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更新日:令和7(2025)年5月2日

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千葉県保育アドバイザー派遣事業について

保育アドバイザー派遣事業とは

概要

保育アドバイザー派遣事業とは、こどもの科学的な見方や考え方を育むような保育を推進し、県内保育施設における保育の質の更なる向上を図るため、県が委嘱した保育アドバイザーを県内保育所等へ派遣する事業であり、令和5年度から実施しております。

保育所保育指針における「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」のうち、特に

・思考力の芽生え

・自然との関わり、生命尊重

・数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚

に着目し、試行錯誤しながらこれを実践していこうとする実証的な取組(モデル事業)です。

実施方法

県が委嘱した保育アドバイザーを保育施設に月2~3回の頻度で6か月程度派遣します。

保育アドバイザーは主に5歳児を対象に、遊びや生活を通じて、子どもが感じている自然の不思議、物の性質や数量、図形などに関する興味や関心・感覚の芽生えを培い、思考力の基礎を育むような保育実践を行います。

派遣先施設については、施設・市町村・県で協議の上、決定しております。

ご興味のある施設におかれましては、下記記載の問い合わせ先までご連絡ください。

「科学的な見方や考え方を育む保育」のイメージ

虫の脚の数

  • こどもが虫を捕まえたときに「脚は何本あるの?」と問いかける。繰り返し行うことにより、こどもは保育者からの

問いかけがなくとも虫を捕まえたときに脚の数を数えるようになる。

<得られた気づき>

  • トンボやバッタ、アリやチョウは、いずれも脚が6本のグループであることを体得する。

一方で、園庭でよく見かけるダンゴムシは脚が14本で、トンボなどのグループでないことを感じ取る。

 

泥遊びからの発見

  • 水を入れたバケツに落ち葉、小石を入れる。浮いた葉を小枝ですくい、お皿に移す。
  • 葉が水に浮いていることに気づき、釣りをイメージする。石を釣ろうとするが浮かんでこない。
  • 透明なバケツを提案。「葉っぱは浮くけど、石は重いから下に行っちゃうのかな?」

<得られた気づき>

  • ものと水の浮力関係を見える化したことで、石が沈むことに気づく。

 

砂の流しそうめん

  • 玩具の筒をつなげてボール転がし → ルートをイメージし、パーツを選んでボールを転がす。
  • 牛乳パックでコースを作り、ボール転がし

→切り貼り、組み合わせをしながらイメージに近づける。流しそうめんのイメージで砂を流すが、

「うまく流れないよ。」、「もっと高くする?」

<得られた気づき>

  • イメージを実現するための道具や形を皆で試行錯誤する中で、「学び」を友達と共有し、工夫につなげる。

実践の様子

その他、取組の成果を取りまとめましたので、こちらを御参照ください。

→ 千葉県保育アドバイザー事例集(表紙~事例紹介その3)(PDF:5,385KB)

→ 千葉県保育アドバイザー事例集(事例紹介その4~総括アドバイザーコメント)(PDF:4,026.3KB)

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部子育て支援課法人指導班

電話番号:043-223-2321

ファックス番号:043-222-9939

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