろん、これが将来的に何かオミクロン株とは違うような変異株、強毒性のものが出てきたりなど前提条件が変わってくれば、これは県民や事業者にお願いしていることと同じように学校現場にも何らかの自粛や制限をお願いすることもあろうかと思いますけれども、それは我々がしっかり全体を見渡した上で申し上げるので、学校現場の個々の判断で萎縮をする必要はないということなどをガイドラインで明記をさせていただいたということになります。

(記者)

ありがとうございました。もう一点は全く別件ですけれども、昨日、千葉5区選出の薗浦健太郎国会議員が辞職されました。これについての知事の受け止めと、問題となっている収支報告書の過少記載、その後の薗浦氏の対応を含めてお考えをお聞かせいただけますでしょうか。

(知事)

まず、私も薗浦氏とは当然ながら面識もありますし、市長時代から政策面でも意見交換したこともありますので、今回の件は大変驚いておりますし、また残念でもあります。もちろん、政治家の出処進退は御自身で判断されるものではありますけれども、今回報道されているような過少記載のそのものであり、また金額の大きさというのは、かなり驚きを持って受け止めています。私とすれば、こうした過少記載ということを考えたこともありませんので、県民・国民の皆さん方の政治への不信というのは、一層高まったのではないかなと思っています。

報道されているような形ですと、公判等が表に見える形ではありませんので、では一体実態がどうだったのかということが分からないままになることがあり得ますので、薗浦氏におかれては、ぜひ、どのようなことがあったのかということについて、今後も説明責任を果たしていただければと思っています。

(記者)

来年の展望のことも伺いたいのですが、折り返しも迎えるので、どういうふうに臨まれていくかということと、コロナの関係で、今日は久しぶりにマスクなし、アクリル板なしなので、その御感想も聞きたいのと、あとはマスク着用に関してどういうふうに社会があるべきかというお考えがありましたらお願いします。

(知事)

まず、恐らく来年は、より一層科学的な知見に基づいて、社会がどのように正常化をしていくか、さらには、正常化しながらもこの部分だけはコロナ前には戻らないようにするということが、コンセンサス、もしくは当然ながら感染症としての位置づけ等々がだんだんと着地に向けて動いていく、極めて日本にとっても重要な1年になるというふうに思っております。

やはりリスクの相対化が我が社会には必要だと思っています。当然ながら、疾病である以上、リスクはゼロではありませんし、インフルエンザと比べれば極めて感染力が高いわけでありますので、インフルエンザと同じというふうに現時点では位置づけることはできないかもしれませんが、現在のオミクロン株の特性を正しく評価をする前提において言えば、私は今以上に見直さなければならない部分というのが確実にあると思っています。その辺りは国民のコンセンサスを丁寧に得ながら進めていく。

ただし、欧米等はマスクをつけることそのものを違和感を感じる方がかなりいらっしゃるのに対して、私たちの国においては、これまでも衛生上、マスクを着用することは、それほど忌避感は強くありませんので、合理的な範囲においていえば、マスクの着用を続けたり、もしくは冬の時期前にコロナのワクチンの接種を推奨していくようなものは、一定程度、私はあるのではないかと思っております。

来年の展望は、コロナのお話と、もう一つは、まさに任期としても折り返しが来年になります。この間、就任して以来、千葉県の県政ビジョンに基づいて、それぞれの各分野について、こういうふうな政策を打つべきではないかということで、職員とはかなり意見交換をしてまいりました。それらがいよいよ、新年度予算であったり、来年いろいろな形で記者の皆様方にも見える形で報道していただけると思っておりますので、そういった意味では、新しい千葉の方向性なり将来的な展望について、多くの方と共有しながら具体的な議論、より建設的、中身のある議論ができる、そういう1年にできるし、していかなければならないと思っています。

(記者)

アクリル板とマスクなしの感想は。

(知事)

そうですね。やっぱり、より直でコミュニケーションできているなと思っています。これもしっかりとした距離であったり空間であったり、いろいろな科学的知見に基づいているものですので、我々ももっともっと率先して一つ一つを見直しをしていきたいと思います。

(記者)

ありがとうございます。変わってデジ田(デジタル田園都市)国家構想に関して伺いたいのですが、政府が東京圏から地方への移住を年間1万人に増やすことなどを柱にしたデジタル田園都市国家構想総合戦略をまとめて、明日閣議決定される見通しです。国は自治体には地域の個性を生かして地方版総合戦略の改訂に取り組むように求めていますけれども、デジタル技術を活用して地域の問題を解決して活性化することについての期待と、どういうふうに取り組まれていくのかというその姿勢を伺いたいのと、一方で、千葉を含む東京圏への転入超過を解消して転入者と転出者を均衡させる一極集中の是正ということの受け止めとか考えがあればお願いします。

囲み部分について、当日の発言内容を補足しました。

(知事)

