ここから本文です。

更新日:令和5(2023)年12月26日

ページ番号:421977

知事臨時記者会見(令和3年3月5日)概要

知事発言へ質疑応答へお問い合わせ先へ

日時

令和3年3月5日(金曜日)21時35分~2時54分

場所

本庁舎5階大会議室

動画 令和3年3月5日知事臨時記者会見(動画)

項目

  1. 緊急事態宣言の延長について

緊急事態宣言の延長について

(知事)

先ほど、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催いたしましたので、その結果について御報告をさせていただきます。

本日、国から、本県をはじめとした1都3県について、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言の延長が示されました。これを受け、本日の会議において、本県の今後の緊急事態措置等について協議をしたところでございます。

それでは、まず、本日決定した緊急事態措置の内容について御説明をいたします。本県では、不要不急の外出自粛や飲食店等に対する営業時間の短縮など要請をしていましたが、その内容は変えず、期間を3月21日までといたしました。なお、協力金については引き続き支給することとしております。支給に必要な予算については、本日、専決処分により補正予算を編成いたしました。

次に、感染拡大の抑え込みに向けた今後の取組について申し上げます。最多の新規感染者数となった1月15日の504名と比べると、現在の感染者数は県民や事業者の皆様の御協力のおかげで大きく減少させることができております。しかしながら、直近1週間の新規感染者数の平均はいまだ120名を超えており、一般医療や救急医療への影響がある状況には変わりありません。そこで、感染拡大抑え込みに向けた取組といたしまして、県民、事業者への感染防止対策の徹底を改めて呼びかけを実施するとともに、不要不急の外出自粛要請や営業時間短縮要請等については、引き続き見回りや働きかけ活動を徹底して実施していきます。また、現在、高齢者施設等におけるクラスターが頻発していることから、モニタリングによるクラスター等対策チームの早期介入を実施するほか、高齢者施設等における従業員へのPCR検査を拡充し、県内全域で実施することといたしました。さらに、医療提供体制の充実を図るために、医療従事者へのワクチン接種を開始したほか、休日・夜間輪番体制の充実、自宅療養者の外来、往診体制を整備するとともに、後方支援医療機関や宿泊療養施設を十分に活用することといたしました。

緊急事態宣言の解除は、あくまでも国が判断するものでございますが、本県では何としても感染を抑え込んでいく上での目標を設定することといたしました。国の示す指標の「ステージ3」相当以下を維持するとともに、できるだけ低く抑え、さらにそこから「ステージ2」相当以下の項目をできる限り増やしていくことを目指してまいりたいと、そのように考えております。また、新規感染者数については、「ステージ2」相当にするためには、本県では1日当たり134人未満となるが、2桁、かつできるだけ小さい数字を目標としているところでございます。

入学式などのある4月は、子供たちをはじめ多くの方が新しい生活をスタートさせます。気持ちのよいスタートを切るためにも、これから皆様お一人おひとりの行動が重要となってまいります。この3月を我慢の期間としてではなく、4月から新生活の準備期間であると考えて行動しませんか。改めて一人ひとり、責任を持って行動できるようにいたしましょう。皆様、いま一度感染防止対策への御協力を、どうぞ、どうぞ、よろしくお願いいたします。以上でございます。

質疑応答

(記者)

よろしくお願いします。まず、今状況の御説明がありましたが、感染者数がなかなか減らない理由、要因についてはどのようにお考えでしょうか。

(知事)

そうですね、これはいろいろ要因があるところでございますが、市中感染が増えて、それがクラスターにつながっているのかなと、そのように認識しています。でもね、千葉県は積極的疫学調査、これはずっと追いかけてやっているんです。これでもう一つ県民の皆様に御協力賜りたいのでございますが、感染者、そしてまた御家族の方、感染経路だとか濃厚接触者とか、いろいろと聞き取り調査があると思います。非常に言いづらいこともあるかもしれませんが、御協力を賜りたい。そして、何としてもしっかりと抑え込んでまいりたいと、そのように思っています。

(記者)

あともう一つお伺いしたいのですが、先ほどの1都3県のテレビ会議の中で、共同取組というのをまとめました。その中に宣言解除後も飲食店への時短要請は緩和した上で続けるという、段階的緩和の内容が入っております。こういう措置が必要だと判断された理由と、これをどういうふうに進めていくのかというのをお聞かせください。

(知事)

