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更新日:令和4(2022)年3月30日

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知事定例記者会見(令和4年3月24日)概要

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日時

令和4年3月24日(木曜日)10時30分~11時01分

場所

本庁舎5階大会議室

動画 令和4年3月24日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 令和4年度定期人事異動について
  2. 新型コロナウイルス感染症への対応について
  3. 「ちばアクアラインマラソン2022」について

電力需給ひっ迫時の節電対応について

(知事)

まず、電力需給ひっ迫時の節電対応についてですけれども、21日夜からの「電力需給ひっ迫警報」に際しましては、県民・事業者の皆様には節電に御協力いただきありがとうございました。

なお、発電所のトラブルなどにより、供給力に必ずしも十分な余裕のある状況とは言えないことから、引き続き、生活に支障のない範囲で、効率的な電力使用への御協力をお願いいたします。

当日の発言内容に誤りがあったため、囲み部分を訂正しました。

令和4年度定期人事異動について

(知事)

次に、定期人事異動について、お話をいたします。

まず、今回の人事異動の基本的な考え方についてです。

人事異動に当たっては、職員一人ひとりが能力を最大限に発揮できるよう、職員の意欲・能力・実績を重視した「適材適所」の人事異動を行ったところです。

また、新たに策定した「千葉県総合計画~新しい千葉の時代を切り開く~」、この各種施策を着実に推進するための人事体制を整えました。

なお、人事異動の規模についてですけれども、今回の異動者数は2,696人であり、前年度の2,564人と比べ、132人増加いたしました。

次に、役付職員の登用についてです。

登用に当たっては、男女の区別なく、それぞれの職にふさわしい能力・適性を備えた職員の積極的な登用を図りました。

幹部職員については、部局長のうち、定年により7人が退職するため、総務部長に、鎌形悦弘総合企画部長を、総合企画部長に、高橋俊之商工労働部長を、健康福祉部長に、高梨みちえ政策調整担当部長を、商工労働部長に、野村宗作政策調整・観光担当部長を充てるなど、9人を交代いたしました。

女性幹部職員については、組織の中枢となるポストに積極的に登用した結果、部長級及び次長級の女性幹部職員は過去最高の10人となったところです。

また、知事部局の8人の部長のうち、初めて女性が2人となりました。

そのほか、危機事案に対して迅速かつ円滑に対応するため、危機管理体制を見直し、危機管理政策課長及び防災対策課長を配置するとともに、地域防災力の向上、被災者支援に向けた体制を強化するため、地域防災担当部長を配置いたしました。

また、東京オリンピック・パラリンピックのレガシーを生かして、スポーツと文化を振興し、本県の発展につなげていくため、環境生活部に「スポーツ・文化局」を新設し、体制の整備を図りました。

さらに、デジタル関連施策を一体的かつ効率的に進め、そして業務改革をより一層推進するために、総務部に「デジタル改革推進局」を新設し、体制の強化を図りました。

なお、デジタル推進課長については、デジタルトランスフォーメーション(DX)に精通した人材の受入れを調整中のため、当面、デジタル戦略課長が兼務いたします。

新年度はこの新たな体制のもとで、職員とともに議論を重ね、知恵を出し合いながら、「千葉県総合計画」の各種施策について、スピード感を持ちつつ着実に推進が図られるよう、しっかり取り組んでまいりたいと思います。

新型コロナウイルス感染症への対応について

(知事)

次に、新型コロナウイルス感染症対策について、お話をいたします。

本県の新規感染者数は、本日は速報で2,340人、直近7日間平均で2,223人となっています。

この1週間の感染者数を前の週と比較いたしますと、0.74倍となります。38日連続で1倍を下回り、県民や事業者の皆様方の御協力のお陰で減少傾向が続いております。

昨日時点の入院患者数は710人、うち確保病床に622人入院しており、確保病床の使用率は35%です。

また、酸素投与が必要な方や重症者数も減少が続いており、医療提供体制への負荷は徐々に下がってきている状況です。

ワクチン接種については、3回目の接種が着実に進んでおり、65歳以上の高齢者は8割に迫る接種率となっています。

接種を促進するため、先月15日から開設している「千葉県新型コロナワクチン追加接種センター」の開設期間について、当初、今月末までとしておりましたけれども、5月末まで延長することといたしました。