はい。御質問ありがとうございます。

まず、デジ田の件ですけれども、やはりデジタルを我が国がいかに活用して人々の生活を豊かにしていくかということは、極めて重要なテーマだと思っておりますし、私も就任以来、そうした専門部署をつくり、戦略をつくり、そして具体的に展開していくという動きを今進めておりますので、政府自体がそうした方向性に、社会全体、制度も、それから財源的にも強化をしていくということは、非常に期待ができるし、千葉県としてある種他県に負けないぐらい先駆例にチャレンジをしていきたいと思っています。

それから、おっしゃっていただいたとおり、東京圏ですけれども、これは私ずっと言っておりますけれども、千葉県というのは日本の縮図であって、人口減少地域もしくは過疎地域に指定されている地域もたくさんありますので、一括りに東京圏というふうに言われてしまうと、これは実態と目的にそぐわないと思っていますので、実際に東京圏のイメージするものは、本来は東京23区であるべきだと思っています。この点については、政府に対しても、我々は大きな方向性としては賛同できるものの、千葉県の実情を理解の上で、実際の運用に当たっては、そうした地域を切り捨てるようなことがないように、十分な配慮と、取組の対象範囲を拡大しないように、我々としても声を上げ続けていきたいと思います。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

何点かありまして、まず最初に10大ニュースについて伺いたいのですけれども、54項目から29人の報道関係者と県幹部職員、あとは知事御自身も含めた選考委員ということですが、知事御自身の順位との違いはありますでしょうか。

(知事)

どうでしたかね。ちょっと待ってください。大体、私が投票したものがかなり選ばれているなと。一覧を見せてもらえますか。私が選んだもので、例えば私が入れたけれども、残念ながら選ばれなかったものは、成田の新市場の開場とか、あとは台湾の輸入規制の緩和ですかね。それ以外は私が選んだものは報道機関の方も選んだものが多くて、まあ大体入っているかなと感じで、非常に妥当な結果かなと思っています。私は別にポイントが高いわけではないので。

(記者)

分かりました。11位以下に入っているもの、成田新市場、台湾の輸入規制緩和など、いろいろ全般的に妥当な結果であると。

(知事)

そうですね。

(記者)

ありがとうございます。また別の話で、日銀の金利の事実上の利上げがありました。これによって株価だったり為替だったりも乱高下している状況ですけれども、これが県内の経済に及ぼす影響について、知事のお考えを伺いたいのですが。

(知事)

既にこの長期金利が静かに上昇していくという傾向が存在をしておりましたので、日銀の意思決定というのはある種現状の追認というふうに受け止めております。もちろん追認であったとしても一定の影響は出てくると思いますので、今後も諸外国の金利の動向の影響も受けながら、少しずつ長期金利の上昇の可能性はあると思っています。当然それは各種経済にいい影響を与えるケースもあれば、悪い影響を与えるケースもあると思いますので、その辺り、金融機関や経財界とも十分な意見交換をしながら、いわゆるマイナスの影響をできる限り低減していく、そうした対策を我々県としても考えていきたいと思います。

(記者)

ありがとうございます。そういったマイナスの影響がこれまであったのは、直で言うと金利ではないかもしれませんけれども、円安に基づく物価高であったり原油高、そういったものがかなり県内経済の広範な部分に影響を及ぼしていました。この辺りについての支援策については、しばらくは継続されるということでよろしいでしょうか。

(知事)

そうですね。やはり来年の非常に大きなテーマの一つは、何よりこの物価高騰対策だと思います。我が国がここまで、いわゆる全面的な物価高局面に入るというのはなかなかなかったことでありますし、これが国民の中におけるインフレ期待に完全に反映されると、物価高騰の背景にあるウクライナ情勢等が落ち着いたとしても、継続的に物価の、安定的なのか安定的を超えるか分かりませんけれども、インフレが続くということになりますので、それはしっかりと我々としては、そうした部分において県民生活の底支えというのを常に意識していかなければいけないと考えています。

(記者)

ありがとうございます。またちょっと別の話で、質問でこれまでに出てきた内容と重複する部分もあるのですが、Twitterの話と、あと、黙食についても今日新たなガイドラインが出てきましたけれども、12月2日に知事から一般の保護者の方について反論する形で、Twitterでやっていらっしゃいました。あれがかなりいろんなところに拡散されていると思いますけれども、なかなか厳しい表現をされていらっしゃるなというのが私の印象だったのですが、あれは意図してあのような形でされたのでしょうか。

(知事)