やっぱり、解除されたからもうスポンとこれで大丈夫だということはないと思います。はっきり言ってゼロになるということは、私は考えられないと思うんです。そうなってきますと段階的緩和というのがございますね。例えば営業時間等も含めてです。そういうことも1都3県で考えていこうではないかということでございます。ただ、今これから頑張ろうというときに、その後をどうだとかまだ考えたくないですね。しかし、そういうことも連携しようというのが、この間の合意事項でございます。

(記者)

ありがとうございます。

(記者)

よろしくお願いします。2問お伺いします。まず、感染拡大の抑え込みの目標というところで、具体的な数字の目標を明示しない理由を教えてください。

(知事)

緊急事態宣言の解除はあくまでも国がするところでございます。ですから、私どもは解除の目安というよりも、感染拡大を抑え込む目標というものに対して考えているところでございます。どういうことかと申しますと、国の指標、言うなれば「ステージ3」相当以下を維持するとともに、できるだけ低く抑えて、言うなれば3より1個下、2につながるように抑え込んでまいりたいなと、そのように考えております。ですから、例えば新規感染者数について申しますと、「ステージ2」相当にするためには、本県では1日当たり134人未満となります。今のところはそうなっているのでございますが、でもそこには行っていないからいいだろうではなくて、何とかこれ、私、前にも言っているんだけれども2桁に、そして、もっと欲を出して何とか50人にとか、そういうことは思っておりますが、そういうところを目標にして私どもしっかりと取り組みたいということでございます。

(記者)

すみません、もう1問、1都3県の中では具体的な数値目標を出しているところもありまして、1都3県これまで足並みをそろえてやってきた中で、別々の目標や目安があるということで、宣言解除のタイミングも、もしかしたらずれたりする懸念もあるのではないかと思うのですが。

(知事)

宣言解除というのはお国がするわけでございますけれども、それぞれ、言うならば目標値ですよね。各地域によって目標というのは違うと思います。ですから、私は2桁と言っても、千葉県では134以下だから取りあえずは政府の目標値になっているということで、別に2桁じゃなくても110でもいいじゃないかという考え方もあると思いますし、それは地域、地域によって考え方の相違はあってもおかしくないのではないかなと、そのようには思っています。

(記者)

分かりました。ありがとうございます。

(記者)

お願いします。この2週間の延長の期間に、感染者を減らすだけではなくて、解除後の第4波を招かないようなリバウンド防止策というものも考える必要があるのではないかと思索していたりします。解除されると気の緩みが一気に来るかもしれなくて、なので解除後のリバウンド防止策として段階的緩和もあるかもしれないのですが、考えていることはありますか。

(知事)

リバウンド防止策、言うなれば私たちが気を緩めないということがまず大事ですよね。これはもちろん大事です。それと同時に、今まで行ってきた対策に加えて変異株、これをやっぱり注意しなければいけない。モニタリングをしっかりやっていかなきゃならないなと。また、クラスター対策、うちはクラスター対策チームをつくっておりますから、その早期の介入ということもしっかりやっていかなければいけないし、医療提供体制のより一層の充実等をしっかり考えております。それと、何と言ってもワクチンですよね。本県でも4月以降、ワクチンの接種が円滑に進むように、市町村等を支援していくことが大事かなと、そのように思っております。

(記者)

ありがとうございます。もう1問あるのですけれども、知事、さっき囲みや1都3県の(テレビ会議)でも、4月から新生活を迎えましょうということをおっしゃられていて、我慢ばかり強いているので県民をおもんぱかってそういう発言をされたかとは思うのですが、解除されても感染防止対策を徹底した生活というのは続けなければならないと思いますし、その時点では高齢者のワクチン接種もまだ始まっていないので、4月から新生活を始めるためにもう2週間だけ我慢しましょうというのは、気の緩みだったり、間違ったメッセージに捉えられるかもしれないのですが、もう少し補足説明をお願いします。

(知事)

それは違いますよ。これはね、私が言ったように、私の気持ちとして、今は我慢、我慢と言って皆さんにお願いしている。自分が我慢、我慢と言うと精神的にまいってしまうから、要するに「ああ、これは4月への準備の期間だな」と、自分に言い聞かせているということを言ったまででございます。

(記者)

分かりました。ありがとうございます。

(記者)

よろしくお願いします。新たに再延長ということで、再延長の中で、これからこれまでと同じように継続していく取組がほとんどだと思うのですが、その中で特にこの項目、この対策が重要だと思うところがあればお願いします。

