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更新日:令和3(2021)年10月15日

ページ番号:469510

知事定例記者会見(令和3年10月14日)概要

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日時

令和3年10月14日(木曜日)10時30分~11時06分

場所

本庁舎5階大会議室

動画 令和3年10月14日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 新型コロナウイルス感染症への対応について
  2. 「ディスカバー千葉」宿泊者優待事業及び「GoToイート」事業の再開について
  3. 骨髄バンクへのドナー登録のお願いについて
  4. 東京2020パラリンピック千葉県ゆかりの選手に対する表彰について

新型コロナウイルス感染症への対応について

(知事)

はじめに、新型コロナウイルス感染症対策について、お話をいたします。

本県の新規感染者数は、昨日は36人、直近7日間平均で約33人、前の週と比較いたしますと5割程度となり、7日連続で50人を下回る状況であります。

昨日時点での病床稼働率は約11%、重症者用の病床稼働率は約18%、いずれも新規感染者の減少に併せて改善しております。

病床確保計画については、病床の状況に改善が見られることから、10月7日から、入院が必要な人は原則として全て入院させるフェーズ2に移行いたしました。

感染状況は改善傾向にありますが、感染再拡大を起こさないよう、お一人おひとりの感染防止行動の継続を改めてお願いいたします。

次に、ワクチンに関してであります。

県において、高齢者のワクチンの接種状況と、新型コロナウイルス感染症の感染者等のデータを用いて、ワクチンの効果について分析を行ったところ、70歳以上で2回目の接種から15日以上経過した方については、接種していない方と比べて約93%感染しにくく、死亡も約97%抑えられたという結果になりました。現在、70歳未満の年代においても調査を進めておりますけれども、同様の傾向が見られそうとの報告を担当課から受けております。

千葉県では、現在、12歳以上の接種対象人口の7割を超える方が第1回目の接種を終えております。

接種が進む中、市町村が設置する集団接種会場では、予約枠に余裕が出てきた会場もあります。また、個別接種を実施している医療機関でも、予約が取りやすくなっているのではないかと思います。これまで予約がいっぱいで取れなかったという方は、ぜひ、再度予約サイトなどを御確認ください。

今後の感染の再拡大に備え、若い世代の方も含め、対象となる全ての県民の皆様に、ぜひワクチンの接種を御検討いただきたいと思います。

また、事業主の皆様には、接種時だけではなく副反応による体調不良時であったとしても、休暇を取る社員に理解を示していただくなど、引き続きワクチンの接種を受けやすい職場環境づくりに御理解をいただきますよう、お願いいたします。

緊急事態宣言が解除され、旅行、帰省、会食などを計画されている方も多いと思います。どうか混雑している場所や時間を避ける、少人数で、できるだけ家族や普段行動を共にしている仲間と行動してください。

お店での飲食は4人以内でお願いいたします。大人数での宴会の解禁では現在はありません。飲食店以外でも、同居家族以外の方との食事は大人数を避け、マスクを外す時間が長時間にならないよう、十分気をつけていただきたいと思います。

会話するときはマスク着用、なるべく不織布マスクを使ってください。

感染再拡大につながらないよう、県民の皆様には、これまで積み重ねてきていただいた感染防止対策の徹底に引き続き御協力をお願いいたします。

「ディスカバー千葉」宿泊者優待事業及び「GoToイート」事業の再開について

(知事)

次に、ディスカバー千葉宿泊者優待キャンペーン及びGo Toイート事業の再開について、お話をいたします。

県では、これまで、新型コロナウイルス感染症の拡大を踏まえ、ディスカバー千葉宿泊者優待キャンペーン及びGo Toイート事業を、昨年12月末から停止してきましたが、現在の感染状況を踏まえ、県内観光事業者や飲食店などを支援し県内経済の回復を後押しするため、10月18日から段階的に再開することといたしました。

ディスカバー千葉宿泊者優待キャンペーンについては、1人当たり最大5,000円をキャッシュバックする宿泊優待券を、抽選で全国10万名の方にお届けしたところですが、現在、約6万3,000名の方が未利用となっております。今回のキャンペーンの再開に当たっては、地域によって感染状況が異なることなどから、まずは当選された方の中で、千葉県民の方が同居家族等と旅行する場合に限り優待券の利用を再開することといたしました。

