ここから本文です。

更新日:令和5(2023)年12月26日

ページ番号:399045

知事定例記者会見(令和2年10月29日)概要

知事発言へ質疑応答へお問い合わせ先へ

日時

令和2年10月29日(木曜日)10時30分~10時54分

場所

中庁舎10階大会議室

動画 令和2年10月29日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 新型コロナウイルス感染症への対応について
  2. ちばと一緒に!販売促進月間について
  3. 秋季全国火災予防運動について
  4. この時期にお勧めの耳より情報(「ディスカバー千葉」宿泊者優待キャンペーン第2弾について)

新型コロナウイルス感染症への対応について

知事

はじめに、新型コロナウイルス感染症への対応について、お話をさせていただきます。本県における新規感染者数は、直近7日間平均で1日当たり35名から40名程度で推移しているところでございます。大規模なクラスターの発生などの影響で増加傾向にあるとみられ、警戒が必要な状況が続いております。また、東京都においても、新規感染者数が依然高い水準にある状況であります。医療提供体制について、昨日時点で、病床稼働率は約30%、重症患者の受入れ率は約19%、ホテル稼働率は約16%となっているところでございます。

こうした中、先週開催された国の分科会において、クラスターの分析を踏まえ、感染リスクが高まる「5つの場面」が示されました。「5つの場面」とは、「飲酒を伴う懇親会等」、「大人数や長時間におよぶ飲食」、「マスクなしでの会話」、「狭い空間での共同生活」、そして、「居場所の切り替わり」でございます。例えば、「飲食」の場面においては、多人数、長時間に及ぶ飲食や飲酒を伴う場合は、大声になり飛沫が飛びやすくなることもまた事実でございます。ということは、感染リスクが高まるということでございます。大声はなるべく出さないようにすることや、換気が適切になされているかなどのガイドラインを遵守したお店を利用すること、体調が悪い人は参加しないなど、会食の際の注意事項を守っていただきますよう、改めてお願いを申し上げます。また、「居場所の切り替わり」では、仕事での休憩時間に入った時など、気の緩みや環境の変化により感染リスクが高まることがあり、休憩室、喫煙所、更衣室での感染が疑われる事例が確認されているところでございます。こうした場所においても、改めて「新しい生活様式」を意識して実践し、特に会話を楽しむときには、マスクの着用に努めていただきたいと、そのように思います。

これから年末年始にかけて、ハロウィンをはじめ様々な季節の行事があります。参加される場合には基本的な感染防止策を徹底してください。また、基本的な感染防止策が徹底されていない季節の行事への参加は控えるとともに、特に、自然発生的に不特定多数の人が密集し、大声を伴う行事、パーティー等への参加は控えていただくよう、よろしくお願いを申し上げます。「うつらない、うつさないためのマスク」の着用、こまめな手洗い、換気などの基本的な対策を実践し、十分な睡眠、バランスの良い食生活、適度な運動なども心がけてください。感染拡大防止対策と社会経済活動の両立を図るため、引き続き、県民の皆様の御理解と御協力をお願いいたします。

ちばと一緒に!販売促進月間について

知事

次に、「ちばと一緒に!販売促進月間」についてお話をいたします。本県は、全国有数の農林水産県であり、ダイコンやサツマイモなどの秋冬野菜や、イセエビ、キンメダイなど多くの食材が旬を迎えます。皆様においしい旬の千葉の農林水産物を味わっていただくため、県では、毎年11月を販売促進月間として、キャンペーンを実施しております。今年は、量販店等でのプロモーション活動に加え、新型コロナウイルス感染拡大により、大きな影響を受けている県産農林水産物の消費拡大を図るためのイベントを行います。

まずは、「食べて応援!千葉県フェア」について、お話をいたします。明日から12月20日まで、県内36店舗の飲食店で開催されます。参加店舗では、イセエビや牛肉、房総ジビエなど、県産食材を使用した多彩なメニューが提供されるほか、カーネーションやバラ、ユリなど彩りあざやかな県産花きを使用した装飾も展示しております。

次に、「ちばの直売所フェア2020」についてでございます。昨年度の台風や大雨からの復興に取り組んでいる産地を支援するとともに、感染症の影響で落ち込んでいる農林水産物や観光需要の回復を図るため、今年度は、県内の直売所に加え、インターネット販売や観光施設も新たに対象といたしました。来月7日から12月13日まで、165か所での開催となります。対象の施設で商品等を購入された方には、抽選でペア宿泊券や県産農産物など、素敵なプレゼントが当たります。