4月以降は、火曜日・金曜日・土曜日の週3日開設し、対象者を従来は、「18歳以上で、2回目接種から6か月以上経過した『県内在住の方』」としておりましたが、これに「県内在勤、在学の方」も加えます。

また、接種を希望される方のニーズに合わせて、平日は夜7時まで受付を延長することとし、予約なしの方も含め接種できる体制を整える予定です。

なお、これまでも予約の空き枠を活用して、特別支援学校の教員等への接種を進めてきたところです。

また、県では検査体制を充実させるため、先月21日から「千葉県新型コロナウイルス感染症検査キット配付・陽性者登録センター」を設置し、これまでに約6万3,000キットを配付、約2,700人が陽性者の登録を行いました。

新規感染者数は、減少傾向にあるものの、いまだ高い水準であることなどから、本事業の実施期間について、当初、3月25日までとしていたところ、これを延長し、5月8日までとする予定です。

県民の皆様にお願いです。

普段会わない方との接触の機会が増える春休みや年度替わりの時期を迎えますが、再度の感染拡大を防ぐために、感染対策に配慮した行動をぜひとも継続いただくようお願いいたします。

体調が優れない場合は、外出を控えてください。外出は、混雑した場所や時間を避けてください。飲食店の御利用は、認証店・確認店でお願いいたします。

また、場所を問わず、普段同居していない方との飲食の際には、1テーブル4人を基本として、広さに応じて一定の距離などを確保できる人数で行ってください。また、食事は短時間で、深酒をせず、大声を出さず、会話をする際は必ずマスク着用を忘れずにお願いいたします。

県としては、引き続き必要な方に適時・適切な医療が、そして支援が提供できるよう全力で取り組んでまいります。県民の皆様、事業者の皆様におかれましても、感染拡大防止と社会経済活動の両立に向けて、今後とも御協力をお願いいたします。

「ちばアクアラインマラソン2022」について

(知事)

最後に、「ちばアクアラインマラソン2022」について、お話をいたします。

11月6日に開催するちばアクアラインマラソンの参加申込を、明日25日正午からインターネットで受け付けます。

今回は、マラソン未経験者や初心者の皆さんがフルマラソンの完走を目指す「スマイル枠」を創設したほか、「パラ・スポーツ枠」などの募集定員も増やしています。これまでフルマラソンに二の足を踏んでいた方々をはじめ、多くの皆さんの御応募をお待ちしております。

また、今週末27日、日曜日、「ららぽーと柏の葉」で、「GoGo Challenge!! ちばアクアラインマラソン2022フェス」を開催いたします。

ステージイベントでは、大会のPR大使である千葉真子さん、藤森慎吾さんが登壇し、ちばアクアラインマラソンの魅力を語り尽くします。

さらに、東京2020パラリンピックで活躍された車いすラグビーの選手、池崎大輔さんらをお迎えするパラスポーツトークショーのほか、本大会への無料出走権や県産品が当たる抽選会も行います。

詳しい内容は、大会公式ホームページを御覧いただくか、大会事務局までお問い合わせください。

ちばアクアラインマラソンは、東京オリンピック・パラリンピックのレガシーを引き継ぐ、本県最大のスポーツイベントとなります。青い海と空の大パノラマの中で、アクアラインの風を感じながら駆け抜ける圧倒的な爽快感を、ぜひ体験していただきたいと思います。

私からは以上です。

質疑応答

(記者)