なお、今回の優待券利用再開の対象とできなかった千葉県民以外の当選者の方につきましては、感染状況等を踏まえ、利用再開の時期を検討してまいります。

Go Toイートについては、1万円で1万2,500円分の食事に使える発行済み食事券の利用再開をいたしますが、飲食時の注意としてお願いしております、「4人以内で」「会話をする際のマスク着用」「お店から求められる感染防止対策への協力」などを守っていただくよう、お願いをいたします。

また、利用については、認証店や確認店など感染防止対策がしっかり取られているお店での利用をお願いいたします。

なお、食事券の新規発行について、まだ再開とはいたしませんが、再開の際には、感染防止対策を進めながら営業を続けている認証店や確認店にメリットがあるものとなるよう検討しております。

まだ段階的な緩和であることを踏まえて、感染防止対策をしっかり取った上で旅行や飲食を楽しむようにしてください。

骨髄バンクへのドナー登録のお願いについて

(知事)

次に、骨髄バンク推進月間について、お話をいたします。

10月は骨髄バンク推進月間です。県では、この間、ドナー登録への関心と理解を深めるための普及啓発活動や、登録への協力の呼びかけなどを行い、骨髄バンクへのドナー登録を推進しております。

白血病など血液の病気を治すためには、骨髄移植・末梢血幹細胞移植は有効な治療法であります。毎年、国内では約2,000人の方が、骨髄バンクを介して骨髄液などを提供いただける方、いわゆるドナーを探していますが、移植には患者とドナーの白血球の型が合致する必要があり、その確率は数百から数万分の1と、とても低くなっております。

令和3年8月末現在のドナー登録者数は、国内で約53万人、千葉県では約1万8,000人となっておりますが、提供者の健康上の理由など様々な要因により、移植を断念せざるを得ないこともあり、より多くの方のドナー登録が求められております。近年は、新型コロナウイルス感染症などの影響もあり、全国、千葉県ともに、新規登録者数が大きく減っております。

そこで、県民の皆様に2点お願いがございます。

1点目として、ドナー登録について御協力をお願いいたします。

ドナー登録に当たっては、「年齢が18歳以上54歳以下で、健康状態が良好な方」などの条件があります。県内3か所の保健所と6か所の献血ルームなどで受け付けております。あらかじめ御連絡の上、登録受付窓口にお越しください。

2点目は、ドナー登録説明員の募集についてです。

ドナー登録説明員とは、ドナー登録会で登録希望者に対し、登録の趣旨説明や手続きのサポートを行うボランティアになります。18歳以上で、千葉県に在住している方などが、事前に養成講座を受講することで説明員になることができます。

ドナー登録を円滑に進めるためには、説明員の方の活動が重要であります。御関心のある方は県のホームページをご覧いただき、御応募をいただきたいと思います。

なお、県では、皆様が骨髄移植等をしやすい環境を整えるため、ドナーやドナー休暇を与えた事業所に対して市町村が助成した場合に、県がその一部を補助する「ドナー支援事業」を行っております。

1人でも多くの患者さんを救うためには、1人でも多くのドナー登録が必要であります。あなたの勇気が命をつなぎます。骨髄バンクへのドナー登録について、御理解、御協力をぜひお願いいたします。

東京2020パラリンピック千葉県ゆかりの選手に対する表彰について

(知事)

最後に、東京2020パラリンピックで活躍をした本県ゆかりの選手に対する表彰について、お話をいたしします。

さきに開催されたパラリンピックでは、日本選手団のメダル総数は、平成16年のアテネ大会に次いで史上2番目となりました。

とりわけ本県ゆかりの選手の皆様も多くのメダルを獲得され、その活躍は、私たち県民に大きな勇気と感動を与えていただきました。

県では、広く県民に敬愛され、社会に明るい希望と活力を与えるとともに、千葉県の名を高めることに顕著な功績のあった方などに対し、「県民栄誉賞」をはじめとする各種表彰を行っております。