なかなか、真意というか、十分にまだまだ伝わらないところはあると思いますけれども、ただ、これは時代が変化していく中では必ず起きることです。科学的な知見に基づいて対策を行ったとしても、いわゆる「安全」と「安心」は違いますので、我々はできる限り「安心」していただけるよう、「安全」な情報やその背景等は説明いたしますけれども、しかしながら、一定程度、安心できない方々というのがいらっしゃいます。その方々に対して配慮をしなければいけませんが、しかし、配慮することによって多くの人が現状維持を強いられるようなことは、我々意思決定を預かるものとしては、絶対とってはならないことだと思っています。過去のそうした「安全」と「安心」が違うことによってどのようなことが起きてしまったかの総括を正しく行った上で、社会としては科学的知見に基づいて着実に我々は前に進んでいく。しかしながら、そこについていけない方々に対する配慮を並行して行っていくという考え方です。

(記者)

ありがとうございます。配慮が必要だけれども、意思決定をしていく必要があるということ、分かりました。

先ほどTwitterの話が出ましたけれども、非常に世の中全体的にオフィシャルなプラットフォームになっているということですけれども、知事はもう現状で12年ぐらいにやっていらっしゃると思いますが、その中で運用の見直しと言ったら変なのですが、知事御自身にとっての使い方の変化みたいなものがもしあれば教えていただきたいのですが。

(知事)

そうですね、残念ながらTwitterに関しては、非常に言論として徐々に徐々に極端になって、中庸の人たちが抜けてきているというのが現状です。Twitterのアカウントの中で、いわゆる積極的に発信している方が、かなり思想的にも、様々な主張的にも、とがってきているところがありますので、皆様方もそうですけれども、SNS、Twitterを御覧になるときは、いわゆる発信量に決して惑わされないことが必要だと思っています。多くの方々は、Twitterを既にもう受信専用に使っている方々が非常に増えてきておりますので、発信される人たちのいわゆる分布図と、利用し公式情報を含めた情報収集用で使われている方々のいわゆる一般的な分布というのを、しっかり理解した上で行っていかなければならないと思っています。

私も、日々年々使っていく中で、Twitterにおける世論であったり、発信の中身については、相当注意を持って、精査をして、真の県民であったり一般の方々の平均的な意見を酌み取るということが、より重要になってきていると感じます。

(記者)

分かりました。どうもありがとうございます。

(記者)

今年最後の定例会見ということなので、ちょっとお伺いしたいのですが、先ほど今年1年を振り返って、漢字一文字では「駆」ということをおっしゃって、まさにいろいろ駆け抜けて大変だった1年だったと思うのですけれども、年末年始はそういった中でどのようにお過ごしになるのか伺ってよろしいでしょうか。

(知事)

基本的には、自宅でゆっくりと家族と共に過ごす、そうした年末年始という形ですね。

(記者)

ちなみに今年はクリスマスも週末ですが、どのようにお過ごしですか。

(知事)

基本的に家族と、子供たちと一緒に過ごしますので、だんだん子供も成長してきましたので、子供のいろいろな発言に歯ごたえを感じながら、しっかり話をして、あとは子供たちにプレゼントを渡して、こんな感じですかね。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

すみません、締めの質問の後に何かちょっと間が悪いような感じがするんですが、アクアラインが開通から25周年を迎えました。800円化については、まだ2年以上先まで継続されることが決まっていて、10大ニュースには残念ながら10番内に入りませんでしたが、経済関係者などは恒久化という部分に関心が高いようですけれども、知事の恒久化についてのお考えをお願いします。

(知事)

現在もどちらかがやめると申し出ない限りは自動延長という形になっておりますので、そうした意味では、もちろん恒久化ではありませんけれども、一定の安定的なものというのは今でもつくられていると思っています。

それから、アクアラインの効果は素晴らしいわけですけれども、皆様方も御承知のとおり、曜日や時間帯によっては深刻な渋滞が発生しておりますので、そうした意味においては、料金の適切な部分というのはどういう部分かということ、これはやはり研究が必要になってまいりますので、そういった意味では、とにかく地域、千葉県にとって最大に効果が発現される、その理想の在り方を追い求めていきたいと思っています。それが来年以降も我々がやっていきたい一つの項目ですかね。

(記者)

ありがとうございます。あとはアクアライン絡みでマラソンの関係ですが、知事はマラソンを完走された後の記者団の取材に対して、2年後も走りたいというようなお話や、これまでも「次はフルも」みたいなお話もあるのですが、では2年後、開催についてのお考えはどうなのかというところを。

(知事)

そうですね、改めてアクアラインマラソンに関する実行委員会等で総括もした上で、その上で2年後というのをどう考えるかということを意思決定いたしますので、いましばらくお待ちいただければと思います。いずれにしても4年ぶりに開催したことによって、どれだけ地域やランナーや県民にとって待ち望んでおられたかということは、我々は痛いほど受け止めておりますので、その上で次に向けてしっかり整理した上で発信させていただきたいと思います。

開催するとすれば、走りたいというふうに思っています。

(記者)

フルマラソンを。

(知事)

どうでしょう。フルはさすがに緊張感があるので、しっかり考えた上で結論を出します。

(記者)

ありがとうございます。

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