私からは、人事異動のことについていくつか質問させていただきます。知事は昨年知事に就任されまして、4月22日に人事異動を発表されました。今回が2回目の人事異動の発表となりますが、今回の人事の特徴や、2回目ということで、こういうところが変わったという部分があれば教えてください。

(知事)

この1年近くの間、職員の皆さん方と一緒に仕事をする中で、もちろん完璧ではありませんけれども、職員一人ひとりの個性ですとか、能力を含めて見させていただいたつもりです。そういう中で、副知事であったり、もしくは総務部長、総務課長などといろいろ意見交換をしながら、私の重視するそれぞれの政策を進めるに当たって、こういう人材が必要ではないかなどの意見交換をする中で、かなり時間をかけて組織の人事異動をしたと思っています。

そういう意味では、自分なりに、副知事以下もよく調整をしていただきましたけれども、いい人事ができたのではないかなと思っています。

(記者)

これに関連してなのですが、個別の部分でいくつかお伺いしたいことがありまして、健康福祉部長に就任直後に、健康福祉部の政策調整担当部長として、部局横断的に対応するために高梨さんを起用されました。ちょうどその1年後に、今度は健康福祉部のトップに登用された、その意図や狙いを教えてください。

(知事)

高梨担当部長には、現在、健康福祉部の中でも大きなウエイトを占めている新型コロナウイルス感染症対策に関わる総合調整のほうをやっていただいております。今後は部長という立場で、全体を見ていただきたいと思っています。

高梨さんは、総務課長などの幅広い業務経験もありますけれども、児童家庭課であったり、健康福祉部全体を取りまとめる健康福祉政策課の経験もありますので、そういう意味では、新型コロナだけではなくて福祉全般も含めて、この間、様々な課題もありますので、そういったところにも目配りをしながら、職員と一緒にやっていただけると期待しています。

(記者)

新型コロナをはじめとしてですけれども、やはり、部局横断で対応することの大切さみたいなものは痛感されましたでしょうか。

(知事)

そうですね。特に、このコロナ禍の中で、当然、高齢者であったり障害者であったり、いわゆる弱者、支援を求めている人たちに様々な課題も出ているかと思っていますので、そういったところを取り戻していくのもそうですし、例えば子供の貧困のような、教育委員会、学校現場と連携するという意味で部局横断的な部分もありますので、健康福祉を実現するために、少しその枠を越えて、他部署であったり、もしくは、場合によっては市町村であったり、民間などとしっかり連携ができるように進めていただきたいと思っています。

(記者)

就任されまして、新しい県職員を迎え入れるわけですけれども、新しい職員の配置では何かこういうことを留意されたとか、もしあれば教えてください。

(知事)

新しい職員の配置というのは、新規採用ですか。

(記者)

はい。

(知事)

新規採用の職員の配置までは、直接、私自身は関わっておりませんけれども、かなり今、新型コロナウイルス感染症対応の関係で、応援も含めていろいろな状態になっていますので、その中で、将来の千葉県を背負って立っていただく新しく入ってくる職員には、できる限りサポートをして、早く職務に慣れていただいて、県民のために努めていただきたいなと思っています。

(記者)

最後に、冒頭の御挨拶と重複するかもしれませんが、人事を通して県の職員の方へのメッセージとか、こういう思いがあるというものがあれば教えてください。

(知事)

そうですね。日頃から申し上げていますけれども、チームで結果が出るものでありますので、しっかりと組織の、チームの一体性を高めていただくということと、それから管理職等にある方々に関しては、部署を越えた、横断的な連携体制が取れるように、高い次元で職務を見てほしいと思っています。

それから、これは今日も庁議などで申し上げたのですけれども、新しい分野に挑戦をするというのは、なかなかうまくいかないこともたくさんありますので、減点方式で行くと、なかなか新しいことにチャレンジしづらいのですけれども、こういう時代ですから、それぞれの現場の職員と話し合って、やってみようと、まずは、そういうような取組が、それぞれの部署で一つ一つ増えてくればいいなと思います。それをやることが、組織全体の活性化につながると思っていますので、そういった部分を評価できる組織文化を職員の皆さんと一緒につくっていきたいと思います。