オリンピックの受賞者については、先月の会見でお知らせしたところですが、このたび、パラリンピックでメダルを獲得された14名の選手の皆様にも、「県民栄誉賞」、「知事特別賞」、「知事賞」をお贈りすることといたしました。

まず、「県民栄誉賞」ですが、バドミントン女子シングルス及びダブルスで金メダルに輝いた里見 紗李奈選手、水泳男子100m自由形での金メダルをはじめ、出場した5種目全てでメダルを獲得された鈴木 孝幸選手、以上2名の方にお贈りすることといたしました。

また、車いすテニス男子シングルスの国枝 慎吾選手におかれましては、平成16年のアテネ大会で金メダルを獲得し、既に「県民栄誉賞」をお贈りしておりますが、その後行われた3大会全てでメダルを獲得され、さらに今大会でも金メダルに輝いたことは、県民にとって誇りであり、今回は4回目となる「知事特別賞」をお贈りすることとしました。

最後に、「知事賞」ですが、いずれも銀メダル又は銅メダルを獲得された、柔道女子70kg級の小川 和紗選手、バドミントン女子シングルス及び混合ダブルスの杉野 明子選手、陸上競技ユニバーサルリレーの鈴木 朋樹選手、ボッチャ混合ペアの高橋 和樹選手、同じく、ボッチャ混合チームの廣瀨 隆喜選手、バドミントン男子ダブルスの村山 浩選手、車いすバスケットボール男子の川原 凜選手、香西 宏昭選手、車いすラグビー(混合)の池崎 大輔選手、今井 友明選手、羽賀 理之選手、以上11名の選手にお贈りすることといたしました。

なお、表彰式については、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ実施時期等を検討しておりますので、詳細が決まり次第、改めてお知らせをいたします。

今大会では本当に多くのパラアスリートの方々が、それぞれ抱える困難を乗り越えて、そして限界に挑戦されたその姿は、県民の皆様方にとって、それぞれの困難を抱えている方々にとっても勇気を与える、そうした一つ一つのプレー、大会であったと思っております。

パラリンピックを開催して終わりではありません。我が国にとってはこの東京パラリンピック、2021年というのは、今後の千葉や全国のパラアスリートの環境のさらなる充実であり、そしてまた障害者の皆様方がそれぞれの個性、それから障害の特性に応じて合致した、そうしたパラスポーツに出会える環境をよりつくっていくということ。さらには障害のあるなしに関わらず、障害者スポーツなどを通して、それぞれが交流、共生できる、そうした真の共生社会をつくっていくための一つのスタートだと思っております。

改めて多くの県民の皆様方の御理解、御参画をいただいて、千葉県からそうした共生社会を一つ一つ前に進めていきたいと考えております。

私からは以上であります。それでは、質問をお受けいたします。

質疑応答

(記者)

ワクチン接種に関してですけれども、政府のほうで、早ければ12月から3回目の接種をスタートしたいという発言があったと思います。県としてはどんな準備をしていこうと考えていらっしゃるのか、あるいは集団接種会場の設置なども検討されているのであれば、その辺りのお考えもお聞かせいただければと思います。

(知事)

国のほうからは、12月から3回目の接種を考えていると、こういう連絡があるわけでありますけれども、詳細な内容などについてはまだ国から示されておりませんので、そうした詳細の内容を早期にお示しいただいて、その上で市町村と連携しながら準備を進めていきたいと思っています。

市町村のほうには、我々の県の考え方など、現時点で申し上げられることはお伝えしておりますので、改めて政府の詳細を踏まえて、少しでも必要とする方がスムーズにワクチン接種できる体制をつくっていきたいと考えています。

(記者)

分かりました。ワクチンの話ではなくなるのですが、県のほうで準備してきた認証店についてです。僕が取材している範囲では、少なくとも3店舗、4店舗ぐらい辞退されているというケースがあって、ある種、協力金がもらえないということがネックになっているようなのですけれども、その受け止めと、今後の周知や差別化について、どういうふうにお考えなのかをお願いします。

(知事)