千葉県は、豊かな自然のもと、海の幸、山の幸に恵まれた食材の宝庫でございます。この機会に、ぜひ多くの皆様に千葉のおいしい食材や美しい景色を楽しんでいただくとともに、感染拡大により影響を受けている本県の農林水産業や観光業、飲食業を応援していただけるようお願いを申し上げます。

秋季全国火災予防運動について

知事

次に、火災予防について、お話をいたします。これからの季節は、空気が乾燥することから、火災が起こりやすくなります。そこで、来月9日から15日までの1週間、「その火事を防ぐあなたに金メダル」、これをスローガンに、秋の全国火災予防運動が行われます。

昨年、県内の火災発生件数は約1,900件で、54名の尊い命が失われています。このうち、住宅火災については、発生件数は全体の約3割、亡くなられた方は、放火を除くと約9割を占めております。住宅火災への対策は、「火災警報器」の設置が非常に効果的でございます。火災の早期発見により、逃げ遅れや全焼などの被害を抑えることができます。「火災警報器」を設置している場合は、設置していない場合と比べて、死者の発生は約4割、損害の程度はおおむね半分に減少するという統計結果も出ているところでございます。しかしながら、本県における「火災警報器」の設置率は約75%で、4軒に1軒は設置されていない状況となっております。

そこで県民の皆様へお願いです。「火災警報器」をまだ設置していない方は、自分や家族を守るために、必ず設置していただくようお願いをいたします。また、既に設置されている方も、お宅にある「火災警報器」が正常に作動するか御確認ください。さらに、10年以上経っている古いものは、取り替えるようにお願いをいたします。

県では、このほかにも、地震による電気火災を防ぐために有効な「感震ブレーカー」の設置促進など、消防機関や関係団体と協力して、火災予防の普及啓発に取り組んでいるところでございます。県民の皆様におかれましては、この機会に火災予防への関心を深めていただき、大切な家族の命や財産を守るため、日頃から火の用心に心がけていただきたいと思います。

この時期にお勧めの耳より情報(「ディスカバー千葉」宿泊者優待キャンペーン第2弾について)

知事

最後は、「この時期にお勧めの耳寄り情報」でございます。御好評につき、「『ディスカバー千葉』宿泊者優待キャンペーン」の第2弾を、明日30日から実施いたします。

このキャンペーンは、千葉の旅をお得に楽しんでいただくため、県内の参加施設に宿泊すると、1人当たり最大5,000円がキャッシュバックされるものでございます。明日から実施される第2弾でも、抽選で20万人の方にキャッシュバックを行います。応募方法や利用条件など、詳しくは専用のホームページを御覧ください。また、本県の宿泊施設を利用していただいた方に、イセエビやキンメダイなど、地域自慢の水産物の一品サービスや、お米や野菜などのおいしい農産物のプレゼントも引き続き行われます。その地域ならではの「おもてなし」も、併せてお楽しみください。

これから見頃を迎える紅葉や、冬場のイルミネーション、早春の花めぐりなど、このキャンペーンを利用し、様々な千葉の魅力を味わっていただきたいと思います。なお、お出かけされる際には、感染防止策をしっかり取っていただくよう改めてお願いを申し上げます。皆様のお越しを心よりお待ちしております。私からは以上でございます。

質疑応答

記者

よろしくお願いします。先日、西村経済再生担当大臣が、コロナ対策として年末年始の休暇を分散してほしいという要請をしました。近く全国の知事会にも呼びかけるということですが、現時点で知事のお考えをお願いします。

知事

はじめ、11日って、ぱっとそのときは受け入れたものですから、そんな長い間を休むのかと勘違いした方も私だけではないんじゃないかなと思いますけれども。やっぱり非常に大変なところも出てくるんではないかなと、学校関係も含めてですね。ですから、休暇の分散取得の奨励が提言されたことは承知しておりますが、今後、国の動きや他団体の状況を確認しながら検討してまいりたいと、そのように思います。