(記者)

私からは以上です。ありがとうございました。

(記者)

ウクライナから避難された方への支援について教えていただきたいのですけれども、先週、複数人の方から知事が相談を受けられて、市町村と連携して支援に当たっているということでしたけれども、その後、新たに相談があったかですとか、県として、具体的な支援を、さらに追加で何か決められたことがあれば教えてください。

(知事)

昨日時点で、県や市町村の相談窓口を通じて把握しているウクライナからの避難民の方は、11人となっています。

基本的には、県内にお住まいの親族のもとに身を寄せる形でこちらにお住まいにということでありますので、様々な、お住まいになるに当たって、例えば在留資格であったり健康保険などいろいろなことがありますので、それは、市町村と連携をしながら関係機関につなぐなどのサポートをさせていただいています。

(記者)

住む場所ですとか、言葉の問題ですとか、その辺についてのサポートというのは十分行きわたっているような状況なのでしょうか。

(知事)

そうですね。まず、日本に生活されている親族のもとに身を寄せられておりますので、そういう意味では、言葉であったり生活というのは、当座は恐らく、今やり取りをしておりますけれども、十分だと思っています。

ただ、今後に関しては、お住まいが必要なケースであったり、当然ながら、さらなるサポートが必要なケースがありますので、これらはもう既に、情報共有会議などを設置して、そうした支援が必要となり得る項目と、それに当たって、担当する部署であったり関係先というのは整理をさせていただいていますので、ニーズに応じてしっかり丁寧に対応していきたい、サポートしていきたいと思います。

(記者)

分かりました。ウクライナの状況をニュースなどで見ていますと、今後国内で避難された方が当面生活していくこともあり得るのかと思います。長期的に日本で生活するとなった場合に、働くとかそういった面での支援は、今はまだ決まっていない部分もあるとは思うのですけれども、県として、今後どういうふうな方向で進めていこうとお考えでしょうか。

(知事)

この辺りは、まず国が一元的に整理をし、その整理した内容について私たち地方自治体にも伝達があるわけでありますけれども、我々に関しては、例えば生活保護についても、就労範囲に制限のない特定活動という在留資格があれば対象となることも確認をしておりますし、どのような形で在留資格をお出しをされて、それに基づいてどのような生活の基盤をつくっていくのか、これは国のほうで整理をされますので、それにのっとって、私たちはしっかりと丁寧にスピード感を持って、それら困ったことに対応していくということです。もうそれらは整理をしてきております。

(記者)

分かりました。ありがとうございます。

(記者)

先ほどの人事に戻ります。2月に組織改編の発表もありましたけれども、この点と合わせて改めて狙いを伺いたく、今回、例えばスポーツ・文化局というものを新設しました。この規模であったり、所掌の範囲も非常に大きいのですけれども、この局に期待することを、組織改編等の人事と併せて改めてお願いします。

(知事)

我々、オリンピック・パラリンピックの開催が決まり、そしてそれに向けて専門組織を立ち上げて、スポーツ、それから障害者スポーツ、そして、そうした広い分野について一元的に取り組んできたわけです。このスポーツを通じた地域の活性化であったり、障害者スポーツの振興などについては、しっかりとこの後も千葉県の財産として受け継いでいかなければいけないと思っています。

また、オリ・パラを通して、文化プログラムを含めて、文化の部分でも、海外から来られた方々に対して、改めて本県の魅力は何かというところの掘り起こしも含めてやってまいりましたので、そういう財産を生かしていくという意味で、スポーツ・文化局という形で、県庁、さらには教育委員会全体が持つ力を結集して、千葉県の地域の活性化につなげていきたいと思いますし、スポーツと文化それぞれのさらなる振興が果たせると期待をしていますので、私たち千葉県にとっても非常に重要なチャレンジだと思っています。