それぞれの店舗は、経営上の御判断の中で判断されたと思いますけれども、そういう意味で、新たに登録されるお店もあればそうした店舗もあるということで、我々としてはどのような感染状況になったとしても、飲食店でより感染対策が行われていく方向に後押しをしていくというのは、これからもずっと重要であると考えています。

そうした中で、これからGo Toイートであったり、様々な我々としての支援を検討していく中で、確認店であったり、さらには認証店の方々がそれぞれメリットを感じていただけるような、そうした支援をしっかり検討していく、そういう考え方です。

(記者)

分かりました。少し細かい話なのですけれども、周知という部分で、時間帯を1時間ずらすなどだと分かりにくいメリットなのかなと思う部分もあるのですけれども、その辺りの周知の方法というのは何か考えていらっしゃいますか。

(知事)

我々とすれば皆様にも御協力をいただいて、様々な媒体の中で、認証店になれば時短等の要請はしないというような形も含めて、確認店、認証店に対するインセンティブの考え方についてはお示しをさせていただいていると思います。

飲食店の皆様方も、そういう意味では御自身それぞれのビジネスでありますので、県のそうした考え方、これは時短等だけではなくて今後の支援メニューについても、感染対策によって一定の支援の厚さをつくっていくという考え方を、今後しっかりお示しを、皆様方にも御協力をいただきながら周知をさせていただいて、感染対策をより積み重ねられている事業者の方々に、それなりのメリットが出るようにしていきたいと思います。そこから先はもう飲食店の皆様方それぞれの御判断だと思いますので、選択肢は、我々としては用意していきたいと思います。

(記者)

分かりました。最後になりますが、衆議院選挙が始まるということで、投票率が近年ずっと問題になっている部分であろうと思います。アップに向けて、取組ですとかアピールですとかを考えていらっしゃるのであれば、お考えをお願いします。

(知事)

本当に投票率の向上というのは千葉県にとっても大きな課題でありますので、そういう意味で、県の選管のほうで様々な取組を検討してもらっておりますけれども、より若い方も含めて、今までに加えて、さらにインターネットであったり、SNSであったり、YouTubeであったり、いろいろな媒体を使ってしっかりと広報・啓発活動をしていただいたり、もしくは、高校生の皆様方などを対象にしたアプローチなど、少しでも投票率が向上するように、県選管のほうでやっていただいていると思っています。

あとは、期日前投票ですよね。どうしても新型コロナウイルスの感染拡大がありますので、できる限り投票を分散していくということも大事であります。それぞれの市町村などが商業施設や利便性の高い場所で期日前投票所の設置などをしていただいていますので、そういう部分も積極的に活用していただきたいと思います。

(記者)

分かりました。以上です。

(記者)

ありがとうございます。よろしくお願いいたします。

私からは、ディスカバー千葉、Go Toイートの再開についてお伺いしたいと思います。

先ほど知事が御説明されたとおり、最近の感染状況を見ますと低減傾向が続いているということで、いよいよ、これまでの人流抑制がブレーキだとしたら、これからGo Toイートの再開とかディスカバーの再開というのはアクセルになるのかなと思います。そうした中で、その加減については知事はどのようにまずお考えでしょうか。

(知事)

まず基本的なスタンスは、しっかり慎重に、段階的にというのがキーワードだろうと思っています。感染が拡大しやすい冬に向けて、できる限り低い感染状況の中で冬に入っていく必要があると思っていますので、そういう意味では一気にアクセルを吹かすのではなくて、やはり段階的に緩和をしていく、そして状況を見極めていくことが大事だろうと思っています。

今回、我々もディスカバー千葉の再開に当たっても、まずは「県内」という形はマイクロツーリズムであり、そして「家族」という普段行動を共にされている方からスタートをしていくという形で段階的な緩和をして、感染状況を見極めながら両立をしっかり果たしていきたいなと思っています。

(記者)

ディスカバー千葉に関してなのですが、今まで長い期間、停止になっておりました。いよいよ待望の再開ということで、出かけたいという県民の方は非常に多いと思います。その中で、例えば利用期限に関しては、今年の12月15日チェックアウト分までということなのですけれども、それまでに人が集中してしまうということももしかしたら考えられるのかなと思ったのですが、そこを柔軟に、ちょっと期間を延ばしたり、そういった検討についてはいかがでしょうか。

