(平成30年度)青葉の森公園芸術文化ホール指定管理者評価結果について

伝統芸能（能専用舞台）及び県民参加による優れた芸術文化の普及・創造・発表及び鑑賞等の拡充を図る。

• (1)文化活動のための施設の提供
• (2)集会のための会場の提供
• (3)県民の芸術文化の振興を図るための事業の企画及び実施
• (4)その他文化会館の設置の目的を達成するための業務

管理業務の実施状況に関する事項

施設の設置目的・法令等の遵守等

A

千葉県立文化会館の設置及び管理に関する条例、千葉県立文化会館管理規則、千葉県立文化会館利用申込受付事務取扱要綱等を遵守し適切に実施した。個人情報は適正に管理されていた。

安全性の確保

A

地震・火災発生を想定した総合防災訓練を2回行い、来場者を交えての大規模な避難訓練コンサートを実施するなど地域住民とも連携しながら防災意識の向上に努めている。舞台・照明・音響設備については、事前の動作確認を行い、事故防止を徹底している。

適切な管理運営

A

警備、清掃等は適当に実施されており、安全及び清潔な環境が提供された。マナー・接遇研修の実施や窓口での筆談器でのやりとり等、あらゆる人が利用しやすい環境整備など様々な配慮がされている。

適切な財産管理

A

職員による日常点検、設置業者による定期的な保守点検を行い、安全な管理に努めた。施設内の不具合を発見した際は、県に速やかに報告するとともに、場合に応じて職員で対応するなど、適切に対処した。

事業の企画運営に関する事項

事業の実施

（必須事業）

S

県民が優れた文化芸術にふれることができる鑑賞機会の提供、伝統芸能の普及・振興に関する事業等、自主事業を36件実施した。能舞台設置期間でもある「伝統芸能週間」を中心に、「青葉能」「青葉寄席」等を行ったことや、「伝統文化の森まつり」では、佐原祭りの紹介、県内民俗芸能団体の実演を実施するほか、来場者が伝統文化に触れる機会を創出し、伝統文化の魅力発信を積極的に行った。

サービスの向上

地域の連携等

A

スタッフで連絡協議会を月一回実施し、お客様の声や気づいた点、問題点等の協議を行い、サービスの向上に努めた。県内各地で活動している地域団体や教育委員会、博物館等と連携して事業を実施することや、館で働くサポーターを募り、ホールで活躍できる機会を創出した。

施設利用状況に関する事項

A

ホール利用率は77.7％、施設利用人数は12万4千人で、いずれも前年度より増加となった。

管理運営体制

A

会館を運営するための適切な人員配置がなされている。運営に係る接遇研修や維持管理に係る技術研修等を実施し、職員の能力向上に努めている。

収支状況

A

設備機器の効率運転を行うほか、LED型照明を館内に積極的に導入するなど光熱費の抑制に努めており、収支決算の内容は、収入・支出とも計画と比較して適正に執行されており、指定管理者の財務状況は健全である。

利用者意見の反映

利用者満足度

A

通年、館内の施設の清潔さや職員の対応等についてアンケートを実施しているが、「きれい」が92％であった。また事務所、警備、清掃への接客姿勢に関する利用者アンケートでは、「とても良い」「良い」を合わせ約87.6％であり、施設への満足度は高い。