記者

ありがとうございます。私のほうからは以上です。

記者

よろしくお願いします。私からは2点お伺いしたいと思います。まず1点目ですけれども、26日に知事とも親しい菅総理が国会での所信表明演説をされました。その中に、例えば2050年までに温室効果ガスゼロの宣言や、デジタル庁に代表される行政のデジタル化などが盛り込まれておりますけれども、こういった菅総理の所信表明演説についての森田知事の御所感をお聞かせください。

知事

菅総理は、新型コロナウイルス対策やデジタル庁の創設など、いろんな課題に対して期限を示したり、また、スピード感を持ってしっかりと取り組んでいくという、そういう話で、私は非常にこれから日本国を引っ張っていくんだという力強さを感じたところでございます。

記者

ありがとうございます。もう1点ですけれども、こちらは知事選に関することです。これまで自民党の県連が擁立を目指していた鈴木大地さんの知事選の出馬が、本人の御意向や森元首相の反対などで困難になったというような模様なんですけれども、こういった知事選を巡る情勢の変化を受けて、知事御自身のお考えについて、改めて知事選に対するお考えで何かあればお願いします。

知事

来年の五輪において、鈴木大地さんは良い候補だなと、そのように思っております。私自身のことは、周りの状況がどのように変化しようと、今現状の千葉県、そして、5年後、15年後を見据えて、しっかりと考え、そして今の自分なら何ができるか、これからどうするかということを熟考しながら、自分で決めた手順で述べさせていただきたいと、そのように思っております。

記者

今、御自分で決められた手順でとおっしゃいましたけれども、これまで知事は自らの今後については、台風のシーズンなり、新型コロナウイルス感染症の感染の拡大状況などを踏まえてお話しされるとおっしゃっていますね。そのお考えに今もお変わりはないですか。

知事

そうですね。現状をしっかり見て、県民本位に考えて、どういうことを、言うなれば整理整頓を含めて考えてまいりたいと、そのように思っています。

記者

ありがとうございます。

記者

よろしくお願いします。今の知事選に関する御質問の中で、知事は鈴木大地さんが良いとおっしゃいましたけれども、その鈴木大地さんの擁立が困難な情勢になったことそのものへの御所感をお伺いします。

知事

去年の早い時期にいろいろ、自民党県連のほうから、出るのか出ないのか、そんなようなことを言われました。そのときは、まだ時間があるけれども、私はまだそんなことは考えていないし、言うつもりもないというような話をしました。毎回、2期目も3期目もそうでしたが、1月頃、私は自分の考えを述べさせていただいたと。そうしたら、そのときになって急に出ないと言われても、県連としても大変なことだと。返事を聞きたいですと言われたから、だったら、どうぞお探しくださいと。やっぱりお探しになって、その人がいいなら、それは県連としておやりになったらいかがですかと、そのような気持ちで話したのでございます。私は鈴木大地さんという方は個人的に特にお話ししたことはございません。パーティー等で二言三言話したことはあります。金メダリストでもあり、来年は五輪でございます。それから、千葉県出身ということもありまして、ああ、いい候補者だなあと、私はそう思っております。

記者

もう1点ですけれども、コロナ関連になります。冒頭で呼びかけがありましたが、もう間もなくハロウィンがあり、千葉県は成田山新勝寺など初詣で大変人が混み合うところもあるわけですけれども、年末年始の人の集まりの機会などについて、対策だったり呼びかけがあればお願いします。

知事

年末年始、本当ですよね。どうしても人が集まる行事が多うございます。今はこういう時期でございます。何回も言うようですけれども、ソーシャルディスタンス、それから、手洗い、消毒、マスク。それで、多人数がすごく集まるようなところで、どうしても飲食に伴う大声が出たりするから、飛沫が拡大していく。そのようなことも含めて、それをしっかりお考えになって行動をしていただきたいと、そのように思っています。

記者

ありがとうございました。

記者

知事選の話ですけれども、千葉市の熊谷市長も近く正式に知事選に対する立候補表明をする見通しとなっています。これについては、知事としてはどのように見ていらっしゃるでしょうか。

知事

今まで、私も国会議員時代からずっと何回も選挙をやってきましたから、私はやりたいと思うやつが出ればいいという感じですね。そして、私は人のことを批判したり悪口を言ったりするのは嫌いですから、だから、出ると言ったら頑張ればいいと、そのように思っています。