(知事)

今回、第一段階での段階的緩和措置、段階的な再開でありますので、今後の状況を見て、そうした期間についても考えていく必要はあると思っています。

我々は9月補正予算に、その先の部分についても予算を計上しておりますので、感染状況を見極めながら、切れ目のない形で観光業を底支えできるように取り組んでいきたいと思います。

(記者)

ありがとうございます。次に、話題が変わりまして、先日、都道府県の魅力度ランキングが発表されました。2021年に関しましては、1位北海道、2位京都府、3位沖縄県、4位東京都ということで、そこの部分に関しては去年と順位の変動がございませんでした。

千葉県に関しては、昨年の21位から12位とジャンプアップして、トップテンも見えてきたかなという状況ですが、まず、この順位の結果についての受け止めをお願いいたします。

(知事)

21位から12位ということで、伸び率というか、上がり幅は全国で1位だったと伺っています。そういう意味では、このコロナ禍の中で、改めて首都圏の中で、非常に魅力的な観光の場所であったり、もしくは食事であったり、様々な魅力が詰まっている本県の状況を多くの方に理解していただくきっかけになったのかなと思っております。

また、これまで県をはじめ、関係者の継続的な積み重ねがこういう結果にもつながったのかなと思っています。もちろんこれはある種一つの指標でしかありませんので、これだけで一喜一憂するわけではありませんけれども、どういう状況の中で順位が変動したのかというところは、我々も一つの参考にはしていきたいと思っています。

(記者)

ちなみに、ランキングですので、当然上位もあれば下位もあるという中で、前回42位だった茨城県が最下位になって、隣県で言いますと、埼玉県は38位から45位とランクダウンして、群馬県に関しても40位から44位ということで、各県の知事の反応も非常に様々だったと思います。

例えば、最下位になった茨城県の大井川知事に関しては、痛くもかゆくもないということで、ある意味堂に入ったような形になっています。一方で、群馬県の山本知事に関しては、この調査自体、根拠が不明確であって、場合によっては法的な措置も辞さないぞという非常に強い態度に出ていらっしゃいます。例えば群馬県、ほかの県も含めてなのですが、この反応について知事はどのように。

(知事)

そうですね。千葉県で言っても、例えば山武市が最下位とかブービーとかになったときも、やっぱりそこの人たちは反応したりしますので、恐らく知事とか県庁にしてみれば、ランキングが低かったりすることによって様々な県民の皆様方からの声も届くと思いますので、気持ちとしては十分に理解するところはあります。

ただ、見ていると、おっしゃっていただいたとおり相対順位ですので、どうしても上の県と下の県みたいなものが生まれます。それよりは、私もそうですけれども、その県の絶対点数の推移を見て、その傾向を分析して一つの参考として生かすというのが、何といいますか、いい使い方なのではないかなと思います。

(記者)

最後に、今後コロナの収束を見据えた出口戦略は非常に重要になってくると思いますけれども、その中で、この魅力度ランキングというのは、一つの指標としては有効なのかなと思いますし、また、今、沈みかけている観光産業に関しても、浮上に向けた大きなファクターの一つかと思います。今後千葉県がさらに魅力を上げる取組として、その発信のあり方について、最後お伺いできればと思います。

(知事)

これまでも発信については力を入れてきたわけでありますけれども、それぞれの世代であったり、もしくはどういうものを求めているかによって、かなり県として訴求するものが変わってくると思っています。千葉県は本当にいろいろな魅力、側面を持っているがゆえに、何でもありますというふうになってしまうと、結局、何も訴求できない結果にもなりかねませんので、ターゲット層をそれぞれしっかり定めて、その人たちに響く形で、とがったプロモーションをしっかりと行っていきたいと思っています。