(知事)

それは毎回お願いしているように、基本的な感染拡大防止のお願いでございます。改めて言いますけれども、マスクの着用とか、黙食とか、3つの密を避けようとか、不要不急の外出は避けようとか、そういうことです。これは、本当に聞くほうも「分かったよ」というような気持ちになってしまうと思うんでございますが、私としてみれば、より一層それを忘れないでよと、そういうことを少しでも何かのときに頭に入れておいてよ、それで気をつけてください、ということを言っていかなければならない。これは毎回同じようなことを言っていると思われても、私は言っていくべきだと、そのように思っております。

(記者)

そのほか、対策の中身としてはほとんどが継続するものであるとは思いますけれども、同じことをずっとやっていて、感染者が減っていくというふうに知事は今。

(知事)

言っていくものは、言うなれば皆さんと一緒に協力して、注意しましょう、こういうことは守ってください、ということは続けるということです。ですから、それプラス、さっき言ったように変異株のモニタリングだとか、前にも言いましたけれども、後方支援体制、言うならば民間病院の協力を得る。これは91病院に協力していただいております。ベッド数として165かな。

(職員)

165です。

(知事)

165も頂いています。そういうことをやったり、あとは医療従事者の方がより一層仕事をやっていただくためにどうするか。それから、休日だとか、平日でもそうですけれども、どうしてもお医者さんに行きたいけど自分では行けないときに往診してくれるとか、そういうお医者さんに対して資金を、休日は10万、平日は1人当たり5万払うとか、いろんなことがあります。でも、さっき言ったのは、基本的に私たちがみんなで守ろうよと言ったことを言ったんでございます。

(記者)

分かりました。もう1点だけ。延長が繰り返し続くことで、自粛疲れだとか慣れてしまうという部分もあって、だんだん効果が薄れていってしまう部分があると思います。その辺りはどういうふうにお考えでしょうか。

(知事)

そりゃそうですよね。人間ですからね。それはもう記者さんもそうでしょう。それだけいつも同じようなことを書いていれば、「もう書き疲れたよ」なんて思うときもあると思うんですよ。でもね、これ普通のことと違いますから、やっぱり命に関わることでございますから、私たちがそういうことを言い始めちゃいけないと自分でも思っていますよ。ですから私は、自分のメンタルの部分でも、先ほど記者さんが言いましたけれども、私はそのように自分の気持ちをも変えて、「よし、頑張ろう、頑張ろう」というふうに、自分をハイにさせるようにしております。

(記者)

分かりました。ありがとうございます。

(記者)

昨日ですけれども、知事は関さんの応援で県庁前で車の上に立たれたと思います。そのときの光景というのはどう思われましたか。

(知事)

光景?

(記者)

いわゆる「密」の状態になっていなかったでしょうか。そういった景色というのを御覧になって、今、3密の回避ですとかマスクの徹底というのを呼びかけていましたけれども、そういった状況、これから選挙戦で多くの候補者の方が街頭演説をされると思いますけれども、何かそこに対しての呼びかけであったり、思ったことをお聞かせ願えますか。

(知事)

やっぱりこういう時期でもございますし、それは各候補者で考えておやりください。そのようにしていただきたいなと思っております。

(記者)

昨日、上から見た景色というのは、いわゆる密の状態ではなかったですか。

(知事)

私がしゃべるところは相当離れていましたよね。例えば、あなた、映像だから分かるだろうけれども、そっちから見るとこれってすごく接近しているように見えるじゃないですか。でも、これを横から見るとちゃんと空いているというのがあるわけですよね。ですから、あそこの車の上から立って見るという意味で、正確には見れませんけれども、それだけ選挙のときでも皆さん注意しましょうと言っているんですから、私は一人ひとり注意してくださっていると思ってやっていました。

(記者)

では知事、昨日は多くの方がギャラリーで集まっていたと思いますけれども、そこは密の状態ではなかったということでしょうか。

(知事)

いや、だから私はそこまでそばに行って、何センチ離れているとか、そういうことはしておりませんけれども、皆さんマスクをしていたことは事実でございますね。

(記者)

ありがとうございます。

内容についてのお問い合わせ先

  • 飲食店の営業時間短縮に関することついて
    →新型コロナウイルス対策本部【電話】043-223-4318
  • 協力金の申請手続に関することついて
    →専用コールセンター【電話】0570-003-894

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?