(記者)

もう一件伺います。今ほど地域の活性化というお話がありましたけれども、知事に就任後、例えば野田市なんかをはじめ、県内の市町村に積極的に足を運んでコミュニケーションを取られてきました。人事でも地域づくり担当というような職もありますけれども、改めて市町村との連携といいますか、狙いについてお話を伺えればと思います。

(知事)

はい。この間、市町村との連携は、私が訪問するだけではなくて、各部署の中でも市町村との連携というものを意識してもらって、一つ一つの政策の中で進んできていると思っています。大事なことは、それぞれの持っている情報であったり課題意識というものをできるだけ共有して、千葉県の行政の力を結集する、同じ方向へ向けていくということが、今の時代重要だと思っていますので、これは私もそうですけれども、それぞれの部署の中で意識をしてもらえるものと思います。

そういう中で、今回、地域振興事務所に関して、その職責としても、それから規模としても強化をいたしましたので、この振興事務所を通して、より地域の課題を吸い上げて、また、場合によっては地域振興事務所のほうでコーディネートをさせていただいて、地域の活性化に取り組んでいきたいと思います。

また、県庁全体でそれを行わなければならない場合に関して、地域づくりの担当部長であったり、地域づくり課がしっかり入り込んで、県庁全体のコーディネートもしていきたいと思っています。

(記者)

ありがとうございました。

(記者) 

よろしくお願いします。新たに知事就任後策定された県の総合計画も来年度がちょうど実施の初年度に当たると思います。今日、庁議もあったと思うのですけれども、そこでもし職員の方々に今回の人事異動と併せて何かメッセージというか、実施に当たってお伝えされたことがあれば教えていただければと思います。もし言ったことがないのであれば、ここで初年度に当たってのメッセージをいただければと思います。

(知事)

庁議では、年度初めにそれは申し上げようかなと思っておりますので、特に話はしていないのですけれども、改めて新総合計画、新たな総合計画の中で、10年後を見据える中で、カーボンニュートラルですとか、デジタルであったり、様々な本県を取り巻く、本県だけではないですけれども、日本であり世界的な環境の変化というのをしっかり受け止めた上で、その中での千葉県の優位性ですよね。そこを改めて確認をして、その点について取り組んでいくということを、各分野にわたって記載をしていると思っています。

今、例えばウクライナの問題一つとっても不確定な時代だなというのを改めて実感をしたと思っていますし、また気候変動の問題もある。そうした中で、私たち千葉県は、一次、二次、三次の産業のバランスもいいわけですし、そういう意味では、不確定な時代の中で、耐えられるというか、乗り越えられる様々な要素と資源を持っている県だと思っていますので、そういう本県の魅力を魅力と感じる人たちというのは、これからますます増えて、コロナでもかなり増えていますけれども、ますます増えて重要性は高まってくると思いますので、東京とは違う、千葉県らしい魅力づくりに向けて、新たな総合計画に基づいて進めていきたいと思っています。

(記者)

分かりました。ありがとうございます。

(記者)

お疲れさまです。人事の関係で、コロナ対応で健康福祉部の関連の部署が結構負担が大きくなっていると思うのですけれども、そこに対応する工夫とか、そういうところがあれば教えてください。

(知事)

まず一つ、これは健康福祉部の負担を軽減するということが直接的な目的ではありませんけれども、危機管理に関して、防災危機管理部のほうで危機管理政策課をつくって、そして、一元的に運営をするということで、少しでも全庁的に対応する中で、結果的に健康福祉部の負担を少しでも軽減できればと考えています。ほかにも少しでも人事的な手当てをさせていただいたり、それから、このコロナ対応の継続性を担保するために、基本的には、今まさに対応に当たっている職員を昇格等をさせる形で継続性を担保したというふうに考えていますので、今後も健康福祉部を中心に業務負担をしっかり見ながら対策を進めていきたいと思います。