特に最近は、インターネットやスマートフォンを含めてそういったところで情報を仕入れられて、そして個人旅行といいますか、そういう形での旅行の形態も非常に増えてきています。今回、新型コロナウイルス感染拡大の中で、これからしばらくの間も、大人数での旅行というのは、以前の100%にはなかなか戻らないと思いますので、比較的小規模グループでの旅行というのが、かなり比率としては高まってくるだろうと思います。そうした変化を意識したプロモーションなり、もしくは、そういう観光コンテンツの磨き上げというのを関係者とともにやっていきたいと思っています。

(記者)

ありがとうございました。

(記者)

2問だけお伺いします。まず、ディスカバー千葉も含めてですが、経済再開に当たって、ワクチンパスポートの導入についての考えをお聞かせください。

(知事)

ワクチンを接種しているか、していないかというのは、一つの重要な情報だと思うのですけれども、ワクチンパスポートというのが、今、国から示されているのが、マイナンバーカードの電子証明を連動させるような形で年内と聞いています。私もマイナンバーカードそのものはこれまでも促進してきた立場ですけれども、ちょっとハードルが高いのかなという気がしております。本来であれば、7割、8割の人が接種しているわけですから、もう少し簡単な形でのワクチン接種の確認によって旅行に関して後押しをするのは十分に可能だと思いますけれども、ちょっとその辺りが、大丈夫かなという形は持っています。

ただ、いずれにしても、ワクチンを接種していることによって、何らかのインセンティブをつけるという考えそのものは、公衆衛生上の観点からは十分あり得るだろうと思いますが。これはちょっと難しいです。ワクチン検査パッケージの実効性というのは、運用面を考えるときに、なかなか難しいと思っています。

(記者)

考え方自体は……。

(知事)

そうですね、方向性は間違いない。

(記者)

もう一問ですが、ディスカバー千葉は、政府のGo To の再開に先立って、県民の一部だとは思うのですけれども、再開を決定された理由をお聞かせください。

(知事)

今後、観光の支援に関して、当然ながら千葉県においても大変多くの観光関係者が影響を受けましたので、支援をしていかなければいけないわけですけれども、国の政策も県の政策もいきなりぐっとアクセルを踏み出すには、やはりまだまだ慎重でなければいけないと思っています。ですので、我々からすると、全てが需要がどーんと重なるのではなく、少しずつ少しずつ需要を分散させていく必要があるだろうと思っています。ですので、どこかで再開しなければいけない中、県内でのマイクロツーリズム、かつ、御家族でというところから徐々に徐々に、まずはこうした部分から始めて、分散させていきたいなと思っています。

(記者)

それから、本日、衆院が解散されて事実上の選挙戦がスタートするわけですけれども、この論戦を通じてどんな地域の課題が議論が進むことが期待されますか。

(知事)

私どもは、まず1つは、新型コロナウイルス対策における今後の対応についても論戦を注視しておりますし、さらには、地方分権を含めたそれぞれの地域の活性化について、それぞれの政党の皆様方が政策論争を経て議論が深まっていただくことを期待をしています。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

よろしくお願いします。ディスカバー千葉、Go Toイートの部分ですけれども、そもそもなぜこのタイミングでディスカバー千葉とGo Toイートの利用停止分の利用再開を決めたのかという理由のところを、改めてもう一度お願いします。

(知事)

まず、感染が落ち着いているというのは一つあると思っています。しかしながら、一方で、繰り返し申し上げてきたとおり、やはり慎重に、そして段階的に再開をしていくことが重要だと考えています。今後、政府の政策等もある中で、我々とすると、そこに全てを重ねてしまうと、当然、たまった需要を全部一気に吐き出してしまうことになりますので、あらかじめ限定された形で再開をしていくことによって、一時期にそうしたキャンペーン等によるアクセルが集中しないようにするというのが我々の考え方です。もちろん、苦しんでいらっしゃる方々を早期に支援をするというのも目的にはなります。そういう3つの考え方の下で、今回限定的に再開をさせていただくということです。

(記者)

分かりました。そうすると、今回発行済みのものの利用再開ということですけれども、新たな販売の再開ですとか、次なる緩和のタイミングというのは、どのようにお考えでしょうか。

(知事)