記者

分かりました。もう1点、鈴木大地さんの話に戻って恐縮なのですけれども、例えばですが、鈴木大地さんの擁立が困難になったというような報告が自民党のほうから来たりという状況はありませんか。

知事

昨日、夕方頃、県連のほうから電話があって、私は驚いたですよ。それまで99%というか、出るというのが決まっていて、いいんじゃないのと、大事なことはみんなで一致団結して押すことだよと、そんなような話をしていた矢先だったので、大変に驚きました。

記者

分かりました。

記者

お願いします。船橋市の物流倉庫会社でのクラスターについてお聞きします。昨日まで84人の感染が確認されていて、船橋市の保健所に聞くと、調査が非常に難航していると、広範囲にわたっていて難しいということなのですけれども、千葉県として対応支援といったお考えがあればお聞かせください。

知事

船橋市の事業所においてのクラスター、10月28日時点で従業員84名確認されております。当該事業者を所管する船橋市保健所のほうで、感染経路、それから事業者への指導等を行っていくことでございますが、居住者が大変広うございます。そういうことも含めて、県としても船橋市と連携しながら、また専門家の御意見を聞きながら、クラスターの実態把握、また、その原因などの分析を行ってまいりたいと、そのように思っております。

記者

ありがとうございます。もう1点、成田空港の関係の質問です。全日空さんが国際線の運航については羽田空港のほうを優先するという方針を打ち出しているのですけれども、先日の会見でも、知事はバランスを考えてほしいということをおっしゃられていますが、その後、具体的な対応などが出てきていれば教えてください。

知事

いろんな話が出ていたものでございますから、担当課のほうから全日空さんに問い合わせましたところ、要するに、羽田空港がいっぱいになってから成田空港を復便する、そういうことではないと。成田空港においても路線の需要が戻れば、随時復便していくと、そのようなお話を頂きました。それと同時に、成田と羽田、言うなれば日本の表玄関でございますから、バランスの取れた航空行政を私はお国にお願いしてまいりたいと、そのように思っております。

記者

ありがとうございます。

記者

私のほうからは、アクアラインの料金の割引についてお伺いしたいのですが、現行では3年ごとに国と協議して割引を決めていくということですが、アクアラインの料金の値下げについて、今後どうあってほしいと知事はお考えでしょうか。

知事

私は客観的に見ても、アクアラインが800円になって、経済的にも人口的にも、大変千葉県にとって、また首都圏にとって良かったと、そのように思っております。ただ、最近は非常に、これはうれしいことなんですけれども、渋滞が出ているということも聞いております。ですから、これは近隣道路の拡幅等も含めて考えていかなければならないなと思いますが、この800円というのは、私は当分続けていくものではないかなと、そのように思っております。

記者

それに関連してですが、先日、菅首相とランチをされたときに、「ひとつ道路のこともお願いします」というふうにお話しされたということを、知事がおっしゃられたのですが、その道路というのは、新しい道路の整備のことなのか、それともアクアラインとか既存のものを含めた意味合いだったのでしょうか。

知事

アクアラインのことはもうずっと話しているので、改めてアクアラインということは言いませんでした。言うなれば千葉県は、第二湾岸も含め、北千葉道路も含め、また本線にアクセスする銚子連絡道路だとか、そういうことも含んで私は「道路関係」と、それをお願いしたのでございます。

記者

知事、また次期知事選のことに戻ってしまうのですが、鈴木大地さんのことは、いい方をお選びになったと県連の幹部の方にもお話しされていたとのことですが、その一方で、立候補の意思を固められている熊谷市長にはどういう印象をお持ちですか。ちょっと先ほどの質問と重なってしまうのですが。

知事

僕は、みんな首長さんはそれなりに頑張っていると思っております。以上です。

記者

ありがとうございました。

内容についてのお問い合わせ先

  • 新型コロナウイルス感染症への対応について
    →健康福祉部健康福祉政策課【電話】043-223-2610
  • ちばと一緒に!販売促進月間について
    →農林水産部流通販売課【電話】043-223-2959
  • 秋季全国火災予防運動について
    →防災危機管理部消防課【電話】043-223-3692
  • この時期にお勧めの耳より情報(「ディスカバー千葉」宿泊者優待キャンペーン)
    →商工労働部観光誘致促進課【電話】043-223-2484

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?