(記者)

ありがとうございます。コロナ関連ですけれども、第6波は下がり切っているわけではないのですけれども、ちょっと山を越えたところで、この6波の反省といいますか、振り返りを毎回されていると思いますけれども、総括といいますか、組織として振り返ってどう対応していくかというところを教えていただきたいと思います。

(知事)

やはりオミクロン株という、今までのデルタ株までの新型コロナウイルスの変異株の流れとかなり違う形、感染力が強く、そして毒性が少し重症化の度合いが低い新たな変異株という、大分対応のステージが変わったところが非常に大きなポイントだと思います。今までの考え方が変わるケースであったり、今までの感染を抑止する意義と負の効果という、そのバランスが少し崩れるというか、変わるような場面もあったわけでありますので、この点は科学的知見を得ながら、また政府の基本的対処方針等の変化を受けながら、私たちは現場で随時随時その対応の見直しをしていくという意味で、今まで蓄積してきたものを柔軟に変えていくという部分が、今回特に大きかったかなと思います。

ただ、我々、会議等でもそうなっていくのではないかという中で、いろいろ職員とも議論して、そうなった場合こういう形で今までの方針を見直していくべきではないかみたいな議論をしてきて、それをある程度のスピード感で実行してくれたと思っています。当然ながら危機管理に100%はありませんけれども、大きく前提条件が変わる中で、一つ一つ、スピード感を持って対応してきたと思います。

今後どのような変異株が出てきたり状況が変わるかは分かりませんけれども、それぞれのステージに、特性に合った対応を心がけていきたいし、政府には常にそれを情報提供や開示も含めて求めていきたいと思います。

(記者)

ないほうがいいのですが、第7波に備えて今やっておきたいことというのは、もちろん進められているとは思うのですけれども、何をしておきたいと思っていらっしゃいますか。

(知事)

やはり、まず一つは、ワクチン接種を着実に進めていくということです。それから、発熱外来を含めた地域医療との連携をより強化していくということ。一方で、長引くコロナ禍の中で様々な場面に負の影響が出てきていますので、それらの影響をしっかりと可視化する形で行動規制とのバランスを改めて考えていく必要があると思っています。引き続き医療提供体制について整備をしながら、そうした部分についても今後のために研究、検討していきたいと思っています。

(記者)

ありがとうございます。

(記者) 

よろしくお願いいたします。また人事の関係でお話を伺いたいのですけれども、女性幹部職員の登用について、改めて、今回、知事部局の中では初めて女性の部長が2人になったということで、積極的な登用をされています。その女性登用の考え方と、今回幹部に就かれた女性の皆さんに期待することがあればお話しいただけますでしょうか。

(知事)

そうですね、私もあまり女性を何人にしようというのは正直思わずに、そのまま男女の区別なく適材適所でやった結果、こういう形になりました。男女もそうですし、男性なら男性、女性は女性の中でもかなりいろいろなタイプがあります。大事なことはやはり多様性だと思っていますので、均一化したようなグループにならないように、様々な感性と価値観を持つ、もしくはバックグラウンドを持つ人をこれからも入れて構成していきたいなと思っています。

なので、千葉県は本当に女性の職員は優秀な方々がたくさんいらっしゃいますので、性別にかかわらずそれぞれの良さ、これはもう全部できるスーパーマンはいませんので、それぞれの得意なやり方といいますか、それぞれの個性を出して組織全体に多様性を出してもらえれば、いい意味での違和感も含めて、出してもらえればなと思っています。

(記者)

ありがとうございました。

内容についてのお問い合わせ先

  • 令和4年度定期人事異動について
    →総務部総務課【電話】043-223-2028
  • 新型コロナウイルス感染症への対応について
    →健康福祉部健康福祉政策課【電話】043-223-2630
  • 「ちばアクアラインマラソン2022」について
    →教育庁教育振興部体育課【電話】043-223-4107

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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