県外の方もいらっしゃいますし、それから、同じ県内であったとしても、県外に行きたいよという方であったり、そうした方々については、今お待ちをいただく形になりますので、そうした方々を今度どの時期に再開をしていくのかというところ、これは国の政策もしっかり見極めて、かつ感染の状況をしっかり総合的に判断をして、考え方としては段階的に再開をしていく。また、需要が一部に集中しないように意識をしていく。こういう考え方の中で、一つ一つの再開の内容、時期を決めていきたいと思います。

(記者)

分かりました。それと少し関連しますが、24日が期限になっている今の飲食店などの制限ですけれども、知事にとってこの期限で全て営業時間の短縮などはなくしてしまってもよいとお考えか、それとも、まだ何らかの制限が必要ではないかと現段階でお考えか、教えてください。

(知事)

現時点での感染状況を見ると、さらなる緩和は間違いなく可能だと思っています。ただ、様々、お酒の提供も含めて緩和されてから今2週間が経過をしています。3週間というふうに時期を設定したのは、本県はもともと緩和されてからの影響を最低限見極める期間という形で3週間が設定されていると思いますので、これからの感染状況をしっかりと見極めた上で、さらなる緩和をしっかりと判断していきたいと思います。少なくとも県民・事業者の御協力のおかげで、さらなる緩和が確実な状況には現時点ではなっていると考えています。

(記者)

分かりました。ありがとうございます。

(記者)

1点お伺いします。先週の地震のことなのですけれども、市原市のほうで水道管が破損したという記事があったと思うのですけれども、あれは浄水場に送るというもので、断水などの被害はなかったということなのですけれども、原因がボルトの経年劣化で腐食していたということで、今後想定される災害の中で同様なことがあれば、また断水などの被害も想定されるのですけれども、今回の事案の受け止めと、今後の対策についてお伺いしようと思います。

(知事)

耐用年数はまだ来ていなかったわけでありますけれども、地震によってボルトに損傷が出て、ああいう形になりました。幸い住民の皆様、県民の皆様方の水道の利用には影響がなかったわけでありますけれども、改めて県内のそうした施設について、しっかり点検をして未然に防止をしていきたいと思っています。これまでも様々な長寿命化対策、メンテナンスの確認等をしてまいりましたけれども、しっかりと気を引き締めて確認をせよという機会にしていきたいと思っておりますので、関係所管にはそういう話をしております。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

1点お伺いします。木更津市の医療機関のほうで、インフルエンザのワクチンとコロナのワクチンを誤接種する、打ち間違えるという事案がありましたけれども、今後、インフルの接種などが増えてきた場合、想定はされることなのかなと思います。県として指示を出すことがあれば、どのようなものか教えてください。

(知事)

はい、分かりました。では、所管のほうからお願いします。

(職員)

疾病対策課でございます。今回、診療機関でワクチンの保管と確認をしっかりしなかったということがございましたので、その点は県も市町村に対してしっかり確認をするようにというような指示をさせていただいております。これは全市町村に対してもお願いしているところでございます。

(知事)

本当に御質問いただいたとおり、これから12月、1月と入っていく中で、インフルエンザのワクチンとコロナのワクチン、3回目を行う場合はそれも並行して行く形になりますので、改めて医療機関の方々には、これはもう皆様方、普段から様々なワクチンを打っていく中で留意されている点ではありますけれども、再度のしっかりとした周知を行っていきたいと思います。

内容についてのお問い合わせ先

  • 新型コロナウイルス感染症への対応について
    →健康福祉部健康福祉政策課【電話】043-223-2630
  • 「ディスカバー千葉」宿泊者優待事業及び「GoToイート」事業の再開について
    →「ディスカバー千葉」宿泊者優待事業:商工労働部観光誘致促進課【電話】043-223-2790、「GoToイート」事業:商工労働部経営支援課【電話】043-223-2484
  • 骨髄バンクへのドナー登録のお願いについて
    →健康福祉部薬務課【電話】043-223-2624
  • 東京パラリンピック千葉県ゆかりの選手に対する表彰について
    →総務部総務課【電話】043-223-2036、健康福祉部障害者福祉推進課【電話】043-223-2352

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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